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第5章 意外なスキル
14話 ビアンカの情報
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ヒロトシはその日河川敷でウォールオブストーンを唱え、ドンドン修復工事をしていた。魔道スキルのいいところは、魔法スキルだけではなく威力が上がったりMPを回復する瞑想があるとこだ。
「それにしても主君はMP切れは起こさないのですか?」
「魔道スキルには瞑想もあり魔法関連の複合スキルだからな。時々、休んで瞑想しているだろ?」
「なるほど……普通の魔法使いはあんな高い土壁は作れませんからね。あんなの作ったら一瞬で気絶してしまいますよ」
「スキル様様だよな」
「この調子なら、明日の昼までには修復が終わりそうですね」
「ああ。後は町が修復工事の依頼を出したらなんとかなりそうだからな」
「そうですね」
ヒロトシとミルデンスが会話していたが、ビアンカはミルデンスの腕の中ですやすや寝息を立てていた。
「ったく……だから留守番をしていろと言ったんだ」
「まあ、ビアンカはまだ生まれたばかりですし眠くなるのはしょうがありませんよ。寝る子は育つと言いますしね」
「まあな」
ヒロトシとミルデンスは、ビアンカの寝顔を見て癒されたのだった。そして、ヒロトシは次の日の昼には、土手の修繕工事を終わらせてしまった。
「ヒロトシ様。今日はいかがなされましたか?」
「いかがなされたって、河川の土手の修繕が終わったから報告しに来たんだよ」
「ちょっと待ってください!終わった?何が?嘘でしょ?」
ヒロトシの説明に、受付嬢は混乱していた。
「アリベスさんにそう伝えておいてくれよ。後は継続的に生産者達に依頼を受けて貰えれば、河川の氾濫は大丈夫だからさ」
「ちょっとお待ちください。すぐにアリベスさんを呼んでくるので!」
「わかったよ。ここで待ってるから呼んできてくれ」
新人受付嬢は、慌ててアリベスを呼んできた。アリベスも土手をこんな短時間で修繕するとは思っておらず、慌てて奥の部屋から出てきたのだった。
「ヒロトシ様修繕が終わったって本当ですか?」
「ああ。川の外側に位置する土手だけだけどな。これで後は長期的に生産者や冒険者達が依頼を受ければなんとかなるだろう」
「ちょっと待ってください!昨日から始めて何で昼過ぎにもう終わるのですか?」
「だけど、ちゃんとわかったんだからしょうがないだろ?ギルド調査員でも送って確認してくるといいよ」
本来なら、工事を請け負っている店が現場で指揮をしていて、仕事が終われば確認書を渡してくれる。しかし、その請け負っているお店がまだおらず、予算の話をしていたところでヒロトシが修繕してしまったのだ。
「わ、分かりました。確認に1日待っていただけますか?」
「ああ、別に構わないよ?それよりシルフォード様達は身体を休めていらっしゃるんだろうな?」
「はい。それはわたし達が責任をもって休ませています。明日には会議が再開されるかと」
「そうか。じゃあ、その時に一緒に報告してくれたらいいから。俺は明日からまた研磨業務に戻っているから、後はよろしく頼むよ」
「わ、わかりました」
そのころ冒険者ギルドでは、冒険に出ていた冒険者達が慌てて、ギルドに帰ってきていた。
「大変だ!川の土手が綺麗に直っているぞ?」
「お前もみたのか?」
「今ギルドじゃその話題で持ちきりだぞ」
「お前達も見たのか?」
「ああ!それも前の土手とは比べ物にならないくらい高さがあったぞ」
「見た見た!あれなら増水してもびくともしないだろうな」
ヒロトシの修繕は前の土手を遥かに凌駕していた。
町の向こう岸は、そのままの状態だったが町さえ安全ならいいので、後は川のカーブの内側になる場所の修繕だけだった。
次の日、土手の修繕はギルドに報告され、シルフォード達の耳にも届けられた。その報告に呆然としたのは言うまでもなかった。
「シルフォード様。最重要課題の土手の修繕は終わりました」
「本当にヒロトシ君は修繕を終わらせてしまったのか?」
「はい!後はどこかの店に現場責任を依頼して、長期的に修繕をすれば何も問題はありません」
その報告に、シルフォードを始め町の役員達は、歓声を上げる事も無くただ安堵した。
「それでですが、ヒロトシ様に今回の修繕工事費を断られてしまいまして……」
「何を言っておる!こんな大変な事業の報酬を断っただと?」
「はい……ヒロトシ様の報酬を、町の復興費用に充ててほしいとおっしゃられました」
「それは駄目だ!ちゃんと報酬を渡さないと」
シルフォード達は、今回の事でヒロトシには、本当に頭が上がらなくなってしまった。そして、昼過ぎに㋪美研に面会を申し出たのだが、研磨業務が貯まっているからと言われて断られてしまったのだ。
そして、セバスから町の復興を頼みますと、ヒロトシの伝言を伝えられた。
それから数日が過ぎ、ヒロトシは今やシュガー村には殆ど寄らず、直接サトウキビの群生地に瞬間移動を行い、採取したらそのままミトンの町へ帰還していた。
そして、何か用事がある場合、通信機で連絡を取るようにしており、何かあればすぐにヒロトシの家族である奴隷達は、転移プレートでミトンの町に帰ってきて用事を済ませていた。
「なあ、ビアンカ?」
「なに?」
「最近、よく人間の姿になっているけど、何か心境の変化があったのか?」
「ミトンの町を、マイン達と買い物に行くのが楽しみなんだ」
「だが、その格好は止めろ。目のやり場に困るだろ?」
「だって、肌にまとわりつくし、ごわごわしているのが嫌!」
ビアンカはマイン達にきつく言われて、ビキニのような物を着ていた。これでもビアンカは我慢していたぐらいだった。
「絹みたいな糸があればいいのかな?」
「何それ?」
「その糸で作った布は滑々で心地いいかもしれないな。綿で作った服は暖かくていいんだけどな」
「その絹?それなら着てみたいかも」
「まあ、この世界にお蚕さんがいるとは思えないから無理なんだけどな」
「なあんだ!だったら、あたしはこの服が限界だよ……」
しかし、後日ビアンカから思いがけない事を言われて、ヒロトシは大声をあげて驚いたのだった。
「ねえ、ヒロトシ?」
「どうした?」
「前に絹の服の事を言っていたでしょ?」
「ああ!言っていたな。それがどうしたんだ?」
「あれって、カイワームって言う虫の魔物の糸に似ていないかな?」
「はっ?カイワーム?なんだそれ⁉」
ビアンカは、気になってヒロトシの説明を詳しく聞いていた。それを、竜水晶でよく似たものを調べたみたいだった。
「これを見てよ」
ビアンカは、竜水晶に映ったカイワームをヒロトシにみせると、その姿は蚕にそっくりであった。しかし、大きさは1mと馬鹿でかい魔物だった。
何でも希少種で、その姿は幻とされているみたいだった。その理由はこの魔物は物凄く臆病で、自分の姿を見られると糸を吐き、その敵を素巻きにしてしまい、攻撃してくることはなく全速力で逃げてしまうらしい。
そして、この素巻きにされた人物は、数少ない絹の糸を手に入れる事が出来るそうだ。その糸は幻の糸で本当に貴重な品だそうだ。人を襲わなくて逃げてしまうので、人間社会では何も知られていないのが実状である
「でも、幻の魔物か……見つけることが出来なさそうだな……」
「でも、この魔物魔の森で見たことあったよ。話しかけようとしたら全速力逃げてったもん。糸を吐かれたけど避ける事が出来たよ」
「ほ、本当か?」
「嘘なんか言わないよ」
「だったら、今度魔の森を捜索してみるかな?ビアンカと会った所より奥に入った場所か?」
「うん。そうだよ」
今度時間を作って、ヒロトシは王都に瞬間移動をすればいいと思っていた。そして、この事が㋪美研にとって、新たな商売が出来る事になる。
「それにしても主君はMP切れは起こさないのですか?」
「魔道スキルには瞑想もあり魔法関連の複合スキルだからな。時々、休んで瞑想しているだろ?」
「なるほど……普通の魔法使いはあんな高い土壁は作れませんからね。あんなの作ったら一瞬で気絶してしまいますよ」
「スキル様様だよな」
「この調子なら、明日の昼までには修復が終わりそうですね」
「ああ。後は町が修復工事の依頼を出したらなんとかなりそうだからな」
「そうですね」
ヒロトシとミルデンスが会話していたが、ビアンカはミルデンスの腕の中ですやすや寝息を立てていた。
「ったく……だから留守番をしていろと言ったんだ」
「まあ、ビアンカはまだ生まれたばかりですし眠くなるのはしょうがありませんよ。寝る子は育つと言いますしね」
「まあな」
ヒロトシとミルデンスは、ビアンカの寝顔を見て癒されたのだった。そして、ヒロトシは次の日の昼には、土手の修繕工事を終わらせてしまった。
「ヒロトシ様。今日はいかがなされましたか?」
「いかがなされたって、河川の土手の修繕が終わったから報告しに来たんだよ」
「ちょっと待ってください!終わった?何が?嘘でしょ?」
ヒロトシの説明に、受付嬢は混乱していた。
「アリベスさんにそう伝えておいてくれよ。後は継続的に生産者達に依頼を受けて貰えれば、河川の氾濫は大丈夫だからさ」
「ちょっとお待ちください。すぐにアリベスさんを呼んでくるので!」
「わかったよ。ここで待ってるから呼んできてくれ」
新人受付嬢は、慌ててアリベスを呼んできた。アリベスも土手をこんな短時間で修繕するとは思っておらず、慌てて奥の部屋から出てきたのだった。
「ヒロトシ様修繕が終わったって本当ですか?」
「ああ。川の外側に位置する土手だけだけどな。これで後は長期的に生産者や冒険者達が依頼を受ければなんとかなるだろう」
「ちょっと待ってください!昨日から始めて何で昼過ぎにもう終わるのですか?」
「だけど、ちゃんとわかったんだからしょうがないだろ?ギルド調査員でも送って確認してくるといいよ」
本来なら、工事を請け負っている店が現場で指揮をしていて、仕事が終われば確認書を渡してくれる。しかし、その請け負っているお店がまだおらず、予算の話をしていたところでヒロトシが修繕してしまったのだ。
「わ、分かりました。確認に1日待っていただけますか?」
「ああ、別に構わないよ?それよりシルフォード様達は身体を休めていらっしゃるんだろうな?」
「はい。それはわたし達が責任をもって休ませています。明日には会議が再開されるかと」
「そうか。じゃあ、その時に一緒に報告してくれたらいいから。俺は明日からまた研磨業務に戻っているから、後はよろしく頼むよ」
「わ、わかりました」
そのころ冒険者ギルドでは、冒険に出ていた冒険者達が慌てて、ギルドに帰ってきていた。
「大変だ!川の土手が綺麗に直っているぞ?」
「お前もみたのか?」
「今ギルドじゃその話題で持ちきりだぞ」
「お前達も見たのか?」
「ああ!それも前の土手とは比べ物にならないくらい高さがあったぞ」
「見た見た!あれなら増水してもびくともしないだろうな」
ヒロトシの修繕は前の土手を遥かに凌駕していた。
町の向こう岸は、そのままの状態だったが町さえ安全ならいいので、後は川のカーブの内側になる場所の修繕だけだった。
次の日、土手の修繕はギルドに報告され、シルフォード達の耳にも届けられた。その報告に呆然としたのは言うまでもなかった。
「シルフォード様。最重要課題の土手の修繕は終わりました」
「本当にヒロトシ君は修繕を終わらせてしまったのか?」
「はい!後はどこかの店に現場責任を依頼して、長期的に修繕をすれば何も問題はありません」
その報告に、シルフォードを始め町の役員達は、歓声を上げる事も無くただ安堵した。
「それでですが、ヒロトシ様に今回の修繕工事費を断られてしまいまして……」
「何を言っておる!こんな大変な事業の報酬を断っただと?」
「はい……ヒロトシ様の報酬を、町の復興費用に充ててほしいとおっしゃられました」
「それは駄目だ!ちゃんと報酬を渡さないと」
シルフォード達は、今回の事でヒロトシには、本当に頭が上がらなくなってしまった。そして、昼過ぎに㋪美研に面会を申し出たのだが、研磨業務が貯まっているからと言われて断られてしまったのだ。
そして、セバスから町の復興を頼みますと、ヒロトシの伝言を伝えられた。
それから数日が過ぎ、ヒロトシは今やシュガー村には殆ど寄らず、直接サトウキビの群生地に瞬間移動を行い、採取したらそのままミトンの町へ帰還していた。
そして、何か用事がある場合、通信機で連絡を取るようにしており、何かあればすぐにヒロトシの家族である奴隷達は、転移プレートでミトンの町に帰ってきて用事を済ませていた。
「なあ、ビアンカ?」
「なに?」
「最近、よく人間の姿になっているけど、何か心境の変化があったのか?」
「ミトンの町を、マイン達と買い物に行くのが楽しみなんだ」
「だが、その格好は止めろ。目のやり場に困るだろ?」
「だって、肌にまとわりつくし、ごわごわしているのが嫌!」
ビアンカはマイン達にきつく言われて、ビキニのような物を着ていた。これでもビアンカは我慢していたぐらいだった。
「絹みたいな糸があればいいのかな?」
「何それ?」
「その糸で作った布は滑々で心地いいかもしれないな。綿で作った服は暖かくていいんだけどな」
「その絹?それなら着てみたいかも」
「まあ、この世界にお蚕さんがいるとは思えないから無理なんだけどな」
「なあんだ!だったら、あたしはこの服が限界だよ……」
しかし、後日ビアンカから思いがけない事を言われて、ヒロトシは大声をあげて驚いたのだった。
「ねえ、ヒロトシ?」
「どうした?」
「前に絹の服の事を言っていたでしょ?」
「ああ!言っていたな。それがどうしたんだ?」
「あれって、カイワームって言う虫の魔物の糸に似ていないかな?」
「はっ?カイワーム?なんだそれ⁉」
ビアンカは、気になってヒロトシの説明を詳しく聞いていた。それを、竜水晶でよく似たものを調べたみたいだった。
「これを見てよ」
ビアンカは、竜水晶に映ったカイワームをヒロトシにみせると、その姿は蚕にそっくりであった。しかし、大きさは1mと馬鹿でかい魔物だった。
何でも希少種で、その姿は幻とされているみたいだった。その理由はこの魔物は物凄く臆病で、自分の姿を見られると糸を吐き、その敵を素巻きにしてしまい、攻撃してくることはなく全速力で逃げてしまうらしい。
そして、この素巻きにされた人物は、数少ない絹の糸を手に入れる事が出来るそうだ。その糸は幻の糸で本当に貴重な品だそうだ。人を襲わなくて逃げてしまうので、人間社会では何も知られていないのが実状である
「でも、幻の魔物か……見つけることが出来なさそうだな……」
「でも、この魔物魔の森で見たことあったよ。話しかけようとしたら全速力逃げてったもん。糸を吐かれたけど避ける事が出来たよ」
「ほ、本当か?」
「嘘なんか言わないよ」
「だったら、今度魔の森を捜索してみるかな?ビアンカと会った所より奥に入った場所か?」
「うん。そうだよ」
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