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第7章 新たな進化
23話 聖教国の悪あがき
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聖教国の平民達は、不甲斐ない教会に期待はもうしていなかった。
ギルドの依頼をこなす日々の方が、大事になっていた。
「教皇様!このままでは本当に聖教国は崩壊してしまいます」
「いや、このままでよい」
「何を?」
「わからぬか?そのまましておれば、経済が活性化して、我らは何もせずとも税金が上がってくるわ」
「あっ!な、なるほど」
「ワシからすれば、ヒロトシのポーション屋も、税金が上がってくるわ!がはははははは!」
「た、確かに!今ではスティーブの薬草問屋からですが、今や色々な店が税金を納めるということですな?」
「そういう事だ」
しかし、そんなに上手くいくわけがなかった。教皇や大幹部達は、民衆の力を侮っていた。
「どういう事だ?」
「まったくだぜ!これじゃ稼いでも税金で全部持ってかれちまうぜ」
「なんだよ。この酒税ってのはよ!」
「聞いてよ。うちは小麦税が新たにかかったのよ」
聖教国は、薬草問屋を失ったが経済が活性化して平民達の食生活に欠かせないパンと、冒険者達が酒場で消費する一番の酒に税金をかけたのだ。
こうなると、国が決めたことであり納めるものは納めないといかなくなる。しかし、ギルドは抗議した。
「どういう事ですか?」
「どうもこうも、薬草問屋を潰されて税金が上がってこなくなってしまったのです。これでは、国の運営に支障が出てきます」
「あの薬草問屋は、町の経済を滞らせていたのですよ」
「あなた方には、そう思えていたのかもしれませんが国にとっては大事な商会だったのです!今や代わりのヒロトシのポーション屋では、他の地域と変わらない税金でこのままでは、聖教国が成り立たなくなるとお告げがでたのです」
「それは本当ですか?」
「ええ!教皇様から伝えられました」
「しかし、小麦と酒にあんな税金をかけられると生活を圧迫してしまいます」
「これもあの時、ギルドはヒロトシと店を擁護した結果です」
「そんな!」
「あの時、薬草問屋を生かせてヒロトシのポーション屋を閉め出してくれてれば、このような結果にはなっていません」
「ぐっ・・・・・・」
ギルドは、何も言えなくなり教会本部を後にしたのだ。
「がはははははは!ギルドは悔しそうに帰っていったか!愉快だのう」
「しかし、聖女を早く探さなければなりませんな」
「それが問題だ!聖女は、いったいどこへ行ってしまったのだ」
「確かに、教会の最上階から逃げ出す体力もなかったはずです」
「まぁよい!早く探し出すのだ!見つけたら、殺してかまわん!」
「「「「「はっ!」」」」」
教皇は、とんでもない手を打ってきた。しかし、この事は教皇は自分の首を締める事になるのをまだ知らない。
ギルドは、すぐ今回の事で緊急会議を開く事にした。
「駄目だ駄目だ!そんなことをすればギルドの資産があっという間に底がつくぞ!」
「ですが、ギルドがヒロトシさんの擁護した結果このような事に!」
「そうです!税金の一部をギルドで負担して!」
「馬鹿な事を!いつまでその負担をするつもりなんだ?」
「しかし、このままではせっかく経済が活性化しだしたのに、平民達はお金を使わなくなりますよ?」
「なんてことだ!せっかくヒロトシさんのポーション屋をきっかけで、生活が安定仕掛けていたのにこんなことになるとは!」
その頃、サンライトでもケーキに使う小麦が値上がりして、とてもじゃないが聖教国で仕入れるとケーキが赤字となることになり、値上げをするか小麦も王国領の物を使うしかなかった。
しかし、それでは意味がない。聖教国の人間が財布の紐を縛ったら、サンライトの落ちるだけだからである。
「ご主人様、小麦と酒も王国の物を使うのは駄目なのですか?」
「それでは根本的に解決はしないな」
「どういう事ですか?」
「つまりだな。サンライトは町の人間が余裕をもちだした後、楽しむ場所だからだ。要は優先順位が後という事だよ」
「優先順位が後?」
「つまりだな。町の人間は主食であるパンや肉野菜を食べるだろ?しかし、砂糖を使ったお菓子は別に食べなくてもいいんだ。実際砂糖は貴重品で富裕層だけだろ?」
「た、確かに・・・・・・ご主人様がサンライトを経営していなかったら、砂糖なんてまず口には入らないです」
「だったら、小麦もご主人様が聖教国で販売すればいいのでは?」
「聖教国で販売すれば、税金がかかるだけだろ?町の人の負担は一緒だよ毎日食べるものだ。薬草とは違うよ」
「な、なるほど・・・・・・では、どうするつもりですか」
「お前達の心配はわかるが、俺がこうなる事を予想してないわけないだろ」
そういうと、サンライトの従業員達は笑顔になった。当然だが、その後ギルドがヒロトシのところに相談にやってきたのは、言うまでもなかった。
「ヒロトシさん、小麦と酒を独自のルートで販売していただけませんか?」
「それは無理でしょ?あれは特別税みたいなもので結局、聖教国で販売すればそれだけ高くなりますからね」
「ですね・・・・・・」
「まあ、ギルドの方でも一部負担をしたみたいですが、すぐにやめた方がいいですよ」
「何でですか?」
「聖教国が調子に乗るからですよ」
「調子に乗るとは?」
「税金が上がるって事ですよ」
「なっ?」
「つまり、ギルドが負担できると思って、その分上げてくるぞと言っている」
「そんなことをすれば、本当に聖教国の経済が止まってしまう」
「教皇はそんなこと考えていないよ。自分達さえ良かったらいいだけさ」
「で、ではどうしたら?」
「もうちょっとそのまましておけばいいよ」
「そんなことをすれば!」
「ああ、大変なことが起きるだろうな」
「ヒロトシさんは何を言っているのですか?」
「その方が都合がいいんだよ」
「都合がいい?どういう事ですか?」
「教皇と大幹部達には引退してもらうには、あいつらには聖教国の暴君になってもらわないといけないんだよ」
「しかし、教皇様が引退すれば聖教国は崩壊してしまいます」
「もうとっくに崩壊しているじゃないか?」
「それは・・・・・・」
「まあ、俺を信じてくれよ」
「わかりました・・・・・・ただひとつだけ教えてほしいのですがよろしいですか?」
「なんだ?」
「教皇様が引退した後、聖教国はどうなっていますか?ヒロトシさんが導いてくれるのですか?」
「フッ、何を馬鹿な事を!」
「で、では?」
「聞くまでもないだろ。聖女様だよ!」
ヒロトシは、ギルド関係者達に当然とばかりにそう答えた。
ギルドの依頼をこなす日々の方が、大事になっていた。
「教皇様!このままでは本当に聖教国は崩壊してしまいます」
「いや、このままでよい」
「何を?」
「わからぬか?そのまましておれば、経済が活性化して、我らは何もせずとも税金が上がってくるわ」
「あっ!な、なるほど」
「ワシからすれば、ヒロトシのポーション屋も、税金が上がってくるわ!がはははははは!」
「た、確かに!今ではスティーブの薬草問屋からですが、今や色々な店が税金を納めるということですな?」
「そういう事だ」
しかし、そんなに上手くいくわけがなかった。教皇や大幹部達は、民衆の力を侮っていた。
「どういう事だ?」
「まったくだぜ!これじゃ稼いでも税金で全部持ってかれちまうぜ」
「なんだよ。この酒税ってのはよ!」
「聞いてよ。うちは小麦税が新たにかかったのよ」
聖教国は、薬草問屋を失ったが経済が活性化して平民達の食生活に欠かせないパンと、冒険者達が酒場で消費する一番の酒に税金をかけたのだ。
こうなると、国が決めたことであり納めるものは納めないといかなくなる。しかし、ギルドは抗議した。
「どういう事ですか?」
「どうもこうも、薬草問屋を潰されて税金が上がってこなくなってしまったのです。これでは、国の運営に支障が出てきます」
「あの薬草問屋は、町の経済を滞らせていたのですよ」
「あなた方には、そう思えていたのかもしれませんが国にとっては大事な商会だったのです!今や代わりのヒロトシのポーション屋では、他の地域と変わらない税金でこのままでは、聖教国が成り立たなくなるとお告げがでたのです」
「それは本当ですか?」
「ええ!教皇様から伝えられました」
「しかし、小麦と酒にあんな税金をかけられると生活を圧迫してしまいます」
「これもあの時、ギルドはヒロトシと店を擁護した結果です」
「そんな!」
「あの時、薬草問屋を生かせてヒロトシのポーション屋を閉め出してくれてれば、このような結果にはなっていません」
「ぐっ・・・・・・」
ギルドは、何も言えなくなり教会本部を後にしたのだ。
「がはははははは!ギルドは悔しそうに帰っていったか!愉快だのう」
「しかし、聖女を早く探さなければなりませんな」
「それが問題だ!聖女は、いったいどこへ行ってしまったのだ」
「確かに、教会の最上階から逃げ出す体力もなかったはずです」
「まぁよい!早く探し出すのだ!見つけたら、殺してかまわん!」
「「「「「はっ!」」」」」
教皇は、とんでもない手を打ってきた。しかし、この事は教皇は自分の首を締める事になるのをまだ知らない。
ギルドは、すぐ今回の事で緊急会議を開く事にした。
「駄目だ駄目だ!そんなことをすればギルドの資産があっという間に底がつくぞ!」
「ですが、ギルドがヒロトシさんの擁護した結果このような事に!」
「そうです!税金の一部をギルドで負担して!」
「馬鹿な事を!いつまでその負担をするつもりなんだ?」
「しかし、このままではせっかく経済が活性化しだしたのに、平民達はお金を使わなくなりますよ?」
「なんてことだ!せっかくヒロトシさんのポーション屋をきっかけで、生活が安定仕掛けていたのにこんなことになるとは!」
その頃、サンライトでもケーキに使う小麦が値上がりして、とてもじゃないが聖教国で仕入れるとケーキが赤字となることになり、値上げをするか小麦も王国領の物を使うしかなかった。
しかし、それでは意味がない。聖教国の人間が財布の紐を縛ったら、サンライトの落ちるだけだからである。
「ご主人様、小麦と酒も王国の物を使うのは駄目なのですか?」
「それでは根本的に解決はしないな」
「どういう事ですか?」
「つまりだな。サンライトは町の人間が余裕をもちだした後、楽しむ場所だからだ。要は優先順位が後という事だよ」
「優先順位が後?」
「つまりだな。町の人間は主食であるパンや肉野菜を食べるだろ?しかし、砂糖を使ったお菓子は別に食べなくてもいいんだ。実際砂糖は貴重品で富裕層だけだろ?」
「た、確かに・・・・・・ご主人様がサンライトを経営していなかったら、砂糖なんてまず口には入らないです」
「だったら、小麦もご主人様が聖教国で販売すればいいのでは?」
「聖教国で販売すれば、税金がかかるだけだろ?町の人の負担は一緒だよ毎日食べるものだ。薬草とは違うよ」
「な、なるほど・・・・・・では、どうするつもりですか」
「お前達の心配はわかるが、俺がこうなる事を予想してないわけないだろ」
そういうと、サンライトの従業員達は笑顔になった。当然だが、その後ギルドがヒロトシのところに相談にやってきたのは、言うまでもなかった。
「ヒロトシさん、小麦と酒を独自のルートで販売していただけませんか?」
「それは無理でしょ?あれは特別税みたいなもので結局、聖教国で販売すればそれだけ高くなりますからね」
「ですね・・・・・・」
「まあ、ギルドの方でも一部負担をしたみたいですが、すぐにやめた方がいいですよ」
「何でですか?」
「聖教国が調子に乗るからですよ」
「調子に乗るとは?」
「税金が上がるって事ですよ」
「なっ?」
「つまり、ギルドが負担できると思って、その分上げてくるぞと言っている」
「そんなことをすれば、本当に聖教国の経済が止まってしまう」
「教皇はそんなこと考えていないよ。自分達さえ良かったらいいだけさ」
「で、ではどうしたら?」
「もうちょっとそのまましておけばいいよ」
「そんなことをすれば!」
「ああ、大変なことが起きるだろうな」
「ヒロトシさんは何を言っているのですか?」
「その方が都合がいいんだよ」
「都合がいい?どういう事ですか?」
「教皇と大幹部達には引退してもらうには、あいつらには聖教国の暴君になってもらわないといけないんだよ」
「しかし、教皇様が引退すれば聖教国は崩壊してしまいます」
「もうとっくに崩壊しているじゃないか?」
「それは・・・・・・」
「まあ、俺を信じてくれよ」
「わかりました・・・・・・ただひとつだけ教えてほしいのですがよろしいですか?」
「なんだ?」
「教皇様が引退した後、聖教国はどうなっていますか?ヒロトシさんが導いてくれるのですか?」
「フッ、何を馬鹿な事を!」
「で、では?」
「聞くまでもないだろ。聖女様だよ!」
ヒロトシは、ギルド関係者達に当然とばかりにそう答えた。
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