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第7章 新たな進化
58話 王都から流出
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ヒロトシは、ガッシベルグ男爵に何回も謝罪をうけた。しかし、ナッシュの跡取りは仮にすると言われたのだ。
「そんな!父上、ヒロトシ様も許して下さると言ってくれたではないですか?」
「お前は、国王陛下のご友人であるヒロトシ様に迷惑をかけたのだ。それにヒロトシ様は、国王陛下の義理の息子にもあたられるお方だ!その事がちゃんと理解しているのか?」
「それは・・・・・・・」
「本来ならお主の首はなくなっていてもおかしくはないのだ!ヒロトシ様の恩情でガッシベルグ家は救われただけだ」
「だから、私がガッシベルグ家の跡取りではないですか?」
「ああ!私に子が授からなかった場合はだ!」
ガッシベルグ男爵がそういうと、奥方つまりナッシュの母は下を向き落ち込んでいた。
ナッシュが跡取りになると思い、正妻の地位にいたが、ガッシベルグはこれから子作りに励むことになるからだ。
側室に、男子が生まれればその子がガッシベルグ家の跡取りになるのだ。
「そんな!父上、考え直してください!」
「お主達は、ワシに子が授からないように祈る事は許してやる。お前達は、別宅に住まわせてやるからそこで暮らすがよい!」
ガッシベルグはナッシュ達に恩情を与えていた。本来なら、ガッシベルグ家は御取り潰しになっていたはずだ。奥方は離縁され、ナッシュは打ち首だったはずだが、ヒロトシのおかげで不問となった。
そうなれば、後はガッシベルグ家の問題になるのだ。ナッシュは、ガッシベルグ家に、相応しい当主になれるのか。ガッシベルグは決断しないといけないのだ。
一人息子を甘やかせて育てて、ナッシュには跡取りにできないと判断した。しかし、ナッシュは自分の息子でいとおしい。ヒロトシに許しを得たいま、ナッシュを追放はせず、妻と一緒に別宅に住まわす事にした。
「お主は、ガッシベルグ家を潰しかけたのだ。別宅にて、貴族として勉強をしなおすのだ。今の王国は前のように貴族に甘い国ではないのだ!」
「・・・・・・」
「ワシに子供、つまりお前の弟が出来なかった場合にのみ、お主に跡取りになってもらう!跡取りになれた場合に備えて、お主は勉強を怠るでない。わかったな?」
「父上、そんな!」
「返事は?」
「承知いたしました」
「ベルーナもわかったの?」
「仰せのままに・・・・・・」
ガッシベルグの妻のベルーナは頭を下げて、ナッシュの腕を取り屋敷を出る準備をして、次の日の朝早くに別宅に移動したのだった。
ガッシベルグ家が、ヒロトシに謝罪した事で王国貴族の家系の一つが没落することはなくなった。
その事で、ヒロトシはローベルグから呼び出されていた。
「ヒロトシよ。ガッシベルグ家の事は感謝する」
「まぁ、今までのように上から目線じゃありませんでしたからね。それに、報告ではナッシュ様もすぐにダリアに謝罪したと聞いていたので、特に問題にするつもりはありませんでしたよ」
「そうか。それでヒロトシは王都から撤退はしないのだな?」
「ええ。この件に関しては特に問題にしてませんからね。ただ・・・・・・」
「ただ、なんだ?」
「ローベルグ様、そんな気にしなくとも」
「ヒロトシよ。お主はもう王国に必要な人間なのだよ。それこそ、ギルドなど比べ物にならんぐらいにな!」
「そう!今回ギルドが問題なんですよ。何人の冒険者を犠牲にしたんですか?」
「それは王国には関係あるまい」
「だからこそ、歯がゆいですよ。結局、保障と言っても雀の涙だったしね。あれじゃうちに来なかった冒険者は野垂れ死ぬしか道はないですよ」
「ヒロトシよ。そんなこと余に言われてもだな」
「ええ!そうですね。意味はありません。これもギルドがあまりに大きい組織だからです」
「だからといって、今回ギルドの件で王都を出るとか言わんでくれよ?お主には、王都の安全がかかっておるのだからな」
「わかってますよ。しかし、冒険者は多分今回の件で王都を離れますよ?」
「はぁ?どういう事だ?」
「当たり前ですよ。今回はギルドが、調子に乗った事で冒険者が200人以上怪我人を出したんです。この人数は復帰できなくなった冒険者です」
「ふむ」
「つまり、内で保護しなかった人数は150名以上の人間が愚痴を広めるんですよ。それを聞いたCランクまでの冒険者は、王都を離れてミトンの町に向かうはずです」
「馬鹿な!」
「当たり前ですよ。冒険者から冒険者ギルド王都本部は信頼はされていませんからね。冒険者は自由です。この数年でミトンの町の情報も王都に届きはじめています」
「じゃあ、冒険者は?」
「Cランクまでの冒険者は、拠点をミトンに移すでしょうね」
「ヒロトシはそれでいいのか?」
「俺の商売相手はBランク冒険者からだ。問題はないよ。ただ、王都の冒険者ギルドは若い冒険者は育たないかもな」
「どうすんだよ!ヒロトシ、なんとかならないか?」
ローベルグは、あまりの事に言葉遣いが公式のものじゃなくなるくらい慌てていた。
「知らないよ。ローベルグ様が、ギルドにもっと強く言わないのが悪いんだから・・・・・・」
「そんなこと言っても、ギルドには国が関与できないんだ。今回はお主のおかげもあって、ようやくあそこまで意見が通せたんだ。あれ以上は無理だ!」
「まぁ、このままでは王都のギルドは立ち行かなくなりますよ。ローベルグ様も覚悟だけはしていてくださいね」
「馬鹿な事をいうな!なんとかならないのか?」
「王都から冒険者の流出を止めれたら、なんとかなりますが国が関与できないギルドの仕事ですよ」
ヒロトシは呑気に笑っていたが、冒険者がいなくなれば王都の経済が滞るのは目に見えていて、ローベルグは真っ青になっていた。
その頃、ヒロトシが言ったように、ギルドの酒場では冒険者達が愚痴を言っていた。
「俺達も、拠点をミトンに移そう」
「あんな田舎にいくの?」
「あたしは嫌だわ」
「待て待て、行商人の情報では今や、ミトンの方が暮らしやすい町になっているそうだ」
「そんなの信じられないわ」
「俺もそう思っていたが、ほとんどの行商人がそう言っているんだ。ミトンの町には人が集まり、商業の中心なんだとよ」
「じゃあ、今は王都より発展しているってこと?」
「行商人にいうには、ヒ美研本店がある町なんだそうだ。この十数年であり得ない発展したらしいぞ」
「でもな・・・・・・王都も住み慣れているしな」
「だが、今回の件で王都のギルドはとんでもない失態をおかしたんだぜ。冒険者を引退した人間から聞いたが保障金もなけなしで、これからFランクの依頼を受けていくしかないらしいぜ」
「それって・・・・・・」
「ああ・・・・・・そいつが言ったよ。体のいい飼い殺しだってな」
冒険者達に、そういった噂が拡がるのはアッというまだった。噂がが広まると、ヒ美研では研磨装備が依頼できない若い冒険者達は王都を離れる決断をしたのだった。
「そんな!父上、ヒロトシ様も許して下さると言ってくれたではないですか?」
「お前は、国王陛下のご友人であるヒロトシ様に迷惑をかけたのだ。それにヒロトシ様は、国王陛下の義理の息子にもあたられるお方だ!その事がちゃんと理解しているのか?」
「それは・・・・・・・」
「本来ならお主の首はなくなっていてもおかしくはないのだ!ヒロトシ様の恩情でガッシベルグ家は救われただけだ」
「だから、私がガッシベルグ家の跡取りではないですか?」
「ああ!私に子が授からなかった場合はだ!」
ガッシベルグ男爵がそういうと、奥方つまりナッシュの母は下を向き落ち込んでいた。
ナッシュが跡取りになると思い、正妻の地位にいたが、ガッシベルグはこれから子作りに励むことになるからだ。
側室に、男子が生まれればその子がガッシベルグ家の跡取りになるのだ。
「そんな!父上、考え直してください!」
「お主達は、ワシに子が授からないように祈る事は許してやる。お前達は、別宅に住まわせてやるからそこで暮らすがよい!」
ガッシベルグはナッシュ達に恩情を与えていた。本来なら、ガッシベルグ家は御取り潰しになっていたはずだ。奥方は離縁され、ナッシュは打ち首だったはずだが、ヒロトシのおかげで不問となった。
そうなれば、後はガッシベルグ家の問題になるのだ。ナッシュは、ガッシベルグ家に、相応しい当主になれるのか。ガッシベルグは決断しないといけないのだ。
一人息子を甘やかせて育てて、ナッシュには跡取りにできないと判断した。しかし、ナッシュは自分の息子でいとおしい。ヒロトシに許しを得たいま、ナッシュを追放はせず、妻と一緒に別宅に住まわす事にした。
「お主は、ガッシベルグ家を潰しかけたのだ。別宅にて、貴族として勉強をしなおすのだ。今の王国は前のように貴族に甘い国ではないのだ!」
「・・・・・・」
「ワシに子供、つまりお前の弟が出来なかった場合にのみ、お主に跡取りになってもらう!跡取りになれた場合に備えて、お主は勉強を怠るでない。わかったな?」
「父上、そんな!」
「返事は?」
「承知いたしました」
「ベルーナもわかったの?」
「仰せのままに・・・・・・」
ガッシベルグの妻のベルーナは頭を下げて、ナッシュの腕を取り屋敷を出る準備をして、次の日の朝早くに別宅に移動したのだった。
ガッシベルグ家が、ヒロトシに謝罪した事で王国貴族の家系の一つが没落することはなくなった。
その事で、ヒロトシはローベルグから呼び出されていた。
「ヒロトシよ。ガッシベルグ家の事は感謝する」
「まぁ、今までのように上から目線じゃありませんでしたからね。それに、報告ではナッシュ様もすぐにダリアに謝罪したと聞いていたので、特に問題にするつもりはありませんでしたよ」
「そうか。それでヒロトシは王都から撤退はしないのだな?」
「ええ。この件に関しては特に問題にしてませんからね。ただ・・・・・・」
「ただ、なんだ?」
「ローベルグ様、そんな気にしなくとも」
「ヒロトシよ。お主はもう王国に必要な人間なのだよ。それこそ、ギルドなど比べ物にならんぐらいにな!」
「そう!今回ギルドが問題なんですよ。何人の冒険者を犠牲にしたんですか?」
「それは王国には関係あるまい」
「だからこそ、歯がゆいですよ。結局、保障と言っても雀の涙だったしね。あれじゃうちに来なかった冒険者は野垂れ死ぬしか道はないですよ」
「ヒロトシよ。そんなこと余に言われてもだな」
「ええ!そうですね。意味はありません。これもギルドがあまりに大きい組織だからです」
「だからといって、今回ギルドの件で王都を出るとか言わんでくれよ?お主には、王都の安全がかかっておるのだからな」
「わかってますよ。しかし、冒険者は多分今回の件で王都を離れますよ?」
「はぁ?どういう事だ?」
「当たり前ですよ。今回はギルドが、調子に乗った事で冒険者が200人以上怪我人を出したんです。この人数は復帰できなくなった冒険者です」
「ふむ」
「つまり、内で保護しなかった人数は150名以上の人間が愚痴を広めるんですよ。それを聞いたCランクまでの冒険者は、王都を離れてミトンの町に向かうはずです」
「馬鹿な!」
「当たり前ですよ。冒険者から冒険者ギルド王都本部は信頼はされていませんからね。冒険者は自由です。この数年でミトンの町の情報も王都に届きはじめています」
「じゃあ、冒険者は?」
「Cランクまでの冒険者は、拠点をミトンに移すでしょうね」
「ヒロトシはそれでいいのか?」
「俺の商売相手はBランク冒険者からだ。問題はないよ。ただ、王都の冒険者ギルドは若い冒険者は育たないかもな」
「どうすんだよ!ヒロトシ、なんとかならないか?」
ローベルグは、あまりの事に言葉遣いが公式のものじゃなくなるくらい慌てていた。
「知らないよ。ローベルグ様が、ギルドにもっと強く言わないのが悪いんだから・・・・・・」
「そんなこと言っても、ギルドには国が関与できないんだ。今回はお主のおかげもあって、ようやくあそこまで意見が通せたんだ。あれ以上は無理だ!」
「まぁ、このままでは王都のギルドは立ち行かなくなりますよ。ローベルグ様も覚悟だけはしていてくださいね」
「馬鹿な事をいうな!なんとかならないのか?」
「王都から冒険者の流出を止めれたら、なんとかなりますが国が関与できないギルドの仕事ですよ」
ヒロトシは呑気に笑っていたが、冒険者がいなくなれば王都の経済が滞るのは目に見えていて、ローベルグは真っ青になっていた。
その頃、ヒロトシが言ったように、ギルドの酒場では冒険者達が愚痴を言っていた。
「俺達も、拠点をミトンに移そう」
「あんな田舎にいくの?」
「あたしは嫌だわ」
「待て待て、行商人の情報では今や、ミトンの方が暮らしやすい町になっているそうだ」
「そんなの信じられないわ」
「俺もそう思っていたが、ほとんどの行商人がそう言っているんだ。ミトンの町には人が集まり、商業の中心なんだとよ」
「じゃあ、今は王都より発展しているってこと?」
「行商人にいうには、ヒ美研本店がある町なんだそうだ。この十数年であり得ない発展したらしいぞ」
「でもな・・・・・・王都も住み慣れているしな」
「だが、今回の件で王都のギルドはとんでもない失態をおかしたんだぜ。冒険者を引退した人間から聞いたが保障金もなけなしで、これからFランクの依頼を受けていくしかないらしいぜ」
「それって・・・・・・」
「ああ・・・・・・そいつが言ったよ。体のいい飼い殺しだってな」
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