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ボクのおっぱい、おかしいの?【志乃】01
しおりを挟む―――うそ……凌ちゃん、気を失っちゃった?
颯斗くんに激しく抱かれる凌ちゃんはびっくりするぐらいエッチだった。
ボクが参考のためにいっぱい見たAVなんて目じゃないぐらい。セックスであんな風になっちゃうなんて。衝撃的だった。
相手がよく知ってる凌ちゃんだから、余計に。あのいつも落ち着いている凌ちゃんがあんな風になってしまう行為から、ボクはどうやっても目が離せなかった。
今だって、ずっと凌ちゃんのことを見てる。
だらんって力の抜けた身体を颯斗くんに預けてる凌ちゃんは、意識がないはずのにものすごくエッチだ。時々お腹がひくひくって揺れて、それがまるでナカの颯斗くんを無意識に感じてるみたいに見える。
「……次は、志乃の番だな」
「ん、ゃ……ッ」
後ろから囁かれたその声にどきりとした。シュウの低い声は心臓に悪い。
凌ちゃんにつられるように一度イった身体は、どうしようもなく敏感だった。それにあんな光景を見せられた後だ。ボクの気持ちだって高まっている。
だけど心の中を一番占めているのは、不安な気持ちだった。
―――どうしよう。どうしよう……ボク、あんな凌ちゃんみたいにできる自信ない。
ビッチだって噂されているけど、ボクは今まで誰にも抱かれたことなんてない。もちろん、抱いたことだってあるわけない。
処女で童貞。普段は【オレ】なんて粋がって話してるけど、本当の【ボク】はこっちだった。
まぁ、キスの経験ぐらいはあるけど。いや……キスぐらいしか経験したことないってほうが正解だ。
噂では空き教室で取り巻きのちんちん咥えてるとか言われてるらしいけど、そんなことは一度だってしたことない。咥えるどころか、自分のちんちん以外に手で触ったことだってない。
触られるのだって、さっきシュウに手コキされたのが初めてだ。
誰かに高められるのがこんなにすごく気持ちいいことだなんて、今日まで全然知らなかった。
ちなみに取り巻きっていうのも、ただの仲の良い人たちだ。
みんな、こんなボクのことを好きだって告白してきてくれた人たちではあったけど、手を出されたことは一回もない。一度、変なおっさんに付きまとわれたって話したら、交代でボクのことを守ってくれるようになった。そんな本当に優しい人たちなんだ。
取り巻きのみんなは、ボクがずっとシュウに片想いをしてることまで知ってる。そう。ボクはずっとシュウが好きだった。だから、誰の告白にも応えられない……そう言って断ったのに、みんなそれでもいいよと言ってくれた。
ついにシュウと付き合えることになった時だって、一番喜んでくれたのは取り巻きの人たちだった。自分たちを振った相手なのに、まるで自分のことみたいに喜んでくれた。
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