イレギュラー思考は透空(そら)の味 ♧自分を知ったその後は・・・・・♧

♧No.016♧ 学校生徒からのメッセージ

一方学校では、ゲンへのメッセージを集める計画が実行され、もうすぐ完成する。

【元気になれ・待ってる・心配しなくていい・そのままで、登校・元気を、お返しします・・・・・】など、それぞれ、沢山の想いが、短い文が、集められたのだ。

そして、それを、クラスメイトが、届けることになり、行く日を連絡確認する。電話口では、ちょっと、元気のないゲンだった。

そして、メッセージ集を、持って、ゲンの家へ到着するクラスメイト。

ゲン「今日は、ありがとう、どうぞ。」

クライメイト「ありがとう、これ、学校のみんなからだよ、一度見てみてね。」

ゲン「うん、わかったー、うれしいよ、伝えておいてね。」

クラスメイト「授業も進んでいるし、また、ノートコピーして、届ける、学校みんなが待ってるからね」

20分くらい経過したかどうかくらいの短い時間で、お暇した、クラスメイト。

ゲン「ありがとう。みんなに感謝だよ」

クラスメイト「うん、次は、学校で会おう」そう言い残し、ゲンの家を出た。

そのあと、ゲンは、メッセージ集をゆっくり、じっくり、繰り返し読み返した。複雑な気持ちを抱えながら、うれしいような、言葉には表現できない思いを、膨らませていくのである。



吹田くん、彼は週１回、ゲンに会いに、通ってる。季節は、冬、１２月を終え、年が明け、1月中旬になろうとしていた。

彼は自分の学校の話、先生の話部活の話、世間の話題、ニュースなどを話しに来てくれる、いつの間にか、その、話を聞くのが楽しみの一つになっていた。