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07 特別な力と絶望を運ぶ音
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意識がゆっくりと浮上する。
瞼を開いたアロイヴの目の前に広がっていたのは、見慣れた天井だった。
「ここは……僕の、部屋?」
「アロイヴ様、気がつかれましたか」
すぐ近くからケイの声がした。
頭を傾けて声のほうを見ると、ケイが心配そうな表情でこちらを見つめている。
アロイヴが小さく咳き込んだのを見て、ケイはハッとした表情を浮かべると、ベッド脇の水差しに手を伸ばし、コップに注いだ水をアロイヴへと差し出した。
「ありがと……今、何時?」
「もうすぐ夕食の時間ですよ。長い時間、意識がないままでしたので心配しました。気を失う前のことは覚えていますか?」
ケイの気遣う声を聞きながら、アロイヴは窓の外へと視線を向けた。
夜の気配が濃くなった空を見つめながら、記憶の糸をたぐる。すぐに思い出した意識を失う直前に見た光景に、アロイヴは眉根を寄せた。
「……メンネは?」
「メンネ様は昼過ぎにこちらを立たれました」
「そっか」
ということは、高位魔族とその一団も一緒に去ったのだろう。
――メンネとは、もう会えないのか。
何かメンネと話しておきたいことがあったわけではない。
ただ、最後に見たのがあの怯えた表情というのは、なんとも言えない気持ちがした。
「気分は悪くありませんか? 魔族の気に当てられたのだろうと、お医者様はおっしゃっておられましたが……それが原因の場合、治す薬はないということだったので」
どうやら気を失っているうちに、医者が呼ぶような大ごとになってしまっていたらしい。
「付き添いでいらしていた魔族の方も、安静にしておけば大丈夫だと言ってくださったのですが……その方が、アロイヴ様が倒れる前に気づいてくださったんですよ。怪我をせずに済んでよかったです」
そういえば、気を失う前にあの白い魔族から話しかけられたような気がする。彼は高位魔族の付き添いだったようだ。
アロイヴはおもむろに身体を起こす。
「起きて平気ですか?」
「頭が少し重いけど……これぐらいなら大丈夫」
「それならよかったです。倒れた直後ですし、夕食は軽いもののほうがいいですね。何か食べたいものはありますか?」
「ケイに任せるよ。あ、何か果物を……少し酸味があるほうがいいな」
「わかりました。すぐにお持ちします」
ケイの行動は素早かった。
扉が閉まるのを見送ってから、アロイヴはもう一度ベッドに横になる。
天井に向かって、大きく息を吐き出した。
「メンネは、あの魔族に喰われる……殺されるんだ」
言葉にしても、どこか現実感は薄かった。
だが、高位魔族は確かにそう言っていた。怯えるメンネを惨たらしく喰らってやると、愉しげな表情で話していた。
「そんなのは……あんまりだ」
他人事ではない生贄の最期を想像しても、アロイヴの涙は枯れたままだった。
◆
夕食の後、また少し眠ってしまっていたらしい。
再び目を覚ますと、可愛らしい来訪者がアロイヴの顔を覗き込んでいた。
「紫紺」
アロイヴが名を呼べば、紫紺は嬉しそうに、きゅうと鳴く。
手のひらにぐいぐいと頭を押しつけてくる仕草は、撫でてほしいと催促しているのだ。
アロイヴは上半身を起こすと、枕をクッション代わりにしてもたれかかり、太腿の上に紫紺を乗せる。頭を撫でるついでに三角耳の裏を優しく掻いてやると、紫紺はころころと機嫌よさそうに喉を鳴らした。
「紫紺がいてくれてよかったよ」
アロイヴが弱った姿を見せられるのは、紫紺だけだった。
弱音を吐けるのも、秘密を打ち明けられるのもだ。
ケイのことだって信用はしているが、すべてを曝け出せる相手ではない。ケイの雇い主は教会だ。雇い主から命じられれば、ケイは秘密を守りきれないかもしれない。
前世の記憶を持っていることも、翻訳能力があることも、この秘密がどれぐらいの価値を持つのかはわからなかったが、もし自分の秘密が他の誰かに漏れてしまうようなことがあれば……それが、あの高位魔族のような相手に伝わってしまったら、自分がどんなことに利用されるかは想像もつかない。
――でも、きっとよくないことになる。
だから、弱音も秘密も……紫紺以外には打ち明けられなかった。
「紫紺は……ずっと、僕の味方でいてくれる?」
聞きながら、紫紺を両手で持ち上げる。
首元のもふもふに顔をうずめて吸い込むと、いつもと変わらない紫紺の香りに気持ちが少し落ち着いた。
「そういえば、今日は果物がまだだったね」
果物と聞いて、紫紺がきゅうきゅうと忙しなく鳴き始める。
食い意地の張っている紫紺らしい反応に、アロイヴは思わず笑ってしまった。
「待って。今日は皮を剥かなきゃいけないやつなんだ」
そわそわと落ち着きのない紫紺を一旦ベッドの上に置き、ケイの用意してくれた果実を手に取った。
皮は手で簡単に剥けるタイプだったが、取った果実が少し硬めだったせいか、思いのほか手間取ってしまう。
「あ、ちょっと、だめだって!」
待ちきれなかった紫紺が、アロイヴへ飛びかかる。
興奮しているせいで普段より動きの素早い紫紺を、アロイヴは受け止めるのに失敗してしまった。
「痛……ッ!」
手の甲に走った鋭い痛みに、アロイヴは顔を顰めた。
どうやら、紫紺の鋭い爪が手の甲に掠ってしまったらしい。ちょっと引っ掛けただけなのに、すぱっと切れた傷口からは血があふれ出していた。
腕をつたった血が、ぽたりと落ちてシーツを汚す。
「あー……やっちゃった」
紫紺が鋭い爪を持っていると、知らなかったわけではないのに。
アロイヴは紫紺に傷つけられたことよりも、シーツを汚してしまったことにショックを受けていた。
「ケイになんて言い訳しよう……」
紫紺のことは、まだケイに話していない。
この機会に打ち明けてもよかったが、紫紺のせいで怪我をしたなんて知られたら、一緒にいることを禁じられてしまうかもしれない。
――どうしよう。
なんとかケイを納得させられるような、うまい言い訳を考えていたときだった。
きゅうきゅう! と紫紺がいつもよりも激しい声で鳴いた。かと思えば、アロイヴの傷ついた手のほうへと駆け寄ってくる。
「待って、紫紺。そっちは血で汚れてるから。果物が欲しいなら、こっちの分を」
そう言って、怪我したのとは反対の手を差し出したのに、紫紺は手の中の果物に見向きもしなかった。
傷ついているほうの手の甲に顔を寄せ、傷口をぺろぺろと舐める。きゅうきゅうと細く鳴く声は酷く悲しげに聞こえた。
「もしかして、怪我させたことを気にしてるの?」
アロイヴを見上げる紫紺の瞳は潤んでいるように見えた。
「大丈夫だよ。血は出てたけど、こんなのかすり傷……って、あれ?」
紫紺にそう説明しながら、手の甲を見せたときだった。
自分の身体に起こった異変に気づいて、アロイヴはぱちぱちと目を瞬かせる。
「傷が、なくなってる……?」
さっきまであったはずの傷が跡形もなく消えていた。
痛みも違和感も何も残っていない。まるでそんなもの、最初からなかったかのようだ。
「もしかして、紫紺が治してくれたの?」
傷は紫紺が舐めた後に消えたのだから、そうとしか考えられない。
でもまさか、紫紺にそんな力があったなんて。
「こんなことができるなんて、すごいね。紫紺」
紫紺を抱き上げて、ぎゅっと抱きしめる。
頭を撫でながら褒めてやると嬉しかったのか、紫紺もアロイヴの腕に尻尾を巻きつけてきた。
◆
高位魔族と会ってから、四日後の深夜。
いつものように紫紺を撫でながら眠りについたアロイヴは、珍しく夢を見ていた。
それが夢だとわかったのは、ここにいないはずのメンネの声が聞こえたからだ。
――泣いてる、のか?
啜り泣いているようにしか聞こえないメンネの声はとても近くから聞こえてくるのに、その姿はどこにも見えない。
――あれ……声が出ない。
メンネの名を呼ぼうと思ったアロイヴは、どうやっても声が出せないことに気がついた。
そういえば、身体も動かせない。
見えているのは暗闇ばかりで、ここがどこなのかもわからなかった。
『もう……ゆるして。お願い』
これまで聞いたこともない弱々しい声で、メンネが何者かに懇願している。
相手からの返事はない。
『魔族に食べられるのが、ボクの役割だったなんて……知らなかった……こんな姿で、生きてたくない……お願いだから、もう』
続いたメンネの言葉に、アロイヴは悲鳴を上げそうになった。
声が出せる状況だったなら、間違いなく叫んでしまっていただろう。
――もしかして、僕は今……メンネの中にいるのか?
そうとしか、考えられなかった。
これは夢だろうか。
夢であってほしい――そう考える自分と、これは今まさにメンネの身に起こっていることなのではないかと、そう考えてしまう自分がいる。
この場所はメンネが高位魔族に連れてこられた先で……メンネは高位魔族が話していたとおり、酷い目に遭わされているのではないかと。
『あ、あ……やだ、来るな』
足音が近づいてきた。
その音に気づいたメンネの声が、次第に絶望に染まっていく。
アロイヴはその悲痛な声を、ただ聞いていることしかできなかった。
瞼を開いたアロイヴの目の前に広がっていたのは、見慣れた天井だった。
「ここは……僕の、部屋?」
「アロイヴ様、気がつかれましたか」
すぐ近くからケイの声がした。
頭を傾けて声のほうを見ると、ケイが心配そうな表情でこちらを見つめている。
アロイヴが小さく咳き込んだのを見て、ケイはハッとした表情を浮かべると、ベッド脇の水差しに手を伸ばし、コップに注いだ水をアロイヴへと差し出した。
「ありがと……今、何時?」
「もうすぐ夕食の時間ですよ。長い時間、意識がないままでしたので心配しました。気を失う前のことは覚えていますか?」
ケイの気遣う声を聞きながら、アロイヴは窓の外へと視線を向けた。
夜の気配が濃くなった空を見つめながら、記憶の糸をたぐる。すぐに思い出した意識を失う直前に見た光景に、アロイヴは眉根を寄せた。
「……メンネは?」
「メンネ様は昼過ぎにこちらを立たれました」
「そっか」
ということは、高位魔族とその一団も一緒に去ったのだろう。
――メンネとは、もう会えないのか。
何かメンネと話しておきたいことがあったわけではない。
ただ、最後に見たのがあの怯えた表情というのは、なんとも言えない気持ちがした。
「気分は悪くありませんか? 魔族の気に当てられたのだろうと、お医者様はおっしゃっておられましたが……それが原因の場合、治す薬はないということだったので」
どうやら気を失っているうちに、医者が呼ぶような大ごとになってしまっていたらしい。
「付き添いでいらしていた魔族の方も、安静にしておけば大丈夫だと言ってくださったのですが……その方が、アロイヴ様が倒れる前に気づいてくださったんですよ。怪我をせずに済んでよかったです」
そういえば、気を失う前にあの白い魔族から話しかけられたような気がする。彼は高位魔族の付き添いだったようだ。
アロイヴはおもむろに身体を起こす。
「起きて平気ですか?」
「頭が少し重いけど……これぐらいなら大丈夫」
「それならよかったです。倒れた直後ですし、夕食は軽いもののほうがいいですね。何か食べたいものはありますか?」
「ケイに任せるよ。あ、何か果物を……少し酸味があるほうがいいな」
「わかりました。すぐにお持ちします」
ケイの行動は素早かった。
扉が閉まるのを見送ってから、アロイヴはもう一度ベッドに横になる。
天井に向かって、大きく息を吐き出した。
「メンネは、あの魔族に喰われる……殺されるんだ」
言葉にしても、どこか現実感は薄かった。
だが、高位魔族は確かにそう言っていた。怯えるメンネを惨たらしく喰らってやると、愉しげな表情で話していた。
「そんなのは……あんまりだ」
他人事ではない生贄の最期を想像しても、アロイヴの涙は枯れたままだった。
◆
夕食の後、また少し眠ってしまっていたらしい。
再び目を覚ますと、可愛らしい来訪者がアロイヴの顔を覗き込んでいた。
「紫紺」
アロイヴが名を呼べば、紫紺は嬉しそうに、きゅうと鳴く。
手のひらにぐいぐいと頭を押しつけてくる仕草は、撫でてほしいと催促しているのだ。
アロイヴは上半身を起こすと、枕をクッション代わりにしてもたれかかり、太腿の上に紫紺を乗せる。頭を撫でるついでに三角耳の裏を優しく掻いてやると、紫紺はころころと機嫌よさそうに喉を鳴らした。
「紫紺がいてくれてよかったよ」
アロイヴが弱った姿を見せられるのは、紫紺だけだった。
弱音を吐けるのも、秘密を打ち明けられるのもだ。
ケイのことだって信用はしているが、すべてを曝け出せる相手ではない。ケイの雇い主は教会だ。雇い主から命じられれば、ケイは秘密を守りきれないかもしれない。
前世の記憶を持っていることも、翻訳能力があることも、この秘密がどれぐらいの価値を持つのかはわからなかったが、もし自分の秘密が他の誰かに漏れてしまうようなことがあれば……それが、あの高位魔族のような相手に伝わってしまったら、自分がどんなことに利用されるかは想像もつかない。
――でも、きっとよくないことになる。
だから、弱音も秘密も……紫紺以外には打ち明けられなかった。
「紫紺は……ずっと、僕の味方でいてくれる?」
聞きながら、紫紺を両手で持ち上げる。
首元のもふもふに顔をうずめて吸い込むと、いつもと変わらない紫紺の香りに気持ちが少し落ち着いた。
「そういえば、今日は果物がまだだったね」
果物と聞いて、紫紺がきゅうきゅうと忙しなく鳴き始める。
食い意地の張っている紫紺らしい反応に、アロイヴは思わず笑ってしまった。
「待って。今日は皮を剥かなきゃいけないやつなんだ」
そわそわと落ち着きのない紫紺を一旦ベッドの上に置き、ケイの用意してくれた果実を手に取った。
皮は手で簡単に剥けるタイプだったが、取った果実が少し硬めだったせいか、思いのほか手間取ってしまう。
「あ、ちょっと、だめだって!」
待ちきれなかった紫紺が、アロイヴへ飛びかかる。
興奮しているせいで普段より動きの素早い紫紺を、アロイヴは受け止めるのに失敗してしまった。
「痛……ッ!」
手の甲に走った鋭い痛みに、アロイヴは顔を顰めた。
どうやら、紫紺の鋭い爪が手の甲に掠ってしまったらしい。ちょっと引っ掛けただけなのに、すぱっと切れた傷口からは血があふれ出していた。
腕をつたった血が、ぽたりと落ちてシーツを汚す。
「あー……やっちゃった」
紫紺が鋭い爪を持っていると、知らなかったわけではないのに。
アロイヴは紫紺に傷つけられたことよりも、シーツを汚してしまったことにショックを受けていた。
「ケイになんて言い訳しよう……」
紫紺のことは、まだケイに話していない。
この機会に打ち明けてもよかったが、紫紺のせいで怪我をしたなんて知られたら、一緒にいることを禁じられてしまうかもしれない。
――どうしよう。
なんとかケイを納得させられるような、うまい言い訳を考えていたときだった。
きゅうきゅう! と紫紺がいつもよりも激しい声で鳴いた。かと思えば、アロイヴの傷ついた手のほうへと駆け寄ってくる。
「待って、紫紺。そっちは血で汚れてるから。果物が欲しいなら、こっちの分を」
そう言って、怪我したのとは反対の手を差し出したのに、紫紺は手の中の果物に見向きもしなかった。
傷ついているほうの手の甲に顔を寄せ、傷口をぺろぺろと舐める。きゅうきゅうと細く鳴く声は酷く悲しげに聞こえた。
「もしかして、怪我させたことを気にしてるの?」
アロイヴを見上げる紫紺の瞳は潤んでいるように見えた。
「大丈夫だよ。血は出てたけど、こんなのかすり傷……って、あれ?」
紫紺にそう説明しながら、手の甲を見せたときだった。
自分の身体に起こった異変に気づいて、アロイヴはぱちぱちと目を瞬かせる。
「傷が、なくなってる……?」
さっきまであったはずの傷が跡形もなく消えていた。
痛みも違和感も何も残っていない。まるでそんなもの、最初からなかったかのようだ。
「もしかして、紫紺が治してくれたの?」
傷は紫紺が舐めた後に消えたのだから、そうとしか考えられない。
でもまさか、紫紺にそんな力があったなんて。
「こんなことができるなんて、すごいね。紫紺」
紫紺を抱き上げて、ぎゅっと抱きしめる。
頭を撫でながら褒めてやると嬉しかったのか、紫紺もアロイヴの腕に尻尾を巻きつけてきた。
◆
高位魔族と会ってから、四日後の深夜。
いつものように紫紺を撫でながら眠りについたアロイヴは、珍しく夢を見ていた。
それが夢だとわかったのは、ここにいないはずのメンネの声が聞こえたからだ。
――泣いてる、のか?
啜り泣いているようにしか聞こえないメンネの声はとても近くから聞こえてくるのに、その姿はどこにも見えない。
――あれ……声が出ない。
メンネの名を呼ぼうと思ったアロイヴは、どうやっても声が出せないことに気がついた。
そういえば、身体も動かせない。
見えているのは暗闇ばかりで、ここがどこなのかもわからなかった。
『もう……ゆるして。お願い』
これまで聞いたこともない弱々しい声で、メンネが何者かに懇願している。
相手からの返事はない。
『魔族に食べられるのが、ボクの役割だったなんて……知らなかった……こんな姿で、生きてたくない……お願いだから、もう』
続いたメンネの言葉に、アロイヴは悲鳴を上げそうになった。
声が出せる状況だったなら、間違いなく叫んでしまっていただろう。
――もしかして、僕は今……メンネの中にいるのか?
そうとしか、考えられなかった。
これは夢だろうか。
夢であってほしい――そう考える自分と、これは今まさにメンネの身に起こっていることなのではないかと、そう考えてしまう自分がいる。
この場所はメンネが高位魔族に連れてこられた先で……メンネは高位魔族が話していたとおり、酷い目に遭わされているのではないかと。
『あ、あ……やだ、来るな』
足音が近づいてきた。
その音に気づいたメンネの声が、次第に絶望に染まっていく。
アロイヴはその悲痛な声を、ただ聞いていることしかできなかった。
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