碧天のノアズアーク

世良シンア

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ヴァルハラ編

1 根源界

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side 八神秀

俺たちがこの場所にきてから三ヶ月が経った。俺たちは今、根源界ヴァルハラという世界にいる。ここは俺たちがいた人界ミッドガルドとはまた別の世界らしい。

以前オヤジから聞いた話では、俺たちがいた人界ミッドガルド、その対となる魔界ニライカナイ人界ミッドガルドのどこかにあるとされる精霊界クヴェル魔界ニライカナイのはるか上空に位置するとされる天界ウィジェルの合計四つの世界があるっていう話だったから、この根源界ヴァルハラっていう世界のことは俺も湊も全く知らなかった。

それに世界間の移動、といっても人界ミッドガルド魔界ニライカナイの間だけに限れば、この両世界の行き来はそれほど難しいものじゃない。ただし、この二つの世界の間には不可思議な黒い壁が海底から天空まで広がっていて、通称『ブラックカーテン』って言うみたいだ。これのせいで、とある特殊な手段でないとあっち側に移動することができないんだよな。

それはともかくとしてだ。この根源界ヴァルハラに行くには、どうやら里長の屋敷の地下にあったゲートが唯一の移動手段だったみたいだ。

「秀。交代だ」

先ほどまで稽古をしていた湊が少し疲れた様子で俺の元へ来る。湊は生まれた時から一緒に育った幼なじみだ。湊が汗をかいた姿なんて久々に見たな。

「おし!次こそはあの爺さんに一発入れてやる」

俺は胸の前辺りで右の拳を左の掌にパンッと当てて気合を入れた。そしてとある爺さんを睨みつける。

こちらを見てニヤニヤしているその爺さんの名はヴォルガ。この世界の管理人らしい。俺たちがゲートの先で出会った謎の爺さんだ。

「おーい、秀。次はお主の番じゃぞ。はやく来んか」

「わかってるよ!」

あの爺さん、普段は頼りにならないただのジジイのくせに戦闘に関しては俺が会ったどんな奴よりもつえぇ。おそらくは俺のオヤジよりも……。

木陰で休んでいた俺は立ち上がり、爺さんのもとへ向かう。湊はといえば、今さっき俺がいた場所で座っている。

「秀も湊もわしと初めて手合わせした頃より強くなっておるの。感心感心……!じゃが、まだわしに痛烈な一撃を入れることはできておらん。まったくいつになったらできることやら」

爺さんは自身の髭を撫でながら嫌みたらしく言う。

「っるせぇな。今日という今日は爺さんをぎゃふんと言わせてやるから覚悟しろよ!」

「ほおー。それは楽しみじゃな」






「クッソー!また負けたー!爺さん強すぎんだろ」

夕食の席で俺はもう何度目かわからない愚痴をこぼす。ちなみに俺たちがいるこの部屋は根源界ヴァルハラの中心にそびえ立つ世界樹ユグドラシルに建てられた家にある。この家は何故か俺たちの里にあった家々と造りが似ていた。

「ハッハッハ。すまんな。なんせわし、史上最強の男じゃからのう」

ステーキを頬張りながら、俺は爺さんをにらみつける。

なんで勝てねぇんだこんなジジイ相手に……!

「まあ安心せい。わしが直接指導しとるんじゃ。お主らはわしの強い男なるじゃろうて」

今絶対わざとのとこだけ強調して言いやがったな。

「俺は先に戻る」

先に食事を終えた湊は席を立つ。

「俺もすぐ行くわ」

今の今まで黙食していた湊は、ノアとシンがいる部屋へと戻っていった。俺と湊は九年間ずっと一緒に育ってきたはずなのだが、どうも湊は大人びていてクールな奴なのだ。俺とはかなり性格が違う。

「しっかし、湊の奴は初めてうた時から思っておったが、ガキっぽさが全然ないのう。お主とは大違いじゃな」

「知ってるよ。俺はあいつの親友だからな。……てか、俺だってもうガキじゃねぇからな!」

「それはどうかのう」

「なんだとー!このクソジジイ!」

「クソジジイとはなんじゃ、クソジジイとは!口の聞き方がなっておらんぞ!」

「……御二方。食事中に大声を出すなどマナーがなってませんよ。それにノア君とシン君が起きたらどうするんですか」

爺さんといつもの口喧嘩を勃発させると、俺の右側にあるふすまを開けて黒髪の若い男が注意を促した。

「げっ。クロードさん」

「げっ、じゃないですよ、秀君。この際、毎度のことですからヴォルガと喧嘩するのはしょうがないとしても、時と場合を考えてください」

「はい。すんません」

この人はクロードさん。爺さんの唯一の従者兼世話役で、俺たちが爺さんとの手合わせなんかでいない間に、ノアやシンの面倒を見てくれている優しくて頼れる人だ。

「ハッハッハ。また怒られてしまったのう」

「はぁ。秀君は素直に反省するというのに人生の大・大・大先輩であるはずのあなたにそれができないとは……」

クロードは主人であるヴォルガに呆れた様子で目を閉じ、右手を顔に当て首を振った。そしてクロードさんは俺へと体を向ける。

「秀君。お風呂を沸かしておいたので湊君と先に入っておいてください。しっかり疲れをとってくださいね」

「了解です、クロードさん」

俺はすぐに部屋を出る。襖を閉め湊たちがいるであろう『神無月の間』に向かう。

先ほどまで食事をしていた長月の間からは「なぜ秀はわしと話すときとクロードと話すときとであんなにも態度が違うんじゃ?」と口にする爺さんの声と「自覚なしですか……」とため息をつくクロードさんの声が聞こえてきた。





side 九条湊

入浴後、浴衣を着た俺たちは神無月の間へと戻った。三ヶ月前のあの緊迫した状況下にいた俺たちには想像できなかったほどに快適な日々を過ごしている。

ゲートの先にいた爺さんとクロードさんには感謝している。俺たちのような他所者の世話をしてくれているからな。




『なんじゃ、まさかこの世界に客が来るとはのう』

ゲートを抜けた先にいたのは髭を生やした白髪の爺さん。何者かは知らないが相当強いことは見てすぐにわかった。秀もなんとなく察したらしく俺と同様身構えている。

『ジジイ。あんた、なにもんだよ』

『ジジイじゃと?随分と口の悪いガキじゃのう』

爺さんは秀を睨みつける。

『まあ、いいじゃろ。わしはこの根源界ヴァルハラを守護する管理人でヴォルガという。それで?主らは何者じゃ。なにやら訳ありのようじゃが……』

……根源界ヴァルハラとはなんだ?聞いたことがない。

『俺は八神秀だ。こっちは九条湊』

『ほう。八神家と九条家の子か。ということは、主らが大事そうに抱えておるその赤子らは……オーガスト家の血を引く子らじゃな』

なっ……なぜ俺たちのことを知っている……?!

『……ッ。おい!ジジイ。なんで俺らのこと知ってんだ!』

俺と同じように動揺する秀が爺さんへと問いかけた。

『それはじゃな。……わしが凄い奴だからじゃ』

『『は?』』

わざわざタメをつくって自信満々に告げた爺さん。

なにを言ってるんだ。全く答えになってないだろう。あの爺さん馬鹿すぎないか。

『なんじゃ。ちゃんと答えてやったであろう。何か不服でもあるのか』

『ヴォルガ。そんな答えでこの子達が納得するわけないでしょ。あなたは本当にどうしようもないですね』

爺さんの後方から黒髪の若い男が姿を見せる。

『何を言っておるかクロード。わしはちゃーんと答えてやったぞ』

『はぁ……。すみませんね。主人はどうもおバカ…んんっ、失礼、少々変わり者でして。私が御二人のご質問にお答えいたしましょう』

爺さんにクロードと呼ばれた男は紳士的な印象だ。そしてクロードに話の主導権を握られた爺さんは、ぶつぶつと文句を言いながら小石を蹴っている。

『それならお言葉に甘えて。ここはどこで貴方達は何者だ?それになぜ俺たちのことを知っている?』

『ここは根源界ヴァルハラという別空間に存在する世界です。君たちの後ろに聳え立つ大きな木は世界樹ユグドラシルと言って、君たちがいた世界やこの空間の源です。簡単に言えば、そうですね……全ての生命の始まりであり、全ての世界を支える存在……ですかね』

世界樹ユグドラシルが世界の根源であるという話は里に伝わる伝承として認知してはいた。ただ、どこにあるのかは不明だった。そのためただの与太話として理解している者も多かったが、まさか俺たちの里にそこにつながるゲートがあるなんてな……。

『それから、何者か、ということですがそれは追々話すことにしましょう。なぜ君たちのことを知っていたのかということも含めて、ね』

正体はまだ明かせないということか。だが俺たちの一族のことを知っている部外者などゼロに等しいはず……。

一体こいつらは何者だ……?

『質疑応答はこれくらいにして私たちの家にご招待しましょう。ここで長話するのは君たちやその赤子たちにとってもあまり良くありませんし』

確かに俺たちの主には安らかに眠れる空間が必要だ。俺も秀もノアやシンになるべく振動を与えないように注意して動いてはいたが、いつまでも俺たちの腕の中というのは二人の負担になるかもしれない。

『……わかった。まだあんた達を完全に信用したわけではないが、主のためだ。あなたの案に従う。それでいいか、秀』

『湊がいいなら俺はそれで構わないぜ。それにあいつらにはこっちを敵視するような感じもないし、悪意のある人間には見えなかったからな』

クロードに連れられて世界樹ユグドラシルの根元に集まる。クロードが世界樹ユグドラシルに触れると地面に緑色のゲートが出現し、俺たちは緑色の光に包まれる。

目を開けるとそこは俺たちの里にあった家屋を彷彿とさせる木造の空間が広がっていた。つい先ほどまで里にいたというのにとても懐かしく感じる。

『ここが私たちの住処です。ちなみにここは世界樹ユグドラシルの枝上に建てられています。そしてこの部屋は『卯月の間』と言います。まあ、部屋といってもここは下に降りるための氣術陣があるだけなので、特に誰かが使っている場所ではないですね。ですからゲート以外これといって物は置いていないんです』

確かにこのゲート以外には特に気にかかるようなものはない。かなり殺風景な部屋だ。

『この部屋を出て道なりに進むと三方向に分かれている廊下が出てきます』

クロードの説明を聴きながら俺たちは後をついていく。

『ここがその分かれ道です。左手の階段を上がるとヴォルガの自室である「葉月の間」と「文月の間」があります。右手の階段を上がると書庫である「水無月の間」と「皐月の間」があります。私たちが向かうのは、このまままっすぐ行くと左手に見えてくる「神無月の間」です』

クロードに導かれるがまま、俺たちは神無月の間に到着した。

床は畳が敷き詰められており、簡素な部屋ではあるが、不思議と風情を感じる落ち着いた場所であった。クロードは左側に備えられている押し入れから布団を取り出し丁寧に敷いていく。

『今日からここを君たちの部屋として使ってください。何かあれば先ほど教えた葉月の間に来てください。私か主人のどちらかが対応しますから。それと残りの部屋の説明や今後君達がどうするかといった相談は、後ほど行いましょう。今は体を休めることが先決です。あとでまたお伺いしますので。では』

クロードは今まで一言も発しなかったしょぼくれ爺さんを連れて、この場を後にした。

『湊。これからどうするよ』

『とりあえずここは安全な所と言っても問題ないだろう。あの二人相当強いだろうから、俺たちが邪魔ならとっとと始末してるはずだ』

俺と秀はノアとシンを布団の上に優しく置いて今後についての会話をする。

『そうだよな。あの爺さん、言動とか態度はバカっぽいけど内に秘めてるの量が半端じゃなかった。体格もそれなりに良かったし』

『今の俺たちが全力を出して勝てるかどうか、かなり危ういな』

『まあ、もしかしたら爺さんだけならなんとかなるかもしれねぇけど……あのクロードって男も加わったら流石に無理だぜ』

爺さんとクロード、どちらもかなりの猛者といっていい。両方の相手をするのは確かに不可能だ。

『そうだな。まあそれについては戦いに発展するような事態にはならないように注意するしかないだろう』

『だな……。俺たちの主を守るのが第一優先事項だ。これからも頼むぜ、親友!』

秀は屈託のない笑顔で左の拳を突き出した。

『ああ』

俺は右の拳を突き出し秀の拳と突き合わせた。秀は俺が信頼する者の一人だ。こいつとならなんでもやっていけるだろうな。






『よく休めました?』

クロードが襖を開け俺たちに問いかける。

『ああ。クロードさん、だっけ。あんたのおかげで助かったよ。ありがとな』

秀の言葉に続き、俺は頭を少し下げ感謝の気持ちを表現する。

『いえいえ。当然のことをしたまでです。それと夕食の用意ができましたので秀君と湊君もご一緒にいかがかと思い伺いました。私はまだ警戒されているのに同じ卓で食べるのは食事が喉を通らないのではと言ったのですが、主人がどうしてもと聞かなかったので御二人のご意見を聞かせてもらいたいのです』

『俺は全然いいけど。湊は?』

俺としてはここの情報をもっと知っておきたいからな。この世界の住人と話せる機会は逃さない方がいいだろう。

『俺も行く』

『それはよかったです。では私が案内します。食事は基本的に長月の間でとります。この神無月の間を出てすぐ正面にある部屋です。それとこの世界には君たちに危害を加えるような輩はいませんから安心してください』

俺たちに優しく微笑んだクロードは、俺たちを連れて例の部屋に向かった。長月の間と呼ばれるその部屋にはすでにあの爺さんがいた。

『おお。待っておったぞ。さあ、早く飯を食おう』

爺さんは黒っぽい緑色の浴衣を着て俺たちを迎えた。ちなみに俺たちは神無月の間にあった紺色の浴衣を着ている。里にいた頃と同じ部屋着だ。

ここも畳の部屋で長方形の茶色いテーブルに四人分の料理が置かれており、その前にはそれぞれ座布団が用意されている。右奥に爺さん、右手前にクロード、左奥に秀、そして左手前に俺が座る。

『あのさ、俺たちのことどうするつもりなんだよ』

箸をすすめていた手を止め、唐突にそして不躾に秀が問いかけた。

『ふむ。特にお主たちをどうこうするつもりはないぞ。まあ、この世界は最も安全な場所と言っていいからのう。気が済むまでここにいてくれて構わん』

『なんで見ず知らずの俺たちにそこまでしてくれるんだよ?』

『……まあ、なんじゃ。わしがお主らを気に入ったからじゃな』

『『……』』

本当にそれだけの理由で見知らぬ人間にここまでのことをしたのか?しかも爺さんはこれから先もここに居ていいとまで言っている。こんなに上手い話があるのだろうか。

『胡散臭く聞こえると思いますが、主人は嘘は言っておりませんよ。気に入らないものは問答無用で斬り捨てる方ですから』

『むむ?わしはそんなに残酷な男ではないぞ。言い過ぎではないのか、クロード』

『いえいえ。これでも控えめにお答えしたつもりです』

『いやまて。そうかそうか。……わしは偉大で誠実で謙虚でそれはそれは仁徳のあるすんばらしい男じゃということをクロードは言いたかったんじゃな?じゃが、わしの前で言うのはとてもとても恥ずかしくて言えんかった。そうじゃろう?』

自身の主人であるはずの爺さんを白い目で見つめるクロードは、止めていた手を動かして食事を再開する。

『おい、クロード。なぜ無視するのじゃ。わしは悲しいぞ』

爺さんはクロードの肩に手を乗せる。するとクロードは爺さんの方をゆっくりと向き睨みつけた。爺さんは顔を引きつらせ乾いた笑いをこぼした後、しょぼんとした顔となり、ちまちまと食べ始めた。これではどちらが主人なのかわかったものではない。

結局めぼしい情報は得られないまま食事会は終わり、クロードの勧めで「師走の間」の浴場で疲れをとることとなった。









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