馬鹿な婚約者と自称ヒロインがまぐわっておりましたので、婚約破棄後に真実の愛とやらの行く末を見守りますわ

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恥ずかしさに耐えられず手で隠そうとしたのですが、その前にフリード様に手首を捕まれ阻止されてしまいました。

「隠さないで。リアの全てを見せてほしいんだ。お願いだよ……」


懇願するような声でそう言われてしまうと、私は拒否することなどできません。


「うぅ……」


私が観念したのを確認してからフリード様は、
「触れてもいないのにこんなにも主張していて、可愛くて美味しそうだ。食べちゃいたいな……」

そう呟かれると、私の胸に顔を近づけて、ぱくりと下着ごしに口に含んでしまわれたのです。

「あっ……やぁ」


突然の強い刺激に、ビクリと身体を震わせながら喘ぐ私。


そんな私の様子を楽しむかのように、フリード様は何度も甘噛みをしたり、持ち上げるように優しく揉まれたりしたのです。


「ふぅ……んっ……」


私はフリード様の頭を抱え込むようにして、与えられる快感に耐えるしかありませんでした。


「リアのここ、すごく柔らかい……。ずっと触っていたくなるな……」


「そ……そんなこと言わないで……くださ……あんっ」


「本当に可愛い。もっと気持ち良くなってもらうために、直接触れることにするね。ちょっと待っていて」


そう言うとフリード様は、私の胸を包み込んでいた下着を少しずらし、両の膨らみの先端を直接口に含まれたのです。


「ああぁっ!!」

先程よりも強い刺激に、私は背中を大きく仰け反らせながら、一際大きな声を上げてしまいました。


ここは普段私達しか来ることがない場所だとはいえ、学園の中でこのような行為に及んでいるという背徳的な状況に、余計に私の興奮が高まっていきました。


フリード様はそんな私の様子を満足げに見つめられると、更に強く吸い付き、舌先で転がすように弄られ始めたのです。


「んっ……あぁ……だめぇ」


今まで感じたことの無いような感覚に、私は翻弄されていました。


そして、無意識のうちに私は腰を揺ら揺らと動かし、フリード様へと擦りつけてしまっていたのです。

「こっちへも刺激を与えてあげないと可哀想だね」

フリード様は両手で私の体を支えてくださっていたのですけれど。


支える手が片方だけへと変わり、空いた方の手はフリード様が口で弄んでいない方の胸へ伸ばされ、先端を摘まれてしまったのです。


「ひゃぁっ!」


私はその刺激によってさらに大きく体を跳ねさせてしまいました。

声が…声が抑えられません。


でも抑えなければと思えば思うほど、逆に激しく反応してしまいます。


「リア、大丈夫だから好きなだけ鳴いていいんだよ」


フリード様は私の胸への愛撫を続けながらも、甘く囁かれました。


「やっ……ああっ!だめぇ……」


「何がダメなのかな?言ってくれないとわからないよ?」


「何かが来そうなんです。このままだと、変になる……から」


「うん。じゃあそろそろイこうか。僕ももう我慢できないんだ」


フリード様はそうおっしゃると、私の胸を舐め回し、同時にもう片方の手で両方の胸を責め立てられました。


「あっ……だめぇ……やぁぁぁ!」


何かが押し寄せるような、そんな感覚に襲われた私は、全身を痙攣させながらフリード様に体を預けました。


「リア…上手くイケたみたいだね」

はぁはぁと肩で息をする私にフリード様はそう声をかけられたので、

「いま…のは…?」

「女性が絶頂を迎える時の反応だよ。気持ち良かっただろう?」


「はい……」

初めての経験だった私は、まだ頭がぼーっとしていたのですが、フリード様に促されるままに返事をしました。




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