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ヴァルハラ編
番外編 ヴォルガとクロードのとある一日
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-午前五時-
side クロード
私の名前はクロードと言います。ここ根源界の管理者でもあり、守護者でもあります。
私の主人であるヴォルガの朝食づくりのため、私は毎日この時間から睦月の間にてテキパキと働いています。
「しまった……昨日のうちにこちらの冷蔵庫に肉を入れておくのを忘れてしまいました」
私は足早に食糧庫である弥生の間に向かった。今日はフェンリルにステーキを作らねばなりませんから、かなりの肉を消費します。
……これは買い出しに行った方が良さそうですね。
私は大量の肉が入った大きな木箱を両手に二つずつもって睦月の間へと向かう。
この箱はキンキンに冷えており、素手で持てば確実に凍傷になりますね。といっても、私にはそのようなこと関係ありませんが。
「ふぅ。フェンリルの暴食ぶりには少々嫌気がさしますね……」
私は計四箱の荷物を部屋の隅へ置き、朝食づくりをようやく始めようとしたのですが……。
「どうせヴォルガは八時頃……いいえ九時かもしれませんね……まあ、いずれにせよまだ起きてこないのは確実ですから、先にフェンリルのご飯をつくった方が良さそうですね」
ヴォルガの早寝遅起きにはもう慣れてますからね。
-午前九時-
side ヴォルガ
「……んー…………ん……」
窓から差し込む光が顔を照らし出し、ほとんど意識がない中でわしは身体を反対側に向けた。
これで光がわしの顔に差すことはなく、安心して眠れるわい……。
いつものように微睡の中を彷徨っていると、何かが羽ばたく音が遠くから聞こえてきおった。
「「……ヴォルガ様ー!!!」」
バサバサと羽音を鳴らせる二体の烏はわしの名前を大声で叫び、わしを起こそうとする。
鬱陶しいやつらじゃのう、まったく……。
わしはうっすらと目を開け、ムニンとフギンの姿を捉える。
「なんじゃ、主らは……」
「ひどいっすよー、ヴォルガ様。毎朝俺たちを目覚ましがわりにしてるくせにー」
「そうよそうよ!ヴォルガ様の頼みだから毎朝来てるんですよ、あちしらはー」
ムニンとフギンはわしの自室である、ここ葉月の間に設置した止まり木からわしに文句を言いおった。
「すまぬすまぬ。安眠を妨げられてしまったからな、ついのう」
「もー。早く起きてくださいよ!長月の間に食卓の準備がされてるっすからねー」
「あちしたちはクロード様にヴォルガ様が起きたことをお伝えしてきますからー」
そう言い残してムニンとフギンは再び翼を広げて羽ばたき去っていった。
……早くいかねばまーたクロードに怒られてしまうのう……。
side クロード
朝食の準備を整え、再び睦月の間へと戻る。次は昼食の準備をせねばなりませんね。
昨日から一晩寝かしておいたカレーと冷やご飯を冷蔵庫から取り出してテーブルに置く。
……今日は買い物に出ねばなりませんから、あとはヴォルガに任せましょう。温めるだけですし。
-正午-
sideヴォルガ
「クロード、飯はまだかのう」
わしは小腹を空かせて睦月の間へと足を踏み入れた。しかし探していた人物はおらず、調理台にはメモが残されておった。
『私はこれから人界へ行ってきますので、昼食はこのカレーを温めてどうぞ』
「ふむふむ。あいわかった」
ちなみに、わしは朝食を取ってからそんなに時間は経っていないが、もう腹を空かせている。なぜならクロードがわざと朝食を少なくし、十二時ごろにはわしが昼食を取れるように調整しているからなのじゃ。
そしてこれはわしの威厳が損なわれる一因になってしまうかもしれんが、わしはさっきまでなーんにもせずに部屋でゴロゴロしていたのじゃ。
クロードは忙しそうに働いておるのに、わしはこの体たらくよ、ハッハッハ……。
……じゃが!これはわしのせいではないのじゃ。
以前わしが何か手伝おうかと尋ねたところ、「あなたがすると碌なことにならないので、大人しくしててください」と、なぜか怒られてしまったのじゃ。じゃから、わしがこんなにも暇を持て余しておるのは、クロードのせいでもあるんじゃよ。
じゃから……じゃからわしは決して、ダメ人間などではないんじゃぞ!
side クロード
「空間系統の氣術が使えて、これほど良かったと思ったことはありませんね」
買ったもの全てを手に持つことなど不可能ですし、そもそもそんなに買い込んでたら相当目立ってしまいます。
私はこの世界に住む者ではありませんから、あまり目立つのは控えたいところ。
万が一にも根源界が危機に見舞われるようなことは避けたいですしね……。
「さて、あとはこの店だけですか…」
ここ大帝国グランドベゼルの帝都アクロポリスにある一番人気のスイーツ店『スイーツの園』。
ピンクや黄色といった明るくてカラフルな外観をのオシャレなこの店は、連日行列ができるほどの人気っぷり。
何故ここに立ち寄ったのかと言えば、ズバリ主人たるヴォルガの大好物をゲットするためです。以前、私がここでなんとなく買ったチョコレートケーキを大変気に入ったヴォルガは、私が買い出しに出た時は必ず買ってきてほしいと懇願してきたのです。
……いくら不真面目でどうしようもないダメな主人でも、一応私は従者ですからね。この店には必ず立ち寄るようにしているのです。
「このチョコレートケーキをあるだけください」
「へ?……えと、か、かしこまりました」
一時間並んでようやく注文を頼むと、店員さんは驚きながらもショーケースに綺麗に陳列されたチョコレートケーキを全て箱に入れてくれた。
「全部で五千エルツになります」
私は銀貨五枚を店員さんに渡して、ケーキが詰められた白い箱を持った。
「……ありがとうございました」
私は店員さんの言葉に対して軽く頭を下げてこの場を後にしました。
……さて、用も済んだことですし根源界に帰りましょうか。
-午後一時-
side ヴォルガ
「ふっ……ふん……はあっ!」
木の棒でできた槍を振り回して、敵を模して立てられた丸太に攻撃していく。カレーを美味しく平らげたわしは、食後の運動も兼ねて道場である霜月の間にて軽く体を動かしていた。
数十本あった丸太は全て切り落とされ、地面に転がり落ちている。
辺り一面が丸太の破片で埋め尽くされておる。
……少々やりすぎたかもしれないのう。
「……掃除、するかのう…………」
side クロード
私は帰宅してすぐに買い溜めした食品たちを弥生の間へと格納していき、以前買い置きしていたものを睦月の間へと持っていく。何やら霜月の間が騒がしいようですが、今は忙しいので対応には行けませんね。
-午後二時-
side ヴォルガ
とてつもなく面倒であった掃除を済ませたわしは、今度は書庫である『皐月の間』と『水無月の間』から本を何冊か取り出し、『葉月の間』へと戻った。
木製の椅子に座り、かなり古びた本を読む。
「….…ふむ。こんなにも擦り切れてしまいおったか……これ以上読み返したら破れてしまうかもしれぬな。文月の間に保管しておこうかのう」
わしは何故だかここ最近読み返したくなったこの日記を閉じて、文月の間にある棚に丁寧に置いた。
「クロト……主はどうしてわしのもとから去ったのじゃ?」
懐かしき愛する者の名前を呟きながら、わしは葉月の間へと戻った。
-午後七時-
side ヴォルガ
「ヴォルガ、ご飯できましたよ」
足を組みながら椅子に座って本を読み耽っていると、クロードがわしを呼びに来おった。
「……もうそんな時間じゃったか」
「ええ。早く来てくださいね」
わしは本を閉じ、クロードの後を追った。そして食堂である長月の間に入る。
「おや、意外と早かったですね。……では、いただきましょうか」
「うむ」
わしとクロードは胸の前で手を合わせる。
「「いただきます」」
-午後十時-
side クロード
夕食後、諸々の片付けを済ませ各部屋の戸締り等を確認していく。
……ヴォルガはもう寝ているでしょうね。
私はやることを済ませ、なんとなく外へ出る。
私の後方に聳え立つ巨木、世界樹は少し涼しげで穏やかな風に揺られ、葉と葉の小さな合唱が夜空に響き渡る。
「おや……?珍しい。ヨルムンガンドが目を開けているなんて……」
普段は世界樹に巻き付く形で眠っているはずなんですけど……。
「何かが起こるのでしょうか……」
そんな一抹の不安を覚えた翌日でした。二人の子供とその子供たちに抱えられた二人の赤子がこの世界にやってきたのは……。
side クロード
私の名前はクロードと言います。ここ根源界の管理者でもあり、守護者でもあります。
私の主人であるヴォルガの朝食づくりのため、私は毎日この時間から睦月の間にてテキパキと働いています。
「しまった……昨日のうちにこちらの冷蔵庫に肉を入れておくのを忘れてしまいました」
私は足早に食糧庫である弥生の間に向かった。今日はフェンリルにステーキを作らねばなりませんから、かなりの肉を消費します。
……これは買い出しに行った方が良さそうですね。
私は大量の肉が入った大きな木箱を両手に二つずつもって睦月の間へと向かう。
この箱はキンキンに冷えており、素手で持てば確実に凍傷になりますね。といっても、私にはそのようなこと関係ありませんが。
「ふぅ。フェンリルの暴食ぶりには少々嫌気がさしますね……」
私は計四箱の荷物を部屋の隅へ置き、朝食づくりをようやく始めようとしたのですが……。
「どうせヴォルガは八時頃……いいえ九時かもしれませんね……まあ、いずれにせよまだ起きてこないのは確実ですから、先にフェンリルのご飯をつくった方が良さそうですね」
ヴォルガの早寝遅起きにはもう慣れてますからね。
-午前九時-
side ヴォルガ
「……んー…………ん……」
窓から差し込む光が顔を照らし出し、ほとんど意識がない中でわしは身体を反対側に向けた。
これで光がわしの顔に差すことはなく、安心して眠れるわい……。
いつものように微睡の中を彷徨っていると、何かが羽ばたく音が遠くから聞こえてきおった。
「「……ヴォルガ様ー!!!」」
バサバサと羽音を鳴らせる二体の烏はわしの名前を大声で叫び、わしを起こそうとする。
鬱陶しいやつらじゃのう、まったく……。
わしはうっすらと目を開け、ムニンとフギンの姿を捉える。
「なんじゃ、主らは……」
「ひどいっすよー、ヴォルガ様。毎朝俺たちを目覚ましがわりにしてるくせにー」
「そうよそうよ!ヴォルガ様の頼みだから毎朝来てるんですよ、あちしらはー」
ムニンとフギンはわしの自室である、ここ葉月の間に設置した止まり木からわしに文句を言いおった。
「すまぬすまぬ。安眠を妨げられてしまったからな、ついのう」
「もー。早く起きてくださいよ!長月の間に食卓の準備がされてるっすからねー」
「あちしたちはクロード様にヴォルガ様が起きたことをお伝えしてきますからー」
そう言い残してムニンとフギンは再び翼を広げて羽ばたき去っていった。
……早くいかねばまーたクロードに怒られてしまうのう……。
side クロード
朝食の準備を整え、再び睦月の間へと戻る。次は昼食の準備をせねばなりませんね。
昨日から一晩寝かしておいたカレーと冷やご飯を冷蔵庫から取り出してテーブルに置く。
……今日は買い物に出ねばなりませんから、あとはヴォルガに任せましょう。温めるだけですし。
-正午-
sideヴォルガ
「クロード、飯はまだかのう」
わしは小腹を空かせて睦月の間へと足を踏み入れた。しかし探していた人物はおらず、調理台にはメモが残されておった。
『私はこれから人界へ行ってきますので、昼食はこのカレーを温めてどうぞ』
「ふむふむ。あいわかった」
ちなみに、わしは朝食を取ってからそんなに時間は経っていないが、もう腹を空かせている。なぜならクロードがわざと朝食を少なくし、十二時ごろにはわしが昼食を取れるように調整しているからなのじゃ。
そしてこれはわしの威厳が損なわれる一因になってしまうかもしれんが、わしはさっきまでなーんにもせずに部屋でゴロゴロしていたのじゃ。
クロードは忙しそうに働いておるのに、わしはこの体たらくよ、ハッハッハ……。
……じゃが!これはわしのせいではないのじゃ。
以前わしが何か手伝おうかと尋ねたところ、「あなたがすると碌なことにならないので、大人しくしててください」と、なぜか怒られてしまったのじゃ。じゃから、わしがこんなにも暇を持て余しておるのは、クロードのせいでもあるんじゃよ。
じゃから……じゃからわしは決して、ダメ人間などではないんじゃぞ!
side クロード
「空間系統の氣術が使えて、これほど良かったと思ったことはありませんね」
買ったもの全てを手に持つことなど不可能ですし、そもそもそんなに買い込んでたら相当目立ってしまいます。
私はこの世界に住む者ではありませんから、あまり目立つのは控えたいところ。
万が一にも根源界が危機に見舞われるようなことは避けたいですしね……。
「さて、あとはこの店だけですか…」
ここ大帝国グランドベゼルの帝都アクロポリスにある一番人気のスイーツ店『スイーツの園』。
ピンクや黄色といった明るくてカラフルな外観をのオシャレなこの店は、連日行列ができるほどの人気っぷり。
何故ここに立ち寄ったのかと言えば、ズバリ主人たるヴォルガの大好物をゲットするためです。以前、私がここでなんとなく買ったチョコレートケーキを大変気に入ったヴォルガは、私が買い出しに出た時は必ず買ってきてほしいと懇願してきたのです。
……いくら不真面目でどうしようもないダメな主人でも、一応私は従者ですからね。この店には必ず立ち寄るようにしているのです。
「このチョコレートケーキをあるだけください」
「へ?……えと、か、かしこまりました」
一時間並んでようやく注文を頼むと、店員さんは驚きながらもショーケースに綺麗に陳列されたチョコレートケーキを全て箱に入れてくれた。
「全部で五千エルツになります」
私は銀貨五枚を店員さんに渡して、ケーキが詰められた白い箱を持った。
「……ありがとうございました」
私は店員さんの言葉に対して軽く頭を下げてこの場を後にしました。
……さて、用も済んだことですし根源界に帰りましょうか。
-午後一時-
side ヴォルガ
「ふっ……ふん……はあっ!」
木の棒でできた槍を振り回して、敵を模して立てられた丸太に攻撃していく。カレーを美味しく平らげたわしは、食後の運動も兼ねて道場である霜月の間にて軽く体を動かしていた。
数十本あった丸太は全て切り落とされ、地面に転がり落ちている。
辺り一面が丸太の破片で埋め尽くされておる。
……少々やりすぎたかもしれないのう。
「……掃除、するかのう…………」
side クロード
私は帰宅してすぐに買い溜めした食品たちを弥生の間へと格納していき、以前買い置きしていたものを睦月の間へと持っていく。何やら霜月の間が騒がしいようですが、今は忙しいので対応には行けませんね。
-午後二時-
side ヴォルガ
とてつもなく面倒であった掃除を済ませたわしは、今度は書庫である『皐月の間』と『水無月の間』から本を何冊か取り出し、『葉月の間』へと戻った。
木製の椅子に座り、かなり古びた本を読む。
「….…ふむ。こんなにも擦り切れてしまいおったか……これ以上読み返したら破れてしまうかもしれぬな。文月の間に保管しておこうかのう」
わしは何故だかここ最近読み返したくなったこの日記を閉じて、文月の間にある棚に丁寧に置いた。
「クロト……主はどうしてわしのもとから去ったのじゃ?」
懐かしき愛する者の名前を呟きながら、わしは葉月の間へと戻った。
-午後七時-
side ヴォルガ
「ヴォルガ、ご飯できましたよ」
足を組みながら椅子に座って本を読み耽っていると、クロードがわしを呼びに来おった。
「……もうそんな時間じゃったか」
「ええ。早く来てくださいね」
わしは本を閉じ、クロードの後を追った。そして食堂である長月の間に入る。
「おや、意外と早かったですね。……では、いただきましょうか」
「うむ」
わしとクロードは胸の前で手を合わせる。
「「いただきます」」
-午後十時-
side クロード
夕食後、諸々の片付けを済ませ各部屋の戸締り等を確認していく。
……ヴォルガはもう寝ているでしょうね。
私はやることを済ませ、なんとなく外へ出る。
私の後方に聳え立つ巨木、世界樹は少し涼しげで穏やかな風に揺られ、葉と葉の小さな合唱が夜空に響き渡る。
「おや……?珍しい。ヨルムンガンドが目を開けているなんて……」
普段は世界樹に巻き付く形で眠っているはずなんですけど……。
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