277 / 361
第7章 覚醒
29話 帝国騎士団水上部隊の全滅
しおりを挟む
マルクの警告に、帝国騎士団は町に舵をとる。
「帝国をなめるな!砲門を開け!」
帝国軍の船の前方には魔道砲が設置されていて、帝国魔法師団が魔力を充填すると、ファイヤーボールが発射する事が出来るのだ。
マルクの町の船着き場には防波堤があり、帝国の船団が容易には入れないようになっていた。
「防波堤で防いでいるようだが、我らには関係ないのだよ!撃い!」
帝国騎士団の船団から無数のファイヤーボールが発射された。町の住民は無数のファイヤーボールに震え上がる。
「「「「「うわぁ!」」」」」
「もう駄目だぁ!」
「「「「「「きゃあ!」」」」」」
しかし、船団から放たれたファイヤーボールは、町の結界に守られる。
「馬鹿な奴らだ!」
マルクの町には、古代竜のドラゴンオーブで水属性の結界が張られており、ファイヤーボールでは相性が最悪である。
「ば、馬鹿な!」
「警告を無視した愚か者共!町を攻撃した事を後悔しろ!ゴーレム、帝国軍を退けよ!」
マルクの町の船着き場の防波堤の外側の湖の中から、そのゴーレムは姿を現した。
「なんだあの壁は?」
帝国騎士団が驚いたのも無理はない。ゴーレムとは思えない姿で水の中から城壁が芹上がって来ただけだからだ。
「城壁を二重にしたところで意味ないわ!魔法師団魔力の充填をいそげ!」
「「「「「はっ!」」」」」
帝国騎士団は船の魔道砲に魔力を充填した。そして、マルクの町に再びファイヤーボールを撃ち込んだが、その攻撃を完璧に防いだ。
「ゴーレム!帝国軍の船を沈めよ!」
マルクが、ゴーレムに指示を出すとゴーレムはまた、水の中にその巨大な姿を沈めた。帝国軍はゴーレム?の行動がわからなかった。そのゴーレムは、人の形をしておらずただの城壁だからだ。
マルクは、防波堤の外側の湖の底にゴーレムがピッタリ収まる穴を掘っていた。マルクが指示を出すとその巨大な城壁型ゴーレムは上下を繰り返し始めたのだ。
「なっ!」
帝国軍はその城壁が何をしているか、ようやくその目的を知ることになる。城壁型ゴーレムが湖の中に身を沈めまた高い城壁が現れる。それを一定のリズムで繰り返すと湖面は海のように波を人工的に作り出したのだ。
「まさか!あの城壁は町を守る壁ではなく、津波を作り出すシステムなのか?」
それがわかった時にはもう遅かった。帝国騎士団の船団は波にもまれて、小型船はすでに転覆していた。
ユーダン湖の湖面がこれほど荒れ狂う事は過去に一度もない。当然である。この波は城壁型ゴーレムが町の自衛システムで人工的に作り出した物だからだ。帝国軍はゴーレムになすすべもなく湖の底に沈んでしまい。あれほど立派な船団は一瞬で崩壊してしまった。
「ゴーレム!もういいぞ」
マルクが指示を出すと、ゴーレムは上下運動を停止して、その身を湖の底に沈めた。町の中からは歓声が上がり、津波を操るマルクを拝む人までいた。
帝国騎士団水上部隊の人間は鎧を着ていた為、ほとんどの人間が船舶と一緒に湖の底に沈んでしまった。大型船に乗っていた騎士団の中には、荒れ狂う船の中でなんとか鎧を脱ぎ捨て、命からがら水面に浮き出て岸まで泳ぎ着いた瞬間、町の警備ゴーレムに捕虜にされてしまった。騎士団長も運良く岸に這い上がったようだ。
「な、なんだ!貴様ぁ!私を誰だと思っている!」
「捕虜確保!捕虜確保!」
武器も鎧もない帝国騎士団の人間に、ゴーレムの相手が出来るはずもなく、呆気なく捕らえられてしまった。簀巻き状態になった帝国騎士団は、マルクの町の中に連れてこられてしまい、罪人のようだった。
「貴様ぁ!私をこんな目にあわせおって、今に帝国が攻めてくるぞ!」
「訳のわからん事を。貴様達が先にこの町を侵略しようとしたんだろうが!僕達は自衛したに過ぎないよ」
「今にみておれ!魔物部隊が町を攻め落とすぞ!」
「今の状況を見てみるか?」
マルクは、うるさい騎士団の人間の首根っこを持ち、城壁の上に引きずって行った。城壁の上に上がった騎士団長は、システィナの攻撃を見て言葉を失う。
「システィナ、案配はどうだい?」
「あっ!マルク。帝国の魔物部隊弱すぎるよっと」
システィナは、マルクにウィンクをしてアローシャワーを繰り出した。すると、広範囲に矢が降り注ぎオーガやオークは絶命していた。
「ば、馬鹿な!オーガの大群なんだぞ!」
「オーガなんか、あたしにとっては雑魚なんだ」
システィナは、そう言ってアローシャワーを繰り出した。城壁まで辿り着いたオーガは当然だが、城壁警備のゴーレムに踏み潰される。つまり、城壁まで辿り着く魔物は一体もいないのである。
「わかったか?魔物はこの町を攻め落とす事は出来ないんだよ」
「ば、馬鹿な!言ってみればあれはスタンピードなんだぞ!」
「あたしを攻め落とすならオーガじゃ無理だよ!」
「馬鹿な!亜人のエルフが生意気抜かすな!」
帝国騎士団長が、システィナの事を亜人と罵り、システィナが文句を言おうとした瞬間、騎士団長のみぞおちにマルクの拳がめり込んだ。
「ぐえぇ~~~~~~!」
「今なんて言った?システィナを愚弄すると殺すぞ!」
帝国騎士団長は、簀巻き状態で地面をのたうち回る。マルクが庇ってくれてシスティナは顔を赤らめながら、城壁に近づく魔物に矢を放った。
「あー!帝国軍の人間に告ぐ!」
マルクは世界地図で、魔物部隊を指揮する人間を見つけて、風属性魔法のウィンドボイスで話しかけた。
「「「「「な、なんだ?」」」」」
「これはウィンドボイスか?」
ウィンドボイスは、対象人物に声を届ける魔法だが、通信魔道具みたいに遠くまで届く訳ではなく、その効果範囲は5km程だ。しかし、こういう場合一方通行だが便利な魔法である。
「お前達の本体、水上部隊は全滅。生き残った者はすべて捕虜とした」
「「「「「なっ!」」」」」
「団長達が全滅だと!」
「そんな馬鹿な!」
当然、帝国兵士達の嘆きは、マルクには聞こえていない。
「お前達、帝国軍はスタンピードを操る危険な国として見過ごす事は出来ない!」
「見過ごす事が出来ないだと!ならどうするつもりだ!魔物部隊はまだまだいる。命ごいをしても無駄だ!」
「「「「「ぐははははははは!」」」」」
「最終警告だ。直ちに魔物部隊を撤退させよ!」
「馬鹿め!なぜ貴様の言うことを聞かねばならん!冗談は寝てから言うんだな!」
「後一分だけ待ってやる。撤退しろ!」
「誰が聞くか魔物共よ!もっと攻めるのだ!」
帝国兵士は、さらに魔物部隊を投入させた。
「帝国をなめるな!砲門を開け!」
帝国軍の船の前方には魔道砲が設置されていて、帝国魔法師団が魔力を充填すると、ファイヤーボールが発射する事が出来るのだ。
マルクの町の船着き場には防波堤があり、帝国の船団が容易には入れないようになっていた。
「防波堤で防いでいるようだが、我らには関係ないのだよ!撃い!」
帝国騎士団の船団から無数のファイヤーボールが発射された。町の住民は無数のファイヤーボールに震え上がる。
「「「「「うわぁ!」」」」」
「もう駄目だぁ!」
「「「「「「きゃあ!」」」」」」
しかし、船団から放たれたファイヤーボールは、町の結界に守られる。
「馬鹿な奴らだ!」
マルクの町には、古代竜のドラゴンオーブで水属性の結界が張られており、ファイヤーボールでは相性が最悪である。
「ば、馬鹿な!」
「警告を無視した愚か者共!町を攻撃した事を後悔しろ!ゴーレム、帝国軍を退けよ!」
マルクの町の船着き場の防波堤の外側の湖の中から、そのゴーレムは姿を現した。
「なんだあの壁は?」
帝国騎士団が驚いたのも無理はない。ゴーレムとは思えない姿で水の中から城壁が芹上がって来ただけだからだ。
「城壁を二重にしたところで意味ないわ!魔法師団魔力の充填をいそげ!」
「「「「「はっ!」」」」」
帝国騎士団は船の魔道砲に魔力を充填した。そして、マルクの町に再びファイヤーボールを撃ち込んだが、その攻撃を完璧に防いだ。
「ゴーレム!帝国軍の船を沈めよ!」
マルクが、ゴーレムに指示を出すとゴーレムはまた、水の中にその巨大な姿を沈めた。帝国軍はゴーレム?の行動がわからなかった。そのゴーレムは、人の形をしておらずただの城壁だからだ。
マルクは、防波堤の外側の湖の底にゴーレムがピッタリ収まる穴を掘っていた。マルクが指示を出すとその巨大な城壁型ゴーレムは上下を繰り返し始めたのだ。
「なっ!」
帝国軍はその城壁が何をしているか、ようやくその目的を知ることになる。城壁型ゴーレムが湖の中に身を沈めまた高い城壁が現れる。それを一定のリズムで繰り返すと湖面は海のように波を人工的に作り出したのだ。
「まさか!あの城壁は町を守る壁ではなく、津波を作り出すシステムなのか?」
それがわかった時にはもう遅かった。帝国騎士団の船団は波にもまれて、小型船はすでに転覆していた。
ユーダン湖の湖面がこれほど荒れ狂う事は過去に一度もない。当然である。この波は城壁型ゴーレムが町の自衛システムで人工的に作り出した物だからだ。帝国軍はゴーレムになすすべもなく湖の底に沈んでしまい。あれほど立派な船団は一瞬で崩壊してしまった。
「ゴーレム!もういいぞ」
マルクが指示を出すと、ゴーレムは上下運動を停止して、その身を湖の底に沈めた。町の中からは歓声が上がり、津波を操るマルクを拝む人までいた。
帝国騎士団水上部隊の人間は鎧を着ていた為、ほとんどの人間が船舶と一緒に湖の底に沈んでしまった。大型船に乗っていた騎士団の中には、荒れ狂う船の中でなんとか鎧を脱ぎ捨て、命からがら水面に浮き出て岸まで泳ぎ着いた瞬間、町の警備ゴーレムに捕虜にされてしまった。騎士団長も運良く岸に這い上がったようだ。
「な、なんだ!貴様ぁ!私を誰だと思っている!」
「捕虜確保!捕虜確保!」
武器も鎧もない帝国騎士団の人間に、ゴーレムの相手が出来るはずもなく、呆気なく捕らえられてしまった。簀巻き状態になった帝国騎士団は、マルクの町の中に連れてこられてしまい、罪人のようだった。
「貴様ぁ!私をこんな目にあわせおって、今に帝国が攻めてくるぞ!」
「訳のわからん事を。貴様達が先にこの町を侵略しようとしたんだろうが!僕達は自衛したに過ぎないよ」
「今にみておれ!魔物部隊が町を攻め落とすぞ!」
「今の状況を見てみるか?」
マルクは、うるさい騎士団の人間の首根っこを持ち、城壁の上に引きずって行った。城壁の上に上がった騎士団長は、システィナの攻撃を見て言葉を失う。
「システィナ、案配はどうだい?」
「あっ!マルク。帝国の魔物部隊弱すぎるよっと」
システィナは、マルクにウィンクをしてアローシャワーを繰り出した。すると、広範囲に矢が降り注ぎオーガやオークは絶命していた。
「ば、馬鹿な!オーガの大群なんだぞ!」
「オーガなんか、あたしにとっては雑魚なんだ」
システィナは、そう言ってアローシャワーを繰り出した。城壁まで辿り着いたオーガは当然だが、城壁警備のゴーレムに踏み潰される。つまり、城壁まで辿り着く魔物は一体もいないのである。
「わかったか?魔物はこの町を攻め落とす事は出来ないんだよ」
「ば、馬鹿な!言ってみればあれはスタンピードなんだぞ!」
「あたしを攻め落とすならオーガじゃ無理だよ!」
「馬鹿な!亜人のエルフが生意気抜かすな!」
帝国騎士団長が、システィナの事を亜人と罵り、システィナが文句を言おうとした瞬間、騎士団長のみぞおちにマルクの拳がめり込んだ。
「ぐえぇ~~~~~~!」
「今なんて言った?システィナを愚弄すると殺すぞ!」
帝国騎士団長は、簀巻き状態で地面をのたうち回る。マルクが庇ってくれてシスティナは顔を赤らめながら、城壁に近づく魔物に矢を放った。
「あー!帝国軍の人間に告ぐ!」
マルクは世界地図で、魔物部隊を指揮する人間を見つけて、風属性魔法のウィンドボイスで話しかけた。
「「「「「な、なんだ?」」」」」
「これはウィンドボイスか?」
ウィンドボイスは、対象人物に声を届ける魔法だが、通信魔道具みたいに遠くまで届く訳ではなく、その効果範囲は5km程だ。しかし、こういう場合一方通行だが便利な魔法である。
「お前達の本体、水上部隊は全滅。生き残った者はすべて捕虜とした」
「「「「「なっ!」」」」」
「団長達が全滅だと!」
「そんな馬鹿な!」
当然、帝国兵士達の嘆きは、マルクには聞こえていない。
「お前達、帝国軍はスタンピードを操る危険な国として見過ごす事は出来ない!」
「見過ごす事が出来ないだと!ならどうするつもりだ!魔物部隊はまだまだいる。命ごいをしても無駄だ!」
「「「「「ぐははははははは!」」」」」
「最終警告だ。直ちに魔物部隊を撤退させよ!」
「馬鹿め!なぜ貴様の言うことを聞かねばならん!冗談は寝てから言うんだな!」
「後一分だけ待ってやる。撤退しろ!」
「誰が聞くか魔物共よ!もっと攻めるのだ!」
帝国兵士は、さらに魔物部隊を投入させた。
30
お気に入りに追加
492
あなたにおすすめの小説

(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。

スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~
きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。
洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。
レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。
しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。
スキルを手にしてから早5年――。
「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」
突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。
森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。
それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。
「どうせならこの森で1番派手にしようか――」
そこから更に8年――。
18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。
「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」
最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。
そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。
没落貴族の異世界領地経営!~生産スキルでガンガン成り上がります!
武蔵野純平
ファンタジー
異世界転生した元日本人ノエルは、父の急死によりエトワール伯爵家を継承することになった。
亡くなった父はギャンブルに熱中し莫大な借金をしていた。
さらに借金を国王に咎められ、『王国貴族の恥!』と南方の辺境へ追放されてしまう。
南方は魔物も多く、非常に住みにくい土地だった。
ある日、猫獣人の騎士現れる。ノエルが女神様から与えられた生産スキル『マルチクラフト』が覚醒し、ノエルは次々と異世界にない商品を生産し、領地経営が軌道に乗る。
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています

スキル喰らい(スキルイーター)がヤバすぎた 他人のスキルを食らって底辺から最強に駆け上がる
けんたん
ファンタジー
レイ・ユーグナイト 貴族の三男で産まれたおれは、12の成人の儀を受けたら家を出ないと行けなかった だが俺には誰にも言ってない秘密があった 前世の記憶があることだ
俺は10才になったら現代知識と貴族の子供が受ける継承の義で受け継ぐであろうスキルでスローライフの夢をみる
だが本来受け継ぐであろう親のスキルを何一つ受け継ぐことなく能無しとされひどい扱いを受けることになる だが実はスキルは受け継がなかったが俺にだけ見えるユニークスキル スキル喰らいで俺は密かに強くなり 俺に対してひどい扱いをしたやつを見返すことを心に誓った
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる