3 / 347
第1 章 自分だけの職業
2話 ミトンの町に到着
しおりを挟む
ヒロトシは、二人を連れて町へ向かうのだった。
「ご、ご主人様!ちょっと待ってください。あれは解体しないのですか?」
「えっ?解体ってどういう事?」
「あの魔物はオークです。お腹に穴が開いてしまっていますが、魔石や肉を取った方がよろしいかと」
「解体って言ってもなあ……俺そんな技術持っていないからな……」
「ご主人様は、魔法使いなんですよね?生活魔法のカッティングがあると思うのですが?」
「ああ!あるよ。それって解体に使うのか?」
「それだけではないんですが、解体にも使えますよ」
「なるほど……分からない事が多いので、おかしなことがあったら色々教えてほしい」
「「わかりました」」
ヒロトシは【カッティング】と唱えると、オークの肉体はつかえる場所をカットしていき、魔石と肉と睾丸を取り出した。
「これらの素材や肉は、町の精肉屋やギルドで買い取ってくれますよ」
「そうなんだ。あの化け物の肉が食べれるのか?」
「まあ、庶民の間では人気がありますからね。ウルフやボアなども人気の肉ですよ」
ヒロトシはここに来るまでに何匹か討伐したが、その場に放置してきてしまって勿体ない事をしたと後悔したのだった。
そして、解体しながらマインとアイに、どうしてこんな森にいたのかを聞いた。
「ところでさ。何で二人はこんな森にいたんだ?戦えないんだろ?」
「あっ……それは、ちょっと訳がありましてですね」
「わけって?」
「わたし達は、村から厄介払いされ奴隷商人に売られたのです」
「厄介払いって?」
「この尻尾です。わたしは猫獣人ですが、これを見てください二股に分かれているでしょ?」
「わたしは狐獣人ですが、この通り尻尾が9本です……」
「えっ?それだけの事で厄介払いされたの?」
「それだけって……村ではこの尻尾の事でいつも虐められていて……わたし達の親だけが優しかったのですが、心労がたたって倒れてしまったのです」
「あっ……ごめん……そういう意味じゃなかったんだよ。俺からしたら、その見た目が違うだけで差別をすることが不思議だったんだよ」
「そういう事を言うのは、ご主人様だけだと思いますよ」
「でも、そう言って頂けて嬉しいです」
「それで、奴隷商人に売られて、町に移動する最中にゴブリンに襲われたんです。そこに、まだ駆け出しの冒険者が現れて、奴隷商人を助けたという事なんです」
「だったら、その冒険者はどうしたんだ?」
「奴隷商人は、救ってくれたお礼に、わたし達をその冒険者に譲ったんです」
「ふむふむ」
「しかし、奴隷を手に入れるという事は、それなりの実力を持ち合わせていないといけないという事なんですよ」
「どういう事だ?」
「奴隷は自己財産です。守る力もないと誰かに奪われるという事ですよ。今回は、前の主人はまだ駆け出しだった事もあり、森の中でオークに襲われ殺されました」
「でも、君達は生きて捕らわれていたよね?」
「えーっと、あのままでは、わたし達はオークに犯されていたといったら分かりますか?オークやゴブリンは、女性の敵と言われる魔物です」
「あっ……そういうことか。それであの時、君達は縛られていたんだな」
「そういうことです。あのまま巣に連れていかれていたら、何十匹というオークにわたし達は犯されていたんです」
「そこに、俺が運よく助けたというわけだったんだ?」
「そういうことです。本当にありがとうございました」
「ありがとうございました」
「まあ、偶然だったが助けれてよかったよ」
「ところでご主人様は、町に行ったら冒険者として生活するのですよね?」
「えっ?なんで?」
「なんでって、オークを一撃で倒せるほど強いんですよね?」
「いやいや、俺は冒険者じゃなくて研磨師だよ。町ではお店を開いて生活するつもりだ」
「研磨……師ってなんですか?」
「あらゆるものを研磨するんだ。綺麗に光らせるといったら分かるかな?」
「光らせる?」
「わからないかな?分かりやすく言えば、鏡のようにてからせるといったら分かるか?」
「えーっと、銅鏡のように姿を映すという事でしょうか?」
「まあそんな感じかな」
「それって勿体ないかと思うのですが……」
「勿体ないってどういう事?」
「ご主人様なら、冒険者として物凄い才能がおありという事です。オークをファイヤーアローの一撃で仕留める腕があるのですよ?それなら、冒険者ギルドに所属していたらいいじゃないですか?」
「ちょっと待ってくれ。俺は冒険者じゃないよ」
「「えええええ!」」
「嘘ですよね?あれだけの腕を持っていたなら、上級どころかベテラン冒険者でも通じますよ」
「まあ、とにかく俺は魔物を討伐するのは性にはあってないよ」
「ですが、銅鏡を磨くのでは生活が成り立たないかと……」
「まあ、大丈夫だって。俺に任せてみてよ。研磨は俺だけしか出来ない技術だ。すぐに人気が出て、人手不足になると思うよ」
「それならいいのですが……」
マインが心配したのは当然の事だった。銅鏡を磨くのは布で丁寧に拭く事で鈍く光らせる事で、子供が小遣い稼ぎでやるような仕事だった。
それと似たようなものでは包丁砥ぎ等があった。子供が砥石をもって、家庭をまわって砥ぐことだったのだ。これらの仕事は、ギルドでFランクの仕事で、12歳の子供が出来る仕事だったのである。つまり、雑用としての依頼であり、1日やってもその日のご飯1人分になるかどうかの物だった。
「やっぱり冒険者になった方が……」
「まあまあ、俺に任せろって」
ヒロトシはニコニコしていたが、マインとアイの二人は不安を隠せなかった。そんな感じで、三日かけてようやく3人は、ミトンの町に着いたのだった。
「ご主人様見えましたよ。あれが、ミトンの町です」
「あー長かったなあ。やっと着いた。ってなんであんな高い壁が?」
「何を言っているのですか?町は普通城壁で囲まれているもんです」
「なんで?」
「なんでって、ここに来るまでに魔物がたくさんいたじゃないですか。今回は盗賊には遭遇しませんでしたが、それらから守る為ですよ」
「そ、そうなんだ……」
「ご主人様ってどんなところに住んでいたのですか?」
「そうですよ。町はどこに行ってもあんな感じですよ?」
「まあ、俺のいた所は治安が良かったからなあ」
「良くても魔物はどこにでもいると思いますが……」
「まあ、その辺も含めて話しをするよ。今はそう思っていてくれ」
「「わ、分かりました……」」
そして、3人は城門前に着て長い行列に並んだのだった。
「ご、ご主人様!ちょっと待ってください。あれは解体しないのですか?」
「えっ?解体ってどういう事?」
「あの魔物はオークです。お腹に穴が開いてしまっていますが、魔石や肉を取った方がよろしいかと」
「解体って言ってもなあ……俺そんな技術持っていないからな……」
「ご主人様は、魔法使いなんですよね?生活魔法のカッティングがあると思うのですが?」
「ああ!あるよ。それって解体に使うのか?」
「それだけではないんですが、解体にも使えますよ」
「なるほど……分からない事が多いので、おかしなことがあったら色々教えてほしい」
「「わかりました」」
ヒロトシは【カッティング】と唱えると、オークの肉体はつかえる場所をカットしていき、魔石と肉と睾丸を取り出した。
「これらの素材や肉は、町の精肉屋やギルドで買い取ってくれますよ」
「そうなんだ。あの化け物の肉が食べれるのか?」
「まあ、庶民の間では人気がありますからね。ウルフやボアなども人気の肉ですよ」
ヒロトシはここに来るまでに何匹か討伐したが、その場に放置してきてしまって勿体ない事をしたと後悔したのだった。
そして、解体しながらマインとアイに、どうしてこんな森にいたのかを聞いた。
「ところでさ。何で二人はこんな森にいたんだ?戦えないんだろ?」
「あっ……それは、ちょっと訳がありましてですね」
「わけって?」
「わたし達は、村から厄介払いされ奴隷商人に売られたのです」
「厄介払いって?」
「この尻尾です。わたしは猫獣人ですが、これを見てください二股に分かれているでしょ?」
「わたしは狐獣人ですが、この通り尻尾が9本です……」
「えっ?それだけの事で厄介払いされたの?」
「それだけって……村ではこの尻尾の事でいつも虐められていて……わたし達の親だけが優しかったのですが、心労がたたって倒れてしまったのです」
「あっ……ごめん……そういう意味じゃなかったんだよ。俺からしたら、その見た目が違うだけで差別をすることが不思議だったんだよ」
「そういう事を言うのは、ご主人様だけだと思いますよ」
「でも、そう言って頂けて嬉しいです」
「それで、奴隷商人に売られて、町に移動する最中にゴブリンに襲われたんです。そこに、まだ駆け出しの冒険者が現れて、奴隷商人を助けたという事なんです」
「だったら、その冒険者はどうしたんだ?」
「奴隷商人は、救ってくれたお礼に、わたし達をその冒険者に譲ったんです」
「ふむふむ」
「しかし、奴隷を手に入れるという事は、それなりの実力を持ち合わせていないといけないという事なんですよ」
「どういう事だ?」
「奴隷は自己財産です。守る力もないと誰かに奪われるという事ですよ。今回は、前の主人はまだ駆け出しだった事もあり、森の中でオークに襲われ殺されました」
「でも、君達は生きて捕らわれていたよね?」
「えーっと、あのままでは、わたし達はオークに犯されていたといったら分かりますか?オークやゴブリンは、女性の敵と言われる魔物です」
「あっ……そういうことか。それであの時、君達は縛られていたんだな」
「そういうことです。あのまま巣に連れていかれていたら、何十匹というオークにわたし達は犯されていたんです」
「そこに、俺が運よく助けたというわけだったんだ?」
「そういうことです。本当にありがとうございました」
「ありがとうございました」
「まあ、偶然だったが助けれてよかったよ」
「ところでご主人様は、町に行ったら冒険者として生活するのですよね?」
「えっ?なんで?」
「なんでって、オークを一撃で倒せるほど強いんですよね?」
「いやいや、俺は冒険者じゃなくて研磨師だよ。町ではお店を開いて生活するつもりだ」
「研磨……師ってなんですか?」
「あらゆるものを研磨するんだ。綺麗に光らせるといったら分かるかな?」
「光らせる?」
「わからないかな?分かりやすく言えば、鏡のようにてからせるといったら分かるか?」
「えーっと、銅鏡のように姿を映すという事でしょうか?」
「まあそんな感じかな」
「それって勿体ないかと思うのですが……」
「勿体ないってどういう事?」
「ご主人様なら、冒険者として物凄い才能がおありという事です。オークをファイヤーアローの一撃で仕留める腕があるのですよ?それなら、冒険者ギルドに所属していたらいいじゃないですか?」
「ちょっと待ってくれ。俺は冒険者じゃないよ」
「「えええええ!」」
「嘘ですよね?あれだけの腕を持っていたなら、上級どころかベテラン冒険者でも通じますよ」
「まあ、とにかく俺は魔物を討伐するのは性にはあってないよ」
「ですが、銅鏡を磨くのでは生活が成り立たないかと……」
「まあ、大丈夫だって。俺に任せてみてよ。研磨は俺だけしか出来ない技術だ。すぐに人気が出て、人手不足になると思うよ」
「それならいいのですが……」
マインが心配したのは当然の事だった。銅鏡を磨くのは布で丁寧に拭く事で鈍く光らせる事で、子供が小遣い稼ぎでやるような仕事だった。
それと似たようなものでは包丁砥ぎ等があった。子供が砥石をもって、家庭をまわって砥ぐことだったのだ。これらの仕事は、ギルドでFランクの仕事で、12歳の子供が出来る仕事だったのである。つまり、雑用としての依頼であり、1日やってもその日のご飯1人分になるかどうかの物だった。
「やっぱり冒険者になった方が……」
「まあまあ、俺に任せろって」
ヒロトシはニコニコしていたが、マインとアイの二人は不安を隠せなかった。そんな感じで、三日かけてようやく3人は、ミトンの町に着いたのだった。
「ご主人様見えましたよ。あれが、ミトンの町です」
「あー長かったなあ。やっと着いた。ってなんであんな高い壁が?」
「何を言っているのですか?町は普通城壁で囲まれているもんです」
「なんで?」
「なんでって、ここに来るまでに魔物がたくさんいたじゃないですか。今回は盗賊には遭遇しませんでしたが、それらから守る為ですよ」
「そ、そうなんだ……」
「ご主人様ってどんなところに住んでいたのですか?」
「そうですよ。町はどこに行ってもあんな感じですよ?」
「まあ、俺のいた所は治安が良かったからなあ」
「良くても魔物はどこにでもいると思いますが……」
「まあ、その辺も含めて話しをするよ。今はそう思っていてくれ」
「「わ、分かりました……」」
そして、3人は城門前に着て長い行列に並んだのだった。
2
お気に入りに追加
425
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢になるのも面倒なので、冒険にでかけます
綾月百花
ファンタジー
リリーには幼い頃に決められた王子の婚約者がいたが、その婚約者の誕生日パーティーで婚約者はミーネと入場し挨拶して歩きファーストダンスまで踊る始末。国王と王妃に謝られ、贈り物も準備されていると宥められるが、その贈り物のドレスまでミーネが着ていた。リリーは怒ってワインボトルを持ち、美しいドレスをワイン色に染め上げるが、ミーネもリリーのドレスの裾を踏みつけ、ワインボトルからボトボトと頭から濡らされた。相手は子爵令嬢、リリーは伯爵令嬢、位の違いに国王も黙ってはいられない。婚約者はそれでも、リリーの肩を持たず、リリーは国王に婚約破棄をして欲しいと直訴する。それ受け入れられ、リリーは清々した。婚約破棄が完全に決まった後、リリーは深夜に家を飛び出し笛を吹く。会いたかったビエントに会えた。過ごすうちもっと好きになる。必死で練習した飛行魔法とささやかな攻撃魔法を身につけ、リリーは今度は自分からビエントに会いに行こうと家出をして旅を始めた。旅の途中の魔物の森で魔物に襲われ、リリーは自分の未熟さに気付き、国営の騎士団に入り、魔物狩りを始めた。最終目的はダンジョンの攻略。悪役令嬢と魔物退治、ダンジョン攻略等を混ぜてみました。メインはリリーが王妃になるまでのシンデレラストーリーです。
巻き込まれ召喚・途中下車~幼女神の加護でチート?
サクラ近衛将監
ファンタジー
商社勤務の社会人一年生リューマが、偶然、勇者候補のヤンキーな連中の近くに居たことから、一緒に巻き込まれて異世界へ強制的に召喚された。万が一そのまま召喚されれば勇者候補ではないために何の力も与えられず悲惨な結末を迎える恐れが多分にあったのだが、その召喚に気づいた被召喚側世界(地球)の神様と召喚側世界(異世界)の神様である幼女神のお陰で助けられて、一旦狭間の世界に留め置かれ、改めて幼女神の加護等を貰ってから、異世界ではあるものの召喚場所とは異なる場所に無事に転移を果たすことができた。リューマは、幼女神の加護と付与された能力のおかげでチートな成長が促され、紆余曲折はありながらも異世界生活を満喫するために生きて行くことになる。
*この作品は「カクヨム」様にも投稿しています。
**週1(土曜日午後9時)の投稿を予定しています。**
【完結】神スキル拡大解釈で底辺パーティから成り上がります!
まにゅまにゅ
ファンタジー
平均レベルの低い底辺パーティ『龍炎光牙《りゅうえんこうが》』はオーク一匹倒すのにも命懸けで注目もされていないどこにでもでもいる冒険者たちのチームだった。
そんなある日ようやく資金も貯まり、神殿でお金を払って恩恵《ギフト》を授かるとその恩恵《ギフト》スキルは『拡大解釈』というもの。
その効果は魔法やスキルの内容を拡大解釈し、別の効果を引き起こせる、という神スキルだった。その拡大解釈により色んなものを回復《ヒール》で治したり強化《ブースト》で獲得経験値を増やしたりととんでもない効果を発揮する!
底辺パーティ『龍炎光牙』の大躍進が始まる!
第16回ファンタジー大賞奨励賞受賞作です。
護国の鳥
凪子
ファンタジー
異世界×士官学校×サスペンス!!
サイクロイド士官学校はエスペラント帝国北西にある、国内最高峰の名門校である。
周囲を海に囲われた孤島を学び舎とするのは、十五歳の選りすぐりの少年達だった。
首席の問題児と呼ばれる美貌の少年ルート、天真爛漫で無邪気な子供フィン、軽薄で余裕綽々のレッド、大貴族の令息ユリシス。
同じ班に編成された彼らは、教官のルベリエや医務官のラグランジュ達と共に、士官候補生としての苛酷な訓練生活を送っていた。
外の世界から厳重に隔離され、治外法権下に置かれているサイクロイドでは、生徒の死すら明るみに出ることはない。
ある日同級生の突然死を目の当たりにし、ユリシスは不審を抱く。
校内に潜む闇と秘められた事実に近づいた四人は、否応なしに事件に巻き込まれていく……!
はずれスキル『本日一粒万倍日』で金も魔法も作物もなんでも一万倍 ~はぐれサラリーマンのスキル頼みな異世界満喫日記~
緋色優希
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて異世界へやってきたサラリーマン麦野一穂(むぎのかずほ)。得たスキルは屑(ランクレス)スキルの『本日一粒万倍日』。あまりの内容に爆笑され、同じように召喚に巻き込まれてきた連中にも馬鹿にされ、一人だけ何一つ持たされず荒城にそのまま置き去りにされた。ある物と言えば、水の樽といくらかの焼き締めパン。どうする事もできずに途方に暮れたが、スキルを唱えたら水樽が一万個に増えてしまった。また城で見つけた、たった一枚の銀貨も、なんと銀貨一万枚になった。どうやら、あれこれと一万倍にしてくれる不思議なスキルらしい。こんな世界で王様の助けもなく、たった一人どうやって生きたらいいのか。だが開き直った彼は『住めば都』とばかりに、スキル頼みでこの異世界での生活を思いっきり楽しむ事に決めたのだった。
完結【真】ご都合主義で生きてます。-創生魔法で思った物を創り、現代知識を使い世界を変える-
ジェルミ
ファンタジー
魔法は5属性、無限収納のストレージ。
自分の望んだものを創れる『創生魔法』が使える者が現れたら。
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
そして女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。
安定した収入を得るために創生魔法を使い生産チートを目指す。
いずれは働かず、寝て暮らせる生活を目指して!
この世界は無い物ばかり。
現代知識を使い生産チートを目指します。
※カクヨム様にて1日PV数10,000超え、同時掲載しております。
投擲魔導士 ~杖より投げる方が強い~
カタナヅキ
ファンタジー
魔物に襲われた時に助けてくれた祖父に憧れ、魔術師になろうと決意した主人公の「レノ」祖父は自分の孫には魔術師になってほしくないために反対したが、彼の熱意に負けて魔法の技術を授ける。しかし、魔術師になれたのにレノは自分の杖をもっていなかった。そこで彼は自分が得意とする「投石」の技術を生かして魔法を投げる。
「あれ?投げる方が杖で撃つよりも早いし、威力も大きい気がする」
魔法学園に入学した後も主人公は魔法を投げ続け、いつしか彼は「投擲魔術師」という渾名を名付けられた――
異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?
お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。
飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい?
自重して目立たないようにする?
無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ!
お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は?
主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。
(実践出来るかどうかは別だけど)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる