イレギュラー思考は透空(そら)の味 ♧自分を知ったその後は・・・・・♧

じゅラン 椿

文字の大きさ
上 下
31 / 31

♧No.031♧  地区予選 / 学園祭

しおりを挟む
充実した高校生活はほんとに早く過ぎていた。入部3名を歓迎し部活動がはじまった。今年もオセロ地区予選から出場することが決定。

日々のストレッチも続けていることにより、"習慣"を身に付けることができた。

数週間後 夏休み到来 部活も日々楽しく過ごし 後輩と一緒に出場することになる。数年後には 「伝統」という 形になったらいいな、という、想いがゲンには密かにある。

そして、予選当日 後輩はちょっと緊張 

ゲン「大丈夫」ハグをする。

後輩「ありがとう いってくる」

次はゲン そして結果は・・・・残念に終わる。

後輩と一緒に学校まで行き、励ます。

ゲン「大丈夫、今回は経験だから、来年があるから、それまで、色んな戦略覚えよう じゃ、またね」

後輩「ありがとうございます」

日常はどんどん加速して経過していた。

二年生の夏休みも終わり 前期期末テストも無事終わり、学園祭に向けての計画をたてることになり、ホームルームが行われる。



学級委員を中心にして、まずは、グループで提案を出し、そこから投票して決める方法を実施した。

その結果、お菓子の販売に決定、次にどんなものを販売するかを 提案→投票で 決定したものは クッキー・マドレーヌ。

そして、何かインパクトがでるように、アイデアを募った。

1週間後、ゴマ、バニラピンズ、ココナッツ、きなこ、メイプルシロップ、すりおろしにんじん、かぼちゃ、など意見がだされた。

みんな、懸命に考えて クラス委員は 嬉しく感じていた。

内心ゲンは、学園祭クラス実行委員に加わりたいと思っていたけど自分からは言えずに 準備は進んでいく。

人参クッキー・メイプルマドレーヌに決定した。

家庭科室を借りて、分量計る係・生地作成係・オーブン担当・個包装と、流れ作業で、前日に準備した。



学園祭当日

天候に恵まれ、クッキーマドレーヌ共に完売した。展示・ダンス披露・演劇など、盛大ににぎわうことができた。

思い出の一ページになったのだ。



1週間ほど後の事、学校に1通の手紙が 届く。



パン屋さんからのメッセージだった。学園祭で販売していたクッキー・マドレーヌを、期間限定で店とコラボ企画の内容。

早速ゲンのクラスで ホームルーム

みんなは大賛成。代表を、決めコミニュケーションをすることになる。

ひとりが、代表者 ゲンを推薦。一斉に拍手が・・・・・ 

担任「ゲン、代表ことことけてくれるか?」

ゲン「はい 喜んで」

こうして ゲンは代表になり、店主と計画を立て 構想を練る。

数量限定にして、週末に販売 を決定した。

決定事項はクラスに伝達した。

冬休みを迎え、ゲンは店主との交流で、忙しくしていた。

あっという間に年末・年始を迎える。いよいよ、三年生になる。

そして、コラボする期間は、2・3月の予定。

ゲンは 楽しみがどんどん膨らむ毎日を過ごす。



そして いよいよ 週末生地作りし、土日に販売。

第一週は クッキー100個・マドレーヌ50個とした。

売れ残りなく完売した、ゲンはほっとし、嬉しかった。

学校では、朝1週遅れで、報告をしていき、クラスみんなで 喜びを分かち合っていた。



クラスメイトの一人が、みんなで、交代で販売に参加するっていうのは、どうですかと 意見を出した もちろん強制はしない、自分の意思 やりたい、関わりたい、っていう思いがある人で、交代しよう。というものだ。



担任「では、多数決を取ります」

結果、全員賛成で 交代して販売することになる。



そうして、2回目・3・4・5週完売した。

6週目からはクッキー・マドレーヌ100ケ増加させた。

コラボ期間まで毎週完売したのだ。







しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

壁乳

リリーブルー
BL
俺は後輩に「壁乳」に行こうと誘われた。 (作者の挿絵付きです。)

道徳学院開校 ◆自由の中のルール◆

じゅラン 椿
現代文学
寺毛 亘は小3の時の担任の大杉先生に心を惹かれ 教員を目指す。4,5年生で挫折を目の前にするのだが、大杉先生に手紙を送り その返事を「ゆめへの栄養補給」として、支えにした。 中学も勉強に、部活に懸命になり、志望高校合格。高校時代に ルールやマナー秩序、規則、尊敬、敬い、感謝について 個人的に 問題を少しずつ感じていく。 各学校 専門学校、大学は、"小さな社会であり団体生活において学ぶ場"と位置付けている考えの持ち主。 大学受験では浪人を経て大学生となる。そして・・・・・

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

非日常と普遍性

カラス
現代文学
実話です。

だんだんおかしくなった姉の話

暗黒神ゼブラ
ホラー
弟が死んだことでおかしくなった姉の話

アルバートの屈辱

プラネットプラント
恋愛
妻の姉に恋をして妻を蔑ろにするアルバートとそんな夫を愛するのを諦めてしまった妻の話。 『詰んでる不憫系悪役令嬢はチャラ男騎士として生活しています』の10年ほど前の話ですが、ほぼ無関係なので単体で読めます。

処理中です...