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見られながらのセックス【凌】03
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「ぁああああ~~!!」
あまりの衝撃に前に逃げようとしたがそれは無理だった。
颯斗の手はしっかりと僕の腰を掴んでいる。それに僕の進行方向には、志乃くんと秋也の二人がいた。至近距離で二人が僕たちの方を見ている。
志乃くんは驚いたような顔だ。
「……凌ちゃん、苦しい? いたい?」
「そんなことはない。見てみろ。勃ったままだ」
「ホントだ」
二人は僕たちを観察しているようだった。志乃くんは目を見開いているが、その瞳は熱に浮かされている。
秋也の言葉通り、二度も達したのに僕の中心は緩く勃ち上がったままだった。颯斗の腰の動きに合わせて、ゆらゆらと揺れている。僕の身体が、この行為から確実に快感を受け取っている証拠だ。
「ああ、んッ……ンぁ、っあ!」
「……ひぁっ」
僕の喘ぎに志乃くんの声が重なったような気がした。
だけど、それを気にする余裕もない。容赦ない颯斗の腰の動きを―――、まるで獣の交尾のような行為を受け入れるのに必死だった。
「凌、……ッ」
覆い被られ、腰を打ち付けられる。肌と肌とぶつかり合う音が響いた。背中に触れる颯斗の身体が熱い。汗ばんだ肌通しが触れ合い、ぬるりと滑る。
こんなに激しいのは初めてだった。
僕は目の前のシーツを握って、ただただ喘ぐしかない。
乱暴な動きだが、後孔に痛みは感じてなかった。いつもより大きい気がする颯斗のそれを、後孔はしっかりと咥えこんでいる。そこから快感だけを拾い上げていた。
「あ。あ……っ、おく、も……っ、いや……ぁ」
ごちゅごちゅと奥を何度も穿たれれば、痺れるような感覚と共に、ふわりと意識が遠のきそうになる。苦しいのに、うまく息を吸い込むこともできない。喘ぐ声は絶え絶えにになり、余裕なんて少しもなかった。
ぼろぼろと涙を流しながら、首を横に振る。
再び逃げるように腰を引こうとすれば、今度は肩を掴まれた。四つん這いになっていた身体を少し起こすように引っ張られる。
「や、ぁああああ~!!」
「…………くッ」
身体を半分起こされたタイミングで、強く腰を打ち付けられた。
ぐぷん、と今まで入ったことのない場所に、颯斗の先端が潜りこむ。その衝撃に僕は一段と大きな悲鳴を上げた。
同時に奥に熱を感じた。颯斗が吐き出したものだ。どろりと広がるそれに、ゴムをしていなかったのだと気づく。
最奥に吐き出される熱を感じて、僕はイっていた。こんなのは初めてだった。
「あ、ぁあ……ああぁッ」
体が硬直と脱力を繰り返している。ナカがひくひくと痙攣しているのがわかった。
颯斗からもっと白濁を搾り取ろうとするかのように、蠕動を繰り返している。そんな自分の体内の動きすら、頭が真っ白になるほど気持ちがいい。
快感に震える身体を後ろからぎゅっと抱きしめられた。
ごめん、と再び謝る颯斗の声が聞こえた気がしたけど、僕はそれに答えることもできないまま、快感に押し流されるように意識を手放した。
あまりの衝撃に前に逃げようとしたがそれは無理だった。
颯斗の手はしっかりと僕の腰を掴んでいる。それに僕の進行方向には、志乃くんと秋也の二人がいた。至近距離で二人が僕たちの方を見ている。
志乃くんは驚いたような顔だ。
「……凌ちゃん、苦しい? いたい?」
「そんなことはない。見てみろ。勃ったままだ」
「ホントだ」
二人は僕たちを観察しているようだった。志乃くんは目を見開いているが、その瞳は熱に浮かされている。
秋也の言葉通り、二度も達したのに僕の中心は緩く勃ち上がったままだった。颯斗の腰の動きに合わせて、ゆらゆらと揺れている。僕の身体が、この行為から確実に快感を受け取っている証拠だ。
「ああ、んッ……ンぁ、っあ!」
「……ひぁっ」
僕の喘ぎに志乃くんの声が重なったような気がした。
だけど、それを気にする余裕もない。容赦ない颯斗の腰の動きを―――、まるで獣の交尾のような行為を受け入れるのに必死だった。
「凌、……ッ」
覆い被られ、腰を打ち付けられる。肌と肌とぶつかり合う音が響いた。背中に触れる颯斗の身体が熱い。汗ばんだ肌通しが触れ合い、ぬるりと滑る。
こんなに激しいのは初めてだった。
僕は目の前のシーツを握って、ただただ喘ぐしかない。
乱暴な動きだが、後孔に痛みは感じてなかった。いつもより大きい気がする颯斗のそれを、後孔はしっかりと咥えこんでいる。そこから快感だけを拾い上げていた。
「あ。あ……っ、おく、も……っ、いや……ぁ」
ごちゅごちゅと奥を何度も穿たれれば、痺れるような感覚と共に、ふわりと意識が遠のきそうになる。苦しいのに、うまく息を吸い込むこともできない。喘ぐ声は絶え絶えにになり、余裕なんて少しもなかった。
ぼろぼろと涙を流しながら、首を横に振る。
再び逃げるように腰を引こうとすれば、今度は肩を掴まれた。四つん這いになっていた身体を少し起こすように引っ張られる。
「や、ぁああああ~!!」
「…………くッ」
身体を半分起こされたタイミングで、強く腰を打ち付けられた。
ぐぷん、と今まで入ったことのない場所に、颯斗の先端が潜りこむ。その衝撃に僕は一段と大きな悲鳴を上げた。
同時に奥に熱を感じた。颯斗が吐き出したものだ。どろりと広がるそれに、ゴムをしていなかったのだと気づく。
最奥に吐き出される熱を感じて、僕はイっていた。こんなのは初めてだった。
「あ、ぁあ……ああぁッ」
体が硬直と脱力を繰り返している。ナカがひくひくと痙攣しているのがわかった。
颯斗からもっと白濁を搾り取ろうとするかのように、蠕動を繰り返している。そんな自分の体内の動きすら、頭が真っ白になるほど気持ちがいい。
快感に震える身体を後ろからぎゅっと抱きしめられた。
ごめん、と再び謝る颯斗の声が聞こえた気がしたけど、僕はそれに答えることもできないまま、快感に押し流されるように意識を手放した。
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