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第7章 覚醒
50話 不死身な肉体
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マルクの言葉にエンジェルは笑う。
「ふははははははは!罪のない人間?」
「そうだろう。産まれたばかりで罪なんかないだろう!」
「その産まれたばかりの人間も、すぐに罪を犯すと言っているのだよ。もう人間に期待するのは無駄だと言っておるのだ!」
エンジェルは笑いながら、自分の前に突き出した拳と拳を合わせ広げると拳から伸びる刃が姿を表した。
「マルクよ。あの剣は気をつけろ」
煌めきの杖はマルクに忠告をした。
「あれは!」
「死ぬがよい」
エンジェルは、拳から生える剣を振りかぶる。
「シオン!受けるな。避けろ!」
シオンはマルクの声に反応して、エンジェルの剣を避ける。するとエンジェルの剣は、床に突き刺さるかと思うと、そのまま抵抗もなく床をえぐりとってしまった。
「な、何あれ?」
「ふははははははは!よくぞとっさにこの光の剣を避けたな」
「みんな気をつけろ!あの剣に触れたら消滅する」
マルクの言葉に、シオン達は息を飲んだ。消滅と聞いて怖じ気づく。当たり前でダンジョンで死ぬ事と同じようなものだからだ。
エンジェルの剣に触れたら、そのままダメージを受ける訳でもなく、その箇所がえぐりとって消滅するのだ。つまり、床をえぐりとって消滅させてので抵抗もなくエンジェルは床を振り抜けたのだ。
エンジェルは拳を天に突き上げ、剣に魔力を通すと剣は光輝く。
「この剣で人類は消滅する!そう、存在そのものをなかった事にできるのだ」
「そう上手くいくか!」
マルクは、エンジェルに向けて魔法を飛ばす。
「シャドーカッター」
「うぐっ・・・・・・ば、馬鹿な!」
エンジェルは、マルクの魔法で自分の手首が飛んで驚愕した。自分の光属性が、ヒューマンの闇属性に負けた事を思い知らされだからだ。エンジェルは剣に魔力を通し、闇属性の魔法に対処したはずだった。
「な、なぜ貴様の魔力が我を上回る・・・・・・」
手首を失ったエンジェルは、状況が飲み込めないでいた。エンジェルの剣は手首が飛んでその姿を消した。
「あんなヤバい剣は止めてくれよな」
「我がこれくらいで引くと思っているのか」
エンジェルがそういうと、エンジェルの失った手首が瞬時に復活した。
「まあ、エンジェルだしリジェネレートは普通にあるよね」
「ふははははははは!当たり前だ」
エンジェルはそういうと、又拳を合わせて目の前で左右に広げると拳に、光の剣が姿を表した。
「厄介ね!マルクあれどうするの?」
「任せろ!」
「ふははははははは!悪あがけ。光の剣は我が魔力だ。何回も復活する」
エンジェルは剣を振りかぶり、マルクに襲いかかるが、マルクの魔法が炸裂する。
「シャドーフィールド!」
「なっ!」
エンジェルの周りは真っ暗になる。マルクの魔法でエンジェルの光の魔力が抑え込まれてしまったのだ。その時、マルクはシオン達にナイトサイトをかける。ナイトサイトは、暗闇の中でも見通せる魔法で松明やランタンが必要がなくなる便利な魔法である。
「これはどういう事だ!我が魔力が影に抑え込まれるとは?」
エンジェルはマルクの魔法に驚愕するが、すぐに落ち着きを取り戻し剣に魔力を通そうとした。
「こんな影すぐに消し去ってやるわ」
「システィナ。アローシャワーだ!」
マルクがそういう前に、システィナはエンジェルの上空に矢を放っていた。
「ぎゃあああああああああ!」
エンジェルの絶叫がボス部屋にこだまする。システィナの武器には、ダークウェポンが付与されている。無数の矢がエンジェルに襲いかかったのだ。
そこに今度は、オウカがダイヤモンドダストを放つ。エンジェルの周りにシャドーフィールドが出来ている為、エンジェルはどこから攻撃されるかわからない状況だった。
オウカのダイヤモンドダストは、エンジェルの体を凍らせた。
「ぐおおおおお!我の体か動かぬ」
そこに間髪いれずにカノンが旋風陣を放つと、又エンジェルの絶叫が聞こえてきた。エンジェルは次々に襲いくるダメージに剣に魔力を込めることができない。
「剣に魔力を込める事さえ出来れば・・・・・・このような影など!」
その瞬間、マルクのシャドーカッターが無数に襲いかかった。
「がっ!」
シャドーカッターがエンジェルの首を飛ばした瞬間、エンジェルはその場に崩れ落ちた。
「殺せた?」
しかし、シオン達はまだ構えを解かない。エンジェルにかけたシャドーフィールドが残ったままだからだ。
「どういう事?シャドーフィールドが解かれないってまだ死んでない?」
「油断するなよ」
すると、崩れ落ちたエンジェルが立ち上がったのだ。
「首が切れたのに生き返った?」
シオン達は驚き息を飲んだ。するとエンジェルの首は瞬時に生えかわったのだ。
「うわっ!気持ち悪っ!」
「マルクどうなっているんだ?エンジェルは不死身なのか?」
「我の首を飛ばすとは大したものよ!しかし、我は不死身である」
エンジェルは不死身な肉体を持ち、不気味な笑みを浮かべたのだった。
「ふははははははは!罪のない人間?」
「そうだろう。産まれたばかりで罪なんかないだろう!」
「その産まれたばかりの人間も、すぐに罪を犯すと言っているのだよ。もう人間に期待するのは無駄だと言っておるのだ!」
エンジェルは笑いながら、自分の前に突き出した拳と拳を合わせ広げると拳から伸びる刃が姿を表した。
「マルクよ。あの剣は気をつけろ」
煌めきの杖はマルクに忠告をした。
「あれは!」
「死ぬがよい」
エンジェルは、拳から生える剣を振りかぶる。
「シオン!受けるな。避けろ!」
シオンはマルクの声に反応して、エンジェルの剣を避ける。するとエンジェルの剣は、床に突き刺さるかと思うと、そのまま抵抗もなく床をえぐりとってしまった。
「な、何あれ?」
「ふははははははは!よくぞとっさにこの光の剣を避けたな」
「みんな気をつけろ!あの剣に触れたら消滅する」
マルクの言葉に、シオン達は息を飲んだ。消滅と聞いて怖じ気づく。当たり前でダンジョンで死ぬ事と同じようなものだからだ。
エンジェルの剣に触れたら、そのままダメージを受ける訳でもなく、その箇所がえぐりとって消滅するのだ。つまり、床をえぐりとって消滅させてので抵抗もなくエンジェルは床を振り抜けたのだ。
エンジェルは拳を天に突き上げ、剣に魔力を通すと剣は光輝く。
「この剣で人類は消滅する!そう、存在そのものをなかった事にできるのだ」
「そう上手くいくか!」
マルクは、エンジェルに向けて魔法を飛ばす。
「シャドーカッター」
「うぐっ・・・・・・ば、馬鹿な!」
エンジェルは、マルクの魔法で自分の手首が飛んで驚愕した。自分の光属性が、ヒューマンの闇属性に負けた事を思い知らされだからだ。エンジェルは剣に魔力を通し、闇属性の魔法に対処したはずだった。
「な、なぜ貴様の魔力が我を上回る・・・・・・」
手首を失ったエンジェルは、状況が飲み込めないでいた。エンジェルの剣は手首が飛んでその姿を消した。
「あんなヤバい剣は止めてくれよな」
「我がこれくらいで引くと思っているのか」
エンジェルがそういうと、エンジェルの失った手首が瞬時に復活した。
「まあ、エンジェルだしリジェネレートは普通にあるよね」
「ふははははははは!当たり前だ」
エンジェルはそういうと、又拳を合わせて目の前で左右に広げると拳に、光の剣が姿を表した。
「厄介ね!マルクあれどうするの?」
「任せろ!」
「ふははははははは!悪あがけ。光の剣は我が魔力だ。何回も復活する」
エンジェルは剣を振りかぶり、マルクに襲いかかるが、マルクの魔法が炸裂する。
「シャドーフィールド!」
「なっ!」
エンジェルの周りは真っ暗になる。マルクの魔法でエンジェルの光の魔力が抑え込まれてしまったのだ。その時、マルクはシオン達にナイトサイトをかける。ナイトサイトは、暗闇の中でも見通せる魔法で松明やランタンが必要がなくなる便利な魔法である。
「これはどういう事だ!我が魔力が影に抑え込まれるとは?」
エンジェルはマルクの魔法に驚愕するが、すぐに落ち着きを取り戻し剣に魔力を通そうとした。
「こんな影すぐに消し去ってやるわ」
「システィナ。アローシャワーだ!」
マルクがそういう前に、システィナはエンジェルの上空に矢を放っていた。
「ぎゃあああああああああ!」
エンジェルの絶叫がボス部屋にこだまする。システィナの武器には、ダークウェポンが付与されている。無数の矢がエンジェルに襲いかかったのだ。
そこに今度は、オウカがダイヤモンドダストを放つ。エンジェルの周りにシャドーフィールドが出来ている為、エンジェルはどこから攻撃されるかわからない状況だった。
オウカのダイヤモンドダストは、エンジェルの体を凍らせた。
「ぐおおおおお!我の体か動かぬ」
そこに間髪いれずにカノンが旋風陣を放つと、又エンジェルの絶叫が聞こえてきた。エンジェルは次々に襲いくるダメージに剣に魔力を込めることができない。
「剣に魔力を込める事さえ出来れば・・・・・・このような影など!」
その瞬間、マルクのシャドーカッターが無数に襲いかかった。
「がっ!」
シャドーカッターがエンジェルの首を飛ばした瞬間、エンジェルはその場に崩れ落ちた。
「殺せた?」
しかし、シオン達はまだ構えを解かない。エンジェルにかけたシャドーフィールドが残ったままだからだ。
「どういう事?シャドーフィールドが解かれないってまだ死んでない?」
「油断するなよ」
すると、崩れ落ちたエンジェルが立ち上がったのだ。
「首が切れたのに生き返った?」
シオン達は驚き息を飲んだ。するとエンジェルの首は瞬時に生えかわったのだ。
「うわっ!気持ち悪っ!」
「マルクどうなっているんだ?エンジェルは不死身なのか?」
「我の首を飛ばすとは大したものよ!しかし、我は不死身である」
エンジェルは不死身な肉体を持ち、不気味な笑みを浮かべたのだった。
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