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第7章 新たな進化
40話 シュガー村の発展
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ヒロトシは、聖教国の事は考えず、シュガー村を発展させていった。
「棟梁!」
「おう!主、久しぶりだな。ちょっくら待ってくれよ。今、下に降りるからよ」
「すまないな」
「で、どうしたんだ?」
「仕事を中断させて悪い」
「構わねぇよ。ワシも主と話すのは好きだからよ。こらぁ~~~~~!サンジ!手を抜くなぁ。命綱は交互にはめていくんだ!死にてぇのかぁ!」
「す、すんません!」
棟梁は、部下をちゃんと指導して怒鳴っていた。
「ったく、あいつは目を離すとすぐに手を抜きやがる」
「棟梁の怒鳴り声は久しぶりにきいたな。それで急がせてすまないが、どんな感じだ?」
「主、すまねぇな。研磨工房は3つの町に対応する大きさになるとやはりあと半年はかかるよ」
「そっか!ならしょうがないな?」
「すまねぇな」
「いやいや、こっちが無理を言ったんだ。謝らないでくれ」
「やっぱり、急ぐとなりゃ、即戦力の人員が欲しいな!だがよ。いつも主にはお世話になっているからよ。俺達でやらせてくれや」
「ああ。わかってるよ。今回はこの人員で完成させてもらうよ」
「ありがとな。ワシ達の意を汲んでくれてよ。最高の工房を作るからな」
「棟梁よろしくな」
ヒロトシは、棟梁達が無理をしないように、奴隷の購入を検討していた。しかし、棟梁はそれを断った。いつも、自分達の事を気にかけてくれて、人員が足りなければすぐに人員増強してくれるが、今回は無駄遣いをやめてもらったのだ。
自分達で、無理はせず納期を少しでも早く終わらせるようにしたかったのだ。ヒロトシも、棟梁が頑張ると言うので、それを汲み取りやらせたのだ。
ヒロトシも、早く建設して欲しかったが、絶対ではなかったので言う通りにした。
シュガー村では、ほとんどの人間が世話しなく動いていた。その中にはカイワームもシュガー村に来ていた。裁縫工房も、ミトンの町からシュガー村に移していた。
「なあ?糸の生産は大丈夫そうか?」
「ご主人様、そうですね・・・・・・町が、3つになったら糸の需要は増えますが、絹糸は高い値段なので他の糸と差別化した方がいいので、この子達で十分かと思います」
「「「「「きしゃああああああ」」」」」
カイワーム達も、自分達が頑張ると言っているようだった。
その時、村の外から、ミルデンス達が帰ってきたみたいで、村が沸き上がっていた。
「ミルデンス凄いです!」
「アイリーンもよくやったな!」
ミルデンス達、護衛メンバーが魔の森のダンジョンを見つけて帰ってきたのだ。
「主君、ただいま帰りました」
「ご苦労様。よくやったな!アイリーン達もご苦労様」
「「「「「もったいない言葉感謝いたします!」」」」」
村の広場には、ファイヤードラゴンの素材と宝があった。ミルデンス達の報告では、見つかったダンジョンはとんでもないレベルのダンジョンで5階層にある最初のボス部屋で、ファイヤードラゴンが出現したそうだ。
シアンとセレンもついていき、ダンジョンの罠は凶悪だったそうだ。そして、シアンが話してきた。
「ご主人様、1つ報告があります」
「ダンジョンでなにかあったのか?」
「多分ですが、シュガー村の売上は5階層までで十分賄えるかと思います」
ヒロトシも、ダンジョンの5階層でファイヤードラゴンの素材を持ち帰るとは思ってもいなかった。
この素材を、ミトンの町に卸しても、すべて買い取れないからだ。
「うん。確かに十分だな」
「しかし、今回ダンジョンを偵察して欲しいものがありました」
「ほう。お前達がねだるのは初めてだな?で、何が欲しい?」
「魔法使いとヒ―ラ―です」
「なるほどな・・・・・・王国魔法師団と同じ人材が欲しいと?」
「主君、それは私も同意します。魔の森では前衛だけども余裕ですが、あのダンジョンでは後衛職がいた方が安心できます」
「わかった。正直に話してくれて嬉しいよ。すぐにでも魔法使いを仲間に迎え入れるとしよう」
ヒロトシは、ファイヤードラゴンの素材を持ってミトンの町へいった。そして、奴隷商店に行き魔法使いを10人購入した。
そして、その足で冒険者ギルドに顔を出した。
「これはヒロトシ様。お久しぶりです」
ヒロトシの対応には、今や受付嬢として束ねる位立派になったミルファーが挨拶をしてきた。
「ミルファーも立派になったな」
「私も課長です」
「そいつはおめでとう」
「ありがとうございます。それで今日はどうしたのですか?」
「シルフォード様から聞いていると思うんだが?」
「聞いております。何でも拠点をヒロトシ様の村に移していたとか?しかし、ミトンの町と優先に交流していただけるとか?」
「ああ。それで挨拶がわりに魔物の素材を持って来たんだ。買い取ってもらえるかい?」
「何を持ってきたの・・・・・・」
ヒロトシが、ファイヤードラゴンの素材を出すとミルファーだけでなく、受付嬢達が全員固まり、冒険者達は騒然となっていた。
「棟梁!」
「おう!主、久しぶりだな。ちょっくら待ってくれよ。今、下に降りるからよ」
「すまないな」
「で、どうしたんだ?」
「仕事を中断させて悪い」
「構わねぇよ。ワシも主と話すのは好きだからよ。こらぁ~~~~~!サンジ!手を抜くなぁ。命綱は交互にはめていくんだ!死にてぇのかぁ!」
「す、すんません!」
棟梁は、部下をちゃんと指導して怒鳴っていた。
「ったく、あいつは目を離すとすぐに手を抜きやがる」
「棟梁の怒鳴り声は久しぶりにきいたな。それで急がせてすまないが、どんな感じだ?」
「主、すまねぇな。研磨工房は3つの町に対応する大きさになるとやはりあと半年はかかるよ」
「そっか!ならしょうがないな?」
「すまねぇな」
「いやいや、こっちが無理を言ったんだ。謝らないでくれ」
「やっぱり、急ぐとなりゃ、即戦力の人員が欲しいな!だがよ。いつも主にはお世話になっているからよ。俺達でやらせてくれや」
「ああ。わかってるよ。今回はこの人員で完成させてもらうよ」
「ありがとな。ワシ達の意を汲んでくれてよ。最高の工房を作るからな」
「棟梁よろしくな」
ヒロトシは、棟梁達が無理をしないように、奴隷の購入を検討していた。しかし、棟梁はそれを断った。いつも、自分達の事を気にかけてくれて、人員が足りなければすぐに人員増強してくれるが、今回は無駄遣いをやめてもらったのだ。
自分達で、無理はせず納期を少しでも早く終わらせるようにしたかったのだ。ヒロトシも、棟梁が頑張ると言うので、それを汲み取りやらせたのだ。
ヒロトシも、早く建設して欲しかったが、絶対ではなかったので言う通りにした。
シュガー村では、ほとんどの人間が世話しなく動いていた。その中にはカイワームもシュガー村に来ていた。裁縫工房も、ミトンの町からシュガー村に移していた。
「なあ?糸の生産は大丈夫そうか?」
「ご主人様、そうですね・・・・・・町が、3つになったら糸の需要は増えますが、絹糸は高い値段なので他の糸と差別化した方がいいので、この子達で十分かと思います」
「「「「「きしゃああああああ」」」」」
カイワーム達も、自分達が頑張ると言っているようだった。
その時、村の外から、ミルデンス達が帰ってきたみたいで、村が沸き上がっていた。
「ミルデンス凄いです!」
「アイリーンもよくやったな!」
ミルデンス達、護衛メンバーが魔の森のダンジョンを見つけて帰ってきたのだ。
「主君、ただいま帰りました」
「ご苦労様。よくやったな!アイリーン達もご苦労様」
「「「「「もったいない言葉感謝いたします!」」」」」
村の広場には、ファイヤードラゴンの素材と宝があった。ミルデンス達の報告では、見つかったダンジョンはとんでもないレベルのダンジョンで5階層にある最初のボス部屋で、ファイヤードラゴンが出現したそうだ。
シアンとセレンもついていき、ダンジョンの罠は凶悪だったそうだ。そして、シアンが話してきた。
「ご主人様、1つ報告があります」
「ダンジョンでなにかあったのか?」
「多分ですが、シュガー村の売上は5階層までで十分賄えるかと思います」
ヒロトシも、ダンジョンの5階層でファイヤードラゴンの素材を持ち帰るとは思ってもいなかった。
この素材を、ミトンの町に卸しても、すべて買い取れないからだ。
「うん。確かに十分だな」
「しかし、今回ダンジョンを偵察して欲しいものがありました」
「ほう。お前達がねだるのは初めてだな?で、何が欲しい?」
「魔法使いとヒ―ラ―です」
「なるほどな・・・・・・王国魔法師団と同じ人材が欲しいと?」
「主君、それは私も同意します。魔の森では前衛だけども余裕ですが、あのダンジョンでは後衛職がいた方が安心できます」
「わかった。正直に話してくれて嬉しいよ。すぐにでも魔法使いを仲間に迎え入れるとしよう」
ヒロトシは、ファイヤードラゴンの素材を持ってミトンの町へいった。そして、奴隷商店に行き魔法使いを10人購入した。
そして、その足で冒険者ギルドに顔を出した。
「これはヒロトシ様。お久しぶりです」
ヒロトシの対応には、今や受付嬢として束ねる位立派になったミルファーが挨拶をしてきた。
「ミルファーも立派になったな」
「私も課長です」
「そいつはおめでとう」
「ありがとうございます。それで今日はどうしたのですか?」
「シルフォード様から聞いていると思うんだが?」
「聞いております。何でも拠点をヒロトシ様の村に移していたとか?しかし、ミトンの町と優先に交流していただけるとか?」
「ああ。それで挨拶がわりに魔物の素材を持って来たんだ。買い取ってもらえるかい?」
「何を持ってきたの・・・・・・」
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