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第4章 成長
39話 マジックアイテム
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ラインハルトは、早馬の兵士の労を労うのだった。ここまでの道のりは王都から近いとはいえ、飲まず食わずでやってきたのだから。
「お前達ご苦労様。もう暁月の明星のおかげで全部終わった。今から偵察を送るところだ」
「「はっ?」」
「いえ!我々は暁月の・・・・・・なんで!」
「マルク殿がここにいるのですか?」
「申し訳ありません。国王様はルノーバの町の人間を救おうと思い、ルノーバの町から撤退しようとしてたのは知っていました」
「はぁ・・・・・・」
「なので、ルノーバの町から離れない人間も少なからずいるので、ルノーバの町から問題をなくせば撤退する必要が無くなると思い、時間勝負で問題を解決させてもらいました」
「そういう訳だ。もうルノーバは安全と言っても良い」
「「我々の心配は・・・・・・」」
「お前達はよくやった。いまはゆっくり休め」
「「は、はい・・・・・・」」
マルク達は、ラインハルトに盗賊やアサシンの遺体を提出。後日、冒険者ギルドから報酬が出ると伝えられた。
また、王都に帰還すれば、後日国王からの報酬も出ると伝えられた。これは、個人的に請け負った依頼の為、公式の表彰式ではない。
「じゃ、僕達はもう帰ろうか?」
「「「「ギルドからの報酬は?」」」」
カノン達がマルクに聞いてきた。マルクは王都の冒険者ギルドから受けとる事を説明した。これは、少しでもステファニーの売り上げに貢献する為だ。
「王都で受け取る事にするよ」
「「「「なるほど!」」」」
「少しでも、ステファニーの役に立てればいいな」
「少し報酬金が少なくなるけど悪いね」
今回も、盗賊達の人数が多いので多少ギルドに取られても問題はなかった。シオン達も、お金はもう執着するほど貧乏ではないので賛同した。
「マルク・・・・・・帰りは乗り合い馬車で帰らない?」
「えっ?時間がかかるからファントムスティードを出すよ」
「い、いや・・・・・・」
システィナ・オウカ・クレアの三人は、あのファントムスティードのスピードは苦手だとマルクに訴えた。
「ああ、そういう事か」
「そういう事かじゃないよ。あのスピードは尋常なスピードじゃないよ」
「だけど、あの魔法は移動スピードは速いけど落ちる事はないよ」
「「「問題はそこじゃない!」」」
「まぁ言いたい事はわかるよ。それに行きは時間が惜しかったからスピード重視にしたんだ」
「「「えっ、それってどういう事?」」」
「帰りはファントムスティードで帰るけど、行きのようなスピードは出さなければいいんだよ」
「「「な、なるほど!」」」
「あれ以上のスピードを出すのは大変だけど、抑えるのは普通にできるよ」
「そ、それならいいかな」
「うん。スピードを出さなければ空を飛ばず、街道を使えば良いからね」
「「「そっか!」」」
「それなら大丈夫よ」
マルクはシスティナ達を説得して、ファントムスティードで帰る事になった。普通の馬のスピードなら、街道を走って帰る方が断然乗り合い馬車より良いのだ。乗り合い馬車だと、やはり他の客もいるし馬車の振動でおしりが痛くなるからだ。
反対にファントムスティードなら、地面を走っていても超低空を飛ぶ事で振動は皆無で、乗り心地は最高である。
「な、なんだあれは?」
「凄い速いな!」
街道ですれ違う行商人や乗り合い馬車の客はびっくりしていた。
「これなら大丈夫だわ」
「うん。快適」
「うん・・・・・・」
マルクは、システィナ達が大丈夫と思えるスピードで王都に帰還した。そして、屋敷に着いたマルクは、シオン達とマジカルアイテムや闇ギルドにあったお宝を分ける事にした。
デミリッチの装備品が、今回の目玉報酬である。
ローブ一着、指輪二個、イヤリング一個、ブレスレット一個、ポーチが一個だ。
鑑定結果、ローブはマジカル+5でINT5倍回避率5倍にするとんでもないアイテムだった。
どちらの指輪もマジカル+5で、プロテクションリングとスピードリングだ。
イヤリングもマジカル+5のマジックレジストが付与されていた。
ブレスレットも当然マジカル+5であり、ストレングスが付与されていた。
最後にポーチだが、マジックポーチで容量が20t入り、中にいれた品物は時間経過がゆっくり進む物だった。
ローブはマルク
プロテクションリングはシオン
スピードリングはカノン
イヤリングはシスティナ
ブレスレットはオウカ
ポーチがクレア
このように、マジカルアイテムを分配したのだった。マジカル+5のアイテムはダンジョンでもまず手に入らない貴重なアイテムだ。
例えば、シオンのアイテムはプロテクションが付与されており、マジカル+5になるとAランクの魔法が付与されているのと同じで、常に防御力が5倍になるのだ。
その防御力の上にマルクのSランクのバフが10倍で併用されることになる。この事でわかるようにとんでもない強化ができるのである。
闇ギルドにあったお宝は、盗品となるがこれらはマルク達の物であり屋敷に保管することになった。
「お前達ご苦労様。もう暁月の明星のおかげで全部終わった。今から偵察を送るところだ」
「「はっ?」」
「いえ!我々は暁月の・・・・・・なんで!」
「マルク殿がここにいるのですか?」
「申し訳ありません。国王様はルノーバの町の人間を救おうと思い、ルノーバの町から撤退しようとしてたのは知っていました」
「はぁ・・・・・・」
「なので、ルノーバの町から離れない人間も少なからずいるので、ルノーバの町から問題をなくせば撤退する必要が無くなると思い、時間勝負で問題を解決させてもらいました」
「そういう訳だ。もうルノーバは安全と言っても良い」
「「我々の心配は・・・・・・」」
「お前達はよくやった。いまはゆっくり休め」
「「は、はい・・・・・・」」
マルク達は、ラインハルトに盗賊やアサシンの遺体を提出。後日、冒険者ギルドから報酬が出ると伝えられた。
また、王都に帰還すれば、後日国王からの報酬も出ると伝えられた。これは、個人的に請け負った依頼の為、公式の表彰式ではない。
「じゃ、僕達はもう帰ろうか?」
「「「「ギルドからの報酬は?」」」」
カノン達がマルクに聞いてきた。マルクは王都の冒険者ギルドから受けとる事を説明した。これは、少しでもステファニーの売り上げに貢献する為だ。
「王都で受け取る事にするよ」
「「「「なるほど!」」」」
「少しでも、ステファニーの役に立てればいいな」
「少し報酬金が少なくなるけど悪いね」
今回も、盗賊達の人数が多いので多少ギルドに取られても問題はなかった。シオン達も、お金はもう執着するほど貧乏ではないので賛同した。
「マルク・・・・・・帰りは乗り合い馬車で帰らない?」
「えっ?時間がかかるからファントムスティードを出すよ」
「い、いや・・・・・・」
システィナ・オウカ・クレアの三人は、あのファントムスティードのスピードは苦手だとマルクに訴えた。
「ああ、そういう事か」
「そういう事かじゃないよ。あのスピードは尋常なスピードじゃないよ」
「だけど、あの魔法は移動スピードは速いけど落ちる事はないよ」
「「「問題はそこじゃない!」」」
「まぁ言いたい事はわかるよ。それに行きは時間が惜しかったからスピード重視にしたんだ」
「「「えっ、それってどういう事?」」」
「帰りはファントムスティードで帰るけど、行きのようなスピードは出さなければいいんだよ」
「「「な、なるほど!」」」
「あれ以上のスピードを出すのは大変だけど、抑えるのは普通にできるよ」
「そ、それならいいかな」
「うん。スピードを出さなければ空を飛ばず、街道を使えば良いからね」
「「「そっか!」」」
「それなら大丈夫よ」
マルクはシスティナ達を説得して、ファントムスティードで帰る事になった。普通の馬のスピードなら、街道を走って帰る方が断然乗り合い馬車より良いのだ。乗り合い馬車だと、やはり他の客もいるし馬車の振動でおしりが痛くなるからだ。
反対にファントムスティードなら、地面を走っていても超低空を飛ぶ事で振動は皆無で、乗り心地は最高である。
「な、なんだあれは?」
「凄い速いな!」
街道ですれ違う行商人や乗り合い馬車の客はびっくりしていた。
「これなら大丈夫だわ」
「うん。快適」
「うん・・・・・・」
マルクは、システィナ達が大丈夫と思えるスピードで王都に帰還した。そして、屋敷に着いたマルクは、シオン達とマジカルアイテムや闇ギルドにあったお宝を分ける事にした。
デミリッチの装備品が、今回の目玉報酬である。
ローブ一着、指輪二個、イヤリング一個、ブレスレット一個、ポーチが一個だ。
鑑定結果、ローブはマジカル+5でINT5倍回避率5倍にするとんでもないアイテムだった。
どちらの指輪もマジカル+5で、プロテクションリングとスピードリングだ。
イヤリングもマジカル+5のマジックレジストが付与されていた。
ブレスレットも当然マジカル+5であり、ストレングスが付与されていた。
最後にポーチだが、マジックポーチで容量が20t入り、中にいれた品物は時間経過がゆっくり進む物だった。
ローブはマルク
プロテクションリングはシオン
スピードリングはカノン
イヤリングはシスティナ
ブレスレットはオウカ
ポーチがクレア
このように、マジカルアイテムを分配したのだった。マジカル+5のアイテムはダンジョンでもまず手に入らない貴重なアイテムだ。
例えば、シオンのアイテムはプロテクションが付与されており、マジカル+5になるとAランクの魔法が付与されているのと同じで、常に防御力が5倍になるのだ。
その防御力の上にマルクのSランクのバフが10倍で併用されることになる。この事でわかるようにとんでもない強化ができるのである。
闇ギルドにあったお宝は、盗品となるがこれらはマルク達の物であり屋敷に保管することになった。
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