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第1章 勇者と転生編
第4話 いきなり世界は終わりを迎えた!
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キラキラネーム……一般的な常識から大きく外れた珍しい名前や、読み方に対する表現方法である。
名前とは、親が自分の子供に贈る一番最初のプレゼントであり、こう育って欲しいと願いを込めて、名前を考える人が大半だろう。
だが、中には世界でたったひとりしかいない名前や、願いと期待を込め過ぎてしまい、普通とは少しかけ離れてしまった名前を贈る親も……少なからず存在した。
親としては最高の名前を贈りたかった……悪気はなかったにしても、子供からしてみれば『どうしてこうなった』と、突っ込みを入れたくなる名前を付けられた子供もいる。
日本でも、昔からその時代にしては変わった名前の人は存在していた。最古のキラキラネームをあえて言うならば、平安時代にまで遡れる。
『藤原明子』この名前を読める人はどれだけいるだろうか? 昔の読みならば、『フジワラノメイシ』と言われていたが、近年の読み方を記した文献が発見され、『フジワラノアキラケイコ』と読むのが正確な読みだと判明したのだ。
このように、大昔から存在する初対面の人には、絶対に読み方を間違えられる名前……それがキラキラネームなのである。
ヒーローの父親も、最初は大きな事を成し遂げる男の意味で、「英雄」と書いて「ひでお」の名前で区役所に申請しようとした。
だが提出直前に、神託のような何かが父親の頭に舞い降りてしまった――
「将来、国際社会で活躍する時に『ヒーロー』の方が絶対に受けが良いはずだ!」
――そう言って出生届に、『ヒーロー』の読み仮名をいれて申請してしまったのだ!
当然、母親は明らかにおかしな読み方に怒り、父親に申請のやり直しを迫ったが……父親は折れなかった。
「あの時、私が区役所にいれば絶対に止めていたの……ごめんね」
学校の宿題で、自分の名前の由来を調べた時、母にそう言われた。
幸いにもキラキラネームの所為で、いじめられる事もなく、自分の名前に違和感も持たず男はスクスクと育っていた。
母親は、もし辛かったら父親と離婚してでも、名前を改名して良いからとも言ってくれた。父親も名前以外に関しては寛容で優しく、ヒーローも特に不満を抱かずに成長し、名前を改名することなく生きてきた。
特に名前で困ることはなかったが、もし上げるとすれば、名前の読み間違いだろう……初対面の人が『英雄』の文字を見て、『ヒーロー』と間違えずに呼ばれた事は一度もない。
ヒーローと読める方が、おかしなレベルである。
ヒーローは、女神がステータス画面の名前を見て間違えたとして、今さらな話で怒る気力も沸かなかった。
「失礼しました。名前を間違えて呼んでしまうなんて、申し訳ありません」
女神は悪いことをしたと、頭を必死に下げて謝り出した。
「気にしないでください。慣れていますので、ところでセレス様……って、お呼びすればいいですか?」
「はい。好きにお呼びください。本上《もとがみ》 英雄《ヒーロー》 様」
謝罪を受け入れてくれた事に安堵し、少し英雄の名前を言いづらそうにしながら女神が答える。
「ヒロと呼んで頂いて良いですよ。自分で言うのもなんですが、言い辛い名前の語呂ですから……みんな苗字だけか、名前を略してヒロって呼んでもらってます」
「そうなのですね。それではこれからは、ヒロ様とお呼び致します」
セレスの顔が再び笑顔に戻る。
「ところで、ここは一体どこですか? 確か仕事の休憩中にスマホゲーで遊んでいたはずなんですが……」
「え~と、マナの流れに魂が流されていましたので、何らかの理由でお亡くなりになられたのでしょうが……ヒロ様の生前については、私も何も分からないのです。申し訳ありません」
セレスは頭を下げながら、一生懸命謝ってくれた。
「そうですか……」
「いきなりことで、さぞ驚かれたでしょう。少しずつお話し致します。ヒロ様、ここは貴方がいた世界から遠く離れた世界、ガイヤと呼ばれる異世界です」
「異世界……ガイヤ?」
「私はこのガイヤを管理する三女神の一柱、大地の女神セレスと申します」
「女神セレス様ですね。よろしくお願いします。けれど、なんで僕が異世界に?」
「どこから話せば良いでしょうか……」
セレスは目を閉じると、アゴに手を添えて考え始める。
『ウ~ン』と、可愛く声を出し思案する姿に、相手が女神である事を忘れさせ、見知らぬ女神に対する警戒心が薄らぐ。
「では、ヒロ様の世界とガイヤ……二つの異なる世界の関係性からお話しますね」
説明パートが始まった……。
セレスの話を要約すると、この世界と僕の元いた世界は、近いようで遠い関係なのだと説明してくれた。
元々、二つの世界は次元の壁で分けられており、互いに存在を認識する事は出来ず、異なる世界が交わることは決してないそうだ。
このガイヤには、マナと呼ばれる力が満たされており、全ての魂ある生き物は、このマナの流れの中で生きている。
魂は生まれ、生き、死んでいく……そして長い年月を掛け、魂は癒されまた生まれ変わる。このサイクルを繰り返し、ガイヤの世界は繁栄してきた。
僕の元いた世界に当てはめると、輪廻転生の概念に近いだろう。
ガイヤの世界において魂の総数は決まっており、本来は増える事も減ることも決してない。
だが、極稀にマナの流れに乗るはずの魂が消える事があるらしい。そして逆に今まで存在しなかった魂が、突然マナの流れの中に発生することがあるみたいだ。
ガイヤの世界にはなかった魂は、例外なく稀有な能力を持って生まれ、時代に大きな変革をもたらしてきたそうだ。
女神たちは、この魂が次元の壁を越えて来た別世界のものでないかと推測をしていた。
元の世界でも、明らかに創作と思う超常の力を振るった話が伝説としてあったが、もしかしたら異世界ガイヤの魂が関係していたのかも知れない。
今までに現れた異世界の魂は二つ。いずれの魂もガイヤの世界を救った勇者として語り継がれており、僕はこの世界で三番目の魂らしい。
本来ならば、異世界に来た時点で僕の魂はマナの流れに乗り、記憶を消されてガイヤの世界に生まれる予定だった。
現に僕より前に流れついた二つの魂は、元の魂の記憶をマナの流れで洗い流し、異世界の稀有な能力だけを持って転生したそうだ。
だが今回だけは特別だった……女神の手により、従来通りマナの流れに乗り、記憶を消され転生しようとしていた僕の魂を、危険を冒してまで神界に導いたのだと教えてくれた。
女神が話し終えると、笑顔から真剣な顔に表情を変え、ヒロに願いでる。
「ヒロ様、ガイヤの世界に危機が迫っています。どうか勇者となって、世界をお救い下さい」
「え? お断りします!」
女神の願いは、速攻でお断りされるのだった!
〈いきなり世界は終わりを迎えた!〉
名前とは、親が自分の子供に贈る一番最初のプレゼントであり、こう育って欲しいと願いを込めて、名前を考える人が大半だろう。
だが、中には世界でたったひとりしかいない名前や、願いと期待を込め過ぎてしまい、普通とは少しかけ離れてしまった名前を贈る親も……少なからず存在した。
親としては最高の名前を贈りたかった……悪気はなかったにしても、子供からしてみれば『どうしてこうなった』と、突っ込みを入れたくなる名前を付けられた子供もいる。
日本でも、昔からその時代にしては変わった名前の人は存在していた。最古のキラキラネームをあえて言うならば、平安時代にまで遡れる。
『藤原明子』この名前を読める人はどれだけいるだろうか? 昔の読みならば、『フジワラノメイシ』と言われていたが、近年の読み方を記した文献が発見され、『フジワラノアキラケイコ』と読むのが正確な読みだと判明したのだ。
このように、大昔から存在する初対面の人には、絶対に読み方を間違えられる名前……それがキラキラネームなのである。
ヒーローの父親も、最初は大きな事を成し遂げる男の意味で、「英雄」と書いて「ひでお」の名前で区役所に申請しようとした。
だが提出直前に、神託のような何かが父親の頭に舞い降りてしまった――
「将来、国際社会で活躍する時に『ヒーロー』の方が絶対に受けが良いはずだ!」
――そう言って出生届に、『ヒーロー』の読み仮名をいれて申請してしまったのだ!
当然、母親は明らかにおかしな読み方に怒り、父親に申請のやり直しを迫ったが……父親は折れなかった。
「あの時、私が区役所にいれば絶対に止めていたの……ごめんね」
学校の宿題で、自分の名前の由来を調べた時、母にそう言われた。
幸いにもキラキラネームの所為で、いじめられる事もなく、自分の名前に違和感も持たず男はスクスクと育っていた。
母親は、もし辛かったら父親と離婚してでも、名前を改名して良いからとも言ってくれた。父親も名前以外に関しては寛容で優しく、ヒーローも特に不満を抱かずに成長し、名前を改名することなく生きてきた。
特に名前で困ることはなかったが、もし上げるとすれば、名前の読み間違いだろう……初対面の人が『英雄』の文字を見て、『ヒーロー』と間違えずに呼ばれた事は一度もない。
ヒーローと読める方が、おかしなレベルである。
ヒーローは、女神がステータス画面の名前を見て間違えたとして、今さらな話で怒る気力も沸かなかった。
「失礼しました。名前を間違えて呼んでしまうなんて、申し訳ありません」
女神は悪いことをしたと、頭を必死に下げて謝り出した。
「気にしないでください。慣れていますので、ところでセレス様……って、お呼びすればいいですか?」
「はい。好きにお呼びください。本上《もとがみ》 英雄《ヒーロー》 様」
謝罪を受け入れてくれた事に安堵し、少し英雄の名前を言いづらそうにしながら女神が答える。
「ヒロと呼んで頂いて良いですよ。自分で言うのもなんですが、言い辛い名前の語呂ですから……みんな苗字だけか、名前を略してヒロって呼んでもらってます」
「そうなのですね。それではこれからは、ヒロ様とお呼び致します」
セレスの顔が再び笑顔に戻る。
「ところで、ここは一体どこですか? 確か仕事の休憩中にスマホゲーで遊んでいたはずなんですが……」
「え~と、マナの流れに魂が流されていましたので、何らかの理由でお亡くなりになられたのでしょうが……ヒロ様の生前については、私も何も分からないのです。申し訳ありません」
セレスは頭を下げながら、一生懸命謝ってくれた。
「そうですか……」
「いきなりことで、さぞ驚かれたでしょう。少しずつお話し致します。ヒロ様、ここは貴方がいた世界から遠く離れた世界、ガイヤと呼ばれる異世界です」
「異世界……ガイヤ?」
「私はこのガイヤを管理する三女神の一柱、大地の女神セレスと申します」
「女神セレス様ですね。よろしくお願いします。けれど、なんで僕が異世界に?」
「どこから話せば良いでしょうか……」
セレスは目を閉じると、アゴに手を添えて考え始める。
『ウ~ン』と、可愛く声を出し思案する姿に、相手が女神である事を忘れさせ、見知らぬ女神に対する警戒心が薄らぐ。
「では、ヒロ様の世界とガイヤ……二つの異なる世界の関係性からお話しますね」
説明パートが始まった……。
セレスの話を要約すると、この世界と僕の元いた世界は、近いようで遠い関係なのだと説明してくれた。
元々、二つの世界は次元の壁で分けられており、互いに存在を認識する事は出来ず、異なる世界が交わることは決してないそうだ。
このガイヤには、マナと呼ばれる力が満たされており、全ての魂ある生き物は、このマナの流れの中で生きている。
魂は生まれ、生き、死んでいく……そして長い年月を掛け、魂は癒されまた生まれ変わる。このサイクルを繰り返し、ガイヤの世界は繁栄してきた。
僕の元いた世界に当てはめると、輪廻転生の概念に近いだろう。
ガイヤの世界において魂の総数は決まっており、本来は増える事も減ることも決してない。
だが、極稀にマナの流れに乗るはずの魂が消える事があるらしい。そして逆に今まで存在しなかった魂が、突然マナの流れの中に発生することがあるみたいだ。
ガイヤの世界にはなかった魂は、例外なく稀有な能力を持って生まれ、時代に大きな変革をもたらしてきたそうだ。
女神たちは、この魂が次元の壁を越えて来た別世界のものでないかと推測をしていた。
元の世界でも、明らかに創作と思う超常の力を振るった話が伝説としてあったが、もしかしたら異世界ガイヤの魂が関係していたのかも知れない。
今までに現れた異世界の魂は二つ。いずれの魂もガイヤの世界を救った勇者として語り継がれており、僕はこの世界で三番目の魂らしい。
本来ならば、異世界に来た時点で僕の魂はマナの流れに乗り、記憶を消されてガイヤの世界に生まれる予定だった。
現に僕より前に流れついた二つの魂は、元の魂の記憶をマナの流れで洗い流し、異世界の稀有な能力だけを持って転生したそうだ。
だが今回だけは特別だった……女神の手により、従来通りマナの流れに乗り、記憶を消され転生しようとしていた僕の魂を、危険を冒してまで神界に導いたのだと教えてくれた。
女神が話し終えると、笑顔から真剣な顔に表情を変え、ヒロに願いでる。
「ヒロ様、ガイヤの世界に危機が迫っています。どうか勇者となって、世界をお救い下さい」
「え? お断りします!」
女神の願いは、速攻でお断りされるのだった!
〈いきなり世界は終わりを迎えた!〉
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