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第13章 勇者と憤怒の紋章編
第150話 バグ聖女と暴れ馬! ☆
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【暴れ馬召喚】
異世界のスキル。
MPを消費して異世界の暴れ馬を召喚する。
気性の荒さ故に、手なずけるには困難を極める。
召喚されたものは一定時間が経過すると強制送還される。
召喚者が暴れ馬に乗る事で、騎乗ボーナスが付与。
騎乗経験値取得時に大幅なボーナスが発生。
コントローラースキルにより、操作も可能。
…………
喧嘩上等の文字を背負った白い特攻服姿の少女が、金糸の美しい髪をなびかせて、木々が覆い茂る南の森を猛スピードで駆け抜けていた!
少女の目に映る景色が後ろへと追いやられ、次々と新しい景色が飛び込んでくる。
道なき道を飛び越えて、高速で駆け抜ける馬に股がる聖女が、木々の間を疾走する。
「アハハハハハハ! コイツご機嫌だぜ! お? 道が塞がってやがる!」
時速100キロを軽く超えるスピードを維持したまま、彼女は遥か前方に横たわる倒木を発見する。
モニター越しに世界を俯瞰していたヒロが、最短最速のコースを弾き出しコントローラーを操作する。
(リーシア体重を後ろに掛けてバランスを取ってください)
「任せろ! 行っくぜ~!」
聖女がアクセルを絞り込むと、鋼鉄の馬が前輪を跳ね上げる!
少女が馬の背中で立ち上がり、腕に力を込めて暴れ馬を力尽くで押さえつけていた。
「言う事を聞きやがれ!」
聖女の気合を込めた声に、馬は前輪を跳ね上げたまま、後輪だけで爆走する。
(跳びますよ! 着地のバランスに気をつけて!)
ヒロのコントロールによって、後輪だけで走る馬が地面にできた段差に乗り上げると、後輪が跳び上がり、その巨体が宙を飛んだ!
重さ200キロを軽く超える鋼鉄の馬が、倒木を軽く飛び越え、華麗に着地を決める。
「ヨッシャ~ッ!」
聖女が片手でガッツポーズすると、体重を前に掛け、跳ね上げた前輪を再び地面にねじ伏せてシートに腰を下ろした。
南の森を疾走する異形なる鋼鉄の馬……ヒロの元いた世界では珍しくもない、オフロードバイクが異世界の森を爆走する!
(リーシア、この先は道が大きく窪んでいます! スピードを落として迂回してください!)
ヒロが簡易MAPに表示された地形とモニターに映る映像から、状況を瞬時に読み取り聖女をナビゲートする。
「時間がねえ! ヒロ、突っ切ろうぜ!」
(リーシアなら言うと思いました……走行ラインは構築済みです。行きますよ!)
ヒロがコントローラーのアクセルボタンを押すと、それに連動して聖女の右手がアクセルを回す! すると163馬力のモンスターマシンが咆哮を上げて加速した!
腕の中で暴れ回るハンドル……チョットでも油断すれば制御不能となり、聖女を振り落とそうと暴れまくる鋼鉄の暴れ馬を、少女が無理やり力で制御する!
シートから立ち上がり、前傾姿勢で聖女が体重を掛ける。暴れ馬は立ち上がることを許されず、前輪を少しだけ浮かせた状態で、森にできた窪地を飛び越えた。
<i540832|35517>
空中で見事なバランスとり、暴れ馬が十メートルもの空を駆け抜ける!
着地の衝撃で振り落とされないよう、バイクに股がる足に力を入れ聖女は踏ん張る。
重量200キロを超える巨体が地面に着地すると、衝撃で周りに地響きが起こっていた。
着地の衝撃で転倒しそうになる暴れ馬を、小柄な少女が巧みに操り体勢を立て直すのに成功する。
「あっぶね~、振り落とされるかと思ったぜ! こいつ隙を見せたら容赦なく暴れやがる。憤怒と戦うよりコイツと走る方が大変だぜ」
暴れ馬を走らせるだけで体力を消耗した聖女がぼやいていた。
(ですが、おかげでたった20分で憤怒に追いつけました。もう奴は目と鼻の先です)
「頑張った甲斐があったぜ」
最高時速160キロに達するモンスターマシンのおかげで、ヒロと聖女は50キロ以上離されていた距離をわずかな時間で詰めていた。
平原ならいざ知らず、木々が生い茂る森の中の移動という点では驚異的なスピードだった。
「憤怒は一人だけなのか?」
(おそらく、アリアさんやムラクさんはここから数キロ離れた位置にいます。たぶんシーザー君に取り憑いたのはいいが、オークヒーローの眷属強化スキルがない所為で、憤怒は単独で人を滅ぼそうとアルムの町に向かっているみたいですね)
ヒロがオートマッピングの機能で、アリア達の現在位置を確かめていた。
(それとシーザー君の体では、非力すぎて力を出し切れないと見ました。カイザーと比べて移動スピードはそれほど速くありません。子供の体では出せる力に限界があるみたいですね)
「力を隠している可能性もある。油断できねえ!」
(ですね。それと問題は、どうやってシーザー君から憤怒の紋章を引っぺがすかですが……ここは小細工がいりますね。策を練ります。リーシア少し運転を任せて大丈夫ですか?)
「ああ、だいぶコイツの乗り方が分かってきたから、大丈夫だぜ!」
(お願いします)
するとヒロは、憤怒の攻略方法を模索するため、意識を思考の海へとダイブさせた。
「任された! さあ、お前もいい加減大人しくなりやがれ!」
少女はアクセルを戻し左ハンドルについたクラッチを切りと、足でチェンジペダルを踏みギアを上げた! クラッチを離しアクセルを再び回すとバイクはさらに加速する。
「ヒャッホー!」
体を左右に傾けて、木々の間を縫うように聖女は走り抜ける。最初の頃はおっかなビックリでバイクに跨ってしがみついていた少女が、ヒロのコントロールにより、たった数十分でバイクの操作方法をマスターしていた。
高速に流れる景色とスピードに魅せられた聖女は、さらなるスピードを求めアクセルを回す……するとバイクの内部機関が凄まじい音を立て、マフラーから黒い廃棄ガスを吐きだした。
グングン速度を上げるバイク……だが、そんな少女の前に密集した木々が連なって現れる。
どう見ても木々の間を通れる幅はなく、スピードを落とし迂回するしかない状況で、地面の状態を確かめた聖女はアクセルを緩めない。
気を練り闘気を右足にまとう少女とバイクが、地面の段差を利用して宙を飛ぶ!
「覇神六王流!」
ハンドルと体の傾きで、バイクが空中で横に回転しながら行手を阻む木に向かい、リーシアの蹴りが打ち出される!
「螺旋爆砕脚!」
螺旋の捻りを加えられながら、猛スピードで迫る木に蹴りが打ちつけられ瞬間、爆発的な力が木を内部から爆散し吹き飛ばしていた!
開いた空間に飛び込み空中で一回転すると、そのまま地面に華麗な着地を決め、何事もなかったかのように聖女はバイクを走らせていた。
「おっ! 今のはいい感じだったな。この調子で頼むぜ相棒」
聖女が無意識で、素直に言うことを聞いた暴れ馬のガソリンタンクを優しく撫でて褒めていた。
その瞬間、リーシアの頭の中にシステム音が鳴り響く。
〈【騎乗スキルLV1】を獲得しました〉
〈ユニークスキル【人馬一体】を獲得しました〉
「おっ? なんか新しいスキルを覚えた!」
バイクの性能とリーシアの身体能力、そして母親譲りの才能が合わさった時、聖女にさらなる力がもたらされた!
スキル効果のおかげか、暴れ馬は急に大人しくなり、聖女の思う通り素直に走り出すと、不思議な事にタイヤを通じて地面の感触が少女に伝わって来る。
「何だこれ? コイツに乗っているというか……オレがコイツになって走ってる? 変な感じだな? よく分かんね~けど、まあ思い通りに動くと思うばいいか……良し、あと少しだから頑張ってくれよ」
聖女の問いに答えるかのように、エンジンが高らかに嘶く。
軽快に森の中を、鼻歌交じりで駆け抜ける聖女……手足のようにバイクを動かす彼女の視界に、ついに目的の者が見えた。
「ヒロ! 追いついたぜ!」
(はい。見えています。やはり単独でアルムの町を目指しているみたいですね)
モニター越しのヒロの目に、背の低い……子供の足とは思えない速度で走るシーザーの姿が映し出されていた。
「あの子を助ける手は考えついたのか?」
(ええ、もちろんです。憤怒との距離を維持してください。今から説明します)
「分かった」
すると聖女がアクセルを戻し、憤怒とのスピードを同じに保ち、森の木々を難なく避けながら走り続ける。
(リーシア、運転が短時間にうまくなりましたね? あれだけ制御に四苦八苦していたのに?)
「ああ、さっき新しいスキルを覚えたんだけど、多分それのせいだな」
(新しいスキルですか? どれどれ……お! なるほど……これは使えそうですよ。プランに修正を加えましょう)
「プラン?」
(憤怒の紋章を騙し、シーザー君から奴を引っぺがす作戦の事です。名付けて『憤怒ドッキリ大作戦!』)
「なんだそりゃ⁈」
(フッフッフッフッ、さあ憤怒の紋章よ……お前がこのドッキリに耐えられるか見ものですよ! アッハッハッハッハッハッ!)
そこには真っ黒な顔したダークヒロが、高らかな声を上げて笑っていた!
〈絶望を超える者との……最後の戦いの幕が上がる!〉
異世界のスキル。
MPを消費して異世界の暴れ馬を召喚する。
気性の荒さ故に、手なずけるには困難を極める。
召喚されたものは一定時間が経過すると強制送還される。
召喚者が暴れ馬に乗る事で、騎乗ボーナスが付与。
騎乗経験値取得時に大幅なボーナスが発生。
コントローラースキルにより、操作も可能。
…………
喧嘩上等の文字を背負った白い特攻服姿の少女が、金糸の美しい髪をなびかせて、木々が覆い茂る南の森を猛スピードで駆け抜けていた!
少女の目に映る景色が後ろへと追いやられ、次々と新しい景色が飛び込んでくる。
道なき道を飛び越えて、高速で駆け抜ける馬に股がる聖女が、木々の間を疾走する。
「アハハハハハハ! コイツご機嫌だぜ! お? 道が塞がってやがる!」
時速100キロを軽く超えるスピードを維持したまま、彼女は遥か前方に横たわる倒木を発見する。
モニター越しに世界を俯瞰していたヒロが、最短最速のコースを弾き出しコントローラーを操作する。
(リーシア体重を後ろに掛けてバランスを取ってください)
「任せろ! 行っくぜ~!」
聖女がアクセルを絞り込むと、鋼鉄の馬が前輪を跳ね上げる!
少女が馬の背中で立ち上がり、腕に力を込めて暴れ馬を力尽くで押さえつけていた。
「言う事を聞きやがれ!」
聖女の気合を込めた声に、馬は前輪を跳ね上げたまま、後輪だけで爆走する。
(跳びますよ! 着地のバランスに気をつけて!)
ヒロのコントロールによって、後輪だけで走る馬が地面にできた段差に乗り上げると、後輪が跳び上がり、その巨体が宙を飛んだ!
重さ200キロを軽く超える鋼鉄の馬が、倒木を軽く飛び越え、華麗に着地を決める。
「ヨッシャ~ッ!」
聖女が片手でガッツポーズすると、体重を前に掛け、跳ね上げた前輪を再び地面にねじ伏せてシートに腰を下ろした。
南の森を疾走する異形なる鋼鉄の馬……ヒロの元いた世界では珍しくもない、オフロードバイクが異世界の森を爆走する!
(リーシア、この先は道が大きく窪んでいます! スピードを落として迂回してください!)
ヒロが簡易MAPに表示された地形とモニターに映る映像から、状況を瞬時に読み取り聖女をナビゲートする。
「時間がねえ! ヒロ、突っ切ろうぜ!」
(リーシアなら言うと思いました……走行ラインは構築済みです。行きますよ!)
ヒロがコントローラーのアクセルボタンを押すと、それに連動して聖女の右手がアクセルを回す! すると163馬力のモンスターマシンが咆哮を上げて加速した!
腕の中で暴れ回るハンドル……チョットでも油断すれば制御不能となり、聖女を振り落とそうと暴れまくる鋼鉄の暴れ馬を、少女が無理やり力で制御する!
シートから立ち上がり、前傾姿勢で聖女が体重を掛ける。暴れ馬は立ち上がることを許されず、前輪を少しだけ浮かせた状態で、森にできた窪地を飛び越えた。
<i540832|35517>
空中で見事なバランスとり、暴れ馬が十メートルもの空を駆け抜ける!
着地の衝撃で振り落とされないよう、バイクに股がる足に力を入れ聖女は踏ん張る。
重量200キロを超える巨体が地面に着地すると、衝撃で周りに地響きが起こっていた。
着地の衝撃で転倒しそうになる暴れ馬を、小柄な少女が巧みに操り体勢を立て直すのに成功する。
「あっぶね~、振り落とされるかと思ったぜ! こいつ隙を見せたら容赦なく暴れやがる。憤怒と戦うよりコイツと走る方が大変だぜ」
暴れ馬を走らせるだけで体力を消耗した聖女がぼやいていた。
(ですが、おかげでたった20分で憤怒に追いつけました。もう奴は目と鼻の先です)
「頑張った甲斐があったぜ」
最高時速160キロに達するモンスターマシンのおかげで、ヒロと聖女は50キロ以上離されていた距離をわずかな時間で詰めていた。
平原ならいざ知らず、木々が生い茂る森の中の移動という点では驚異的なスピードだった。
「憤怒は一人だけなのか?」
(おそらく、アリアさんやムラクさんはここから数キロ離れた位置にいます。たぶんシーザー君に取り憑いたのはいいが、オークヒーローの眷属強化スキルがない所為で、憤怒は単独で人を滅ぼそうとアルムの町に向かっているみたいですね)
ヒロがオートマッピングの機能で、アリア達の現在位置を確かめていた。
(それとシーザー君の体では、非力すぎて力を出し切れないと見ました。カイザーと比べて移動スピードはそれほど速くありません。子供の体では出せる力に限界があるみたいですね)
「力を隠している可能性もある。油断できねえ!」
(ですね。それと問題は、どうやってシーザー君から憤怒の紋章を引っぺがすかですが……ここは小細工がいりますね。策を練ります。リーシア少し運転を任せて大丈夫ですか?)
「ああ、だいぶコイツの乗り方が分かってきたから、大丈夫だぜ!」
(お願いします)
するとヒロは、憤怒の攻略方法を模索するため、意識を思考の海へとダイブさせた。
「任された! さあ、お前もいい加減大人しくなりやがれ!」
少女はアクセルを戻し左ハンドルについたクラッチを切りと、足でチェンジペダルを踏みギアを上げた! クラッチを離しアクセルを再び回すとバイクはさらに加速する。
「ヒャッホー!」
体を左右に傾けて、木々の間を縫うように聖女は走り抜ける。最初の頃はおっかなビックリでバイクに跨ってしがみついていた少女が、ヒロのコントロールにより、たった数十分でバイクの操作方法をマスターしていた。
高速に流れる景色とスピードに魅せられた聖女は、さらなるスピードを求めアクセルを回す……するとバイクの内部機関が凄まじい音を立て、マフラーから黒い廃棄ガスを吐きだした。
グングン速度を上げるバイク……だが、そんな少女の前に密集した木々が連なって現れる。
どう見ても木々の間を通れる幅はなく、スピードを落とし迂回するしかない状況で、地面の状態を確かめた聖女はアクセルを緩めない。
気を練り闘気を右足にまとう少女とバイクが、地面の段差を利用して宙を飛ぶ!
「覇神六王流!」
ハンドルと体の傾きで、バイクが空中で横に回転しながら行手を阻む木に向かい、リーシアの蹴りが打ち出される!
「螺旋爆砕脚!」
螺旋の捻りを加えられながら、猛スピードで迫る木に蹴りが打ちつけられ瞬間、爆発的な力が木を内部から爆散し吹き飛ばしていた!
開いた空間に飛び込み空中で一回転すると、そのまま地面に華麗な着地を決め、何事もなかったかのように聖女はバイクを走らせていた。
「おっ! 今のはいい感じだったな。この調子で頼むぜ相棒」
聖女が無意識で、素直に言うことを聞いた暴れ馬のガソリンタンクを優しく撫でて褒めていた。
その瞬間、リーシアの頭の中にシステム音が鳴り響く。
〈【騎乗スキルLV1】を獲得しました〉
〈ユニークスキル【人馬一体】を獲得しました〉
「おっ? なんか新しいスキルを覚えた!」
バイクの性能とリーシアの身体能力、そして母親譲りの才能が合わさった時、聖女にさらなる力がもたらされた!
スキル効果のおかげか、暴れ馬は急に大人しくなり、聖女の思う通り素直に走り出すと、不思議な事にタイヤを通じて地面の感触が少女に伝わって来る。
「何だこれ? コイツに乗っているというか……オレがコイツになって走ってる? 変な感じだな? よく分かんね~けど、まあ思い通りに動くと思うばいいか……良し、あと少しだから頑張ってくれよ」
聖女の問いに答えるかのように、エンジンが高らかに嘶く。
軽快に森の中を、鼻歌交じりで駆け抜ける聖女……手足のようにバイクを動かす彼女の視界に、ついに目的の者が見えた。
「ヒロ! 追いついたぜ!」
(はい。見えています。やはり単独でアルムの町を目指しているみたいですね)
モニター越しのヒロの目に、背の低い……子供の足とは思えない速度で走るシーザーの姿が映し出されていた。
「あの子を助ける手は考えついたのか?」
(ええ、もちろんです。憤怒との距離を維持してください。今から説明します)
「分かった」
すると聖女がアクセルを戻し、憤怒とのスピードを同じに保ち、森の木々を難なく避けながら走り続ける。
(リーシア、運転が短時間にうまくなりましたね? あれだけ制御に四苦八苦していたのに?)
「ああ、さっき新しいスキルを覚えたんだけど、多分それのせいだな」
(新しいスキルですか? どれどれ……お! なるほど……これは使えそうですよ。プランに修正を加えましょう)
「プラン?」
(憤怒の紋章を騙し、シーザー君から奴を引っぺがす作戦の事です。名付けて『憤怒ドッキリ大作戦!』)
「なんだそりゃ⁈」
(フッフッフッフッ、さあ憤怒の紋章よ……お前がこのドッキリに耐えられるか見ものですよ! アッハッハッハッハッハッ!)
そこには真っ黒な顔したダークヒロが、高らかな声を上げて笑っていた!
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