294 / 361
第7章 覚醒
46話 タイム系の魔法事情
しおりを挟む
カノンとオウカに迫り来る漆黒の業火に、シオン達はただ名前を叫ぶ事しか出来なかった。しかし、まばたきすることも出来なかったのに、次の瞬間カノンとオウカの姿がなくなり、またシオンも大広間の出入り口に移動していた。
「「「えっ!」」」
「「嘘っ!」」
システィナとクレアは、いきなり目の前に現れたシオン達に目を丸くした。この時何が起こったのか知る者はこの場には誰一人いなかった。
少し時が巻き戻り、カノンとオウカがヘルバーニングに焼かれる瞬間、マルクが魔法を唱えてカノンとオウカを抱き抱えて、シオンと共に大広間の出入口に移動して、マルクはヘルバーニングの前に立つ。
「タイムストップ!」
タイムストップを唱えてるとたった10秒だが世界が停止する。時の流れを停めるのは禁忌の魔法で当然だがデミゴッド以上の存在しかわからないのである。その為、シオン達が気づく事はなく、漆黒の悪魔もカノンとオウカの二人を焼き殺せたと確信していた。
そして、10秒後時が動き出す。
『キャハハハハハハ!二人仕留めたわ!』
『我らをなめるでない!』
カノン達を仕留めたと思い漆黒の悪魔は喜んだ。
しかし、悪魔から見た場所からはヘルバーニングで人間を巻き込む光景しかわからない。
人間を巻き込む瞬間、漆黒の悪魔は信じられないものを感じ取る。
『『な、なにぃ!』』
漆黒の悪魔は二人を焼き殺せたと思った瞬間、光の壁が目の前に現れたのだ。パキーンと言う音と共にヘルバーニングが跳ね返ってきたのだ。
「馬鹿なやつだ。自分の放った地獄の業火に焼かれるがいい!」
『『なんで貴様が目の前に!ぎゃああああああああああああああ!』』
漆黒の悪魔が放ったヘルバーニングは、デュアルマジックで放ったものだった。しかも、只のデュアルマジックではなく、漆黒の悪魔の中に存在する二匹の悪魔がそれぞれがデュアルマジックを使って、四発のヘルバーニングを唱えていたのだ。
その四発分のヘルバーニングが、漆黒の悪魔に跳ね返った訳だ。いくらマジックレジストの高い悪魔でも、普通のデュアルマジックは5倍の威力であり、デュアルマジックが二発で25倍の威力のヘルバーニングが襲いかかったのだ。そして、ヘルバーニングは漆黒の悪魔を焼きつくし、大広間の壁に漆黒悪魔の影を残しておさまったのだ。
「「「「「マルク!」」」」」
シオン達は、漆黒の悪魔が死んだのを確認するとマルクの側に掛けよってきた。そして、大広間が静かになると宰相達帝国貴族も集まってきた。
「これはいったい何があったんだ・・・・・・」
大広間の壁は焼け焦げ真っ黒になっていた。宰相達はマルクに何回もお礼を言っていた。
「本当にありがとう!」
「いえ。僕の言う事を聞いてくれて、帝国も考えを改めて他種族の人間を生け贄にしなかったではありませんか」
帝国は、マルクに依頼を受けてもらった時、人至上主義をやめるように言われていた。それを守りダンジョンマスターからの生け贄を突っぱねていた。
そして、元皇帝のダンジョンマスターは漆黒の悪魔を使い魔として、帝都に遣わしたのだ。
マルクは、帝都に邪悪な存在を感じとり、急いで帝都に乗り込んだという訳だ。
「それでマルク殿。いつダンジョンに出掛けていただけるのですか?」
「遅くなって申し訳ありません。ようやく準備が整えたので、明日の朝から出発します」
「そうですか!」
宰相達は、安堵して喜ぶのだった。宰相はマルクを気遣いお城で休むように言った。
「マルク殿、皆さんも今日はお城で休んでいって下さい」
「大丈夫です。僕達は町の屋敷に帰り、明日そのまま生け贄を指定されたダンジョンにそのままいきますので」
「そうですか・・・・・・」
転移魔法が使える暁月の明星にとって、城で宿泊するより自分の屋敷で休む方がゆっくりできると、宰相の申し出を断りそのままマルク達は帰っていってしまった。屋敷に帰ると、早速シオン達がマルクに、カノンとオウカが一瞬で大広間の出入口に移動したことを聞く為に言い寄ったのだ。
「「「「「マルク!あれはどういう事?」」」」」
「みんな、落ち着いてよ」
「落ち着ける訳ないじゃない!ちゃんと説明して」
「ディクトのダンジョンの時、僕は一年かかって戻ってきたって説明しただろ?」
「それは聞いたわ。時空属性魔法でタイムリープしてあの時間に戻ったって言ったわよね?」
「そうだね。それで僕の年齢はあの時と違って一才歳をとっているんだ」
「それと何の関係があるんだ?ゲートは自分で潜らないと移動はできないはずたろ?」
「そうだね。リコールも術者のみの転移魔法だしね」
「もったいぶらないで早く教えろよ」
「オウカ、時空魔法は転移するだけのものじゃないんだよ。僕はあの時、カノン達に漆黒の悪魔の討伐を任せていた。あのくらいの魔物は簡単に討伐できると思っていたからね」
「それは・・・・・・」
「だけど、結果はあの通りだ。僕は君達をサポートするのが、魔法使いの仕事だと思っているから問題はないんだが、最後魔法を撃たれる時二人はあの場にとどまったよね?」
「「ウンウン!」」
「成長はしていると思うから、今回は全員で討伐に向かうから安心していいよ」
それを聞いて、カノン達はホッとため息をついた。
「それでマルク、あれはいったいどういう事なのよ?」
「あれは、時空属性魔法のタイムストップだよ」
「「「「「タイムストップ?」」」」」
「10秒間だけ時の流れを止めて、止まった時間の中を僕だけが移動したんだよ」
「マルクはそんなことが出来るの?」
「タイムストップやタイムリープは禁忌の魔法だからちょくちょく使えないけどね」
「「「「「何でもありね・・・・・・」」」」」
シオン達は、マルクの説明に呆れかえってしまっていた。そして、マルクが説明すると煌めきの杖も話し出した。
「忠告するがマルクよ。タイムストップやリープは最低でも半年間は使うでないぞ」
「どういう事だ?」
「いいか?タイムストップはデミゴッド以上の存在には効果はないからな」
「えっ?」
「つまりだ!タイムストップをたかがヒューマン族が多用したら神からの粛正対象になると言っておるのだ!」
「な、なるほど・・・・・・心に刻み込むよ」
「それがいい!使うとしても、お主の生涯で後一回と思っていた方がよい。わかったな?」
「わ、わかったよ」
マルクは、煌めきの杖の説明を聞いて納得したのだった。
そして、マルク達は町の屋敷でゆっくりして、次の日生け贄を出せと言われていたダンジョンに転移したのだった。
「「「えっ!」」」
「「嘘っ!」」
システィナとクレアは、いきなり目の前に現れたシオン達に目を丸くした。この時何が起こったのか知る者はこの場には誰一人いなかった。
少し時が巻き戻り、カノンとオウカがヘルバーニングに焼かれる瞬間、マルクが魔法を唱えてカノンとオウカを抱き抱えて、シオンと共に大広間の出入口に移動して、マルクはヘルバーニングの前に立つ。
「タイムストップ!」
タイムストップを唱えてるとたった10秒だが世界が停止する。時の流れを停めるのは禁忌の魔法で当然だがデミゴッド以上の存在しかわからないのである。その為、シオン達が気づく事はなく、漆黒の悪魔もカノンとオウカの二人を焼き殺せたと確信していた。
そして、10秒後時が動き出す。
『キャハハハハハハ!二人仕留めたわ!』
『我らをなめるでない!』
カノン達を仕留めたと思い漆黒の悪魔は喜んだ。
しかし、悪魔から見た場所からはヘルバーニングで人間を巻き込む光景しかわからない。
人間を巻き込む瞬間、漆黒の悪魔は信じられないものを感じ取る。
『『な、なにぃ!』』
漆黒の悪魔は二人を焼き殺せたと思った瞬間、光の壁が目の前に現れたのだ。パキーンと言う音と共にヘルバーニングが跳ね返ってきたのだ。
「馬鹿なやつだ。自分の放った地獄の業火に焼かれるがいい!」
『『なんで貴様が目の前に!ぎゃああああああああああああああ!』』
漆黒の悪魔が放ったヘルバーニングは、デュアルマジックで放ったものだった。しかも、只のデュアルマジックではなく、漆黒の悪魔の中に存在する二匹の悪魔がそれぞれがデュアルマジックを使って、四発のヘルバーニングを唱えていたのだ。
その四発分のヘルバーニングが、漆黒の悪魔に跳ね返った訳だ。いくらマジックレジストの高い悪魔でも、普通のデュアルマジックは5倍の威力であり、デュアルマジックが二発で25倍の威力のヘルバーニングが襲いかかったのだ。そして、ヘルバーニングは漆黒の悪魔を焼きつくし、大広間の壁に漆黒悪魔の影を残しておさまったのだ。
「「「「「マルク!」」」」」
シオン達は、漆黒の悪魔が死んだのを確認するとマルクの側に掛けよってきた。そして、大広間が静かになると宰相達帝国貴族も集まってきた。
「これはいったい何があったんだ・・・・・・」
大広間の壁は焼け焦げ真っ黒になっていた。宰相達はマルクに何回もお礼を言っていた。
「本当にありがとう!」
「いえ。僕の言う事を聞いてくれて、帝国も考えを改めて他種族の人間を生け贄にしなかったではありませんか」
帝国は、マルクに依頼を受けてもらった時、人至上主義をやめるように言われていた。それを守りダンジョンマスターからの生け贄を突っぱねていた。
そして、元皇帝のダンジョンマスターは漆黒の悪魔を使い魔として、帝都に遣わしたのだ。
マルクは、帝都に邪悪な存在を感じとり、急いで帝都に乗り込んだという訳だ。
「それでマルク殿。いつダンジョンに出掛けていただけるのですか?」
「遅くなって申し訳ありません。ようやく準備が整えたので、明日の朝から出発します」
「そうですか!」
宰相達は、安堵して喜ぶのだった。宰相はマルクを気遣いお城で休むように言った。
「マルク殿、皆さんも今日はお城で休んでいって下さい」
「大丈夫です。僕達は町の屋敷に帰り、明日そのまま生け贄を指定されたダンジョンにそのままいきますので」
「そうですか・・・・・・」
転移魔法が使える暁月の明星にとって、城で宿泊するより自分の屋敷で休む方がゆっくりできると、宰相の申し出を断りそのままマルク達は帰っていってしまった。屋敷に帰ると、早速シオン達がマルクに、カノンとオウカが一瞬で大広間の出入口に移動したことを聞く為に言い寄ったのだ。
「「「「「マルク!あれはどういう事?」」」」」
「みんな、落ち着いてよ」
「落ち着ける訳ないじゃない!ちゃんと説明して」
「ディクトのダンジョンの時、僕は一年かかって戻ってきたって説明しただろ?」
「それは聞いたわ。時空属性魔法でタイムリープしてあの時間に戻ったって言ったわよね?」
「そうだね。それで僕の年齢はあの時と違って一才歳をとっているんだ」
「それと何の関係があるんだ?ゲートは自分で潜らないと移動はできないはずたろ?」
「そうだね。リコールも術者のみの転移魔法だしね」
「もったいぶらないで早く教えろよ」
「オウカ、時空魔法は転移するだけのものじゃないんだよ。僕はあの時、カノン達に漆黒の悪魔の討伐を任せていた。あのくらいの魔物は簡単に討伐できると思っていたからね」
「それは・・・・・・」
「だけど、結果はあの通りだ。僕は君達をサポートするのが、魔法使いの仕事だと思っているから問題はないんだが、最後魔法を撃たれる時二人はあの場にとどまったよね?」
「「ウンウン!」」
「成長はしていると思うから、今回は全員で討伐に向かうから安心していいよ」
それを聞いて、カノン達はホッとため息をついた。
「それでマルク、あれはいったいどういう事なのよ?」
「あれは、時空属性魔法のタイムストップだよ」
「「「「「タイムストップ?」」」」」
「10秒間だけ時の流れを止めて、止まった時間の中を僕だけが移動したんだよ」
「マルクはそんなことが出来るの?」
「タイムストップやタイムリープは禁忌の魔法だからちょくちょく使えないけどね」
「「「「「何でもありね・・・・・・」」」」」
シオン達は、マルクの説明に呆れかえってしまっていた。そして、マルクが説明すると煌めきの杖も話し出した。
「忠告するがマルクよ。タイムストップやリープは最低でも半年間は使うでないぞ」
「どういう事だ?」
「いいか?タイムストップはデミゴッド以上の存在には効果はないからな」
「えっ?」
「つまりだ!タイムストップをたかがヒューマン族が多用したら神からの粛正対象になると言っておるのだ!」
「な、なるほど・・・・・・心に刻み込むよ」
「それがいい!使うとしても、お主の生涯で後一回と思っていた方がよい。わかったな?」
「わ、わかったよ」
マルクは、煌めきの杖の説明を聞いて納得したのだった。
そして、マルク達は町の屋敷でゆっくりして、次の日生け贄を出せと言われていたダンジョンに転移したのだった。
30
お気に入りに追加
492
あなたにおすすめの小説

(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。

スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~
きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。
洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。
レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。
しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。
スキルを手にしてから早5年――。
「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」
突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。
森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。
それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。
「どうせならこの森で1番派手にしようか――」
そこから更に8年――。
18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。
「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」
最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。
そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。
没落貴族の異世界領地経営!~生産スキルでガンガン成り上がります!
武蔵野純平
ファンタジー
異世界転生した元日本人ノエルは、父の急死によりエトワール伯爵家を継承することになった。
亡くなった父はギャンブルに熱中し莫大な借金をしていた。
さらに借金を国王に咎められ、『王国貴族の恥!』と南方の辺境へ追放されてしまう。
南方は魔物も多く、非常に住みにくい土地だった。
ある日、猫獣人の騎士現れる。ノエルが女神様から与えられた生産スキル『マルチクラフト』が覚醒し、ノエルは次々と異世界にない商品を生産し、領地経営が軌道に乗る。
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!

スキル喰らい(スキルイーター)がヤバすぎた 他人のスキルを食らって底辺から最強に駆け上がる
けんたん
ファンタジー
レイ・ユーグナイト 貴族の三男で産まれたおれは、12の成人の儀を受けたら家を出ないと行けなかった だが俺には誰にも言ってない秘密があった 前世の記憶があることだ
俺は10才になったら現代知識と貴族の子供が受ける継承の義で受け継ぐであろうスキルでスローライフの夢をみる
だが本来受け継ぐであろう親のスキルを何一つ受け継ぐことなく能無しとされひどい扱いを受けることになる だが実はスキルは受け継がなかったが俺にだけ見えるユニークスキル スキル喰らいで俺は密かに強くなり 俺に対してひどい扱いをしたやつを見返すことを心に誓った
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる