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第6章 研磨という職
24話 新たなテイム生物
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ヒロトシが、王都の商人ギルドに顔を出した事で受付嬢は驚いた。
「えーっと……ひょっとしてサンライトのオーナーのヒロトシ様でしょうか?」
「俺のこと知ってんの?ここへは初めて来たんだけど」
「はい、存じております。私はここで受付嬢をしているジュリアと申します。どうぞよろしくお願いいたします。それで今日はどのようなご用件で?」
「そんなかしこまらなくてもいいよ。なんかこっちまで緊張してくるよ」
「いえ。仕事ですので。それに、ヒロトシさんは王都でも指折りの商人であられます。ギルドはヒロトシさんの商才に感服しています」
ジュリアという女性は真面目な女性だった。
「そ、そうか。ありがとうな」
「いえ。こちらこそ、いつもお世話になっております。それでご用件の方は?」
「そうそう。土地を買いたいんだ街はずれで構わないよ。広大な土地がほしい」
「どのような目的でしょうか?」
「工場を建てたいんだよ」
「今のこの王都にですか?」
受付嬢は目を見開いて驚いていた。今、商人ギルドには余っている土地がいっぱいあった。これは、不況のあまり工場や店が潰れて、借金のかたに引取った土地である。
今ある工場もいつ潰れても分からない状況で、商人ギルドとしてもなんとかしたいと思っていた。
「そうだね。今のこの王都だから必要な事だ」
「それはやめておいた方がいいのでは?王都では産物が取れなくなっております。何の工場を立てるのか分かりませんが、得策ではないかと思います」
「今工場が潰れていっているんだろ?失業者はとんでもない数にふくれ上がっているはずだ」
「そうです……生活がまままらなくなって、スラム街に人が流れているほどです」
「つまりだ。いままで工場のお抱えだった採掘師や裁縫師が職に就けていないって事だろ?それにこれからの季節寒くなって来る。毛布等の需要が高まってくると……」
「ですが……ここ王都では産物が無くなってきているのです」
「それは大丈夫だよ。俺が何とかしてみせるから」
「本当に大丈夫ですか?生産ギルドでも生産者が職に就けていない状況なのですよ?」
ヒロトシの計画は人員の確保であり、王都の人間を食べられるようにする事だった。
「町はずれの土地じゃなくとも、今は土地が売れ残っています。こちらなんかはどうでしょうか?」
「本当に工場が潰れてしまっているんだな……」
「そうですね……裁縫工場のなかには機械類も残っていますので、それも一緒についていますよ」
「ほんとうか?それはありがたい!」
「じゃあ、この4区画すべて買い取らさせてもらおう!」
「はぁあ?4区画ってどれだけの従業員を雇うつもりですか?」
「今、王都の経済は最悪だと言ってもいいだろ?」
「そりゃそうですよ!今まで産出できた物が出来なくなっているのですからね。産物の奪い合いで裁縫なら綿花をどれだけ確保できるか勝負の分かれ目です」
「そんな事やっているから失業者があふれるんだ」
「そんな事を言っても。昔からやってきた事じゃないですか?」
「まあ、見てな。俺が裁縫で経済を活性化させてやるよ」
「そんなうまくいくものですかね?お手並み拝見させていただきます」
ヒロトシは、裁縫工場を4区画買い取ってしまい、王都での話題を攫ってしまっていた。これには、悪徳商人と貴族達がほくそ笑んだ。裁縫工場を開くということは綿花が必要になるからだ。在庫で取ってあった綿花が売れると思っていた。
ヒロトシは、棟梁達に工場の修繕と1区画分の土地の工場の解体を命じた。
「旦那!この1区画分を解体しちまうのか?」
「ああ!機織り機や糸巻き機は全て他の区画の工場に運んでくれ」
「じゃあ、ここの区画は何に使うんだ?」
「ここには工場で働く人間の寮と厩舎を作ってくれ」
「寮って事は、ここで働くのは奴隷じゃないのか?それに厩舎ってどういうことだ?」
「裁縫工場には従業員として家を失った王都の人間を雇う事にする。そして、厩舎にはある魔物を飼う事にするからよろしく頼むぞ?」
「綿花を保存する倉庫はいいのか?」
「この工場で、悪徳商人とそのバックについている貴族を一掃するから綿花は使わないよ」
「さすが旦那だ……そのあたりも容赦しねえんだな……」
「当たり前だ!王族が頼りにならないんじゃ、こっちで頑張るしかあるまい」
「なるほどなあ……でも、旦那あんま無理はすんなよ。旦那の身体の方が大事なんだからな」
「棟梁。ありがとな。だが、ここは俺には手のかからない所になるから大丈夫だよ」
「ならいいんだけどな」
そういって、ヒロトシは棟梁に任せてしまった。そして、ヒロトシは王都の外にミランダを連れて出たのだった。
「ご主人様……こんなとこにきて何をするつもりですか?」
「ある魔物をテイムしようと思ってな」
「なんの魔物ですか?」
「今回裁縫で使うのは綿花じゃないんだよ。魔物の羊毛を使うつもりなんだ」
「ひょっとして、スリーピングシープですか?」
「よくわかったな」
スリーピングシープは名前からして大人しそうに聞こえるが、とんでもなく気性の激しい羊の魔物である。いつも草原で寝ているのだが、この睡眠を邪魔されるのが嫌らしく、寝起きがとんでもなく悪い魔物なのだ。
そして、その大きな角で突進され、その衝撃はAランク冒険者でも簡単に避ける事が出来なくて、致命傷を与えられる。スリーピングシープに出会ったら、まずその場からゆっくり物音をたてずに立ち去る事を推奨されるほど危険な魔物なのだ。
そして、このスリーピングシープの綿毛は高級素材で、苦労の末に討伐してやっと手に入れることが出来るのだ。
この綿毛で、スリーピングシープは安眠できていると思われていて、実際にこの綿毛で作られた布団はフカフカで安眠できる作用があるのだ。
「まさか、スリーピングシープをテイムするなんて考えもつきませんでした。あの魔物は綿毛もすぐに生え変わりますし生産には向いていますね」
「だろ?綿花なんか取れなくともうちは大丈夫だよ」
「ご主人様……その笑顔悪いですよ……」
「クックックック……これでまた悪徳商人が排除できると思ったらな愉快でしょうがないよ」
「でも、工場が開いたら、綿花を売り込みに来そうですね」
「それを断るのがいいんじゃないか」
「ご主人様はどSですね……」
「まあ、あいつ等は王都に巣食う癌のようなものだからな。容赦するつもりはないよ」
その言葉にミランダは、苦笑いを浮かべたのだった。
「あっ、ご主人様……あそこにスリーピングシープがいます」
「ホントだ!それにしてもでかい羊だな……水牛以上ある……」
「あの身体で突進してきて、そのスピードは目にもとまらないぐらい速いですからね」
「ミランダはここで待っていてくれ」
「大丈夫ですか?」
「ああ、俺にはフェンリルの加護があるからな」
ヒロトシはそう言って、スリーピングシープに近づいた。すると、その足音にスリーピングシープは目を覚まし気が立っていたが、ヒロトシの姿を見た瞬間身体が硬直して動かなくなってしまった。
「いい子だな。そのまま俺の仲間にならないか?」
するとあっさりテイムは成功し、あれほど気性の荒いスリーピングシープは、飼いならされた猫の様に、ヒロトシにすり寄っていた。
「ご主人様凄いです!」
「任せろ!お前は厩舎に入っていてくれな?」
ヒロトシは、テイマーが使える厩舎のスキルで、スリーピングシープを中に誘導した。スリーピングシープも大人しく中に入り、その日は日が暮れるまでテイムし続けたのだった。
「お疲れさまでした!」
「お疲れ。護衛ありがとな」
「いえ、護衛と言っても一緒についていっただけでしたね……」
「いや、ミランダがいたから安心してテイムが出来たんだぞ?」
「そうなんですか?」
「テイム中は無防備になるからな。他から攻撃されても反撃が出来なくなっているから、護衛は必要なんだよ」
「そうだったんですね」
「そういうことだ。お前がいたから今日は10頭もテイムできたんだよ。本当にありがとな」
「勿体ない言葉ありがとうございます」
王都に帰ると、工場の敷地には棟梁達が解体を頑張っていた。
「旦那!お帰り!首尾はどうだった?」
「ああ!上々の出来だな」
そう言って、厩舎からぞろぞろと、スリーピングシープが10頭出てきて、棟梁達は目を丸くして驚くのだった。
「えーっと……ひょっとしてサンライトのオーナーのヒロトシ様でしょうか?」
「俺のこと知ってんの?ここへは初めて来たんだけど」
「はい、存じております。私はここで受付嬢をしているジュリアと申します。どうぞよろしくお願いいたします。それで今日はどのようなご用件で?」
「そんなかしこまらなくてもいいよ。なんかこっちまで緊張してくるよ」
「いえ。仕事ですので。それに、ヒロトシさんは王都でも指折りの商人であられます。ギルドはヒロトシさんの商才に感服しています」
ジュリアという女性は真面目な女性だった。
「そ、そうか。ありがとうな」
「いえ。こちらこそ、いつもお世話になっております。それでご用件の方は?」
「そうそう。土地を買いたいんだ街はずれで構わないよ。広大な土地がほしい」
「どのような目的でしょうか?」
「工場を建てたいんだよ」
「今のこの王都にですか?」
受付嬢は目を見開いて驚いていた。今、商人ギルドには余っている土地がいっぱいあった。これは、不況のあまり工場や店が潰れて、借金のかたに引取った土地である。
今ある工場もいつ潰れても分からない状況で、商人ギルドとしてもなんとかしたいと思っていた。
「そうだね。今のこの王都だから必要な事だ」
「それはやめておいた方がいいのでは?王都では産物が取れなくなっております。何の工場を立てるのか分かりませんが、得策ではないかと思います」
「今工場が潰れていっているんだろ?失業者はとんでもない数にふくれ上がっているはずだ」
「そうです……生活がまままらなくなって、スラム街に人が流れているほどです」
「つまりだ。いままで工場のお抱えだった採掘師や裁縫師が職に就けていないって事だろ?それにこれからの季節寒くなって来る。毛布等の需要が高まってくると……」
「ですが……ここ王都では産物が無くなってきているのです」
「それは大丈夫だよ。俺が何とかしてみせるから」
「本当に大丈夫ですか?生産ギルドでも生産者が職に就けていない状況なのですよ?」
ヒロトシの計画は人員の確保であり、王都の人間を食べられるようにする事だった。
「町はずれの土地じゃなくとも、今は土地が売れ残っています。こちらなんかはどうでしょうか?」
「本当に工場が潰れてしまっているんだな……」
「そうですね……裁縫工場のなかには機械類も残っていますので、それも一緒についていますよ」
「ほんとうか?それはありがたい!」
「じゃあ、この4区画すべて買い取らさせてもらおう!」
「はぁあ?4区画ってどれだけの従業員を雇うつもりですか?」
「今、王都の経済は最悪だと言ってもいいだろ?」
「そりゃそうですよ!今まで産出できた物が出来なくなっているのですからね。産物の奪い合いで裁縫なら綿花をどれだけ確保できるか勝負の分かれ目です」
「そんな事やっているから失業者があふれるんだ」
「そんな事を言っても。昔からやってきた事じゃないですか?」
「まあ、見てな。俺が裁縫で経済を活性化させてやるよ」
「そんなうまくいくものですかね?お手並み拝見させていただきます」
ヒロトシは、裁縫工場を4区画買い取ってしまい、王都での話題を攫ってしまっていた。これには、悪徳商人と貴族達がほくそ笑んだ。裁縫工場を開くということは綿花が必要になるからだ。在庫で取ってあった綿花が売れると思っていた。
ヒロトシは、棟梁達に工場の修繕と1区画分の土地の工場の解体を命じた。
「旦那!この1区画分を解体しちまうのか?」
「ああ!機織り機や糸巻き機は全て他の区画の工場に運んでくれ」
「じゃあ、ここの区画は何に使うんだ?」
「ここには工場で働く人間の寮と厩舎を作ってくれ」
「寮って事は、ここで働くのは奴隷じゃないのか?それに厩舎ってどういうことだ?」
「裁縫工場には従業員として家を失った王都の人間を雇う事にする。そして、厩舎にはある魔物を飼う事にするからよろしく頼むぞ?」
「綿花を保存する倉庫はいいのか?」
「この工場で、悪徳商人とそのバックについている貴族を一掃するから綿花は使わないよ」
「さすが旦那だ……そのあたりも容赦しねえんだな……」
「当たり前だ!王族が頼りにならないんじゃ、こっちで頑張るしかあるまい」
「なるほどなあ……でも、旦那あんま無理はすんなよ。旦那の身体の方が大事なんだからな」
「棟梁。ありがとな。だが、ここは俺には手のかからない所になるから大丈夫だよ」
「ならいいんだけどな」
そういって、ヒロトシは棟梁に任せてしまった。そして、ヒロトシは王都の外にミランダを連れて出たのだった。
「ご主人様……こんなとこにきて何をするつもりですか?」
「ある魔物をテイムしようと思ってな」
「なんの魔物ですか?」
「今回裁縫で使うのは綿花じゃないんだよ。魔物の羊毛を使うつもりなんだ」
「ひょっとして、スリーピングシープですか?」
「よくわかったな」
スリーピングシープは名前からして大人しそうに聞こえるが、とんでもなく気性の激しい羊の魔物である。いつも草原で寝ているのだが、この睡眠を邪魔されるのが嫌らしく、寝起きがとんでもなく悪い魔物なのだ。
そして、その大きな角で突進され、その衝撃はAランク冒険者でも簡単に避ける事が出来なくて、致命傷を与えられる。スリーピングシープに出会ったら、まずその場からゆっくり物音をたてずに立ち去る事を推奨されるほど危険な魔物なのだ。
そして、このスリーピングシープの綿毛は高級素材で、苦労の末に討伐してやっと手に入れることが出来るのだ。
この綿毛で、スリーピングシープは安眠できていると思われていて、実際にこの綿毛で作られた布団はフカフカで安眠できる作用があるのだ。
「まさか、スリーピングシープをテイムするなんて考えもつきませんでした。あの魔物は綿毛もすぐに生え変わりますし生産には向いていますね」
「だろ?綿花なんか取れなくともうちは大丈夫だよ」
「ご主人様……その笑顔悪いですよ……」
「クックックック……これでまた悪徳商人が排除できると思ったらな愉快でしょうがないよ」
「でも、工場が開いたら、綿花を売り込みに来そうですね」
「それを断るのがいいんじゃないか」
「ご主人様はどSですね……」
「まあ、あいつ等は王都に巣食う癌のようなものだからな。容赦するつもりはないよ」
その言葉にミランダは、苦笑いを浮かべたのだった。
「あっ、ご主人様……あそこにスリーピングシープがいます」
「ホントだ!それにしてもでかい羊だな……水牛以上ある……」
「あの身体で突進してきて、そのスピードは目にもとまらないぐらい速いですからね」
「ミランダはここで待っていてくれ」
「大丈夫ですか?」
「ああ、俺にはフェンリルの加護があるからな」
ヒロトシはそう言って、スリーピングシープに近づいた。すると、その足音にスリーピングシープは目を覚まし気が立っていたが、ヒロトシの姿を見た瞬間身体が硬直して動かなくなってしまった。
「いい子だな。そのまま俺の仲間にならないか?」
するとあっさりテイムは成功し、あれほど気性の荒いスリーピングシープは、飼いならされた猫の様に、ヒロトシにすり寄っていた。
「ご主人様凄いです!」
「任せろ!お前は厩舎に入っていてくれな?」
ヒロトシは、テイマーが使える厩舎のスキルで、スリーピングシープを中に誘導した。スリーピングシープも大人しく中に入り、その日は日が暮れるまでテイムし続けたのだった。
「お疲れさまでした!」
「お疲れ。護衛ありがとな」
「いえ、護衛と言っても一緒についていっただけでしたね……」
「いや、ミランダがいたから安心してテイムが出来たんだぞ?」
「そうなんですか?」
「テイム中は無防備になるからな。他から攻撃されても反撃が出来なくなっているから、護衛は必要なんだよ」
「そうだったんですね」
「そういうことだ。お前がいたから今日は10頭もテイムできたんだよ。本当にありがとな」
「勿体ない言葉ありがとうございます」
王都に帰ると、工場の敷地には棟梁達が解体を頑張っていた。
「旦那!お帰り!首尾はどうだった?」
「ああ!上々の出来だな」
そう言って、厩舎からぞろぞろと、スリーピングシープが10頭出てきて、棟梁達は目を丸くして驚くのだった。
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