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第7章 新たな進化
37話 ミトンを去る準備
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ヒロトシはミトン、王都、聖都の3つの町でサンライトを開店した。
その売り上げは、とんでもないものでシュガー村に莫大な財産をもたらせた。
シュガー村では、ヒロトシが城壁を拡大しサトウキビ畑の生産を増やした。
「旦那様、砂糖が聖都でも好調に売れてきました」
「まぁ、平民達に余裕が出てきているんだろう。いい傾向だ」
「それと王都でも、良い知らせが入ってます」
「セバスがそんなに笑顔になるとは珍しいな」
「わたくしだって嬉しい時はありますよ」
「いつも眉間にシワをよせてるイメージが強いからな」
「それは旦那様が、いつも無茶な事ばかりするからです。もうちょっとですね・・・・・・」
「わっ、やぶへびだ」
「なんですか?その言いぐさは!」
「セバスはすぐこごとを言うからだよ」
「旦那様が我々を心配させなければいいのですよ。この間も・・・・・・」
「あーわかったわかった。それで王都がどうしたんだ?」
「ったく、旦那様は・・・・・・まぁいいです。王都では、ビアンカがサンライト2号店で働き始め、ビアンカの幸運の龍としての効果が出てきたそうです。ギルドから感謝の言葉がありました」
「そうか。ならよかったよ」
「はい!」
「それで、悪いんだがシルフォード様に面会を申し込んでおいてくれ」
「わかりました。それにしても旦那様の話を聞いたらびっくりなさいますよ」
「まぁしょうがないよ。しかし、実際ミトンには迷惑がかかるわけじゃないし大丈夫だよ」
「私はもめると思いますよ。旦那様は、自分の評価をもっと高く考えた方がよろしいかと」
セバスは、そう言ってシルフォードに面会を申し込んだ。
「ヒロトシ君久しぶりだね」
「シルフォード様、ご無沙汰してます」
「それで今日はどうしたんだ?」
「それが、シルフォード様には先に報告をとおもいまして・・・・・・」
「なんか改まって、ヒロトシ君にそんな風に言われると恐いな」
「まだ、日にちはあるのですが、数ヵ月後、俺はミトンの町を出るつもりです」
「はぁあ?何を言っているんだ!」
「待って!落ち着いて下さい」
「これが落ち着いていられるか!私は認めぬぞ」
「待ってくださいって。俺の話を聞いてください。何も店をたたむとか、そういう話じゃありませんから!」
「では、なんでミトンの町を出るのだ?今のままでいいではないか?」
「それがですね。この間、聖都でもサンライトを開店したんですよ」
「なんだと?なんで聖都に?」
ヒロトシは、聖教国であった事をシルフォードに説明した。平民の生活がまだまだ楽になっていない事や悪魔の襲来を報告した。
「なんでヒロトシ君が、聖教国の世話をせねばならん!君は王国貴族であろう?聖教国の事を気にかけるならば、王国の事を!」
「待ってください。俺は何も聖教国に移住するわけではありませんよ」
「聖教国ではない?」
「ええ!」
「じゃあ、王都に行くのかい?」
「いえ?シルフォード様は俺がローベルグ様からいただいた土地の事は知っていますよね?」
「ああ。魔の森が近くて我々には住むことができない場所だ。まさか、その土地に移住するわけではあるまいな?」
「そのまさかです」
「馬鹿なことを考えるでない。あのような場所になんの価値が?」
「それがですね。俺にとっては非常にあるのです」
「いやいや、ヒロトシ君がそんなところに引き込まれてしまったら、我々に取ったらとんでもない損失になる」
「それはないですよ」
「なぜそう言いきれる?」
「俺にとってはいま、3都市で別々に動いているからです。今は、サンライトだけなんで従業員が各地で働いていますが、ヒ美研を3都市で開店するつもりなんです」
「そんなことが可能なのか?研磨スキルは君だけのスキルなんだろ?」
「今は、俺の土地に研磨工場を建設中なんです」
「ちょ、ちょっと待ちたまえ!ヒロトシ君はあの危険な土地に町を作ったというのか?」
「町というには、小さいので村の方がしっくり来ますね」
「ば、馬鹿な!本当に開拓したというのかね?」
「まぁ、開拓は成功しましたね。しかし、一般の人は行商は無理ですよ。一日目の夜営で魔物に襲われて死んじゃいますよ」
「そ、そうか・・・・・・」
「工場ができれば、王都と聖都で研磨装備が出回ります。当然ミトンの町でも、今まで通りヒ美研は開いているので問題はありませんよ」
「しかし、ヒロトシ君が王国を離れるというのが問題なのだ」
「いやいや、シルフォード様は転移マットの事を知ってますよね?」
「・・・・・・」
「忘れてたんですか?」
「すまぬ・・・・・・」
「だから、用事かあればヒ美研の受付で言ってくれたらすぐ連絡はつきます」
「しかし、ヒ美研は聖の日は休日ではないか?」
「聖の日は、サンライトに連絡してくれたらいいですよ。それに一日ぐらいどうにかしてくださいよ」
「そ、それはそうかも知れないが、ヒロトシ君がミトンの町に基本いなくなるというのが、やっぱり納得できない」
「そういうと思いまして、俺がミトンの町を出たらミトンの町に利益を出すと言ったらどうしますか?」
「ミトンの町に利益を?」
「俺の部下であるミルデンス達は知ってますね?」
「あの、王国騎士団長より強いという奴隷だな」
「ええ。ミルデンス達は魔の森を攻略できるんですよ」
攻略できると聞いた、シルフォードは固まってしまった。そして、更に信じられないことをヒロトシから聞いて、シルフォードは絶句してしまった。
その売り上げは、とんでもないものでシュガー村に莫大な財産をもたらせた。
シュガー村では、ヒロトシが城壁を拡大しサトウキビ畑の生産を増やした。
「旦那様、砂糖が聖都でも好調に売れてきました」
「まぁ、平民達に余裕が出てきているんだろう。いい傾向だ」
「それと王都でも、良い知らせが入ってます」
「セバスがそんなに笑顔になるとは珍しいな」
「わたくしだって嬉しい時はありますよ」
「いつも眉間にシワをよせてるイメージが強いからな」
「それは旦那様が、いつも無茶な事ばかりするからです。もうちょっとですね・・・・・・」
「わっ、やぶへびだ」
「なんですか?その言いぐさは!」
「セバスはすぐこごとを言うからだよ」
「旦那様が我々を心配させなければいいのですよ。この間も・・・・・・」
「あーわかったわかった。それで王都がどうしたんだ?」
「ったく、旦那様は・・・・・・まぁいいです。王都では、ビアンカがサンライト2号店で働き始め、ビアンカの幸運の龍としての効果が出てきたそうです。ギルドから感謝の言葉がありました」
「そうか。ならよかったよ」
「はい!」
「それで、悪いんだがシルフォード様に面会を申し込んでおいてくれ」
「わかりました。それにしても旦那様の話を聞いたらびっくりなさいますよ」
「まぁしょうがないよ。しかし、実際ミトンには迷惑がかかるわけじゃないし大丈夫だよ」
「私はもめると思いますよ。旦那様は、自分の評価をもっと高く考えた方がよろしいかと」
セバスは、そう言ってシルフォードに面会を申し込んだ。
「ヒロトシ君久しぶりだね」
「シルフォード様、ご無沙汰してます」
「それで今日はどうしたんだ?」
「それが、シルフォード様には先に報告をとおもいまして・・・・・・」
「なんか改まって、ヒロトシ君にそんな風に言われると恐いな」
「まだ、日にちはあるのですが、数ヵ月後、俺はミトンの町を出るつもりです」
「はぁあ?何を言っているんだ!」
「待って!落ち着いて下さい」
「これが落ち着いていられるか!私は認めぬぞ」
「待ってくださいって。俺の話を聞いてください。何も店をたたむとか、そういう話じゃありませんから!」
「では、なんでミトンの町を出るのだ?今のままでいいではないか?」
「それがですね。この間、聖都でもサンライトを開店したんですよ」
「なんだと?なんで聖都に?」
ヒロトシは、聖教国であった事をシルフォードに説明した。平民の生活がまだまだ楽になっていない事や悪魔の襲来を報告した。
「なんでヒロトシ君が、聖教国の世話をせねばならん!君は王国貴族であろう?聖教国の事を気にかけるならば、王国の事を!」
「待ってください。俺は何も聖教国に移住するわけではありませんよ」
「聖教国ではない?」
「ええ!」
「じゃあ、王都に行くのかい?」
「いえ?シルフォード様は俺がローベルグ様からいただいた土地の事は知っていますよね?」
「ああ。魔の森が近くて我々には住むことができない場所だ。まさか、その土地に移住するわけではあるまいな?」
「そのまさかです」
「馬鹿なことを考えるでない。あのような場所になんの価値が?」
「それがですね。俺にとっては非常にあるのです」
「いやいや、ヒロトシ君がそんなところに引き込まれてしまったら、我々に取ったらとんでもない損失になる」
「それはないですよ」
「なぜそう言いきれる?」
「俺にとってはいま、3都市で別々に動いているからです。今は、サンライトだけなんで従業員が各地で働いていますが、ヒ美研を3都市で開店するつもりなんです」
「そんなことが可能なのか?研磨スキルは君だけのスキルなんだろ?」
「今は、俺の土地に研磨工場を建設中なんです」
「ちょ、ちょっと待ちたまえ!ヒロトシ君はあの危険な土地に町を作ったというのか?」
「町というには、小さいので村の方がしっくり来ますね」
「ば、馬鹿な!本当に開拓したというのかね?」
「まぁ、開拓は成功しましたね。しかし、一般の人は行商は無理ですよ。一日目の夜営で魔物に襲われて死んじゃいますよ」
「そ、そうか・・・・・・」
「工場ができれば、王都と聖都で研磨装備が出回ります。当然ミトンの町でも、今まで通りヒ美研は開いているので問題はありませんよ」
「しかし、ヒロトシ君が王国を離れるというのが問題なのだ」
「いやいや、シルフォード様は転移マットの事を知ってますよね?」
「・・・・・・」
「忘れてたんですか?」
「すまぬ・・・・・・」
「だから、用事かあればヒ美研の受付で言ってくれたらすぐ連絡はつきます」
「しかし、ヒ美研は聖の日は休日ではないか?」
「聖の日は、サンライトに連絡してくれたらいいですよ。それに一日ぐらいどうにかしてくださいよ」
「そ、それはそうかも知れないが、ヒロトシ君がミトンの町に基本いなくなるというのが、やっぱり納得できない」
「そういうと思いまして、俺がミトンの町を出たらミトンの町に利益を出すと言ったらどうしますか?」
「ミトンの町に利益を?」
「俺の部下であるミルデンス達は知ってますね?」
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「ええ。ミルデンス達は魔の森を攻略できるんですよ」
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