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第6章 異世界転移
48話 ロスヤード王国へ
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マルクが、魔人王国と獣人王国の危機を予想して1ヶ月ほど過ぎた早朝の事だった。
「マルクさん!大変です!」
朝早くに、マルクが宿泊する宿屋の扉がけたたましくノックされたのだ。
「マルクさん起きてください!」
宿泊する宿屋の扉をノックするのは、冒険者ギルドの受付嬢でその騒がしいノックに、宿屋に宿泊する冒険者や行商人達が、眠そうな目をこすり扉を開き受付嬢を見ていた。
「ふぁ~い・・・・・・いったいこんな朝早くなんですか?」
「マルクさん、今すぐ冒険者ギルドに来ていただけませんか」
「今日はまだ行かないよ。昨日は飲みすぎたからまだ寝たい」
「待って下さい。マルクさんの予想が当たったんですよ!今、魔人王国から使者が到着してマルクさんに、魔人王国を救ってほしいと!」
「魔人王国から?」
「はい!マルクさんが予想した通り、フェニックスが出現したようです」
「わかった。すぐに準備して冒険者ギルドに行くから先に行って待ってもらって下さい」
「分かりました」
マルクは、受付嬢にギルドに先に行ってもらい、すぐに出かける準備をした。
そして、マルクが冒険者ギルドに顔を出すと数名の魔人族の人間が近寄って来て頭を下げてきた。その魔人族のリーダーは女性のようで、黒髪で褐色の肌を持ち頭には大きな角を生やしていた。これは魔人族の特徴で角が大きくて立派なほど魔力があるとされており、この中でも髪の色が濃くなればなるほど魔力があると言われていた。つまり、この女性は魔力が相当高いと分かる。
「貴方がマルク様ですか?早朝にお呼び立てして申し訳ありません。私魔人王国魔道師団第12番隊隊長を務めるブローズと言います」
「これはご丁寧にどうもです。僕は冒険者のマルクです」
「早速ですが、本題に移らせていただきます。マルク様お願いします!ロスヤード王国を救っていただきたいのです」
「成功報酬は大丈夫ですか?過去のブリーナッシュ王国とのわだかまりは水に流していただけるのですか?」
「はい!国王陛下にもできるだけの事はすると言質をいただいております」
「それはそうと、討伐対象はフェニックスなんだけど、ロスヤード王国は魔法に特化した国なんでしょ?」
「はい。それがどうかなさいましたか?」
「フェニックスに歯が立たなかったの?水属性の魔法があればなんとかならないの?」
「そ、それが・・・・・・今回出現したのはただのフェニックスではなかったのです。今回の魔物はレッドカイザーフェニックスでSSSランクの化け物です」
「えっ?フェニックスがSSSランクじゃないの?」
「ただのフェニックスならSランクです。フェニックスなら私達ロスヤード王国で十分対処できる魔物です」
「そうだったのか・・・・・・」
「やっぱりマルク様でも、レッドカイザーフェニックスは無理でしょうか?」
「それは大丈夫ですが、じゃあ今ロスヤード王国はどういう状況なの?」
「情けない話なのですが、魔人族は確かに魔法に特化した種族なのですが、火属性の魔物は苦手なんです・・・・・・」
ブローズは魔人族の事を話し出した。魔人族はどちらかというと、火属性が得意とする人間が多いのだ。
魔道師団の中でも、火属性の魔法が得意な人間のほうが多い。隊長クラスになれば他属性の魔法を使いこなすが、それでもやはり得意魔法と聞かれれば、火属性と答える者がほとんどである。
「じゃあ、レッドカイザーフェニックスには手も足も出ない感じだったの?」
「はい・・・・・・レイマーズ団長の魔力でさえあの化け物には通じませんでした。そして、今ロスヤード王国は炎の国となっています」
「それってどういう状況なの?」
「レッドカイザーフェニックスが出現して、ありとあらゆる物を燃やしているのです。今、魔道師団が町を守っていますが、持って一ヶ月でしょう・・・・・・」
「分かりました。じゃあ、すぐに向かいましょうか?」
マルクは、ブローズからロスヤード王国の状況を聞いてギルドの席を立った。
それを聞いていたギルド職員は、マルクに声をかけていた。
「マルクさんなら大丈夫とは思いますが、必ず生きて帰って来て下さい」
「マーブルさん、縁起の悪い事言わないでよ。大丈夫、必ず吉報を持って帰るよ」
「本当にお気をつけて下さい」
ギルド職員達は、マルクに頭を下げ送り出した。マルクがギルドの扉を開きと、ブローズ達は外で出発準備を整えて待っていた。
「マルク様、私の手を繋いでください」
「はっ?」
「手を繋ぐくらいで恥ずかしがらないでいいですから」
「誰が恥ずかしがるか!」
「そうですか。なら、手を繋いでください。空を飛んで、ロスヤードに向かいます」
ブローズが手を繋ごうとした時、ブローズの部下達は宙に浮いていた。ブローズ達はエンリダムまで空を飛んできたようだ。
魔人族でも、空を飛ぶ風属性魔法のフライの使い手は希少な人材だ。早馬より早く伝達ができ、ドラグーン王国騎士団のドラゴンライダーと同じような機動力を持つ。
「私達ならロスヤード王国まで三日もあれば到着いたします」
「待て待て。三日もかかるなら僕に任せてよ」
「はっ?どういう事ですか?」
マルクの説明に、ブローズとその部下達は地上に降りた。そして、マルクはゲートトラベルを唱えたのだった。
「さあ、この青く輝く穴の中に入って!」
「これはまさか!」
ブローズはもちろん、ブローズの部下達も驚き目を丸くしていた。
「さすが魔法王国だ。ゲートの存在を知っていますか?」
「そんな!ロスヤード王国でも使い手がいなくて、伝説の魔法とされている転移魔法を使えるのですか?」
ロスヤード王国で、転移魔法の使い手は過去一人もいない。伝説の魔法とされているのは、魔法を研究していた魔法使いがいたからである。その魔法使いもゲートトラベルを成功したわけではない。ただ、その魔法使いの研究の書物が残っていただけだ。
ゲートトラベルは時空属性魔法であり、マルクが唯一無二の使い手で、第三者が使用できる魔法ではないのだ。
「まあ、今はいいから早くロスヤード王国に行こう」
「「「「「分かりました」」」」」
ブローズ達はマルクの言葉に従い、ゲートの穴に入るのだった。
「マルクさん!大変です!」
朝早くに、マルクが宿泊する宿屋の扉がけたたましくノックされたのだ。
「マルクさん起きてください!」
宿泊する宿屋の扉をノックするのは、冒険者ギルドの受付嬢でその騒がしいノックに、宿屋に宿泊する冒険者や行商人達が、眠そうな目をこすり扉を開き受付嬢を見ていた。
「ふぁ~い・・・・・・いったいこんな朝早くなんですか?」
「マルクさん、今すぐ冒険者ギルドに来ていただけませんか」
「今日はまだ行かないよ。昨日は飲みすぎたからまだ寝たい」
「待って下さい。マルクさんの予想が当たったんですよ!今、魔人王国から使者が到着してマルクさんに、魔人王国を救ってほしいと!」
「魔人王国から?」
「はい!マルクさんが予想した通り、フェニックスが出現したようです」
「わかった。すぐに準備して冒険者ギルドに行くから先に行って待ってもらって下さい」
「分かりました」
マルクは、受付嬢にギルドに先に行ってもらい、すぐに出かける準備をした。
そして、マルクが冒険者ギルドに顔を出すと数名の魔人族の人間が近寄って来て頭を下げてきた。その魔人族のリーダーは女性のようで、黒髪で褐色の肌を持ち頭には大きな角を生やしていた。これは魔人族の特徴で角が大きくて立派なほど魔力があるとされており、この中でも髪の色が濃くなればなるほど魔力があると言われていた。つまり、この女性は魔力が相当高いと分かる。
「貴方がマルク様ですか?早朝にお呼び立てして申し訳ありません。私魔人王国魔道師団第12番隊隊長を務めるブローズと言います」
「これはご丁寧にどうもです。僕は冒険者のマルクです」
「早速ですが、本題に移らせていただきます。マルク様お願いします!ロスヤード王国を救っていただきたいのです」
「成功報酬は大丈夫ですか?過去のブリーナッシュ王国とのわだかまりは水に流していただけるのですか?」
「はい!国王陛下にもできるだけの事はすると言質をいただいております」
「それはそうと、討伐対象はフェニックスなんだけど、ロスヤード王国は魔法に特化した国なんでしょ?」
「はい。それがどうかなさいましたか?」
「フェニックスに歯が立たなかったの?水属性の魔法があればなんとかならないの?」
「そ、それが・・・・・・今回出現したのはただのフェニックスではなかったのです。今回の魔物はレッドカイザーフェニックスでSSSランクの化け物です」
「えっ?フェニックスがSSSランクじゃないの?」
「ただのフェニックスならSランクです。フェニックスなら私達ロスヤード王国で十分対処できる魔物です」
「そうだったのか・・・・・・」
「やっぱりマルク様でも、レッドカイザーフェニックスは無理でしょうか?」
「それは大丈夫ですが、じゃあ今ロスヤード王国はどういう状況なの?」
「情けない話なのですが、魔人族は確かに魔法に特化した種族なのですが、火属性の魔物は苦手なんです・・・・・・」
ブローズは魔人族の事を話し出した。魔人族はどちらかというと、火属性が得意とする人間が多いのだ。
魔道師団の中でも、火属性の魔法が得意な人間のほうが多い。隊長クラスになれば他属性の魔法を使いこなすが、それでもやはり得意魔法と聞かれれば、火属性と答える者がほとんどである。
「じゃあ、レッドカイザーフェニックスには手も足も出ない感じだったの?」
「はい・・・・・・レイマーズ団長の魔力でさえあの化け物には通じませんでした。そして、今ロスヤード王国は炎の国となっています」
「それってどういう状況なの?」
「レッドカイザーフェニックスが出現して、ありとあらゆる物を燃やしているのです。今、魔道師団が町を守っていますが、持って一ヶ月でしょう・・・・・・」
「分かりました。じゃあ、すぐに向かいましょうか?」
マルクは、ブローズからロスヤード王国の状況を聞いてギルドの席を立った。
それを聞いていたギルド職員は、マルクに声をかけていた。
「マルクさんなら大丈夫とは思いますが、必ず生きて帰って来て下さい」
「マーブルさん、縁起の悪い事言わないでよ。大丈夫、必ず吉報を持って帰るよ」
「本当にお気をつけて下さい」
ギルド職員達は、マルクに頭を下げ送り出した。マルクがギルドの扉を開きと、ブローズ達は外で出発準備を整えて待っていた。
「マルク様、私の手を繋いでください」
「はっ?」
「手を繋ぐくらいで恥ずかしがらないでいいですから」
「誰が恥ずかしがるか!」
「そうですか。なら、手を繋いでください。空を飛んで、ロスヤードに向かいます」
ブローズが手を繋ごうとした時、ブローズの部下達は宙に浮いていた。ブローズ達はエンリダムまで空を飛んできたようだ。
魔人族でも、空を飛ぶ風属性魔法のフライの使い手は希少な人材だ。早馬より早く伝達ができ、ドラグーン王国騎士団のドラゴンライダーと同じような機動力を持つ。
「私達ならロスヤード王国まで三日もあれば到着いたします」
「待て待て。三日もかかるなら僕に任せてよ」
「はっ?どういう事ですか?」
マルクの説明に、ブローズとその部下達は地上に降りた。そして、マルクはゲートトラベルを唱えたのだった。
「さあ、この青く輝く穴の中に入って!」
「これはまさか!」
ブローズはもちろん、ブローズの部下達も驚き目を丸くしていた。
「さすが魔法王国だ。ゲートの存在を知っていますか?」
「そんな!ロスヤード王国でも使い手がいなくて、伝説の魔法とされている転移魔法を使えるのですか?」
ロスヤード王国で、転移魔法の使い手は過去一人もいない。伝説の魔法とされているのは、魔法を研究していた魔法使いがいたからである。その魔法使いもゲートトラベルを成功したわけではない。ただ、その魔法使いの研究の書物が残っていただけだ。
ゲートトラベルは時空属性魔法であり、マルクが唯一無二の使い手で、第三者が使用できる魔法ではないのだ。
「まあ、今はいいから早くロスヤード王国に行こう」
「「「「「分かりました」」」」」
ブローズ達はマルクの言葉に従い、ゲートの穴に入るのだった。
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