77 / 347
第3章 新しい研磨
2話 城門前で一泊
しおりを挟む
ヒロトシ達は、次々王都の中に入れる旅人や冒険者達を横目に城門の前でトラックを駐車し、長い間国王からの返事を待っていた。
「「ねえ、ご主人様……」」
「2人共どうした?」
やはり、サイファーとルビーの二人には退屈だったようで、30分もしない内に暇を持て余していた。運転席と後ろのコンテナは、窓で繋がっていて愚痴を言うのだった。
「「これは退屈です……」」
「二人とも我慢しなさい」
「「だって、セバス……」」
「何もすることが無いんだよ……」
「確かに退屈だな……しかし、王城まで確認しているみたいだからな……」
「ご主人様もそうでしょ?」
「そうだけど、多分4、5時間は余裕でかかると思うぞ……」
「「ええぇ……」」
ヒロトシも知らないことだが、兵士が連絡を持ってくる事が出来るのは、その倍の10時間ほどかかる事になる。それほどまでに王都は大きく、ミトンの町とは比べようもない大きさだった。
「ねえ、やっぱり町には入れてもらえないですか?」
ヒロトシは、城門警護の衛兵に尋ねたが申し訳なさそうに断られてしまった。これはしょうがない事であり、衛兵も任務に忠実にこなしているだけである。
本来なら、ギルドカードがあればフリーパスで王都に入場することが出来るが、ミトンの町からの日数と王都への用事が国王に会いに来たと言う理由で、衛兵も用心には用心をしないといけなかったからだ。
「申し訳ない……こちらとしても用心をさせていただきたいのだ」
「分かりました……」
ヒロトシとしても、これ以上文句を言ってもどうしようもないと諦めた。入れてもらえなければ帰還しても良かったのだが、今回の用事は王族相手なのでヒロトシもまた用心をして大人しく引き下がった。
運転席に戻ってきたヒロトシに全員が王都に入れるか聞いてきた。
「「「「「どうでした?」」」」」
「やっぱり無理だって……」
その答えに全員がガックリした。
「しょうがない……ここを少し離れてハウスの中でくつろごうか」
それを聞き、全員が歓声を上げたのだった。ヒロトシ自身もずっとここで時間を潰すより、部屋でゆっくりした方がいいと思っていた。
「あの……ここから少し離れた場所に移動してもいいですか?申し訳ないですが、連絡が来たら呼びに来ていただけますか?」
「どこに行くつもりだ?」
「あの広場にキャンプでもしています。ここにいても退屈なだけですし」
「わかった。そんなに離れないのならいいぞ。多分10時間以上はかかるし、今日中に入れるかわからんからな」
ヒロトシは、衛兵の答えに愕然とした。そんなにかかるのなら最初から言ってくれたらいいのにとおもったのだ。
ヒロトシはすぐにトラックに戻り、全員にコンテナから出てもらいトラックをインベントリに収納し、全員で広場に向かったのだった。
この場所は、王都に来たが日暮れまでに間に合わなかった人間が、キャンプする土地である。
「王都にはこんな場所があるんだな……」
「旦那様、ミトンの町にもこういう場所はありますよ」
「そうなのか?」
「まあこんなにも大きな土地ではありませんがね。夜になれば、夜勤の衛兵が駐在しますし比較的安全ですよ」
「へええ、まあ俺達には関係はないけどな」
ヒロトシ達は、他の人間が来た場合の時を考えて、王都から離れた場所にハウスに魔力を送り一軒家を建てた。当然こんな場所にいきなり家が出現して、王都に帰ってきた冒険者や行商人や旅人たちは目を見開き驚いた。
そして、城門警護の衛兵もびっくりして、家にとんできたのは当たり前だった。
「ふう……やっと落ち着けるな」
ヒロトシが大広間のソファーに腰かけた途端、家の扉が激しくノックされたのだ。そして、すぐにセバスは扉を開けるとそこには、城門からダッシュしてきたであろう衛兵が扉の前に立っていたのだった。
「どうかいたしましたか?」
「どうかしたではない!なんだこれは?」
「なんだこれはと言われても、今日は王都に入れないと旦那様からお聞きしました。なので、今日はここで泊まる為にキャンプを……」
「キャンプではないだろうが!どこから家を……」
「うちの主人ヒロトシ様は有能な方なのですよ。衛兵の皆様も持っていると思うのですが、この家はダンジョンから出るハウスという魔道具です」
「馬鹿な事を!ハウスは知っているが、ハウスがこんな家になる訳がないではないか!普通はテントのようなものである」
「そんな事を言われても、実際家を建てれるのですから、それに対して文句を言われても困るというものですよ」
「そ、それはそうだが……」
「それで、ご用件はそれだけでしょうか?」
「あ、ああ……」
ヒロトシは、他の人間に困らない様に、王都から一番離れた場所に家を建てたので、こんな場所にキャンプをする人間はいなかった。こんな離れた場所を使う時は、他の国の王族が訪問した時に、一緒に護衛に来た兵士がキャンプをするときぐらいだった。その為、城門警備の衛兵もそれ以上問いただす事が出来なかったのだ。
「それでは、失礼します」
セバスは、家の扉を閉めてしまったのだった。衛兵達もそれ以上は何もできなくて、城門に帰るしかなかった。
家の中には、ヒロトシが魔力を込めて作った家だけあって、地球にあるような娯楽があり、モニターも設置してあり映画鑑賞や音楽も聴けるし退屈することはない。
ただ、TVのような放送局がないのでバラエティーや歌番組などはなかった。そんな家が突然出現したので、衛兵達が慌てるのは無理はなかった。
ヒロトシ達は、1週間そういった旅をしてきて、この世界の旅とは全然違っていた。
「ご主人様の旅は本当に楽でした」
「本当ですよ。もう普通の旅は出来そうもないです」
「わたし達も、冒険者の時に旅はしていましたが、町に帰って来た時はすぐに井戸に体を洗いに行ったほどですよ」
「そうよね……冬は本当に辛いのよね……」
「俺もそんな話を聞くだけで旅はしたくないよ。ハウスやトラックが無かったら、俺は絶対に今回の事は断っていたよ」
「でも、旦那様……それは無理だったと思いますよ」
「なんで?」
「相手は王族です。シルフォード伯爵様を救った人間に報奨を与えないなんて、王族のプライドが許さないと思いますよ」
「その時は、ミトンでの生活は惜しいけど身を隠すよ。1週間旅をしたけど俺にはこれが限界だよ」
ヒロトシはアイリーン達の話を聞き、半年以上もかけて王都に来る事を考えたら報奨というより、罰ゲームだと言い絶対にいらないと言い切ったのだった。
そして、やはり兵士達はその日のうちに、ヒロトシを呼びに来る事はなく、次の日の朝早く焦った様子で家の扉をノックしたのだった。
「ヒロトシ殿!」
家の扉を開けたのはセバスだった。
「こんなに朝早くどうかしたのですか?旦那様はまだお休みですが?」
「今回は申し訳ありませんとお伝えできませんか?ようやく、主君から連絡がきて失礼の無い様に対応しろと申されて……」
「分かりました、そのようにお伝えしておきます。旦那様は朝7時に起床いたしますので、8時ぐらいにはそちらの方に行けると思います」
「分かり申した。では、城門の列には並ばず、直接城門の方に来てください。そのまま王城に案内します」
「分かりました。旦那様にはそうのようにお伝えしておきます」
「よろしくお願いします」
そのように衛兵はセバスに伝えて、城門に帰っていった。
「「ねえ、ご主人様……」」
「2人共どうした?」
やはり、サイファーとルビーの二人には退屈だったようで、30分もしない内に暇を持て余していた。運転席と後ろのコンテナは、窓で繋がっていて愚痴を言うのだった。
「「これは退屈です……」」
「二人とも我慢しなさい」
「「だって、セバス……」」
「何もすることが無いんだよ……」
「確かに退屈だな……しかし、王城まで確認しているみたいだからな……」
「ご主人様もそうでしょ?」
「そうだけど、多分4、5時間は余裕でかかると思うぞ……」
「「ええぇ……」」
ヒロトシも知らないことだが、兵士が連絡を持ってくる事が出来るのは、その倍の10時間ほどかかる事になる。それほどまでに王都は大きく、ミトンの町とは比べようもない大きさだった。
「ねえ、やっぱり町には入れてもらえないですか?」
ヒロトシは、城門警護の衛兵に尋ねたが申し訳なさそうに断られてしまった。これはしょうがない事であり、衛兵も任務に忠実にこなしているだけである。
本来なら、ギルドカードがあればフリーパスで王都に入場することが出来るが、ミトンの町からの日数と王都への用事が国王に会いに来たと言う理由で、衛兵も用心には用心をしないといけなかったからだ。
「申し訳ない……こちらとしても用心をさせていただきたいのだ」
「分かりました……」
ヒロトシとしても、これ以上文句を言ってもどうしようもないと諦めた。入れてもらえなければ帰還しても良かったのだが、今回の用事は王族相手なのでヒロトシもまた用心をして大人しく引き下がった。
運転席に戻ってきたヒロトシに全員が王都に入れるか聞いてきた。
「「「「「どうでした?」」」」」
「やっぱり無理だって……」
その答えに全員がガックリした。
「しょうがない……ここを少し離れてハウスの中でくつろごうか」
それを聞き、全員が歓声を上げたのだった。ヒロトシ自身もずっとここで時間を潰すより、部屋でゆっくりした方がいいと思っていた。
「あの……ここから少し離れた場所に移動してもいいですか?申し訳ないですが、連絡が来たら呼びに来ていただけますか?」
「どこに行くつもりだ?」
「あの広場にキャンプでもしています。ここにいても退屈なだけですし」
「わかった。そんなに離れないのならいいぞ。多分10時間以上はかかるし、今日中に入れるかわからんからな」
ヒロトシは、衛兵の答えに愕然とした。そんなにかかるのなら最初から言ってくれたらいいのにとおもったのだ。
ヒロトシはすぐにトラックに戻り、全員にコンテナから出てもらいトラックをインベントリに収納し、全員で広場に向かったのだった。
この場所は、王都に来たが日暮れまでに間に合わなかった人間が、キャンプする土地である。
「王都にはこんな場所があるんだな……」
「旦那様、ミトンの町にもこういう場所はありますよ」
「そうなのか?」
「まあこんなにも大きな土地ではありませんがね。夜になれば、夜勤の衛兵が駐在しますし比較的安全ですよ」
「へええ、まあ俺達には関係はないけどな」
ヒロトシ達は、他の人間が来た場合の時を考えて、王都から離れた場所にハウスに魔力を送り一軒家を建てた。当然こんな場所にいきなり家が出現して、王都に帰ってきた冒険者や行商人や旅人たちは目を見開き驚いた。
そして、城門警護の衛兵もびっくりして、家にとんできたのは当たり前だった。
「ふう……やっと落ち着けるな」
ヒロトシが大広間のソファーに腰かけた途端、家の扉が激しくノックされたのだ。そして、すぐにセバスは扉を開けるとそこには、城門からダッシュしてきたであろう衛兵が扉の前に立っていたのだった。
「どうかいたしましたか?」
「どうかしたではない!なんだこれは?」
「なんだこれはと言われても、今日は王都に入れないと旦那様からお聞きしました。なので、今日はここで泊まる為にキャンプを……」
「キャンプではないだろうが!どこから家を……」
「うちの主人ヒロトシ様は有能な方なのですよ。衛兵の皆様も持っていると思うのですが、この家はダンジョンから出るハウスという魔道具です」
「馬鹿な事を!ハウスは知っているが、ハウスがこんな家になる訳がないではないか!普通はテントのようなものである」
「そんな事を言われても、実際家を建てれるのですから、それに対して文句を言われても困るというものですよ」
「そ、それはそうだが……」
「それで、ご用件はそれだけでしょうか?」
「あ、ああ……」
ヒロトシは、他の人間に困らない様に、王都から一番離れた場所に家を建てたので、こんな場所にキャンプをする人間はいなかった。こんな離れた場所を使う時は、他の国の王族が訪問した時に、一緒に護衛に来た兵士がキャンプをするときぐらいだった。その為、城門警備の衛兵もそれ以上問いただす事が出来なかったのだ。
「それでは、失礼します」
セバスは、家の扉を閉めてしまったのだった。衛兵達もそれ以上は何もできなくて、城門に帰るしかなかった。
家の中には、ヒロトシが魔力を込めて作った家だけあって、地球にあるような娯楽があり、モニターも設置してあり映画鑑賞や音楽も聴けるし退屈することはない。
ただ、TVのような放送局がないのでバラエティーや歌番組などはなかった。そんな家が突然出現したので、衛兵達が慌てるのは無理はなかった。
ヒロトシ達は、1週間そういった旅をしてきて、この世界の旅とは全然違っていた。
「ご主人様の旅は本当に楽でした」
「本当ですよ。もう普通の旅は出来そうもないです」
「わたし達も、冒険者の時に旅はしていましたが、町に帰って来た時はすぐに井戸に体を洗いに行ったほどですよ」
「そうよね……冬は本当に辛いのよね……」
「俺もそんな話を聞くだけで旅はしたくないよ。ハウスやトラックが無かったら、俺は絶対に今回の事は断っていたよ」
「でも、旦那様……それは無理だったと思いますよ」
「なんで?」
「相手は王族です。シルフォード伯爵様を救った人間に報奨を与えないなんて、王族のプライドが許さないと思いますよ」
「その時は、ミトンでの生活は惜しいけど身を隠すよ。1週間旅をしたけど俺にはこれが限界だよ」
ヒロトシはアイリーン達の話を聞き、半年以上もかけて王都に来る事を考えたら報奨というより、罰ゲームだと言い絶対にいらないと言い切ったのだった。
そして、やはり兵士達はその日のうちに、ヒロトシを呼びに来る事はなく、次の日の朝早く焦った様子で家の扉をノックしたのだった。
「ヒロトシ殿!」
家の扉を開けたのはセバスだった。
「こんなに朝早くどうかしたのですか?旦那様はまだお休みですが?」
「今回は申し訳ありませんとお伝えできませんか?ようやく、主君から連絡がきて失礼の無い様に対応しろと申されて……」
「分かりました、そのようにお伝えしておきます。旦那様は朝7時に起床いたしますので、8時ぐらいにはそちらの方に行けると思います」
「分かり申した。では、城門の列には並ばず、直接城門の方に来てください。そのまま王城に案内します」
「分かりました。旦那様にはそうのようにお伝えしておきます」
「よろしくお願いします」
そのように衛兵はセバスに伝えて、城門に帰っていった。
0
お気に入りに追加
425
あなたにおすすめの小説
完結【進】ご都合主義で生きてます。-通販サイトで異世界スローライフのはずが?!-
ジェルミ
ファンタジー
32歳でこの世を去った相川涼香は、異世界の女神ゼクシーにより転移を誘われる。
断ると今度生まれ変わる時は、虫やダニかもしれないと脅され転移を選んだ。
彼女は女神に不便を感じない様に通販サイトの能力と、しばらく暮らせるだけのお金が欲しい、と願った。
通販サイトなんて知らない女神は、知っている振りをして安易に了承する。そして授かったのは、町のスーパーレベルの能力だった。
お惣菜お安いですよ?いかがです?
物語はまったり、のんびりと進みます。
※本作はカクヨム様にも掲載しております。
この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました
okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。
アイテムボックスの最も冴えた使い方~チュートリアル1億回で最強になったが、実力隠してアイテムボックス内でスローライフしつつ駄竜とたわむれる~
うみ
ファンタジー
「アイテムボックス発動 収納 自分自身!」
これしかないと思った!
自宅で休んでいたら突然異世界に拉致され、邪蒼竜と名乗る強大なドラゴンを前にして絶対絶命のピンチに陥っていたのだから。
奴に言われるがままステータスと叫んだら、アイテムボックスというスキルを持っていることが分かった。
得た能力を使って何とかピンチを逃れようとし、思いついたアイデアを咄嗟に実行に移したんだ。
直後、俺の体はアイテムボックスの中に入り、難を逃れることができた。
このまま戻っても捻りつぶされるだけだ。
そこで、アイテムボックスの中は時間が流れないことを利用し、チュートリアルバトルを繰り返すこと1億回。ついにレベルがカンストする。
アイテムボックスの外に出た俺はドラゴンの角を折り、危機を脱する。
助けた竜の巫女と共に彼女の村へ向かうことになった俺だったが――。
【完結】ご都合主義で生きてます。-ストレージは最強の防御魔法。生活魔法を工夫し創生魔法で乗り切る-
ジェルミ
ファンタジー
鑑定サーチ?ストレージで防御?生活魔法を工夫し最強に!!
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
しかし授かったのは鑑定や生活魔法など戦闘向きではなかった。
しかし生きていくために生活魔法を組合せ、工夫を重ね創生魔法に進化させ成り上がっていく。
え、鑑定サーチてなに?
ストレージで収納防御て?
お馬鹿な男と、それを支えるヒロインになれない3人の女性達。
スキルを試行錯誤で工夫し、お馬鹿な男女が幸せを掴むまでを描く。
※この作品は「ご都合主義で生きてます。商売の力で世界を変える」を、もしも冒険者だったら、として内容を大きく変えスキルも制限し一部文章を流用し前作を読まなくても楽しめるように書いています。
またカクヨム様にも掲載しております。
集団転移した商社マン ネットスキルでスローライフしたいです!
七転び早起き
ファンタジー
「望む3つのスキルを付与してあげる」
その天使の言葉は善意からなのか?
異世界に転移する人達は何を選び、何を求めるのか?
そして主人公が○○○が欲しくて望んだスキルの1つがネットスキル。
ただし、その扱いが難しいものだった。
転移者の仲間達、そして新たに出会った仲間達と異世界を駆け巡る物語です。
基本は面白くですが、シリアスも顔を覗かせます。猫ミミ、孤児院、幼女など定番物が登場します。
○○○「これは私とのラブストーリーなの!」
主人公「いや、それは違うな」
異世界キャンパー~無敵テントで気ままなキャンプ飯スローライフ?
夢・風魔
ファンタジー
仕事の疲れを癒すためにソロキャンを始めた神楽拓海。
気づけばキャンプグッズ一式と一緒に、見知らぬ森の中へ。
落ち着くためにキャンプ飯を作っていると、そこへ四人の老人が現れた。
彼らはこの世界の神。
キャンプ飯と、見知らぬ老人にも親切にするタクミを気に入った神々は、彼に加護を授ける。
ここに──伝説のドラゴンをもぶん殴れるテントを手に、伝説のドラゴンの牙すら通さない最強の肉体を得たキャンパーが誕生する。
「せっかく異世界に来たんなら、仕事のことも忘れて世界中をキャンプしまくろう!」
おおぅ、神よ……ここからってマジですか?
夢限
ファンタジー
俺こと高良雄星は39歳の一見すると普通の日本人だったが、実際は違った。
人見知りやトラウマなどが原因で、友人も恋人もいない、孤独だった。
そんな俺は、突如病に倒れ死亡。
次に気が付いたときそこには神様がいた。
どうやら、異世界転生ができるらしい。
よーし、今度こそまっとうに生きてやるぞー。
……なんて、思っていた時が、ありました。
なんで、奴隷スタートなんだよ。
最底辺過ぎる。
そんな俺の新たな人生が始まったわけだが、問題があった。
それは、新たな俺には名前がない。
そこで、知っている人に聞きに行ったり、復讐したり。
それから、旅に出て生涯の友と出会い、恩を返したりと。
まぁ、いろいろやってみようと思う。
これは、そんな俺の新たな人生の物語だ。
転生社畜、転生先でも社畜ジョブ「書記」でブラック労働し、20年。前人未到のジョブレベルカンストからの大覚醒成り上がり!
nineyu
ファンタジー
男は絶望していた。
使い潰され、いびられ、社畜生活に疲れ、気がつけば死に場所を求めて樹海を歩いていた。
しかし、樹海の先は異世界で、転生の影響か体も若返っていた!
リスタートと思い、自由に暮らしたいと思うも、手に入れていたスキルは前世の影響らしく、気がつけば変わらない社畜生活に、、
そんな不幸な男の転機はそこから20年。
累計四十年の社畜ジョブが、遂に覚醒する!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる