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第7章 覚醒
54話 聖母龍ウロボロスに倒れる!
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聖母龍はマルクの持つウロボロスの逆鱗を見て驚愕していた。
「僕達には、聖母龍のお前にダメージを与える事は難しいけど邪悪龍はきついだろう?」
『ぐはっ!』
聖母龍は邪悪龍のブレスに大ダメージを受ける。しかし、邪悪龍ウロボロスも聖母龍から大ダメージを受ける。
『ぎゃおおおおおおおおお!』
聖母龍は邪悪龍に攻撃しかける。聖母龍の攻撃は聖属性であり、邪悪龍ウロボロスに大ダメージを与えた。しかし、マルクは邪悪龍ウロボロスにセイントオーラを付与する。聖母龍の攻撃の50%を軽減する事になり、聖母龍はマルク達に歯が立たなくなる。
『貴様等ぁ!調子に乗るなあ!』
聖母龍は、ホーリーブレスを吐いた。しかし、聖母龍のHPは、邪悪龍の攻撃で回復能力が追い付かなくなっていてダメージ量は半分になっていた。
「あなたももう終わりみたいね」
『くっ・・・・・・』
シオンは聖母龍のブレスを受けるが、今までみたいに瀕死状態になることはなかった。しかし、マルクからパーフェクトヒールがとんできて一瞬でシオンのHPは全回復する。
『くそぉ!』
聖母龍は、邪悪龍ウロボロスに何回か攻撃をしかける事ができるが、すぐにシオンの挑発が決まりウロボロスに攻撃ができなくなる。
『忌々しい奴め!』
「ディスペルマジック!」
マルクが、聖母龍にディスペルマジックを唱えると聖母龍のブレスが剥がれる。すると、聖母龍のステータスがガクッと半分に減った。
「マルクナイス!」
聖母龍の爪攻撃をシオンは盾で受け止める。
『またブレスを唱えれば良いだけだ』
「そうはさせない!パワーショット!」
システィナが、聖母龍の口を狙って矢を放つ。システィナの弓の腕は上達していて、この距離で外す事はない。
『うぐっ!』
システィナのパワーショットは、聖母龍の口を貫く。ブレスを唱えようとした聖母龍は、システィナの攻撃でキャストブレイクしてしまった。
『きゃあああああああ!』
システィナの攻撃に続き、カノンとオウカの攻撃が炸裂する。体力がだんだんなくなった聖母龍は邪悪龍ウロボロスにのし掛かれてついには身動きができなくなる。
『は、離せ!』
『ぎゃおおおおおおおおお!』
邪悪龍ウロボロスは、聖母龍の首に噛みつく。マルク達はその様子を見て唖然となる。災害級の魔物の戦いはそれほど壮絶なものだからだ。
『ぐはっ!こ、これまでか・・・・・・』
聖母龍はウロボロスに、首を噛み千切られ絶命してしまい、ダンジョンに吸収されてしまいその場には聖母龍の素材だけが残った。
聖母龍の素材は、魔石、鱗100枚、逆鱗1枚、爪10本、牙2本、角2本、龍水晶1個が残った。
「「「「「す、凄い素材!」」」」」
「ウロボロス、ご苦労様」
『ぎゃおおおおお!』
マルクはウロボロスにお礼を言うと、ウロボロスは咆哮を上げてその姿を消した。召還魔法で呼び出したウロボロスは冥界に帰って行ったのだった。
マルクの唱えた召還魔法は、サモン系の魔法だ。召還には、呼び出す魔物の触媒が必要だがウロボロスを召還できたのはマルクだからだ。
触媒が必要だが、ウロボロスを召還するにはレベルも必要だからだ。仮に時空魔法が使用できる普通の魔法使いは、サモンデーモンでグレーターデーモンを召還出来れば上級者であろう。
それでも集中しなければ、グレーターデーモンは術者の命令は聞かず、召還魔法は失敗に終わる事になるのだ。
「マルク。ひょっとしたらこれで聖母龍も召還できるの?」
「うん。そうだね。聖母龍の逆鱗があるみたいだし大丈夫だと思うよ」
「「「「「す、凄い!」」」」」
「だけど、呼び出すのは最終手段だ」
「なんで?聖母龍が味方になれば余裕じゃない?」
「そうだね。だけど、これを見て・・・・・・・」
マルクはシオン達に手の中にあるものを見せた。
「「「「「こ、これは!」」」」」
「うん。ウロボロスの逆鱗だよ」
「ボロボロじゃない・・・・・・」
「うん。もう使い物にはならないね」
サモン系の魔法のデメリットがこれだ。触媒にした素材は魔力が抜けて使い物にはならなくなる事である。
「まあ、命には変えられないが一回召還するには、金がかかりすぎるからね」
「「「「「た、確かに・・・・・・」」」」」
「まあ、ピンチになれば迷わず使うけど、これは最終手段だね」
「わかったわ。あたし達が強ければ問題はないわ」
「そういう事だね」
マルク達は、笑顔となり五階層に降りる階段で下の階に降りた。
「オーブこれはどういう事だ!なんで?聖母龍が倒される?」
「・・・・・・」
「オーブ、答えろ!」
「・・・・・・」
ダンジョンオーブはマスターに応答しなかった。
「オーブ?何を黙っている?」
オーブはもうしゃべる事はなかった。オーブに成り済ました悪魔はすでに、オーブから抜け出ていたからだ。邪悪龍ウロボロスを召還する人間に勝てるわけがないとすでに見切って、ダンジョンマスターを見捨てて逃げ去っていた。
「ま、まさか地上にあんな人間がいただなんて!」
その時、オーブから逃げ出した悪魔が火だるまになる。
『きゃああああああああああ!』
また逃げ出した愚か者め!地獄の業火に燃え尽きよ!
『魔王様あああああああああ!』
そして、地上に魔王の声が轟くのだった。
「僕達には、聖母龍のお前にダメージを与える事は難しいけど邪悪龍はきついだろう?」
『ぐはっ!』
聖母龍は邪悪龍のブレスに大ダメージを受ける。しかし、邪悪龍ウロボロスも聖母龍から大ダメージを受ける。
『ぎゃおおおおおおおおお!』
聖母龍は邪悪龍に攻撃しかける。聖母龍の攻撃は聖属性であり、邪悪龍ウロボロスに大ダメージを与えた。しかし、マルクは邪悪龍ウロボロスにセイントオーラを付与する。聖母龍の攻撃の50%を軽減する事になり、聖母龍はマルク達に歯が立たなくなる。
『貴様等ぁ!調子に乗るなあ!』
聖母龍は、ホーリーブレスを吐いた。しかし、聖母龍のHPは、邪悪龍の攻撃で回復能力が追い付かなくなっていてダメージ量は半分になっていた。
「あなたももう終わりみたいね」
『くっ・・・・・・』
シオンは聖母龍のブレスを受けるが、今までみたいに瀕死状態になることはなかった。しかし、マルクからパーフェクトヒールがとんできて一瞬でシオンのHPは全回復する。
『くそぉ!』
聖母龍は、邪悪龍ウロボロスに何回か攻撃をしかける事ができるが、すぐにシオンの挑発が決まりウロボロスに攻撃ができなくなる。
『忌々しい奴め!』
「ディスペルマジック!」
マルクが、聖母龍にディスペルマジックを唱えると聖母龍のブレスが剥がれる。すると、聖母龍のステータスがガクッと半分に減った。
「マルクナイス!」
聖母龍の爪攻撃をシオンは盾で受け止める。
『またブレスを唱えれば良いだけだ』
「そうはさせない!パワーショット!」
システィナが、聖母龍の口を狙って矢を放つ。システィナの弓の腕は上達していて、この距離で外す事はない。
『うぐっ!』
システィナのパワーショットは、聖母龍の口を貫く。ブレスを唱えようとした聖母龍は、システィナの攻撃でキャストブレイクしてしまった。
『きゃあああああああ!』
システィナの攻撃に続き、カノンとオウカの攻撃が炸裂する。体力がだんだんなくなった聖母龍は邪悪龍ウロボロスにのし掛かれてついには身動きができなくなる。
『は、離せ!』
『ぎゃおおおおおおおおお!』
邪悪龍ウロボロスは、聖母龍の首に噛みつく。マルク達はその様子を見て唖然となる。災害級の魔物の戦いはそれほど壮絶なものだからだ。
『ぐはっ!こ、これまでか・・・・・・』
聖母龍はウロボロスに、首を噛み千切られ絶命してしまい、ダンジョンに吸収されてしまいその場には聖母龍の素材だけが残った。
聖母龍の素材は、魔石、鱗100枚、逆鱗1枚、爪10本、牙2本、角2本、龍水晶1個が残った。
「「「「「す、凄い素材!」」」」」
「ウロボロス、ご苦労様」
『ぎゃおおおおお!』
マルクはウロボロスにお礼を言うと、ウロボロスは咆哮を上げてその姿を消した。召還魔法で呼び出したウロボロスは冥界に帰って行ったのだった。
マルクの唱えた召還魔法は、サモン系の魔法だ。召還には、呼び出す魔物の触媒が必要だがウロボロスを召還できたのはマルクだからだ。
触媒が必要だが、ウロボロスを召還するにはレベルも必要だからだ。仮に時空魔法が使用できる普通の魔法使いは、サモンデーモンでグレーターデーモンを召還出来れば上級者であろう。
それでも集中しなければ、グレーターデーモンは術者の命令は聞かず、召還魔法は失敗に終わる事になるのだ。
「マルク。ひょっとしたらこれで聖母龍も召還できるの?」
「うん。そうだね。聖母龍の逆鱗があるみたいだし大丈夫だと思うよ」
「「「「「す、凄い!」」」」」
「だけど、呼び出すのは最終手段だ」
「なんで?聖母龍が味方になれば余裕じゃない?」
「そうだね。だけど、これを見て・・・・・・・」
マルクはシオン達に手の中にあるものを見せた。
「「「「「こ、これは!」」」」」
「うん。ウロボロスの逆鱗だよ」
「ボロボロじゃない・・・・・・」
「うん。もう使い物にはならないね」
サモン系の魔法のデメリットがこれだ。触媒にした素材は魔力が抜けて使い物にはならなくなる事である。
「まあ、命には変えられないが一回召還するには、金がかかりすぎるからね」
「「「「「た、確かに・・・・・・」」」」」
「まあ、ピンチになれば迷わず使うけど、これは最終手段だね」
「わかったわ。あたし達が強ければ問題はないわ」
「そういう事だね」
マルク達は、笑顔となり五階層に降りる階段で下の階に降りた。
「オーブこれはどういう事だ!なんで?聖母龍が倒される?」
「・・・・・・」
「オーブ、答えろ!」
「・・・・・・」
ダンジョンオーブはマスターに応答しなかった。
「オーブ?何を黙っている?」
オーブはもうしゃべる事はなかった。オーブに成り済ました悪魔はすでに、オーブから抜け出ていたからだ。邪悪龍ウロボロスを召還する人間に勝てるわけがないとすでに見切って、ダンジョンマスターを見捨てて逃げ去っていた。
「ま、まさか地上にあんな人間がいただなんて!」
その時、オーブから逃げ出した悪魔が火だるまになる。
『きゃああああああああああ!』
また逃げ出した愚か者め!地獄の業火に燃え尽きよ!
『魔王様あああああああああ!』
そして、地上に魔王の声が轟くのだった。
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