84 / 143
テンペトゥス・ノクテム
ほんの小さなざわめき
しおりを挟む
「あー楽しかった!」
「面白かったですわね!」
劇場を出たところで私とナタリーは大きく伸びをする。
アリシアも満足げにニコニコしている。しかし対照的にマリウスの顔はどこか浮かない顔だ。
「どうしたんですの?マリウスは気に入りませんでしたか?」
「いや、まぁ、楽しかったんだが……しかし……なんというか……あんな単純にヒロインの女性は恋に落ちていいものなのか?」
「恋愛なんてそんなものですわよ。一目惚れだったり、すれ違いだったり、いろんな出会いがあって、いろいろな出来事が全部恋に発展していくものなんですから」
私がそう答えると、マリウスはさらに難しそうな顔をする。
「……俺はどうも納得いかないな。女性というのはもっとこう、貞淑というか、思慮深いというか、慎み深いものじゃないのか……?」
さらに眉間にしわを寄せて大真面目にそんなことを言うマリウスを見て思わず吹き出してしまった。
「ふふっ、マリウスさんってば意外とロマンチストなんですね」
「なっ……!?い、いや、これは一般論であってだな……!」
顔を真っ赤にしながら必死に何かに対して弁明するマリウスを見て3人して大笑いしてしまった。
「そんな笑うことないだろう」
「す、すみません……。でもおかしくって」
本当に困ったような視線をナタリーに向けるマリウスがかわいくて、そんな真面目なマリウスが私も結構好きだったりする。
「仕方ないですわよ。ナタリーのせいではないですわよ。マリウスが……ぷっ、あは、あはははは」
笑いすぎて目にたまった涙を拭いながらナタリーが涙目でマリウスに謝る。
「ちょっと……レヴィアナさん……ふふっ……」
そんな私たちをマリウスが恨めしそうに睨みつけてくる。いつもは冷静沈着なマリウスの慌てふためく姿が面白くて私たちはしばらく笑い続けてしまった。
「そんなロマンチストのマリウスは誰か意中の人はいないんですか?」
アリシアが悪戯っぽい笑みを浮かべて尋ねる。
マリウスは一瞬言葉を失い、少し困ったような顔をして沈黙してしまった。
こんなの居ると言っているようなものじゃない、なんてまた笑いそうになってしまう。
アリシアは黙秘を続けるマリウスに追い打ちをかけるようにぐいぐい迫る。私もアリシアに加勢をしようと口を開こうとした瞬間だった。
「―――ちょ、ちょっとすみません!ちょっとトイレ行ってきます!いつもの喫茶店で待ち合わせさせてください!」
突然、ナタリーがそういって駆け出して行ってしまった。あまりの唐突さに3人で顔を見合わせてポカンとしてしまった。
***
「さっきは突然ごめんなさい。劇場の特性ドリンクがおいしくてたくさん飲んじゃったからでしょうか?」
「なんだ、そういうことでしたのね。クラウドベリーサイダーもこの広場の定番ドリンクになりましたものね」
少し気まずそうにポリポリと頬をかくナタリーを見てみんなで微笑む。
テラス席に流れる風はだいぶ涼しくはなったものの、劇場で興奮し、少し火照った私たちの体には本当に心地よかった。
話題の中心はやはり今日見た「流星剣士伝~愛ゆえに~」だ。
特にアリシアは主人公のアルディアーヌ姫役の女優さんがお気に入りらしく何度もあのシーンがいいとか、あの場面は泣けたとか言っていた。
「でもナタリーがこんなべたべたな恋愛モノの演劇を見たいだなんてめずらしいですわね?」
さっきはマリウスをからかうのに一生懸命なってしまい流してしまったけど、ナタリーが恋愛ものというと意外だった。
今日このメンバーで劇を見に行こうと企画したのはナタリーだった。ナタリーだったらマリウスに気を利かせてなんだか小難しい劇を観ようと言い出してもおかしくはないような気もする。
とはいっても、まぁ雑談次いでくらいの軽い気持ちで尋ねた質問だったのだが、ナタリーはなんだかびくっとしたように見えた。
「あ……あの……もしかして、レヴィアナさんもあまり気に入りませんでしたか?」
「ううん?そんなことはないですわ。わたくしはとっても楽しめましたわよ?」
「ふーっ……よかったです!初めてシルフィード広場に来た時に見た演目の続きでしたので皆で見ておきたくて。マリウスさんは退屈だったかもしれないですけど……」
「そんなことない。俺は……まぁいい経験だったぞ?」
「といいつつマリウスさんストーリーの意味わかっていないじゃないんですか?あのアルディアーヌ姫はなんで王子様の告白を断ったのかちゃんと理解してますか?」
アリシアがにやにやと少し意地悪そうに質問を投げかける。
「いや、ほら、なんというか……なんだ……?本当は好きではなかったとか……?」
「ほらぁ!やっぱり!!マリウスさんってなーんにも乙女心理解できてないじゃないですか!」
「い、いや、でもな!そういうアリシアはわかってるのか!?」
「ふふふ、恋する乙女ならわかりますよ」
「はあ?なんだそれは……」
そんな二人のやり取りを微笑みながら聞いていたらふとナタリーと視線が交わる。ナタリーはなんだかバツが悪そうな感じで笑う。私も同じような笑顔で返す。
……なんだろう……少しひっかかるものがあるような……ないような……?
でもその違和感は一瞬だけで、途中何度か飲み物のお代わりもはさみながら、その後はただただひたすらにたわいもない会話に花を咲かせ続けた。
初めてマリウスと会った時の第一印象の感じの悪さや、ナタリーがアリシアの焼き菓子に夢中になって食べ過ぎて保健室に行ったこと、実はマリウスも甘いもの好きというような本当にとりとめのない話を日が暮れるまでずっと続けていた。
ひとしきり笑いあって、少し会話が途切れた時、急にナタリーが何かを思い出したような声を上げて立ち上がった。
「あー……、皆さんすみません!私セオドア先生にお手伝い頼まれてたのをうっかりしてました」
「そうですの?わたくしたちも手伝いましょうか?」
「私一人でできそうなことなので大丈夫ですよ。みんなは楽しんででください!」
そういいながらてきぱきと自分の荷物をカバンにしまいこんでいく。
「今日はほんっとうに楽しかったです!本当にありがとうございました!」
ぱたぱたとお辞儀をして、そのままたたっと走っていきそうになったところをマリウスが立ち上がり声をかける。
「なぁ、ナタリー!」
「へ?マリウスさん?どうしたんですか?」
「今日の夜、魔法訓練に付き合ってほしいんだが、その予定は長くかかりそうか?そろそろうまくできそうなんだ」
「え!?本当ですか!?えっと……うー……そうですね。それでは19時に魔法訓練場で待ち合わせしましょう」
マリウスにそう言って元気よく手を振りながらナタリーは去っていった。
「お手伝い……なんなのでしょうか?」
「ふーむ?ナタリーを使命ということは精密魔法のカリキュラム作成とかだろうか?」
「セオドア先生の事だからきっと書類整理とかですわよ?全くわたくしたちのこの楽しい時間を奪い取った罪は重いですわ!」
ぷんすこと怒る私にアリシアは苦笑している。
「まあまあ……それより、今日はこの後どうしましょう?」
「わたくしは本屋さんに寄りたいですわね。最近発売された『月刊魔女通信』の今月号を買っておきたいんですの」
「あ!私も読んでるんですよ!ご一緒してもいいですか?」
「もちろんですわ!では早速行きましょうか。ほら、マリウスも行きますわよ!」
私は椅子から立ち上がるとまだ座ったままのマリウスの腕を引っ張った。
「あぁ……」
なんだかよくわからないという表情でナタリーが去った後を見つめていたマリウスを連れて、もう少し日常を満喫しようと喫茶店を後にした。
「面白かったですわね!」
劇場を出たところで私とナタリーは大きく伸びをする。
アリシアも満足げにニコニコしている。しかし対照的にマリウスの顔はどこか浮かない顔だ。
「どうしたんですの?マリウスは気に入りませんでしたか?」
「いや、まぁ、楽しかったんだが……しかし……なんというか……あんな単純にヒロインの女性は恋に落ちていいものなのか?」
「恋愛なんてそんなものですわよ。一目惚れだったり、すれ違いだったり、いろんな出会いがあって、いろいろな出来事が全部恋に発展していくものなんですから」
私がそう答えると、マリウスはさらに難しそうな顔をする。
「……俺はどうも納得いかないな。女性というのはもっとこう、貞淑というか、思慮深いというか、慎み深いものじゃないのか……?」
さらに眉間にしわを寄せて大真面目にそんなことを言うマリウスを見て思わず吹き出してしまった。
「ふふっ、マリウスさんってば意外とロマンチストなんですね」
「なっ……!?い、いや、これは一般論であってだな……!」
顔を真っ赤にしながら必死に何かに対して弁明するマリウスを見て3人して大笑いしてしまった。
「そんな笑うことないだろう」
「す、すみません……。でもおかしくって」
本当に困ったような視線をナタリーに向けるマリウスがかわいくて、そんな真面目なマリウスが私も結構好きだったりする。
「仕方ないですわよ。ナタリーのせいではないですわよ。マリウスが……ぷっ、あは、あはははは」
笑いすぎて目にたまった涙を拭いながらナタリーが涙目でマリウスに謝る。
「ちょっと……レヴィアナさん……ふふっ……」
そんな私たちをマリウスが恨めしそうに睨みつけてくる。いつもは冷静沈着なマリウスの慌てふためく姿が面白くて私たちはしばらく笑い続けてしまった。
「そんなロマンチストのマリウスは誰か意中の人はいないんですか?」
アリシアが悪戯っぽい笑みを浮かべて尋ねる。
マリウスは一瞬言葉を失い、少し困ったような顔をして沈黙してしまった。
こんなの居ると言っているようなものじゃない、なんてまた笑いそうになってしまう。
アリシアは黙秘を続けるマリウスに追い打ちをかけるようにぐいぐい迫る。私もアリシアに加勢をしようと口を開こうとした瞬間だった。
「―――ちょ、ちょっとすみません!ちょっとトイレ行ってきます!いつもの喫茶店で待ち合わせさせてください!」
突然、ナタリーがそういって駆け出して行ってしまった。あまりの唐突さに3人で顔を見合わせてポカンとしてしまった。
***
「さっきは突然ごめんなさい。劇場の特性ドリンクがおいしくてたくさん飲んじゃったからでしょうか?」
「なんだ、そういうことでしたのね。クラウドベリーサイダーもこの広場の定番ドリンクになりましたものね」
少し気まずそうにポリポリと頬をかくナタリーを見てみんなで微笑む。
テラス席に流れる風はだいぶ涼しくはなったものの、劇場で興奮し、少し火照った私たちの体には本当に心地よかった。
話題の中心はやはり今日見た「流星剣士伝~愛ゆえに~」だ。
特にアリシアは主人公のアルディアーヌ姫役の女優さんがお気に入りらしく何度もあのシーンがいいとか、あの場面は泣けたとか言っていた。
「でもナタリーがこんなべたべたな恋愛モノの演劇を見たいだなんてめずらしいですわね?」
さっきはマリウスをからかうのに一生懸命なってしまい流してしまったけど、ナタリーが恋愛ものというと意外だった。
今日このメンバーで劇を見に行こうと企画したのはナタリーだった。ナタリーだったらマリウスに気を利かせてなんだか小難しい劇を観ようと言い出してもおかしくはないような気もする。
とはいっても、まぁ雑談次いでくらいの軽い気持ちで尋ねた質問だったのだが、ナタリーはなんだかびくっとしたように見えた。
「あ……あの……もしかして、レヴィアナさんもあまり気に入りませんでしたか?」
「ううん?そんなことはないですわ。わたくしはとっても楽しめましたわよ?」
「ふーっ……よかったです!初めてシルフィード広場に来た時に見た演目の続きでしたので皆で見ておきたくて。マリウスさんは退屈だったかもしれないですけど……」
「そんなことない。俺は……まぁいい経験だったぞ?」
「といいつつマリウスさんストーリーの意味わかっていないじゃないんですか?あのアルディアーヌ姫はなんで王子様の告白を断ったのかちゃんと理解してますか?」
アリシアがにやにやと少し意地悪そうに質問を投げかける。
「いや、ほら、なんというか……なんだ……?本当は好きではなかったとか……?」
「ほらぁ!やっぱり!!マリウスさんってなーんにも乙女心理解できてないじゃないですか!」
「い、いや、でもな!そういうアリシアはわかってるのか!?」
「ふふふ、恋する乙女ならわかりますよ」
「はあ?なんだそれは……」
そんな二人のやり取りを微笑みながら聞いていたらふとナタリーと視線が交わる。ナタリーはなんだかバツが悪そうな感じで笑う。私も同じような笑顔で返す。
……なんだろう……少しひっかかるものがあるような……ないような……?
でもその違和感は一瞬だけで、途中何度か飲み物のお代わりもはさみながら、その後はただただひたすらにたわいもない会話に花を咲かせ続けた。
初めてマリウスと会った時の第一印象の感じの悪さや、ナタリーがアリシアの焼き菓子に夢中になって食べ過ぎて保健室に行ったこと、実はマリウスも甘いもの好きというような本当にとりとめのない話を日が暮れるまでずっと続けていた。
ひとしきり笑いあって、少し会話が途切れた時、急にナタリーが何かを思い出したような声を上げて立ち上がった。
「あー……、皆さんすみません!私セオドア先生にお手伝い頼まれてたのをうっかりしてました」
「そうですの?わたくしたちも手伝いましょうか?」
「私一人でできそうなことなので大丈夫ですよ。みんなは楽しんででください!」
そういいながらてきぱきと自分の荷物をカバンにしまいこんでいく。
「今日はほんっとうに楽しかったです!本当にありがとうございました!」
ぱたぱたとお辞儀をして、そのままたたっと走っていきそうになったところをマリウスが立ち上がり声をかける。
「なぁ、ナタリー!」
「へ?マリウスさん?どうしたんですか?」
「今日の夜、魔法訓練に付き合ってほしいんだが、その予定は長くかかりそうか?そろそろうまくできそうなんだ」
「え!?本当ですか!?えっと……うー……そうですね。それでは19時に魔法訓練場で待ち合わせしましょう」
マリウスにそう言って元気よく手を振りながらナタリーは去っていった。
「お手伝い……なんなのでしょうか?」
「ふーむ?ナタリーを使命ということは精密魔法のカリキュラム作成とかだろうか?」
「セオドア先生の事だからきっと書類整理とかですわよ?全くわたくしたちのこの楽しい時間を奪い取った罪は重いですわ!」
ぷんすこと怒る私にアリシアは苦笑している。
「まあまあ……それより、今日はこの後どうしましょう?」
「わたくしは本屋さんに寄りたいですわね。最近発売された『月刊魔女通信』の今月号を買っておきたいんですの」
「あ!私も読んでるんですよ!ご一緒してもいいですか?」
「もちろんですわ!では早速行きましょうか。ほら、マリウスも行きますわよ!」
私は椅子から立ち上がるとまだ座ったままのマリウスの腕を引っ張った。
「あぁ……」
なんだかよくわからないという表情でナタリーが去った後を見つめていたマリウスを連れて、もう少し日常を満喫しようと喫茶店を後にした。
0
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
虚弱体質?の脇役令嬢に転生したので、食事療法を始めました
たくわん
恋愛
「跡継ぎを産めない貴女とは結婚できない」婚約者である公爵嫡男アレクシスから、冷酷に告げられた婚約破棄。その場で新しい婚約者まで紹介される屈辱。病弱な侯爵令嬢セラフィーナは、社交界の哀れみと嘲笑の的となった。
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
毎日19時に更新予定です。
悪役令嬢としての役割、立派に努めて見せましょう〜目指すは断罪からの亡命の新しいルート開発です〜
水月華
恋愛
レティシア・ド・リュシリューは婚約者と言い争いをしている時に、前世の記憶を思い出す。
そして自分のいる世界が、大好きだった乙女ゲームの“イーリスの祝福”の悪役令嬢役であると気がつく。
母親は早くに亡くし、父親には母親が亡くなったのはレティシアのせいだと恨まれ、兄には自分より優秀である為に嫉妬され憎まれている。
家族から冷遇されているため、ほとんどの使用人からも冷遇されている。
そんな境遇だからこそ、愛情を渇望していた。
淑女教育にマナーに、必死で努力したことで第一王子の婚約者に選ばれるが、お互いに中々歩み寄れずにすれ違ってしまう。
そんな不遇な少女に転生した。
レティシアは、悪役令嬢である自分もヒロインも大好きだ。だからこそ、ヒロインが本当に好きな人と結ばれる様に、悪役令嬢として立ち回ることを決意する。
目指すは断罪後に亡命し、新たな人生をスタートさせること。
前世の記憶が戻った事で、家族のクズっぷりを再認識する。ならば一緒に破滅させて復讐しようとレティシアには2つの目標が出来る。
上手く計画に沿って悪役令嬢を演じているはずが、本人が気が付かないところで計画がバレ、逆にヒロインと婚約者を含めた攻略対象者達に外堀を埋められる⁉︎
更に家族が改心して、望んでいない和解もさせられそうになるレティシアだが、果たして彼女は幸せになれるのか⁉︎
転生しましたが悪役令嬢な気がするんですけど⁉︎
水月華
恋愛
ヘンリエッタ・スタンホープは8歳の時に前世の記憶を思い出す。最初は混乱したが、じきに貴族生活に順応し始める。・・・が、ある時気づく。
もしかして‘’私‘’って悪役令嬢ポジションでは?整った容姿。申し分ない身分。・・・だけなら疑わなかったが、ある時ふと言われたのである。「昔のヘンリエッタは我儘だったのにこんなに立派になって」と。
振り返れば記憶が戻る前は嫌いな食べ物が出ると癇癪を起こし、着たいドレスがないと癇癪を起こし…。私めっちゃ性格悪かった!!
え?記憶戻らなかったらそのままだった=悪役令嬢!?いやいや確かに前世では転生して悪役令嬢とか流行ってたけどまさか自分が!?
でもヘンリエッタ・スタンホープなんて知らないし、私どうすればいいのー!?
と、とにかく攻略対象者候補たちには必要以上に近づかない様にしよう!
前世の記憶のせいで恋愛なんて面倒くさいし、政略結婚じゃないなら出来れば避けたい!
だからこっちに熱い眼差しを送らないで!
答えられないんです!
これは悪役令嬢(?)の侯爵令嬢があるかもしれない破滅フラグを手探りで回避しようとするお話。
または前世の記憶から臆病になっている彼女が再び大切な人を見つけるお話。
小説家になろうでも投稿してます。
こちらは全話投稿してますので、先を読みたいと思ってくださればそちらからもよろしくお願いします。
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
貴族令嬢、転生十秒で家出します。目指せ、おひとり様スローライフ
凜
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞にて奨励賞を頂きました。ありがとうございます!
貴族令嬢に転生したリルは、前世の記憶に混乱しつつも今世で恵まれていない環境なことに気が付き、突発で家出してしまう。
前世の社畜生活で疲れていたため、山奥で魔法の才能を生かしスローライフを目指すことにした。しかししょっぱなから魔物に襲われ、元王宮魔法士と出会ったり、はては皇子までやってきてと、なんだかスローライフとは違う毎日で……?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる