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第3章 嫁
25話 奴隷を購入する
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マルクとシオンは、商人ギルドの推薦もあって、奴隷商店にやってきた。
「まさか、僕が奴隷をまた持つ事になるとは思わなかったよ」
「マルクなら、奴隷を持つ資格は十分にあるからいいんじゃない?」
シオンは、マルクなら妻を何人も持てるし、奴隷を持つ資格は十分にあると言った。実際にそれだけの甲斐性を持ち合わせていたからだ。
「でもなぁ・・・・・・」
「商人ギルドも言ってたじゃない。あたし達の奴隷への知識が間違っているって。まぁ、初めての奴隷がゴーダみたいな奴だったからしょうがないんだけどね」
「それはそうなんだけどね」
「それに、あたし達は冒険者でもまだ知らない事が多いじゃない。護衛依頼だって行商人の人達に色々教えてもらったじゃない?だったら、奴隷の事だって知らない事ばかりだよ」
マルクとシオンは、奴隷商店の前で話していた。そして、マルクはシオンに背中を押されて、奴隷商店の門を潜ったのだ。
「いらっしゃいませ。今日はどのような奴隷をお求めですか?」
奴隷商店のカウンターには、とんでもない美人が受付嬢として多数働いていた。
冒険者ギルドの、受付嬢も美人ばかりだがそれ以上の美人ばかりで、マルクは見惚れてしまった。
「・・・・・・」
「あの・・・・・・お客様?」
「マルクがそんなんになるなんて珍しいわね?」
「あっ、いや・・・・・・そんなんじゃ!」
「わたくしの事が、お気に入りならばご購入してくれてもかまいませんよ?」
「「えっ?」」
「わたくし達受付嬢は奴隷ですよ。売り物ですので気に入ったら購入してください」
「いや、僕は・・・・・・」
受付嬢の女性達は、セクシーな身体のラインが際立つ服を着ていた。彼女達は、奴隷商が勧める奴隷であり超高額奴隷である。
しかし、お薦め商品であり言葉遣いも丁寧で品格があった。
「それで、わたくしを購入してもらえるのでしょうか?」
「そうじゃないんです!」
受付嬢の女性は、マルクに積極的にアピールをしてタジタジになっていた。それを横で見ていたシオンは、マルクの反応にクスクス笑っていた。
「ちょっ、ちょっとシオン!何を笑ってんだよ」
「だって、ぷっ、あはは!そんなマルクの反応は初めてで面白くて!」
「面白くてじゃないよ!そうじゃなくて君もちょっと離れて!僕は、家の管理をできる人間を購入したくてここに来たんだ」
「あら。残念ね・・・・・・わたくしを購入してもらえると思ったのに」
受付嬢は残念そうに、カウンターの奥に行きマルクが望んだ執事やメイド達を10人程連れてきた。
「お客様が欲している奴隷は、こちらでよろしいでしょうか?」
受付嬢が連れてきた奴隷は、背筋がピンっと伸びて奴隷とは思えないほど品格が感じ取れた。マルクが、奴隷達に色々質問して面接を行ったが、全員が言葉遣いも丁寧で、スキルもレアスキルを持っていた。
メイド達は掃除洗濯、料理のレアスキルのAを持ち、礼儀作法もノーマルで習得していた。受付嬢が連れてきた奴隷は、超一流の人材だった。
中でも驚いたのが、執事のセバスチャンは戦闘スキル細剣(S)を持っていた。
「えーっと、貴方はうちに来て欲しいんだけど、うちには、エルフや獣人がいるんだよ。その辺は大丈夫?」
「わたくしの事はセバスとお呼びください。それと私共は、ご主人様の客人に差別的言動や行動は致しません」
「そうなのか?」
「当たり前でございます!誰が自分の主に迷惑をかけると言うのですか?それに、差別なんてあまりに愚かな行為でございます」
セバスチャンは、マルクの言う事を訂正して主人の役に立つ事を約束した。また、メイド達もマルクの役に立つと約束して購入して欲しいと願って来ていた。
マルクとシオンは、奴隷達を見て自分達が知らない事が、まだまだたくさんあったのを学んだのだった。
「受付嬢さん、この人達と契約します」
「わたくしの事は、アルマとお呼びください」
「わかったよ。アルマ、契約をよろしく頼む」
マルクは、セバスチャンを始め、メイド10人の奴隷を購入した。一人5000万ミストと高く、セバスチャンは8000万ミストであった。合計5億8千万ミストとなったが、マルクは国王からの報奨金で払ってしまった。
「あのマルク様?」
「何かあったか?」
「わたくしも、一緒に購入してくれませんか?」
セバスチャン達を購入して、契約を結んだ後、アルマが自分を売り込んできた。
「セバスチャン達だけで十分だよ」
「そんなこと言わずお願いいたします」
アルマは自分が仕えるのは、マルクだと直感したみたいで、マルクに土下座して頼み込んでいた。
周りの受付嬢達は、目を見開いて驚いていた。アルマが、土下座までするとは思ってもいなかった。日頃、どんな金持ちにも媚びる事はしなかった。そればかりか、購入できないように自分の値段を吊り上げていたからだ。
アルマの容姿は、ここにいる受付嬢の中でも断突に美しくスタイルも良かった。その為、奴隷を購入する人間はアルマを指名するが、あまりに高額で購入できなかった。
アルマを購入するなら、他の奴隷を10人購入する方がいいからだ。そのアルマが、自分を購入してくださいと、マルクに土下座しているのだから、他の受付嬢が驚くのは無理もなかった。
「アルマはいくらなんだ?」
「一億ミストです」
「いっ!」
マルクも、アルマの事は気に入っていたから土下座までされたのなら悪い気はしない。値段を聞いてメイド達と同じくらいなら購入してもいいと思ったが、まさかセバスチャンより高いとは思わなかったので変な声が出た。
「それはちょっと・・・・・・悪いが予算オーバーだよ」
マルクが購入を断ろうとしたら、受付嬢達がアルマのフォローをしてきた。
「マルク様、ちょっとお待ちください!アルマの値段は安いです!」
「はぁあ?一億が安いって?」
受付嬢達は、今までのアルマの事を説明して10億でも購入できなかった人間もいたことを説明したのだ。
カウンターに出る事を許されたアルマ達は、特別に奴隷商から主人を自分で選んでいいと言われている奴隷商が自信をもってお薦めする奴隷達だ。
この中で、一番人気のアルマが自分を売り込んできたので、他の奴隷がアルマを援護したのだ。
「みんな・・・・・・」
他の受付嬢がアルマを援護したので、アルマはみんなに感謝して、自分をマルクに積極的にアピールしていた。
「ねぇ、マルク」
「ちょっと待って、シオン何を言おうとしているの?」
「マルクは、まだ予算に余裕があるんじゃない?」
「だけど、セバスチャン達だけで十分だよ?」
「ったく、マルクはもっと自己評価を高く持った方がいいよ。もう前までの役立たずと言われていたマルクはいないんだよ」
「そうは言っても、そう簡単に性格は変わらないんだよ」
「あたしは、アルマの直感は大したものだと誉めてあげたいわ。マルクだって、アルマの事満更でもないんでしょ?」
「そんなはっきり言うなよ・・・・・・」
「シオンさん・・・・・・」
マルクはシオンにも説得されて、アルマを購入する事になった。
「まさか、僕が奴隷をまた持つ事になるとは思わなかったよ」
「マルクなら、奴隷を持つ資格は十分にあるからいいんじゃない?」
シオンは、マルクなら妻を何人も持てるし、奴隷を持つ資格は十分にあると言った。実際にそれだけの甲斐性を持ち合わせていたからだ。
「でもなぁ・・・・・・」
「商人ギルドも言ってたじゃない。あたし達の奴隷への知識が間違っているって。まぁ、初めての奴隷がゴーダみたいな奴だったからしょうがないんだけどね」
「それはそうなんだけどね」
「それに、あたし達は冒険者でもまだ知らない事が多いじゃない。護衛依頼だって行商人の人達に色々教えてもらったじゃない?だったら、奴隷の事だって知らない事ばかりだよ」
マルクとシオンは、奴隷商店の前で話していた。そして、マルクはシオンに背中を押されて、奴隷商店の門を潜ったのだ。
「いらっしゃいませ。今日はどのような奴隷をお求めですか?」
奴隷商店のカウンターには、とんでもない美人が受付嬢として多数働いていた。
冒険者ギルドの、受付嬢も美人ばかりだがそれ以上の美人ばかりで、マルクは見惚れてしまった。
「・・・・・・」
「あの・・・・・・お客様?」
「マルクがそんなんになるなんて珍しいわね?」
「あっ、いや・・・・・・そんなんじゃ!」
「わたくしの事が、お気に入りならばご購入してくれてもかまいませんよ?」
「「えっ?」」
「わたくし達受付嬢は奴隷ですよ。売り物ですので気に入ったら購入してください」
「いや、僕は・・・・・・」
受付嬢の女性達は、セクシーな身体のラインが際立つ服を着ていた。彼女達は、奴隷商が勧める奴隷であり超高額奴隷である。
しかし、お薦め商品であり言葉遣いも丁寧で品格があった。
「それで、わたくしを購入してもらえるのでしょうか?」
「そうじゃないんです!」
受付嬢の女性は、マルクに積極的にアピールをしてタジタジになっていた。それを横で見ていたシオンは、マルクの反応にクスクス笑っていた。
「ちょっ、ちょっとシオン!何を笑ってんだよ」
「だって、ぷっ、あはは!そんなマルクの反応は初めてで面白くて!」
「面白くてじゃないよ!そうじゃなくて君もちょっと離れて!僕は、家の管理をできる人間を購入したくてここに来たんだ」
「あら。残念ね・・・・・・わたくしを購入してもらえると思ったのに」
受付嬢は残念そうに、カウンターの奥に行きマルクが望んだ執事やメイド達を10人程連れてきた。
「お客様が欲している奴隷は、こちらでよろしいでしょうか?」
受付嬢が連れてきた奴隷は、背筋がピンっと伸びて奴隷とは思えないほど品格が感じ取れた。マルクが、奴隷達に色々質問して面接を行ったが、全員が言葉遣いも丁寧で、スキルもレアスキルを持っていた。
メイド達は掃除洗濯、料理のレアスキルのAを持ち、礼儀作法もノーマルで習得していた。受付嬢が連れてきた奴隷は、超一流の人材だった。
中でも驚いたのが、執事のセバスチャンは戦闘スキル細剣(S)を持っていた。
「えーっと、貴方はうちに来て欲しいんだけど、うちには、エルフや獣人がいるんだよ。その辺は大丈夫?」
「わたくしの事はセバスとお呼びください。それと私共は、ご主人様の客人に差別的言動や行動は致しません」
「そうなのか?」
「当たり前でございます!誰が自分の主に迷惑をかけると言うのですか?それに、差別なんてあまりに愚かな行為でございます」
セバスチャンは、マルクの言う事を訂正して主人の役に立つ事を約束した。また、メイド達もマルクの役に立つと約束して購入して欲しいと願って来ていた。
マルクとシオンは、奴隷達を見て自分達が知らない事が、まだまだたくさんあったのを学んだのだった。
「受付嬢さん、この人達と契約します」
「わたくしの事は、アルマとお呼びください」
「わかったよ。アルマ、契約をよろしく頼む」
マルクは、セバスチャンを始め、メイド10人の奴隷を購入した。一人5000万ミストと高く、セバスチャンは8000万ミストであった。合計5億8千万ミストとなったが、マルクは国王からの報奨金で払ってしまった。
「あのマルク様?」
「何かあったか?」
「わたくしも、一緒に購入してくれませんか?」
セバスチャン達を購入して、契約を結んだ後、アルマが自分を売り込んできた。
「セバスチャン達だけで十分だよ」
「そんなこと言わずお願いいたします」
アルマは自分が仕えるのは、マルクだと直感したみたいで、マルクに土下座して頼み込んでいた。
周りの受付嬢達は、目を見開いて驚いていた。アルマが、土下座までするとは思ってもいなかった。日頃、どんな金持ちにも媚びる事はしなかった。そればかりか、購入できないように自分の値段を吊り上げていたからだ。
アルマの容姿は、ここにいる受付嬢の中でも断突に美しくスタイルも良かった。その為、奴隷を購入する人間はアルマを指名するが、あまりに高額で購入できなかった。
アルマを購入するなら、他の奴隷を10人購入する方がいいからだ。そのアルマが、自分を購入してくださいと、マルクに土下座しているのだから、他の受付嬢が驚くのは無理もなかった。
「アルマはいくらなんだ?」
「一億ミストです」
「いっ!」
マルクも、アルマの事は気に入っていたから土下座までされたのなら悪い気はしない。値段を聞いてメイド達と同じくらいなら購入してもいいと思ったが、まさかセバスチャンより高いとは思わなかったので変な声が出た。
「それはちょっと・・・・・・悪いが予算オーバーだよ」
マルクが購入を断ろうとしたら、受付嬢達がアルマのフォローをしてきた。
「マルク様、ちょっとお待ちください!アルマの値段は安いです!」
「はぁあ?一億が安いって?」
受付嬢達は、今までのアルマの事を説明して10億でも購入できなかった人間もいたことを説明したのだ。
カウンターに出る事を許されたアルマ達は、特別に奴隷商から主人を自分で選んでいいと言われている奴隷商が自信をもってお薦めする奴隷達だ。
この中で、一番人気のアルマが自分を売り込んできたので、他の奴隷がアルマを援護したのだ。
「みんな・・・・・・」
他の受付嬢がアルマを援護したので、アルマはみんなに感謝して、自分をマルクに積極的にアピールしていた。
「ねぇ、マルク」
「ちょっと待って、シオン何を言おうとしているの?」
「マルクは、まだ予算に余裕があるんじゃない?」
「だけど、セバスチャン達だけで十分だよ?」
「ったく、マルクはもっと自己評価を高く持った方がいいよ。もう前までの役立たずと言われていたマルクはいないんだよ」
「そうは言っても、そう簡単に性格は変わらないんだよ」
「あたしは、アルマの直感は大したものだと誉めてあげたいわ。マルクだって、アルマの事満更でもないんでしょ?」
「そんなはっきり言うなよ・・・・・・」
「シオンさん・・・・・・」
マルクはシオンにも説得されて、アルマを購入する事になった。
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