196 / 347
第5章 意外なスキル
33話 混乱するローベルグ
しおりを挟む
ヒロトシは直接、㋪美研にリコールして帰ってきた。まさか、ローベルグはこの世に瞬間移動が出来る人間がいるとは思ってもいなかったのだ。なので、ミトンの町にいる王国騎士団が動き出した時には、㋪美研とサンライトには誰一人はいることが出来なくなっていた。
「ただいま」
「おかえりなさいませ。どうでしたか?」
「それがだな……とりあえずシャーロットを呼んできてくれないか?」
「わ、わかりました」
セバスはヒロトシの只ならぬ顔つきに、何かがあったと悟りすぐにシャーロットを、サンライトまで呼びに行ったのだった。
「ヒロトシ様、急ぎって何ですか?あたし、サンライトで皿洗いの仕事で忙しいんだけど」
「まあ、そんなに文句を言うな。今後のシャーロットにとって重大な事なんだ」
「重大?」
「まず、シャーロットの母親の名は何というんだ?」
「母はローザだよ?それがどうかしたの?」
「父親の名前は知っているか?サキの父親じゃないぞ?」
「あたしが赤ちゃんの頃に母は離婚したし、なんでも魔物に殺されたと聞いて何も知らないよ」
ヒロトシはローザの名前を聞いて、ローベルグの娘と確信を持った。
「シャーロット、落ち着いて聞いてくれ」
「落ち着いているよ」
「君の本当の父親は存命している」
「えっ?」
「君の母親は、何で君にその事を言わなかったかはよくわからんがどうする?」
「聞きたい!あたしの本当の父親は誰なの?」
「ローベルグ様というお人だよ」
「ローベルグ様って誰?」
「ロドン王国国王陛下だよ」
「国王……様……」
「この10年君を探していたそうだ。そして、君を王女として迎え入れたいと俺に言ってきた」
「あたしが王女?嘘でしょ?」
「本当だよ。君は、これを受け入れれば王族となれる。これから君は王族として、その人生を謳歌することができるよ」
「本当に!あたし王女になる」
「そ、そうか。じゃあ、4日後俺が王都へ送り届けてあげるよ」
「えっ?あたしは王都に行く事になるの?サキお姉ちゃんは?ジュリお姉ちゃんは?」
「あの二人は俺の家族だからな。ここで生活することになるよ」
「あたしは王都で生活するの?王都というより王城だな」
「えっ?そしたらヒロトシ様との結婚は?」
「君は王族となるんだ。俺との結婚はないよ。多分どこかの貴族様とご結婚となるだろう」
「じゃあ、嫌です!あたしは王族にはなりません。ヒロトシ様に一生を捧げると決めたんです」
「やっぱそうなるよな……」
「何でそんな残念そうなのですか?」
「……」
ヒロトシはシャーロットへの返答に困っていた。すると、それを察してセバスが代わりに答えた。
「シャーロット様、私から説明さしあげてもよろしいですか?」
「えっ?」
「旦那様は、シャーロット様の願いを叶えたいと思っているのですよ」
「だったら、何でそんなに困った表情を……」
「当たり前ですよ。シャーロット様が王族になりたくないと言えば、旦那様はそれに力を貸す事になり、国王陛下にたてつく事になるのですからね。そうなれば、旦那様は王族にたてついた者として、どうなるかは火を見るよりも明らかでしょう?」
「だったら、あたしは王族になるしかないと言う事なの?」
「セバスの言う通りなんだが、シャーロットは王女になりたくないと言うんだよな?」
「そんな事を聞いたら当たり前じゃない。国王陛下が実の父と聞いても、今まであった事も見た事ないお人でしょ。何で、そんな人の為にヒロトシ様の側から離れないといけないとのですか?」
「じゃあ、シャーロットは俺達から離れたくないという意見でいいんだな?」
「当たり前じゃない!」
「じゃあ、やることは決まったな。シャーロットは王族にはならないという事だ」
「それはあたしの自由にしてもいいと言う事ですか?」
「まあ、そうだな。シャーロットは、これから王族とは関係のないところで生活することを認めてもらおう」
「それは叶うのですか?」
「叶えると言うのが正解だな。そして、セバス達はシュガー村に避難してくれ」
「私達が避難?」
「俺はこれから、シャーロットとミルデンス達を連れて王都に行ってくる。ようは、ローベルグ様に意見をしてくることになるからな」
「ですが、それでなぜ?」
「いいか?俺の弱点はお前達セバスやマイン達だよ。俺が言う事を聞かないなら、お前達を人質にされたら一貫の終わりだ」
「私達が旦那様の足かせに……」
「そういう不安要素はあらかじめ潰して置くに限るよ。まあ、ここにいても悪意のあるものは侵入できないが、シュガー村に避難した方が安全だ。あの場所には近づく事も出来ないからな」
「わ、分かりました……」
「サンライトは明日は通常業務にして、店には休業の張り紙をする。㋪美研は明日からの受注を中止し、3日の業務をして全員がシュガー村に移住してもらうので準備をしてくれ!」
「承知いたしました」
準備できた者から順次、転移プレートでシュガー村に移住したのだった。そして4日目の朝には㋪美研とサンライト関係者は全てミトンの町から撤退したのだ。
理由としては、ヒロトシが王都に行く事で材料がそろわない事にした。そして、王都に行くメンバーはヒロトシとシャーロット。護衛メンバーでミルデンス・ミランダ・アイリーン・アイリ・ウィノア・オリビア・カノン・シアンとセレンにした。
最後にビアンカとブルーも着いてくる言ったのでブルーは厩舎に入って貰った。
「このメンバーなら心配は何もいりませんね」
助手席に乗ったシアンが、ヒロトシに話しかけた。
「まあ、お前達はもう魔の森にサトウキビを採取できるくらいに強いからな。ローベルグ様より強いだろうし、俺の研磨装備もしているから大丈夫だと思うが油断はするなよ」
「任せておいてください。シャーロット様は必ず守りますよ」
「あくまでも話し合いだからな?絶対にこちら側から手を出すなよ」
そして、ヒロトシ達が出発して次の日にウィンドバードの書簡が届いた。その時にはヒロトシの関係者は全員がミトンの町にはおらず、王国騎士団はこの事実に驚愕し何もできずにいた。
「どういう事だ?ヒロトシ男爵様はいつの間に王都に行っていたんだ?」
「我々には全然……」
「それに、あの少女が王女かもしれないとはどういう事なんだ?」
出張に来ている王国騎士団は、第40番隊という下の方の番隊だった為、この事実を初めて知ったのだ。
「これはもう我々の手には負えぬ……昨日から㋪美研の人間はミトンの町にはいないんだ……」
「ギルドの通信機を使わせていただき、主君の指示を仰ごう」
ギルドからローベルグは呼び出されたのだった。緊急の要件でありその話を聞き、何が何だか訳が分からなかったのだ。
「どういう事だ!ヒロトシは4日ほど前に結婚の報告に王都に来たのだぞ」
「何故主君がそのことを知っているのですか?それに、ヒロトシ男爵様は王都には行っていません」
「馬鹿な事を!宰相もレオナも一緒に会話をしたのだぞ」
「そんな事はありません……ヒロトシ様は昨日ここミトンの町を出発なされたのですよ。それに、今ミトンの町にはヒロトシ様の関係者は誰もいません」
ミトンの連絡に、ローベルグは何が何やら全く分からず頭を抱えるしかなかった。
「本当にヒロトシは……ミトンの町にいたと言うのか?」
「はい!」
「わ、分かった……あの手紙の内容は他言無用だ。お前達はそのまま業務に戻ってくれ」
「はっ!」
ミトンの王国騎士団隊長は、ローベルグから通常業務に戻れと指示をもらいホッとしたのだった。そして、通信を切ったローベルグは頭を抱えたのだった。
「ヒロトシの奴め……どんな隠し玉があると言うのだ……まったく底の見えぬ奴よ」
ローベルグはヒロトシの手のひらの上だった事に苦虫を噛みしめた顔となっていた。
「ただいま」
「おかえりなさいませ。どうでしたか?」
「それがだな……とりあえずシャーロットを呼んできてくれないか?」
「わ、わかりました」
セバスはヒロトシの只ならぬ顔つきに、何かがあったと悟りすぐにシャーロットを、サンライトまで呼びに行ったのだった。
「ヒロトシ様、急ぎって何ですか?あたし、サンライトで皿洗いの仕事で忙しいんだけど」
「まあ、そんなに文句を言うな。今後のシャーロットにとって重大な事なんだ」
「重大?」
「まず、シャーロットの母親の名は何というんだ?」
「母はローザだよ?それがどうかしたの?」
「父親の名前は知っているか?サキの父親じゃないぞ?」
「あたしが赤ちゃんの頃に母は離婚したし、なんでも魔物に殺されたと聞いて何も知らないよ」
ヒロトシはローザの名前を聞いて、ローベルグの娘と確信を持った。
「シャーロット、落ち着いて聞いてくれ」
「落ち着いているよ」
「君の本当の父親は存命している」
「えっ?」
「君の母親は、何で君にその事を言わなかったかはよくわからんがどうする?」
「聞きたい!あたしの本当の父親は誰なの?」
「ローベルグ様というお人だよ」
「ローベルグ様って誰?」
「ロドン王国国王陛下だよ」
「国王……様……」
「この10年君を探していたそうだ。そして、君を王女として迎え入れたいと俺に言ってきた」
「あたしが王女?嘘でしょ?」
「本当だよ。君は、これを受け入れれば王族となれる。これから君は王族として、その人生を謳歌することができるよ」
「本当に!あたし王女になる」
「そ、そうか。じゃあ、4日後俺が王都へ送り届けてあげるよ」
「えっ?あたしは王都に行く事になるの?サキお姉ちゃんは?ジュリお姉ちゃんは?」
「あの二人は俺の家族だからな。ここで生活することになるよ」
「あたしは王都で生活するの?王都というより王城だな」
「えっ?そしたらヒロトシ様との結婚は?」
「君は王族となるんだ。俺との結婚はないよ。多分どこかの貴族様とご結婚となるだろう」
「じゃあ、嫌です!あたしは王族にはなりません。ヒロトシ様に一生を捧げると決めたんです」
「やっぱそうなるよな……」
「何でそんな残念そうなのですか?」
「……」
ヒロトシはシャーロットへの返答に困っていた。すると、それを察してセバスが代わりに答えた。
「シャーロット様、私から説明さしあげてもよろしいですか?」
「えっ?」
「旦那様は、シャーロット様の願いを叶えたいと思っているのですよ」
「だったら、何でそんなに困った表情を……」
「当たり前ですよ。シャーロット様が王族になりたくないと言えば、旦那様はそれに力を貸す事になり、国王陛下にたてつく事になるのですからね。そうなれば、旦那様は王族にたてついた者として、どうなるかは火を見るよりも明らかでしょう?」
「だったら、あたしは王族になるしかないと言う事なの?」
「セバスの言う通りなんだが、シャーロットは王女になりたくないと言うんだよな?」
「そんな事を聞いたら当たり前じゃない。国王陛下が実の父と聞いても、今まであった事も見た事ないお人でしょ。何で、そんな人の為にヒロトシ様の側から離れないといけないとのですか?」
「じゃあ、シャーロットは俺達から離れたくないという意見でいいんだな?」
「当たり前じゃない!」
「じゃあ、やることは決まったな。シャーロットは王族にはならないという事だ」
「それはあたしの自由にしてもいいと言う事ですか?」
「まあ、そうだな。シャーロットは、これから王族とは関係のないところで生活することを認めてもらおう」
「それは叶うのですか?」
「叶えると言うのが正解だな。そして、セバス達はシュガー村に避難してくれ」
「私達が避難?」
「俺はこれから、シャーロットとミルデンス達を連れて王都に行ってくる。ようは、ローベルグ様に意見をしてくることになるからな」
「ですが、それでなぜ?」
「いいか?俺の弱点はお前達セバスやマイン達だよ。俺が言う事を聞かないなら、お前達を人質にされたら一貫の終わりだ」
「私達が旦那様の足かせに……」
「そういう不安要素はあらかじめ潰して置くに限るよ。まあ、ここにいても悪意のあるものは侵入できないが、シュガー村に避難した方が安全だ。あの場所には近づく事も出来ないからな」
「わ、分かりました……」
「サンライトは明日は通常業務にして、店には休業の張り紙をする。㋪美研は明日からの受注を中止し、3日の業務をして全員がシュガー村に移住してもらうので準備をしてくれ!」
「承知いたしました」
準備できた者から順次、転移プレートでシュガー村に移住したのだった。そして4日目の朝には㋪美研とサンライト関係者は全てミトンの町から撤退したのだ。
理由としては、ヒロトシが王都に行く事で材料がそろわない事にした。そして、王都に行くメンバーはヒロトシとシャーロット。護衛メンバーでミルデンス・ミランダ・アイリーン・アイリ・ウィノア・オリビア・カノン・シアンとセレンにした。
最後にビアンカとブルーも着いてくる言ったのでブルーは厩舎に入って貰った。
「このメンバーなら心配は何もいりませんね」
助手席に乗ったシアンが、ヒロトシに話しかけた。
「まあ、お前達はもう魔の森にサトウキビを採取できるくらいに強いからな。ローベルグ様より強いだろうし、俺の研磨装備もしているから大丈夫だと思うが油断はするなよ」
「任せておいてください。シャーロット様は必ず守りますよ」
「あくまでも話し合いだからな?絶対にこちら側から手を出すなよ」
そして、ヒロトシ達が出発して次の日にウィンドバードの書簡が届いた。その時にはヒロトシの関係者は全員がミトンの町にはおらず、王国騎士団はこの事実に驚愕し何もできずにいた。
「どういう事だ?ヒロトシ男爵様はいつの間に王都に行っていたんだ?」
「我々には全然……」
「それに、あの少女が王女かもしれないとはどういう事なんだ?」
出張に来ている王国騎士団は、第40番隊という下の方の番隊だった為、この事実を初めて知ったのだ。
「これはもう我々の手には負えぬ……昨日から㋪美研の人間はミトンの町にはいないんだ……」
「ギルドの通信機を使わせていただき、主君の指示を仰ごう」
ギルドからローベルグは呼び出されたのだった。緊急の要件でありその話を聞き、何が何だか訳が分からなかったのだ。
「どういう事だ!ヒロトシは4日ほど前に結婚の報告に王都に来たのだぞ」
「何故主君がそのことを知っているのですか?それに、ヒロトシ男爵様は王都には行っていません」
「馬鹿な事を!宰相もレオナも一緒に会話をしたのだぞ」
「そんな事はありません……ヒロトシ様は昨日ここミトンの町を出発なされたのですよ。それに、今ミトンの町にはヒロトシ様の関係者は誰もいません」
ミトンの連絡に、ローベルグは何が何やら全く分からず頭を抱えるしかなかった。
「本当にヒロトシは……ミトンの町にいたと言うのか?」
「はい!」
「わ、分かった……あの手紙の内容は他言無用だ。お前達はそのまま業務に戻ってくれ」
「はっ!」
ミトンの王国騎士団隊長は、ローベルグから通常業務に戻れと指示をもらいホッとしたのだった。そして、通信を切ったローベルグは頭を抱えたのだった。
「ヒロトシの奴め……どんな隠し玉があると言うのだ……まったく底の見えぬ奴よ」
ローベルグはヒロトシの手のひらの上だった事に苦虫を噛みしめた顔となっていた。
1
お気に入りに追加
426
あなたにおすすめの小説
オバちゃんだからこそ ~45歳の異世界珍道中~
鉄 主水
ファンタジー
子育ても一段落した40過ぎの訳あり主婦、里子。
そんなオバちゃん主人公が、突然……異世界へ――。
そこで里子を待ち構えていたのは……今まで見たことのない奇抜な珍獣であった。
「何がどうして、なぜこうなった! でも……せっかくの異世界だ! 思いっ切り楽しんじゃうぞ!」
オバちゃんパワーとオタクパワーを武器に、オバちゃんは我が道を行く!
ラブはないけど……笑いあり、涙ありの異世界ドタバタ珍道中。
いざ……はじまり、はじまり……。
※この作品は、エブリスタ様、小説家になろう様でも投稿しています。
レベルを上げて通販で殴る~囮にされて落とし穴に落とされたが大幅レベルアップしてざまぁする。危険な封印ダンジョンも俺にかかればちょろいもんさ~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界に転移した山田(やまだ) 無二(むに)はポーターの仕事をして早6年。
おっさんになってからも、冒険者になれずくすぶっていた。
ある日、モンスター無限増殖装置を誤って作動させたパーティは無二を囮にして逃げ出す。
落とし穴にも落とされ絶体絶命の無二。
機転を利かせ助かるも、そこはダンジョンボスの扉の前。
覚悟を決めてボスに挑む無二。
通販能力でからくも勝利する。
そして、ダンジョンコアの魔力を吸出し大幅レベルアップ。
アンデッドには聖水代わりに殺菌剤、光魔法代わりに紫外線ライト。
霧のモンスターには掃除機が大活躍。
異世界モンスターを現代製品の通販で殴る快進撃が始まった。
カクヨム、小説家になろう、アルファポリスに掲載しております。
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
集団転移した商社マン ネットスキルでスローライフしたいです!
七転び早起き
ファンタジー
「望む3つのスキルを付与してあげる」
その天使の言葉は善意からなのか?
異世界に転移する人達は何を選び、何を求めるのか?
そして主人公が○○○が欲しくて望んだスキルの1つがネットスキル。
ただし、その扱いが難しいものだった。
転移者の仲間達、そして新たに出会った仲間達と異世界を駆け巡る物語です。
基本は面白くですが、シリアスも顔を覗かせます。猫ミミ、孤児院、幼女など定番物が登場します。
○○○「これは私とのラブストーリーなの!」
主人公「いや、それは違うな」
魔力無し転生者の最強異世界物語 ~なぜ、こうなる!!~
月見酒
ファンタジー
俺の名前は鬼瓦仁(おにがわらじん)。どこにでもある普通の家庭で育ち、漫画、アニメ、ゲームが大好きな会社員。今年で32歳の俺は交通事故で死んだ。
そして気がつくと白い空間に居た。そこで創造の女神と名乗る女を怒らせてしまうが、どうにか幾つかのスキルを貰う事に成功した。
しかし転生した場所は高原でも野原でも森の中でもなく、なにも無い荒野のど真ん中に異世界転生していた。
「ここはどこだよ!」
夢であった異世界転生。無双してハーレム作って大富豪になって一生遊んで暮らせる!って思っていたのに荒野にとばされる始末。
あげくにステータスを見ると魔力は皆無。
仕方なくアイテムボックスを探ると入っていたのは何故か石ころだけ。
「え、なに、俺の所持品石ころだけなの? てか、なんで石ころ?」
それどころか、創造の女神ののせいで武器すら持てない始末。もうこれ詰んでね?最初からゲームオーバーじゃね?
それから五年後。
どうにか化物たちが群雄割拠する無人島から脱出することに成功した俺だったが、空腹で倒れてしまったところを一人の少女に助けてもらう。
魔力無し、チート能力無し、武器も使えない、だけど最強!!!
見た目は青年、中身はおっさんの自由気ままな物語が今、始まる!
「いや、俺はあの最低女神に直で文句を言いたいだけなんだが……」
================================
月見酒です。
正直、タイトルがこれだ!ってのが思い付きません。なにか良いのがあれば感想に下さい。
クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される
こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる
初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。
なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています
こちらの作品も宜しければお願いします
[イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]
異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
異世界でネットショッピングをして商いをしました。
ss
ファンタジー
異世界に飛ばされた主人公、アキラが使えたスキルは「ネットショッピング」だった。
それは、地球の物を買えるというスキルだった。アキラはこれを駆使して異世界で荒稼ぎする。
これはそんなアキラの爽快で時には苦難ありの異世界生活の一端である。(ハーレムはないよ)
よければお気に入り、感想よろしくお願いしますm(_ _)m
hotランキング23位(18日11時時点)
本当にありがとうございます
誤字指摘などありがとうございます!スキルの「作者の権限」で直していこうと思いますが、発動条件がたくさんあるので直すのに時間がかかりますので気長にお待ちください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる