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第3章 新しい研磨
21話 ネクロマンサーの本気
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闇ギルドでは、ヒロトシの言った通り脱走者が続出していた。
「くっそ……どこに行きやがった」
「追え!こっちにいたぞ!」
「まさか……こんなに脱走者が出るとは……」
「これもあれもあいつのせいだよ」
「ああ、何でもそろそろ本部では本格的にミトンの町をどうにかするつもりみたいだぞ」
「しかしあいつに勝てるのかよ」
「ああ、ネクロマンサーの準備が整ったそうだぞ?」
「「「「ぎゃあああああ!」」」」
「やっと仕留めたみたいだな」
「しかし、今月に入って脱走者は50人に上るそうだ。我々アサシンも連日ギルドから捜索依頼が出ている」
「ああ……はやく、脱走者のよりどころになっているヒロトシをなんとかしないといけないな」
実際の所、他の町を入れると脱走者は100人を越えており、10人ほどが㋪美研に保護されていた。その脱走した中には㋪美研の敷地内に入る事が出来ず討ち死にした人間もいて、翌朝町では騒然となっていた程だった。
その10人は、サスケ達と同様下忍と称される闇ギルド予備軍と言った人間達だった。
「君達を簡単に信用する事は出来ない」
ヒロトシは、カエデたちと同じような選択をさせて、カエデ達と同じ村に匿うしかなかった。そして、脱走に成功した人間は、カエデ達と同じオーランの町の闇ギルドから脱走した人間ばかりだった。
オーランの町は、ミトンの北にあり北の森を抜けたところにあり、ミトンの町とは近い場所にあったのもその要因が大きいところだろう。
「カエデさん、こいつ等の事もよろしく頼む」
「「「「カ、カエデ様、ご無事だったのですね」」」」
「お前達も、ヒロトシ様に身を寄せたのか?」
「ええ!今、闇ギルド内ではヒロトシ様の情報が凄い事になっていて、まだ俺達みたいに犯罪に手を染めていない者達にとって、唯一の希望となっています」
「何だよ、その情報は!」
側で聞いていたヒロトシは、思わずツッコミをいれてしまった。
「そんなに怒らないでください……俺達、子供の頃に攫われた人間は、あの地獄の中で暮らすのは当たり前になっていたんです」
「だからって、闇ギルドの中の希望ってなんだよ」
「ヒロトシ様……聞いて下さい。闇ギルドからの脱走は、今まで100%無理というのが常識だったのです」
「それはそうかもしれんが、俺は闇ギルドの希望になるつもりはない!」
「だけど、私達を保護してくれたではありませんか」
「そりゃ、カエデさん達は俺の結界に阻まれなかったし、進んで暗殺をした人間じゃなかっただろ?それに、子供達を自由にしたいという気持ちだったから今の状況になっているだけだ」
「それでも、わたし達に対してこの村を提供してくれて、闇ギルドからの追手から心配の無い様にしてくれたじゃないですか?わたし達は本来、貴方の奴隷にならないといけなかったのに、それもならなくていいと言ってくれたんです」
「そりゃ、やっと闇ギルドから逃れたのに奴隷として縛られるのは不憫と思ったからだよ」
「だからこそ、わたし達はヒロトシ様に感謝をしていて、これから一生貴方の役に立ちたいとまで思っています。その恩を一生をかけて返していきたいと思っているのです」
「だけど、ある程度は予想していたけど、まさか希望と言われているとは思わなかった……」
「実際、闇ギルド内では連日脱走者が出ています。俺達は本当に運が良かっただけです」
「まあ、確かにこの間も㋪美研の前で、殺人事件として衛兵が死体を調べていたからな……」
「多分ですが、これからも脱走者が㋪美研に逃れて来ますよ」
「まあ、運がいい奴だけ助けるけどな。俺から進んで助ける事はないよ」
ヒロトシのその言葉を聞き、新しくここにやってきた4人は下を向き悔しそうな顔をした。カエデも何か言いたそうだが、これ以上ヒロトシに迷惑を掛けれないとばかりに黙っていた。
そして、会話を変える様にカエデが、ヒロトシに笑顔で話しかけてきた。
「と、ところでヒロトシ様、わたし達に何かできるような事はないでしょうか?先ほども言った通り、わたし達はあなたを裏切る事はしませんし、これから生涯をかけて恩に報いたいと思います」
「いや、カエデさん達は自分達の自給自足の為に、野菜を作って生活をしてくれたらいいよ」
「では、その野菜を大量生産して、ヒロトシ様に卸したりしてもいいですか?」
「なんで?ここにいる人間だけで消費したらいいよ。そんなに働き過ぎないでのんびり生活したらいいよ」
「それでは、私達はただここで安全に匿ってもらうだけではないですか?」
「ああ。それでいいよ。ここは本来、人が住める場所ではないから、国王のローベルグ様は困ったうえで、俺に与えた土地だったからな。別にそんな気を使う必要はないよ」
「ですが、その土地に住めるようにして、わたし達に貸してくれているではありませんか?わたし達もヒロトシ様の何かの役に立ちたいのです」
「うーん……そんな事を言われてもな……俺は、ミトンの町で研磨業務を出来ればそれでいいしな。本当に何もないんだよ」
「そ、そうですか……」
カエデ達は、ヒロトシの言葉に落ち込んだのだった。
「そんな落ち込まなくてもいいじゃないか」
「でも、このままじゃただ救われてその恩にも報えないのでは……」
「じゃあ、一つ頼まれてくれるか?」
「なんなりと申しつけしてください」
カエデを始め、サスケや新しくここに来た人間達は、本当にヒロトシを主君の様に崇め、膝をつき頭を下げた。
「今から俺が魔の森に入ってくるから、あるイネ科の植物を育ててくれるか?」
「麦のようなものですか?」
カエデは麦と思い、ヒロトシが黒パンを作るのかと思っていた。
ヒロトシは、魔の森に入りサトウキビの群生地で、根のある状態で半分ほど収穫した。そして、半分は根を残した状態で収穫し村に帰った。
「これはいったい?」
「これはサトウキビと言う植物なんだ」
「サトウキビ?」
「ああ。これから砂糖を作るんだよ」
「「「「「さ、砂糖ですって⁉」」」」」
カエデ達は砂糖と聞き、目を見開き驚いた。そして、この村でこれを育てて欲しいと言われたのだった。
魔の森から出た為3日程では育たないが、サトウキビを増やす方法は挿し木で、やり方は節をつけて適当な長さに
切って植える。植える際は、土に寝かせるように横に置いおくと、節から新しい芽が出てくる。
ヒロトシは、しばらくは根が乾きすぎないように、頻繁に気にかけて水を与えて管理ほしいと指示を出した。
それを聞いたカエデ達は、莫大な利益がでると思い、ヒロトシに協力をすると約束をした。そして、後にこの村の名前はシュガーの村となる。
「それじゃ、サトウキビをよろしく頼むぞ」
「「「「「分かりました!」」」」」
「任せてください!」
こうして、サトウキビの生産が村で起こり始めた。この砂糖の生産でミトンの町は更に賑わう事になる。
そして、闇ギルドではとうとうネクロマンサー達が、とんでもないものを召還してしまった。
「我ら6人でやっと、召還できるようになった」
『ぎゃおおおおおおおおおおおおお!』
闇ギルドから、逃走した脱走者を生け捕りにできた人間を生贄にして、その足りない人間は近隣の村から誘拐をした人間の命を使い、あるアンデットを生み出したのだ。
「くははははは!やっと生み出せた!コイツがドラゴンゾンビだ!」
「「「「「わはははははは!」」」」」
「いくらなんでもヒロトシでは敵うまい!」
「ああ!こいつは元はレッドドラゴンだ!」
「そのレッドドラゴンより数段上のレベルだ」
「こいつがミトンの町で暴れる事になれば、降伏するだろうよ」
「ぐははははは!」
「これで我らの汚名は晴らされ、闇ギルドで発言力が回復する」
ネクロマンサーはとんでもないモンスターを生み出してしまった。その巨体はあり得ないほど大きく、魔道砲でも吹き飛ばせないだろうと思えるほどだった。
今回の闇ギルドの報復はそれほどまでに本気である。そして、アンデット集団も健在であり、エルダーリッチもリッチロードも復活していたのだ。
やはり、リッチの護符はどこかに隠されていて、不老不死の化け物であった。
「くっそ……どこに行きやがった」
「追え!こっちにいたぞ!」
「まさか……こんなに脱走者が出るとは……」
「これもあれもあいつのせいだよ」
「ああ、何でもそろそろ本部では本格的にミトンの町をどうにかするつもりみたいだぞ」
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「しかし、今月に入って脱走者は50人に上るそうだ。我々アサシンも連日ギルドから捜索依頼が出ている」
「ああ……はやく、脱走者のよりどころになっているヒロトシをなんとかしないといけないな」
実際の所、他の町を入れると脱走者は100人を越えており、10人ほどが㋪美研に保護されていた。その脱走した中には㋪美研の敷地内に入る事が出来ず討ち死にした人間もいて、翌朝町では騒然となっていた程だった。
その10人は、サスケ達と同様下忍と称される闇ギルド予備軍と言った人間達だった。
「君達を簡単に信用する事は出来ない」
ヒロトシは、カエデたちと同じような選択をさせて、カエデ達と同じ村に匿うしかなかった。そして、脱走に成功した人間は、カエデ達と同じオーランの町の闇ギルドから脱走した人間ばかりだった。
オーランの町は、ミトンの北にあり北の森を抜けたところにあり、ミトンの町とは近い場所にあったのもその要因が大きいところだろう。
「カエデさん、こいつ等の事もよろしく頼む」
「「「「カ、カエデ様、ご無事だったのですね」」」」
「お前達も、ヒロトシ様に身を寄せたのか?」
「ええ!今、闇ギルド内ではヒロトシ様の情報が凄い事になっていて、まだ俺達みたいに犯罪に手を染めていない者達にとって、唯一の希望となっています」
「何だよ、その情報は!」
側で聞いていたヒロトシは、思わずツッコミをいれてしまった。
「そんなに怒らないでください……俺達、子供の頃に攫われた人間は、あの地獄の中で暮らすのは当たり前になっていたんです」
「だからって、闇ギルドの中の希望ってなんだよ」
「ヒロトシ様……聞いて下さい。闇ギルドからの脱走は、今まで100%無理というのが常識だったのです」
「それはそうかもしれんが、俺は闇ギルドの希望になるつもりはない!」
「だけど、私達を保護してくれたではありませんか」
「そりゃ、カエデさん達は俺の結界に阻まれなかったし、進んで暗殺をした人間じゃなかっただろ?それに、子供達を自由にしたいという気持ちだったから今の状況になっているだけだ」
「それでも、わたし達に対してこの村を提供してくれて、闇ギルドからの追手から心配の無い様にしてくれたじゃないですか?わたし達は本来、貴方の奴隷にならないといけなかったのに、それもならなくていいと言ってくれたんです」
「そりゃ、やっと闇ギルドから逃れたのに奴隷として縛られるのは不憫と思ったからだよ」
「だからこそ、わたし達はヒロトシ様に感謝をしていて、これから一生貴方の役に立ちたいとまで思っています。その恩を一生をかけて返していきたいと思っているのです」
「だけど、ある程度は予想していたけど、まさか希望と言われているとは思わなかった……」
「実際、闇ギルド内では連日脱走者が出ています。俺達は本当に運が良かっただけです」
「まあ、確かにこの間も㋪美研の前で、殺人事件として衛兵が死体を調べていたからな……」
「多分ですが、これからも脱走者が㋪美研に逃れて来ますよ」
「まあ、運がいい奴だけ助けるけどな。俺から進んで助ける事はないよ」
ヒロトシのその言葉を聞き、新しくここにやってきた4人は下を向き悔しそうな顔をした。カエデも何か言いたそうだが、これ以上ヒロトシに迷惑を掛けれないとばかりに黙っていた。
そして、会話を変える様にカエデが、ヒロトシに笑顔で話しかけてきた。
「と、ところでヒロトシ様、わたし達に何かできるような事はないでしょうか?先ほども言った通り、わたし達はあなたを裏切る事はしませんし、これから生涯をかけて恩に報いたいと思います」
「いや、カエデさん達は自分達の自給自足の為に、野菜を作って生活をしてくれたらいいよ」
「では、その野菜を大量生産して、ヒロトシ様に卸したりしてもいいですか?」
「なんで?ここにいる人間だけで消費したらいいよ。そんなに働き過ぎないでのんびり生活したらいいよ」
「それでは、私達はただここで安全に匿ってもらうだけではないですか?」
「ああ。それでいいよ。ここは本来、人が住める場所ではないから、国王のローベルグ様は困ったうえで、俺に与えた土地だったからな。別にそんな気を使う必要はないよ」
「ですが、その土地に住めるようにして、わたし達に貸してくれているではありませんか?わたし達もヒロトシ様の何かの役に立ちたいのです」
「うーん……そんな事を言われてもな……俺は、ミトンの町で研磨業務を出来ればそれでいいしな。本当に何もないんだよ」
「そ、そうですか……」
カエデ達は、ヒロトシの言葉に落ち込んだのだった。
「そんな落ち込まなくてもいいじゃないか」
「でも、このままじゃただ救われてその恩にも報えないのでは……」
「じゃあ、一つ頼まれてくれるか?」
「なんなりと申しつけしてください」
カエデを始め、サスケや新しくここに来た人間達は、本当にヒロトシを主君の様に崇め、膝をつき頭を下げた。
「今から俺が魔の森に入ってくるから、あるイネ科の植物を育ててくれるか?」
「麦のようなものですか?」
カエデは麦と思い、ヒロトシが黒パンを作るのかと思っていた。
ヒロトシは、魔の森に入りサトウキビの群生地で、根のある状態で半分ほど収穫した。そして、半分は根を残した状態で収穫し村に帰った。
「これはいったい?」
「これはサトウキビと言う植物なんだ」
「サトウキビ?」
「ああ。これから砂糖を作るんだよ」
「「「「「さ、砂糖ですって⁉」」」」」
カエデ達は砂糖と聞き、目を見開き驚いた。そして、この村でこれを育てて欲しいと言われたのだった。
魔の森から出た為3日程では育たないが、サトウキビを増やす方法は挿し木で、やり方は節をつけて適当な長さに
切って植える。植える際は、土に寝かせるように横に置いおくと、節から新しい芽が出てくる。
ヒロトシは、しばらくは根が乾きすぎないように、頻繁に気にかけて水を与えて管理ほしいと指示を出した。
それを聞いたカエデ達は、莫大な利益がでると思い、ヒロトシに協力をすると約束をした。そして、後にこの村の名前はシュガーの村となる。
「それじゃ、サトウキビをよろしく頼むぞ」
「「「「「分かりました!」」」」」
「任せてください!」
こうして、サトウキビの生産が村で起こり始めた。この砂糖の生産でミトンの町は更に賑わう事になる。
そして、闇ギルドではとうとうネクロマンサー達が、とんでもないものを召還してしまった。
「我ら6人でやっと、召還できるようになった」
『ぎゃおおおおおおおおおおおおお!』
闇ギルドから、逃走した脱走者を生け捕りにできた人間を生贄にして、その足りない人間は近隣の村から誘拐をした人間の命を使い、あるアンデットを生み出したのだ。
「くははははは!やっと生み出せた!コイツがドラゴンゾンビだ!」
「「「「「わはははははは!」」」」」
「いくらなんでもヒロトシでは敵うまい!」
「ああ!こいつは元はレッドドラゴンだ!」
「そのレッドドラゴンより数段上のレベルだ」
「こいつがミトンの町で暴れる事になれば、降伏するだろうよ」
「ぐははははは!」
「これで我らの汚名は晴らされ、闇ギルドで発言力が回復する」
ネクロマンサーはとんでもないモンスターを生み出してしまった。その巨体はあり得ないほど大きく、魔道砲でも吹き飛ばせないだろうと思えるほどだった。
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