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第八章
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リュクスの手の中で、微かに陽の光を受けた石が煌めく。それは、鮮やかな赤色をしていた。
彼が、静かに口を開く。
「ルビーの原石なんだ」
「でも全然、形が成っていないのね」
「ああ。宝石になるほど、含有しているわけじゃない。だからこそ、見つけるのは難しい」
「そうなのね」
「普通の奴には、って、だけだが」
「どういう意味?」
問われたリュクスは、得意気に口角を上げる。
「俺は昔から、そういうのを見つけるのが得意だったんだ」
「原石を?」
「そう。こういうわずかな原石であっても、傍には鉱床があったりするからな。幼い頃は、良く鉱山に連れて行かれたよ。まあ……今は時間がなくて、行くことはないが」
「そう」
イルティアは、リュクスの持つ石を見つめて、そっと瞳を細めた。
「……それなら私も、原石になれるかしら」
「……」
リュクスが顔を覗き込むと、彼女は視線を合わせて、でもすぐに落とした。
「不安、なのかしら……。私は、自分の道を選びとって来たつもりだった。だけどやっぱり、この先を思うと少しだけ怖くなるの」
そう弱々しく言って、口を噤む。しばらくして、小さな声で続けた。
「ごめんなさい……。貴方といると、つい弱音を吐いてしまうみたい。今のは忘れて……っ!」
言葉を遮るように、強く抱き締める。リュクスは彼女の髪に頬を寄せて、柔らかい声を出した。
「いいんだ、それで。俺だけに出してくれればいい。君の全ては、俺が受け止めるから。全部、言って欲しい」
「リュー……」
顔をあげられないまま、彼の胸に埋める。その温もりに、不安が徐々に溶かされていく気さえした。
瞳を閉じれば、いろいろなことが浮かんでは、消えていく。
辛かったことも……悲しかったことも、楽しかったことも、嬉しかったことも。
そんな想いを感じ取ったのか、リュクスが、梳くように彼女の髪を撫でながら、ポツリと告げた。
「彼に……会ってきたんだ」
「……」
少しの沈黙の後、イルティアが応える。
「ザフラは、元気だった?」
「そうだな。忙しそうではあったが、元気だったよ」
「……そう」
再度訪れる沈黙。しばらくして、イルティアは、そっと離れた。
「私は……彼を傷つけた。彼の優しさに甘えたのよ」
その言葉に、リュクスはスッと瞳を細める。
「それは彼も言ってたよ。君に甘えてた、と」
ゆっくりと顔を上げる。見つめ合う中で、先に目を逸らしたのはリュクスの方だった。
彼は彼女を抱き寄せ、頭を胸に押し付ける。
「なんだろうな。俺が言えることじゃないんだろうが……君たちの想いを知ってるからこそ思うんだ」
「……何を……?」
「後悔して欲しくない、と」
「え?」
顔を上げたイルティアと、瞳を合わせて、リュクスは続ける。
「彼を傷つけて進んできたことが、正しいことじゃないのは分かってる。けど、それはもう変えられない。だったら、それすらも大切にしていきたい、と俺は思う」
そっとリュクスが、イルティアの頬に手を添える。彼女もその手に、自身の手を重ねて、委ねるように瞳を閉じた。
「確かにそうね……起きたことは変えられないし、変えるつもりもないわ。だって私は……ずっと申し訳ないと思っていても、悔やんだことはないもの」
イルティアはそっと瞳を開ける。
「たくさんのことがあって……それらも含めて、積み重ねてきた時間が『今』を作ってるのね」
顔を上げた彼女の瞳は、今まで以上に、強く輝きを灯していた。
「それなら私は、今を生きたいと思うの。ただ、過ぎゆく時の中にいるんじゃない。私は……今を生きたい」
その噛み締めるような言葉に、リュクスも表情を和らげる。
「そうか。なら、留まってる時間はないな」
ゆっくりと瞳を閉じて、彼女の後頭部に手を添えると頬を寄せた。
「俺も、国を出ようと思うんだ。南の方まで」
「リューも?」
顔を上げるイルティアは、言葉の通りに瞳を瞬く。そんな彼女に笑いかけて、彼は持っていた原石を箱に戻した。
「だが、君に付いて行くわけじゃない。言っただろ? 俺もまだ学ぶべきことがある」
「この国では、ずいぶん有名な宝飾職人じゃない。さっき新たな技術も見せつけた。他に何を?」
「その新たな技術が、だよ。あれはまだ完成品とは呼べない。依頼主が父だったから出せた品だ。と、こういうと、父の心理の部分というのが裏付けられてしまうな」
苦笑する彼は、彼女の手から箱を取って、元の位置に戻す。そのまま、再び頬を撫でるように触れた。
「だがそうだな……偶然、同じ街に行くことになるなら、共に過ごすのも悪くないと思うが?」
わずかに困惑を見せて、でもイルティアも笑みを作る。
「そうね。もしそうなったら……心強いわ」
そう言った彼女が、不思議そうに続ける。
「でも、パシオンストーンはどうするの?」
「優秀な部下たちに任せるから、大丈夫だよ」
「そう。恵まれてるのね」
「そうだな。助かってるよ」
言って、リュクスはイルティアを優しく抱き寄せた。
「君は……輝けるよ。必ず」
「……そうかしら」
「ああ。俺が見つけた原石だからな」
その自信溢れる物言いに、ふふっと、イルティアが笑い声をこぼす。
「不思議ね。貴方にそう言われると、頑張ろうって、思えるわ」
「だが、君は一人じゃない。だから、辛いときは言ってくれ。俺が君の道を見届けるから」
彼女は、瞳を瞬き、やがて柔らかく微笑んだ。
「そうね。私も、貴方の選んだ答えを見届けたい。許されるなら……貴方の傍で」
「ああ。俺も、それを望むよ」
答えた直後、耳元で囁く。
「……言っただろう? 俺は、君を諦めるつもりはないから。君に、傍にいてほしい」
「リュー……」
ゆっくりと手を伸ばす先、リュクスの頬に触れて、そのまま首に腕を絡めた。
見つめ合い、顔を寄せる。少しだけ背伸びをして、重ねた唇。溢れる想いは吐息に紛れ、それから何度も口付けを繰り返す。
少しして、顔を離すとリュクスは愛おしげに瞳を細めた。
応えるように、優しく笑うイルティア。
間際、視界の端に映り込む窓。イルティアがふと目を向ける。そこに掠めたのは、舞い落ちる一枚の赤い羽根だった。
彼が、静かに口を開く。
「ルビーの原石なんだ」
「でも全然、形が成っていないのね」
「ああ。宝石になるほど、含有しているわけじゃない。だからこそ、見つけるのは難しい」
「そうなのね」
「普通の奴には、って、だけだが」
「どういう意味?」
問われたリュクスは、得意気に口角を上げる。
「俺は昔から、そういうのを見つけるのが得意だったんだ」
「原石を?」
「そう。こういうわずかな原石であっても、傍には鉱床があったりするからな。幼い頃は、良く鉱山に連れて行かれたよ。まあ……今は時間がなくて、行くことはないが」
「そう」
イルティアは、リュクスの持つ石を見つめて、そっと瞳を細めた。
「……それなら私も、原石になれるかしら」
「……」
リュクスが顔を覗き込むと、彼女は視線を合わせて、でもすぐに落とした。
「不安、なのかしら……。私は、自分の道を選びとって来たつもりだった。だけどやっぱり、この先を思うと少しだけ怖くなるの」
そう弱々しく言って、口を噤む。しばらくして、小さな声で続けた。
「ごめんなさい……。貴方といると、つい弱音を吐いてしまうみたい。今のは忘れて……っ!」
言葉を遮るように、強く抱き締める。リュクスは彼女の髪に頬を寄せて、柔らかい声を出した。
「いいんだ、それで。俺だけに出してくれればいい。君の全ては、俺が受け止めるから。全部、言って欲しい」
「リュー……」
顔をあげられないまま、彼の胸に埋める。その温もりに、不安が徐々に溶かされていく気さえした。
瞳を閉じれば、いろいろなことが浮かんでは、消えていく。
辛かったことも……悲しかったことも、楽しかったことも、嬉しかったことも。
そんな想いを感じ取ったのか、リュクスが、梳くように彼女の髪を撫でながら、ポツリと告げた。
「彼に……会ってきたんだ」
「……」
少しの沈黙の後、イルティアが応える。
「ザフラは、元気だった?」
「そうだな。忙しそうではあったが、元気だったよ」
「……そう」
再度訪れる沈黙。しばらくして、イルティアは、そっと離れた。
「私は……彼を傷つけた。彼の優しさに甘えたのよ」
その言葉に、リュクスはスッと瞳を細める。
「それは彼も言ってたよ。君に甘えてた、と」
ゆっくりと顔を上げる。見つめ合う中で、先に目を逸らしたのはリュクスの方だった。
彼は彼女を抱き寄せ、頭を胸に押し付ける。
「なんだろうな。俺が言えることじゃないんだろうが……君たちの想いを知ってるからこそ思うんだ」
「……何を……?」
「後悔して欲しくない、と」
「え?」
顔を上げたイルティアと、瞳を合わせて、リュクスは続ける。
「彼を傷つけて進んできたことが、正しいことじゃないのは分かってる。けど、それはもう変えられない。だったら、それすらも大切にしていきたい、と俺は思う」
そっとリュクスが、イルティアの頬に手を添える。彼女もその手に、自身の手を重ねて、委ねるように瞳を閉じた。
「確かにそうね……起きたことは変えられないし、変えるつもりもないわ。だって私は……ずっと申し訳ないと思っていても、悔やんだことはないもの」
イルティアはそっと瞳を開ける。
「たくさんのことがあって……それらも含めて、積み重ねてきた時間が『今』を作ってるのね」
顔を上げた彼女の瞳は、今まで以上に、強く輝きを灯していた。
「それなら私は、今を生きたいと思うの。ただ、過ぎゆく時の中にいるんじゃない。私は……今を生きたい」
その噛み締めるような言葉に、リュクスも表情を和らげる。
「そうか。なら、留まってる時間はないな」
ゆっくりと瞳を閉じて、彼女の後頭部に手を添えると頬を寄せた。
「俺も、国を出ようと思うんだ。南の方まで」
「リューも?」
顔を上げるイルティアは、言葉の通りに瞳を瞬く。そんな彼女に笑いかけて、彼は持っていた原石を箱に戻した。
「だが、君に付いて行くわけじゃない。言っただろ? 俺もまだ学ぶべきことがある」
「この国では、ずいぶん有名な宝飾職人じゃない。さっき新たな技術も見せつけた。他に何を?」
「その新たな技術が、だよ。あれはまだ完成品とは呼べない。依頼主が父だったから出せた品だ。と、こういうと、父の心理の部分というのが裏付けられてしまうな」
苦笑する彼は、彼女の手から箱を取って、元の位置に戻す。そのまま、再び頬を撫でるように触れた。
「だがそうだな……偶然、同じ街に行くことになるなら、共に過ごすのも悪くないと思うが?」
わずかに困惑を見せて、でもイルティアも笑みを作る。
「そうね。もしそうなったら……心強いわ」
そう言った彼女が、不思議そうに続ける。
「でも、パシオンストーンはどうするの?」
「優秀な部下たちに任せるから、大丈夫だよ」
「そう。恵まれてるのね」
「そうだな。助かってるよ」
言って、リュクスはイルティアを優しく抱き寄せた。
「君は……輝けるよ。必ず」
「……そうかしら」
「ああ。俺が見つけた原石だからな」
その自信溢れる物言いに、ふふっと、イルティアが笑い声をこぼす。
「不思議ね。貴方にそう言われると、頑張ろうって、思えるわ」
「だが、君は一人じゃない。だから、辛いときは言ってくれ。俺が君の道を見届けるから」
彼女は、瞳を瞬き、やがて柔らかく微笑んだ。
「そうね。私も、貴方の選んだ答えを見届けたい。許されるなら……貴方の傍で」
「ああ。俺も、それを望むよ」
答えた直後、耳元で囁く。
「……言っただろう? 俺は、君を諦めるつもりはないから。君に、傍にいてほしい」
「リュー……」
ゆっくりと手を伸ばす先、リュクスの頬に触れて、そのまま首に腕を絡めた。
見つめ合い、顔を寄せる。少しだけ背伸びをして、重ねた唇。溢れる想いは吐息に紛れ、それから何度も口付けを繰り返す。
少しして、顔を離すとリュクスは愛おしげに瞳を細めた。
応えるように、優しく笑うイルティア。
間際、視界の端に映り込む窓。イルティアがふと目を向ける。そこに掠めたのは、舞い落ちる一枚の赤い羽根だった。
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