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第2章 役に立つスキル
24話 オークの驚異はなくなりました
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マルクは、オークのスタンピードを一人で壊滅させた。しかも、ダンジョンマスターとなったグレーターマザーも討伐して、オーブも手に入れる事ができた。
「マルク!」
「シオンただいま」
「オークはどうなったの?」
「全部倒してきたよ。もう大丈夫だよ」
「本当に!」
シオンは、マルクに駆け寄り喜んだ。
「ちょっと、シオン近いよ」
「なによ。テレなくてもいいでしょ」
「こういうのは慣れてないんだよ」
マルクとシオンのやり取りを見て、村の人間達もマルクに駆け寄り胴上げをした。
「マルクよ本当にありがとう。お前のおかげで村は救われた」
「村長。僕も両親と同じで、この村の事が好きだから」
「そう言ってくれてありがとよ。ワシは嬉しいよ」
村長は、マルクの手を握りしめ涙を流していた。そして、マルクはこの事をきっかけに、冒険者としてその名を轟かしていく事になる。
時間が少し巻き戻り、マルクが村を守っている頃、リーランの町ではマルクのメテオが確認されていた。
「領主様!大変です!」
「どうした?なにかあったのか?」
「オーク帝国の方向に巨大な火の玉が確認!」
「「「「「火の玉だと?」」」」」
リーランの町の見張り台から、その異様な風景が見て取れたのだ。
「「「「「なんだあれは?」」」」」
「火の玉が・・・・・・いや、星降りと言った方がいいのか?」
ギルドマスターの言葉は、リーランの町にいる人間は納得できるものだった。
「まさか、オークの新種がやっているのか?」
バッハ伯爵は悪い方に考えていた。しかし、オークの攻略法がわからない今では最悪の考えしか浮かばないのはしょうがない事だった。
「町の強化を急がせろ!」
町の権力者達は、オークが攻めてくるまでに、城壁の上に瓦礫を運んだり、町の食糧の在庫の確認を急がせた。
偵察も考えたのだが、王国騎士団が壊滅したのと星降りの事で、犠牲者が増えると判断して人員は町の強化に割くことにした。
「オークが攻めてくるまでに少しでも準備するぞ」
「「「「「「おお!」」」」」」
冒険者や町の男達は、瓦礫を運んだりしていた。
鍛冶屋はスピアや弓矢を制作した。町の女達はパンを焼いたり、戦いの準備をしていた。
「俺達やれるかな?」
「何言ってんだよ。あんた達のおかげであたし達町の者は、こうして安心して生きていけるんだよ」
「おばちゃん・・・・・・」
「ほら、気合い入れな!」
町に住む女性は、笑いながら若い冒険者の背中を叩き、元気を奮い起こそうとしていた。
若い冒険者が日頃お世話になっている宿屋の女将は、こんな若い冒険者を戦いに向かわす事に罪悪感があった。しかし、頑張ってもらわないと町が滅亡してしまうのである。
「西の森から人が!」
「なんだと?本当に人か?」
「間違いありません!冒険者風の二人が、こちらにやってやって来ます!」
「すぐに、ギルドマスターに連絡だ。作戦本部に報告するんだ!」
「「「「「はっ!」」」」」
「皆の者、陣形を整えろ!」
町の外には、王国騎士団が配置され、同じく冒険者達に緊張が走った。新種のオークが人の姿に化けて油断させて襲ってきたのかと思っていた。
「隊長!大変です!」
「何があった?」
「冒険者達の人間が白旗を振って近づいてます!どうしましか?」
「白旗を振っているだと?」
町の警護していた騎士団は何がなんだか分からなくなっていた。
少し前、リーランの西の森にいたのはマルクとシオンだった。
「マルクどうするの?」
「シオン、村から持ってきた旗を振って町に向かったら大丈夫だよ」
「でも、なんでこんなところで降りたの?そのまま飛んでいった方が速いじゃない?」
「いやいや、リーランの町は警戒体制だよ。飛んでいったら撃墜されるよ」
「な、なるほど」
マルク達は、敵対関係じゃないとわかるように、リーランの町へ歩き出した。
「ほら、シオン見て。あのまま飛んでいったら弓や魔法が絶対飛んできたはずだよ」
「た、確かに・・・・・・」
シオンは、町にむかって白旗を振って敵じゃないアピールをした。
町では、ついにオークがきたのかと緊張が走り、見張り台にギルドマスターが呼ばれていた。
「ブカートさんあれを!冒険者風の二人みたいで白旗を振って近づいてます」
ギルドマスターは、兵士に遠眼鏡を渡された。冒険者風の二人なら、ギルドマスターなら顔がわかると思ったのだ。
「あ、あれは!」
「知っている顔ですか?」
「ああ。知っている。うちのギルドに所属している二人だ。無事だったのか・・・・・・」
「レジーナ見てみろ。マルクとシオンだ」
「ほ、本当ですか?」
ギルドマスターは、副ギルドマスターに遠眼鏡を渡して確認をさせた。それはしたにいる兵士に伝達され町の警戒を解いた。
「あの二人は東の村にいたはず。やはり、村は全滅してしまったようだな」
「ええ。この町に報せに来てくれたに違いないわ」
ブカートとレジーナは、勝手に誤解していた。町に近づいてきたマルクとシオンは、町を守っていた騎士団に止められて、ギルドカードの提出を求められた。
「とまれ!ギルドマスターから、お前達はマルクとシオンと聞いている。ギルドカードを提出してほしい」
「「あっ、はい」」
「た、確かに、マルクとシオンだな。疑ってすまなかったな」
「「いえ」」
「こんな状況だし無理もありません」
「しかし、よく生き残ってくれたな。村の人間には悪いが本当に良かった」
ギルドマスターと副ギルドマスターが、したに降りてマルクとシオンを歓迎した。
「それでオークは、どこら辺りまでこちらに向かっている?」
「その事なんですが、オークの驚異はなくなりました」
この場にいるギルドマスターを始め、王国騎士団隊長も呆けてしまった。
「マルク!」
「シオンただいま」
「オークはどうなったの?」
「全部倒してきたよ。もう大丈夫だよ」
「本当に!」
シオンは、マルクに駆け寄り喜んだ。
「ちょっと、シオン近いよ」
「なによ。テレなくてもいいでしょ」
「こういうのは慣れてないんだよ」
マルクとシオンのやり取りを見て、村の人間達もマルクに駆け寄り胴上げをした。
「マルクよ本当にありがとう。お前のおかげで村は救われた」
「村長。僕も両親と同じで、この村の事が好きだから」
「そう言ってくれてありがとよ。ワシは嬉しいよ」
村長は、マルクの手を握りしめ涙を流していた。そして、マルクはこの事をきっかけに、冒険者としてその名を轟かしていく事になる。
時間が少し巻き戻り、マルクが村を守っている頃、リーランの町ではマルクのメテオが確認されていた。
「領主様!大変です!」
「どうした?なにかあったのか?」
「オーク帝国の方向に巨大な火の玉が確認!」
「「「「「火の玉だと?」」」」」
リーランの町の見張り台から、その異様な風景が見て取れたのだ。
「「「「「なんだあれは?」」」」」
「火の玉が・・・・・・いや、星降りと言った方がいいのか?」
ギルドマスターの言葉は、リーランの町にいる人間は納得できるものだった。
「まさか、オークの新種がやっているのか?」
バッハ伯爵は悪い方に考えていた。しかし、オークの攻略法がわからない今では最悪の考えしか浮かばないのはしょうがない事だった。
「町の強化を急がせろ!」
町の権力者達は、オークが攻めてくるまでに、城壁の上に瓦礫を運んだり、町の食糧の在庫の確認を急がせた。
偵察も考えたのだが、王国騎士団が壊滅したのと星降りの事で、犠牲者が増えると判断して人員は町の強化に割くことにした。
「オークが攻めてくるまでに少しでも準備するぞ」
「「「「「「おお!」」」」」」
冒険者や町の男達は、瓦礫を運んだりしていた。
鍛冶屋はスピアや弓矢を制作した。町の女達はパンを焼いたり、戦いの準備をしていた。
「俺達やれるかな?」
「何言ってんだよ。あんた達のおかげであたし達町の者は、こうして安心して生きていけるんだよ」
「おばちゃん・・・・・・」
「ほら、気合い入れな!」
町に住む女性は、笑いながら若い冒険者の背中を叩き、元気を奮い起こそうとしていた。
若い冒険者が日頃お世話になっている宿屋の女将は、こんな若い冒険者を戦いに向かわす事に罪悪感があった。しかし、頑張ってもらわないと町が滅亡してしまうのである。
「西の森から人が!」
「なんだと?本当に人か?」
「間違いありません!冒険者風の二人が、こちらにやってやって来ます!」
「すぐに、ギルドマスターに連絡だ。作戦本部に報告するんだ!」
「「「「「はっ!」」」」」
「皆の者、陣形を整えろ!」
町の外には、王国騎士団が配置され、同じく冒険者達に緊張が走った。新種のオークが人の姿に化けて油断させて襲ってきたのかと思っていた。
「隊長!大変です!」
「何があった?」
「冒険者達の人間が白旗を振って近づいてます!どうしましか?」
「白旗を振っているだと?」
町の警護していた騎士団は何がなんだか分からなくなっていた。
少し前、リーランの西の森にいたのはマルクとシオンだった。
「マルクどうするの?」
「シオン、村から持ってきた旗を振って町に向かったら大丈夫だよ」
「でも、なんでこんなところで降りたの?そのまま飛んでいった方が速いじゃない?」
「いやいや、リーランの町は警戒体制だよ。飛んでいったら撃墜されるよ」
「な、なるほど」
マルク達は、敵対関係じゃないとわかるように、リーランの町へ歩き出した。
「ほら、シオン見て。あのまま飛んでいったら弓や魔法が絶対飛んできたはずだよ」
「た、確かに・・・・・・」
シオンは、町にむかって白旗を振って敵じゃないアピールをした。
町では、ついにオークがきたのかと緊張が走り、見張り台にギルドマスターが呼ばれていた。
「ブカートさんあれを!冒険者風の二人みたいで白旗を振って近づいてます」
ギルドマスターは、兵士に遠眼鏡を渡された。冒険者風の二人なら、ギルドマスターなら顔がわかると思ったのだ。
「あ、あれは!」
「知っている顔ですか?」
「ああ。知っている。うちのギルドに所属している二人だ。無事だったのか・・・・・・」
「レジーナ見てみろ。マルクとシオンだ」
「ほ、本当ですか?」
ギルドマスターは、副ギルドマスターに遠眼鏡を渡して確認をさせた。それはしたにいる兵士に伝達され町の警戒を解いた。
「あの二人は東の村にいたはず。やはり、村は全滅してしまったようだな」
「ええ。この町に報せに来てくれたに違いないわ」
ブカートとレジーナは、勝手に誤解していた。町に近づいてきたマルクとシオンは、町を守っていた騎士団に止められて、ギルドカードの提出を求められた。
「とまれ!ギルドマスターから、お前達はマルクとシオンと聞いている。ギルドカードを提出してほしい」
「「あっ、はい」」
「た、確かに、マルクとシオンだな。疑ってすまなかったな」
「「いえ」」
「こんな状況だし無理もありません」
「しかし、よく生き残ってくれたな。村の人間には悪いが本当に良かった」
ギルドマスターと副ギルドマスターが、したに降りてマルクとシオンを歓迎した。
「それでオークは、どこら辺りまでこちらに向かっている?」
「その事なんですが、オークの驚異はなくなりました」
この場にいるギルドマスターを始め、王国騎士団隊長も呆けてしまった。
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