研磨職人!異世界に渡り、色んなものを磨き魔法スキルと合わせて、幸せに暮らす。

本条蒼依

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第1 章 自分だけの職業

19話 ヒロトシ無双する

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 マミヤとルビーは、暗い部屋の中で手足を縛られて、身動きが出来ない状態で地下牢に閉じ込められていた。

「貴方達はいったい何よ!」

「うううう……マミヤちゃん、わたし達どうなるの?」

「ルビー、大丈夫だから……きっと、ご主人様が助けてくれるから」 

「ぎゃははははは!お前達を助ける?お前の主人は生産者じゃねえか?本当に俺達に敵うと思っているのか?」

「ぐっ……」

「マミヤちゃん……ごめんね……」

「何でルビーが謝るのよ。大丈夫だから……ご主人様は、わたし達を絶対に守ると言っていたでしょ?」

「でも、わたしがご主人様に服をおねだりしようとしたから……ご主人様の優しさを当たり前だと思ったから、不幸になったんだ……」

「ち、違うよ。ルビーは、ちゃんとわかってくれたじゃない」

「で、でも……」

「大丈夫!最後まで諦めちゃ駄目!」

「ぎゃはははは!健気だな。いつまでそう思っていられるか楽しみだぜ」

 マミヤとルビーは、まさかあんな場所に人攫いのトラップがあるとは思いもしなかったのだった。一度、街中でごろつきに腕を掴まれて、攫われそうになったが【ブリング】の魔法が発動し、逃げる事が出来た。
 この魔法効果に、二人はこれならいつでも逃げる事が出来ると油断してしまったのだ。
 
 そして、錬金術師の店に二人は偶然立ち寄ってしまったのだ。その店はポーション以外にも、アクセサリーも置いてあった。言ってみれば、手広く商品を扱っていたのだ。

 二人は、当然店の外から中の様子を眺めていた。そして、飾ってあるアクセサリーを見ていた。すると、店の中から店員が出てきて話しかけられた。

「お嬢さん方。そんなとこで見てないで、近くでご覧になっても構いませんよ」

「私達は奴隷なので、入店したらご迷惑が掛かるのでここで十分です」

「いえいえ、貴方達は奴隷と思えないほど美しいので構いませんよ。ご迷惑どころか貴方達のおかげで、ほら見てください」

 先ほどまで客がいなかったのに、客が入店していたのだった。

「マミヤちゃん。店の人もそう言ってくれてるし、近くで見せてもらってもいいんじゃない?」

「でも……もし何かあったら、ご主人様にご迷惑が……」

「そうですか?それは残念です……」

「ねえ、マミヤちゃん?ちょっとぐらい良いんじゃない?マミヤちゃんも近くで見たいでしょ?」

「そりゃ……そうだけど……」

「こんな機会滅多にないと思うよ?」

「それもそうね……」

「そうですか?じゃあ中の方へどうぞ」

 マミヤとルビーは、つい気を許してしまった。その店が先ほどのごろつきを雇った店だとも知らずに……

 そして、店員は巧みな話術で、マミヤ達を店の奥に導いたのだった。

「貴方達、奴隷には一生身に着ける事が出来ない宝石を見てみたくはないですか?」

「えー!そんな宝石を見せてくれるのですか?」

 この時にはもう色んなアクセサリーを見学していて、マミヤも気を許し高揚感で盛り上がっていた。

「大切な宝石なので、奥の部屋に保管しているのです。こちらにどうぞ?」

 本来、奴隷だけでこんな待遇はあり得なかった。しかし、二人は宝石に興味を持ってしまっていて、奥の部屋に案内されてしまったのだ。

 そして、2人が部屋で待っていると、いきなりガスが噴出されたのだ。

「「な、何⁉」」

 マミヤとルビーは、何が起こったのか分からなかったが部屋の扉を
開けようとした。
 しかし、部屋の扉は鍵が閉まっていてビクともしなかったのだ。

「マ、マミヤ……ちゃ……」

「しゃべっちゃ駄目……ハンカチで口と鼻を!」

 その時には、ルビーは眠ってしまっていたのだ。

「これは睡眠ガス?」

 マミヤはルビーを抱え、窓から逃げようと思った。ルビーをお姫様抱っこをして運ぼうとしたが、睡眠ガスを思いっきり吸い込んでしまった。

「ご、ご主人様……ご、ごめ……んなさ……い……」

 マミヤはそのまま、ルビーを抱えながら力尽きてしまった。これでは、ヒロトシのアクセサリーが効果を発揮することはできなかったのは当然だった。

 ブルグは、眠ってしまったマミヤとルビーの手足を縛って拘束してしまい、地下牢へと入れてしまったのだ。
 そして、雇ったごろつき達を見張りに立たせたのだ。

「それにしても、貴様たちは奴隷とは思えないくらい綺麗だな?」

「「……」」

「さぞや、主人に可愛がってもらっているんだろうな?少し俺達の相手もしてくれや」

「ち、近寄らないで!」

「へっへっへ!こんなに良い奴隷を抱いた事なんてないから楽しみだ」

 そのごろつきは、マミヤに手を出すかと思いきや、信じられない事にルビーに、手を出そうとしていたのだった。

「い、いや……近寄らないで……」

「ちょ、ちょっと!ルビーのような幼い子に何を考えているのよ!」

「マ、マミヤちゃん……た、助けて……」

「俺は、少し変態でな。幼い方が盛り上がるんだ。へへへへ……」

「ちょ、ちょっと!やめなさい!その子はまだ、ご主人様の相手をしたことがまだないのよ!」

「そうか!初物か……そいつは良い事を聞かせてもらったよ。こいつの初めては、この俺だという事だな?」

「い、いやぁ~~~~~!やめてください……」

 ルビーはその恐怖で泣き出してしまった。マミヤも何とかしようとしたが、拘束具が邪魔をしてガチャガチャ鳴り響くだけだった。



 ヒロトシは、マミヤとルビーの発信機を辿って、大きな屋敷の前に来ていた。

「ここの地下室に、マミヤとルビーが捕らわれているみたいだな」

 ヒロトシは、正面玄関の門から堂々と侵入したのだった。そして、【ウィンドーボイス】の魔法を使った。これは風属性の魔法で、自分の声を遠くまで届ける魔法だ。

『あーあー!聞こえますか?この屋敷の主に告ぐ!俺は㋪美研の店主ヒロトシだ!今すぐ、俺の仲間であるマミヤとルビーの両名を解放せよ!』

 ヒロトシの声は、近所の人間にも響き渡ったのである。

『今すぐ両名を解放すれば、この事は不問にして余計な被害は出さないと約束しよう!5分以内に……』

 そこまで言った所で、人相の悪い人間達がヒロトシに剣を構えて、屋敷の中から出てきて、襲い掛かってきたのだった。

「「「「「おおおおおおおおお!」」」」」」

「そうか!そちらがそういう態度なら容赦する必要はないな」

 ごろつき達は、ヒロトシの首を狙って剣を薙ぎ払った。

「生産者が一人で、こんなとこにやって来るとは愚かなこった!」

 ごろつき達は、ヒロトシに剣を突き本気で殺そうとした。しかし、ヒロトシの姿は、その場から残像を残し、消え去ったのだった。

「これなら魔法を使わなくてもいいな」

「「「「「ぐはっ!」」」」」

 いきなり消えたヒロトシに驚き、四方八方から剣を突いたごろつき達は同士討ちしてしまった。

「な、何だと……」

 いきなり、ごろつき達5人は剣で突きあって絶命したのだった。

「お、お前、タダの生産者じゃねえな!」

「戦うすべを持たず、こんなところに一人で突っ込むほど馬鹿じゃねえよ」

「者共!隊列を組め!」

 ヒロトシは驚いた。瞬時に状況を判断し、ごろつきのリーダーは部下達に指示を出したのだった。

「瞬時に切り替えるか……只の用心棒じゃないみたいだな」

「かかれええええええ!」

「「「「「「「おおおう!」」」」」」」




 そのころ屋敷の中では、ブルクが焦り落ち着かないでいた。

「な、なぜだ!なぜここに奴隷を捕らえていると分かったのだ!おい……大丈夫なんだろうな?」

「何を焦っているんだブルクの旦那。俺達は冒険者とはいえ風の群狼と言われる盗賊だぜ?衛兵も対処できなかった実力があるんだ。たかが一人でどうにかなるとは思えねえよ」

「しかし、今地下牢にはあいつの奴隷だけじゃなく、お前達が攫った人間もいるんだぞ?」

 そう、ブルクの裏の顔は、風の群狼と協力し誘拐をした人間達を奴隷商人に売っていた事だった。マミヤ達が罠に嵌められた部屋もその一つだったのだ。睡眠ガスは、錬金術師にとって製作するのは簡単である。

 ヒロトシは魔法を使わずとも、風の群狼達の剣を目をつむって、身をかわしていた。

「どうした?お前達の実力はそんなモノなのか?風の群狼さん」

「なぜ俺達の正体を!」

 ヒロトシは、神眼で男達を鑑定していた。すると、風の群狼と表示され、備考欄には人殺し・誘拐・婦女暴行ありと、あらゆる犯罪歴があったのだ。

「貴様たちは、生きていてもしょうがない。なっ!」

 と、言い、ヒロトシは男の腹に拳を打ち込んだ。その拳は皮の鎧を陥没させ、男をその場に膝をつかせた。

「うげえええええ!」

 男は、ヒロトシの拳をまともに受け、気絶してしまったのだ。

「こいつは武闘家なのか?」

「俺はただの生産者だよ」

「嘘をつけええええ!そんな生産者がいるか!」

 ヒロトシは、風の群狼達の剣を余裕でかわし、ドンドン気絶させていった。ヒロトシはただの研磨師である。ただし、レベルが圧倒的に高いだけで、50レベルそこらの人間では太刀打ちできないだけだった。

 武闘家でも何でもなく、圧倒的なステータスの差で、風の群狼を叩きのめしているだけだった。

 そして、遂に表にいる風の群狼は、全て気絶させられてしまったのだった。

『あー!屋敷の主に告ぐ!今すぐ投降しろ。お前達の正体は風の群狼と判明した。今すぐ投降せよ』

「どうするのだ!ハンソン。お前達の正体がばれてしまったぞ?」

「しょうがねえ……俺が直々にあいつの相手をしてやるよ」

 風の群狼の頭が席を立ち、屋敷から出たのだった。


 その頃、地下室では何が起こっているのか全然わからなかった。ルビーが襲われると思った瞬間、別の人間が下りてきて、ルビーを襲おうとしていた人間を連れて行ってしまったのだ。

「おい!てめえ!なにしてやがる。お前も一緒に来るんだ!」

「どうかしたのか?今いいところだったのによ」

「緊急事態だ!お前もすぐ表に出ろ!」 

「チッ……しょうがねえ。お楽しみは帰って来た時に取っておくか」

 ギリギリのところで、ルビーの初めては救われたのだった。そして、助かった事にルビーは縛られたままで泣きじゃくっていたのだった。
 しかし、本当に助かった訳ではなく先に延びただけだった。あの男が帰ってくるまでに何とかしないと、ルビーは本当に襲われてしまうとマミヤは焦っていた。

 

「貴様ぁ!よくも俺の部下達を可愛がってくれたな!覚悟はできてんだろうな!」

「やっと親玉の登場か?俺の仲間を解放する気は起きないのか?」

「そんな余裕がいつまでもつか楽しみだぜ」

 風の群狼はの頭をヒロトシは、神眼で鑑定すると、ジオ族と表示された。ジオ族は、少数民族でハーフジャイアントで、自分の強さが正義という戦闘民族である。

「お前ジオ族なのか?」

「がはははははは!よくわかったな?そうよ!俺はジオ族だ。俺より強い奴は今までいなかった。お前もやるみたいだが俺には絶対敵わねえ」

「戦闘凶かよ……まあ、いい。かかって来いよ!」

「がははははは!死ねぇ~~~~~!」

 ハンソンは、象も真っ二つにしそうなでっかい剣を軽々振り回し、ヒロトシに振り落とした。その剣は斬るというより、その重量で叩き潰すと言った方がよく、叩き潰されたその場所は土煙が舞い上がった。
 ヒロトシは、叩き潰されたように見えたが、身体を横にずらし回避していた。

「おいおい。馬鹿でかい剣を振り回すだけかよ?」

「ぬかせ!」

 ハンソンは、ヒロトシの方に剣を薙ぎ払おうとした。しかし、その剣はヒロトシに踏みつけられビクともしなかった。

「ふむっ!なっ⁉」

「どうした?もっと力を入れないと、ビクともしないじゃないか?」

「何故動かん……」

「所詮お前は、力だけの馬鹿だって事だよ」

「フン!フン!むがああああああ!貴様なんぞに!」

 ハンソンは、この現実が受け入れられなかった。今までこのパワーで他を圧倒してきたのに、こんな力のなさそうな人間に自分の剣を踏まれてビクともしなかったのだ。

「その足をのけろぉ……」

「のけるのか?」

 ヒロトシはいきなり剣から足を外した。すると、ハンソンは後方に仰け反り返って倒れてしまったのだ。

「き、き、貴様ぁ~~~~~おちょくりやがって!もう許さねえ!」

 ハンソンは、頭に血が上り顔を真っ赤にして、剣を振りかぶった。その時、近所の人が通報したのだろうか、衛兵がこの場所に辿り着いたのだった。衛兵の隊長は、ヒロトシの姿を見て大男に斬られたと思い、大声を出したのだった。

「ヒロトシ殿ぉ~~~~~!」

 ヒロトシは後方に飛び、ハンソンの剣を回避した。その体術に、衛兵の隊長は驚きを隠せなかった。

 そして、ヒロトシは後方に飛んで回避したと思ったら、その瞬間踏み込み又前方に飛び、拳をハンソンの、どてっぱらにぶち込んだ。
 その威力は、相当なものであり、ハンソンのような大男がクの字に折れ曲がり、屋敷の方まで飛んで行ってしまったのだ。
 その様子を見た衛兵達は、呆然としてしまったのだった。


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