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第7章 勇者と絶望編
第70話 希望よ、絶望を斬り開け!
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「クッ、もうチャージが……距離を取らないと!」
「逃すト思うか?」
ヒロは再チャージの時間を稼ごうと、後ろへ飛び距離を取ろうとする。しかしカイザーはそれを見逃さず、狙いをヒロに定めバルバードを振りかぶる!
「まさか⁈」
「食らエ!」
カイザーが渾身の力で腕を振り抜き、ヒロの着地を狙ってハルバードを投げつけた。
チャージが切れたショートソードで受ければ、武器を破壊されかねない威力を秘めた攻撃がヒロに襲いかかる。しかしハルバードの軌道を瞬時に見定めたヒロは、着地と同時に横に跳び緊急回避に移る。
辛くも前回り受け身の要領でカイザーの攻撃を回避すると、投げつけられたハルバードは、地面に深く突き刺さってしまう。
「いまだ!」
ヒロがチャンスと、さらに距離を取りチャージを開始しようとするが――
「させヌ!」
――ヒロが黄金の光をまとうヒマなど、カイザーは与えてくれない。回避直後の隙を狙って、カイザーがヒロの前に飛び出していた。
ヒロが気がついた時にはすでに遅く、カイザーが固く握った右拳を打ち出したあとだった。
カイザーは守りながらのカウンター攻撃は無駄だと悟り、絶対防御のスキルを捨て、攻めて攻めて攻めまくる、超攻撃的スタイルにシフトしていた。
なにも絶対防御スキルや武器なくば戦えない訳ではない。むしろ武器を捨てることで攻撃がコンパクトになり、より攻撃が当てやすくなる。カイザーの素手を用いた闘いが、ヒロの予想を超えた攻撃を繰り出す。
「避けられない……なら!」
迫る拳を見たヒロは、避けられないと判断するや否や、防御を捨て逆に攻撃の選択肢を選ぶ。
カイザーの拳が当たるよりも早く、前に一歩踏み出したヒロは、右拳をカイザーの左胸に向かって打ち出していた。
後の先を取るヒロの拳が、先にカイザーの左胸に当たると同時に、身体を岩の様に固くするイメージで全身の関節と筋肉を硬く締める。
前に出ようとするカイザーの身体が、ガッシリと地面に根を張ったようなヒロに当たり負けた。
カイザーの拳はヒロに当たる事なく、体を後退させられる。
「何! 我ガ打ち負けただト? だが!」
次の瞬間、カイザーの姿が忽然とヒロの視覚から消えた。
「なっ⁉︎」
190cmを超える巨体が消えた……否、ヒロは視線をさらに下に落とすと、腰を落として屈んだカイザーの姿が見えた。
「その巨体で器用な!」
カイザーは地面に両腕を置き支点にすると、ヒロの足を狙って下段蹴りを仕掛けてくる。
「Bダッシュ!」
Bダッシュとジャンプで足払いを回避したヒロは、そのままカイザーの頭上を通り抜けショートソードを振るう!
「喰らえ!」
「……」
だが、ショートソードの一撃は、オークヒーローの体に当たると攻撃を弾いてしまう。カイザーは攻撃の放たれた瞬間、剣身が輝いていないと見るや、息を止め【絶対防御】を発動していた。
カイザーは攻撃を弾くとそのまま立ち上がり、空中で無防備な姿を見せるヒロに、ハイキックを蹴り出す。
それはヒロやリーシアが見せた、円の動きによる無駄のない連続蹴りだった。
「お前たちかラ学んだ技だ! 受け取れ!」
「クソッ!」
空中にいたヒロは、横から迫る蹴りが回避不可能と悟るとショートソードを盾に、腕と足を丸め防御体制で蹴りを待ち受ける。
カイザーの攻撃がヒットした瞬間、ヒロは蹴り飛ばされた!
クリーンヒットだけは免れた。だがカイザーの蹴りは防御を突破し、ヒロは体の芯にまでダメージが入れられてしまう。
蹴りの勢いは止まらず、地面をバウンドして転がるヒロの目に、バルバードを手にしようと走るカイザーの姿が映っていた。
「間に合えぇぇぇぇ!」
今の状況で攻撃を受ければどうなるか……ヒロは転がりながら衝撃を逃すと同時に、ショートソードへの再チャージをすでに開始していた。
正確に言えば、ヒロはカイザーに蹴り飛ばされた瞬間からチャージを開始していたのだ。
オークヒーローはまんまとヒロに騙されていた……ハルバードを投げる前から、再チャージするための策は始まっていたのだ。
ハルバードの一撃よりも、当たっても生き残れる可能性が高い格闘戦に持ち込み、攻撃を受け吹き飛ばされる時間すらも、再チャージの時間に当て込んでいたのだ。
ヒロの吹き飛ばされた転がり着いた場所から、カイザーまでの距離は10メートル。
ヒロは転がる事で衝撃を逃して立ち上がった時、バルバードを手にしたカイザーが、すでにヒロの元へ走り出していた。
ヒロのショートソードの輝きが失われ、再び絶対防御スキルが有効になったと悟ったカイザーは、このチャンスに全てを掛ける。
「戦士ヒロ、サラバだ。パワースラム!」
凄まじい威圧と闘気をハルバードに乗せ、後ろ手に構えたカイザーが跳躍すると、振り被ったハルバードが……絶望の一撃がヒロの頭上に振り下ろされた!
その一撃は、地面にクレーターを作り出した時に感じたものと同一の気配……生半可な防御では防げない。
だが、その絶望の一撃にヒロの目は臆してなどいなかった……それは手に持つショートソードが、黄金の輝きを放ち、夜の闇を照らし出していたからだった!
「この勝負、僕の勝ちだ!」
ギリギリだった……まさに数秒の時間が生死を分ける戦いにおいて、ヒロは賭けに勝った。
カイザーは再び輝きを取り戻した剣を見ても、攻撃を止めない。あの輝きがある以上、もう絶対防御スキルは意味を成さない。ならば防御を捨て、生命すら捨てる覚悟を……全てをその一撃に掛けて勝負に挑む。
ヒロはショートソードを上段に構えて、再チャージした勇気を、全て解放するイメージで剣を振り下ろす
(生き残るんだ……リーシアと二人で)
ヒロもまた、その一撃に想いを乗せてカイザーの攻撃を迎え打つ。
「オークヒーロー、お前はここでゲームオーバーだ!」
その言葉と共に、黄金に輝く剣の光が解放されカイザーに向かって解き放たれる。互いに譲れない想いを乗せた一撃が激突する!
静寂の森の中に大音響が鳴り響き、周りの木々が悲鳴を上げる。二人の激突による衝撃の余波が、水面に落ちた波紋のように森の中へ広がっていく。
二人の雄による渾身の一撃が地面にクレーターを作り出し、漆黒に染まる夜の闇を余すことなく黄金の輝きが照らし出していた。
それはまるで夜に昇る太陽のように、二人の周囲を光で包み込んだ。
やがて夜の闇の中に現れた太陽は沈み、再び森に静寂が戻った時、そこには胸に大きな傷を作り片膝をつくカイザーと……血溜まりの中で仰向けに倒れたヒロの姿があった。
ヒロとカイザーの二人は、互いに胸から腹部に掛けて刻まれた傷口からおびただしい量の血を流していた。
【ブレイブポイントを全て消費しました。ブレイブチェンジが強制解除されます。ステータス並びに関連スキルの書き換えスタート……書き換え終了。シークレットスキル『ブレイブ』の限定解除を終了します】
頭の中でシステム音声が流れるが、意識を失ったヒロには届かない。
「互角いや……我の方ガまだ上だッたか……だが、我がココまで手傷を負わせられよウとは……」
「グゥッ……」
ヒロはカイザーの声を聞いて小さな呻き声を上げていた……しかしヒロはピクリとも動かない……意識を失いながらもカイザーの声に無意識に反応していた。
そのうめき声を聞いたカイザーは、フラつきながらも立ち上がると、地面に転がっていたハルバードを拾いながらヒロを見下ろす。
「意識を失ってもなお、我が声に反応したか……面白い! もしかしたら、こやつなら届きうるかもしれん。このタイミングでコイツが現れたのが、女神の運命というならば乗ってやろう! 我が悲願成就のためにな! フッフッフッフッハッハッハッハッハッ!」
オークヒーローの笑い声が、夜の南の森に響き渡るのであった。
【ヒロはオーク言語を習得しました】
【ヒロの各種スキルレベルが上がりました】
〈南の森で、希望が絶望に敗北した……〉
「逃すト思うか?」
ヒロは再チャージの時間を稼ごうと、後ろへ飛び距離を取ろうとする。しかしカイザーはそれを見逃さず、狙いをヒロに定めバルバードを振りかぶる!
「まさか⁈」
「食らエ!」
カイザーが渾身の力で腕を振り抜き、ヒロの着地を狙ってハルバードを投げつけた。
チャージが切れたショートソードで受ければ、武器を破壊されかねない威力を秘めた攻撃がヒロに襲いかかる。しかしハルバードの軌道を瞬時に見定めたヒロは、着地と同時に横に跳び緊急回避に移る。
辛くも前回り受け身の要領でカイザーの攻撃を回避すると、投げつけられたハルバードは、地面に深く突き刺さってしまう。
「いまだ!」
ヒロがチャンスと、さらに距離を取りチャージを開始しようとするが――
「させヌ!」
――ヒロが黄金の光をまとうヒマなど、カイザーは与えてくれない。回避直後の隙を狙って、カイザーがヒロの前に飛び出していた。
ヒロが気がついた時にはすでに遅く、カイザーが固く握った右拳を打ち出したあとだった。
カイザーは守りながらのカウンター攻撃は無駄だと悟り、絶対防御のスキルを捨て、攻めて攻めて攻めまくる、超攻撃的スタイルにシフトしていた。
なにも絶対防御スキルや武器なくば戦えない訳ではない。むしろ武器を捨てることで攻撃がコンパクトになり、より攻撃が当てやすくなる。カイザーの素手を用いた闘いが、ヒロの予想を超えた攻撃を繰り出す。
「避けられない……なら!」
迫る拳を見たヒロは、避けられないと判断するや否や、防御を捨て逆に攻撃の選択肢を選ぶ。
カイザーの拳が当たるよりも早く、前に一歩踏み出したヒロは、右拳をカイザーの左胸に向かって打ち出していた。
後の先を取るヒロの拳が、先にカイザーの左胸に当たると同時に、身体を岩の様に固くするイメージで全身の関節と筋肉を硬く締める。
前に出ようとするカイザーの身体が、ガッシリと地面に根を張ったようなヒロに当たり負けた。
カイザーの拳はヒロに当たる事なく、体を後退させられる。
「何! 我ガ打ち負けただト? だが!」
次の瞬間、カイザーの姿が忽然とヒロの視覚から消えた。
「なっ⁉︎」
190cmを超える巨体が消えた……否、ヒロは視線をさらに下に落とすと、腰を落として屈んだカイザーの姿が見えた。
「その巨体で器用な!」
カイザーは地面に両腕を置き支点にすると、ヒロの足を狙って下段蹴りを仕掛けてくる。
「Bダッシュ!」
Bダッシュとジャンプで足払いを回避したヒロは、そのままカイザーの頭上を通り抜けショートソードを振るう!
「喰らえ!」
「……」
だが、ショートソードの一撃は、オークヒーローの体に当たると攻撃を弾いてしまう。カイザーは攻撃の放たれた瞬間、剣身が輝いていないと見るや、息を止め【絶対防御】を発動していた。
カイザーは攻撃を弾くとそのまま立ち上がり、空中で無防備な姿を見せるヒロに、ハイキックを蹴り出す。
それはヒロやリーシアが見せた、円の動きによる無駄のない連続蹴りだった。
「お前たちかラ学んだ技だ! 受け取れ!」
「クソッ!」
空中にいたヒロは、横から迫る蹴りが回避不可能と悟るとショートソードを盾に、腕と足を丸め防御体制で蹴りを待ち受ける。
カイザーの攻撃がヒットした瞬間、ヒロは蹴り飛ばされた!
クリーンヒットだけは免れた。だがカイザーの蹴りは防御を突破し、ヒロは体の芯にまでダメージが入れられてしまう。
蹴りの勢いは止まらず、地面をバウンドして転がるヒロの目に、バルバードを手にしようと走るカイザーの姿が映っていた。
「間に合えぇぇぇぇ!」
今の状況で攻撃を受ければどうなるか……ヒロは転がりながら衝撃を逃すと同時に、ショートソードへの再チャージをすでに開始していた。
正確に言えば、ヒロはカイザーに蹴り飛ばされた瞬間からチャージを開始していたのだ。
オークヒーローはまんまとヒロに騙されていた……ハルバードを投げる前から、再チャージするための策は始まっていたのだ。
ハルバードの一撃よりも、当たっても生き残れる可能性が高い格闘戦に持ち込み、攻撃を受け吹き飛ばされる時間すらも、再チャージの時間に当て込んでいたのだ。
ヒロの吹き飛ばされた転がり着いた場所から、カイザーまでの距離は10メートル。
ヒロは転がる事で衝撃を逃して立ち上がった時、バルバードを手にしたカイザーが、すでにヒロの元へ走り出していた。
ヒロのショートソードの輝きが失われ、再び絶対防御スキルが有効になったと悟ったカイザーは、このチャンスに全てを掛ける。
「戦士ヒロ、サラバだ。パワースラム!」
凄まじい威圧と闘気をハルバードに乗せ、後ろ手に構えたカイザーが跳躍すると、振り被ったハルバードが……絶望の一撃がヒロの頭上に振り下ろされた!
その一撃は、地面にクレーターを作り出した時に感じたものと同一の気配……生半可な防御では防げない。
だが、その絶望の一撃にヒロの目は臆してなどいなかった……それは手に持つショートソードが、黄金の輝きを放ち、夜の闇を照らし出していたからだった!
「この勝負、僕の勝ちだ!」
ギリギリだった……まさに数秒の時間が生死を分ける戦いにおいて、ヒロは賭けに勝った。
カイザーは再び輝きを取り戻した剣を見ても、攻撃を止めない。あの輝きがある以上、もう絶対防御スキルは意味を成さない。ならば防御を捨て、生命すら捨てる覚悟を……全てをその一撃に掛けて勝負に挑む。
ヒロはショートソードを上段に構えて、再チャージした勇気を、全て解放するイメージで剣を振り下ろす
(生き残るんだ……リーシアと二人で)
ヒロもまた、その一撃に想いを乗せてカイザーの攻撃を迎え打つ。
「オークヒーロー、お前はここでゲームオーバーだ!」
その言葉と共に、黄金に輝く剣の光が解放されカイザーに向かって解き放たれる。互いに譲れない想いを乗せた一撃が激突する!
静寂の森の中に大音響が鳴り響き、周りの木々が悲鳴を上げる。二人の激突による衝撃の余波が、水面に落ちた波紋のように森の中へ広がっていく。
二人の雄による渾身の一撃が地面にクレーターを作り出し、漆黒に染まる夜の闇を余すことなく黄金の輝きが照らし出していた。
それはまるで夜に昇る太陽のように、二人の周囲を光で包み込んだ。
やがて夜の闇の中に現れた太陽は沈み、再び森に静寂が戻った時、そこには胸に大きな傷を作り片膝をつくカイザーと……血溜まりの中で仰向けに倒れたヒロの姿があった。
ヒロとカイザーの二人は、互いに胸から腹部に掛けて刻まれた傷口からおびただしい量の血を流していた。
【ブレイブポイントを全て消費しました。ブレイブチェンジが強制解除されます。ステータス並びに関連スキルの書き換えスタート……書き換え終了。シークレットスキル『ブレイブ』の限定解除を終了します】
頭の中でシステム音声が流れるが、意識を失ったヒロには届かない。
「互角いや……我の方ガまだ上だッたか……だが、我がココまで手傷を負わせられよウとは……」
「グゥッ……」
ヒロはカイザーの声を聞いて小さな呻き声を上げていた……しかしヒロはピクリとも動かない……意識を失いながらもカイザーの声に無意識に反応していた。
そのうめき声を聞いたカイザーは、フラつきながらも立ち上がると、地面に転がっていたハルバードを拾いながらヒロを見下ろす。
「意識を失ってもなお、我が声に反応したか……面白い! もしかしたら、こやつなら届きうるかもしれん。このタイミングでコイツが現れたのが、女神の運命というならば乗ってやろう! 我が悲願成就のためにな! フッフッフッフッハッハッハッハッハッ!」
オークヒーローの笑い声が、夜の南の森に響き渡るのであった。
【ヒロはオーク言語を習得しました】
【ヒロの各種スキルレベルが上がりました】
〈南の森で、希望が絶望に敗北した……〉
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