28 / 361
第2章 役に立つスキル
2話 ギルドマスター達のアドバイス
しおりを挟む
マルクとシオンは、ギルドマスターに諭されていた。マルク達は、冒険者として経験がまだ少ないから、戦闘力があっても精神がまだ弱かった。
「お前達は、幼なじみのディクト達の死をちゃんと受け止めていられないんだ」
「いや、僕達はちゃんと受け止めています」
「いや、僕達じゃあないな。お前の方が受け止められていないように見える。シオンは、そういう面ではドライに思えるな」
「ギルドマスター!あたしが人情味のない人間みたいに言わないでくださいよ!」
ギルドマスターの意見に、シオンがたまらず大きな声を出した。
「そんな怒るな。シオンが幼なじみが死んでも悲しまない人でなしなんて言ってないから!」
「人でなし・・・・・・」
「まぁ、そんな落ち込むな。俺は誉めてんだ」
「人でなしが誉めてるって・・・・・・」
「まったく、ギルドマスターはもう少し考えてしゃべってください。それじゃ全然誉めてないですよ」
ギルドマスターの意見に、副ギルドマスターがたしなめたのだった。副ギルドマスターは、ダークエルフの女性でスタイルはよく、妖艶な雰囲気をもつ冒険者達から大人気がある人物だった。
「シオンさん、ごめんなさいね。ブカートは本当悪気はないから、ただ頭が悪いだけなのよ」
「レジーナちょっと待て!上司に向かってその言い方はなんだ!」
「何が上司よ。貴方も上にたつ人間ならもっと言葉を選びなさい。いつも私がフォローしないといけないじゃない!」
「うぐっ」
「シオンさん、本当にごめんなさいね。ブカートには後でしっかりお灸を据えておくから許してあげてね」
「お、おい、お灸って・・・・・・」
レジーナは、にっこり笑顔でブカートを黙らせたのだった。
マルクとシオンは、この冒険者ギルドの支配者が誰だかわかった感じがした。
「それで話は元に戻しますが、マルクさんはソフィアと元許嫁だったのでしょ?」
「ええ・・・・・・情けない話だけど、もう相手にもされてませんでした」
「そういう場合、世間一般では男性の方が後を引きずりますからね。マルクさんは元許嫁がああいう事になってショックが大きいのですよ」
「・・・・・・」
「だから、今は休んだ方がいいかと思いますよ」
「しかし、今は頑張って依頼を」
「貴方達の冒険者としての人生は始まったばかりです。精神が弱っているときは無理をしては駄目ですよ」
「わかりました」
「シオンさん、貴方もですよ。確かにショックはマルクさんより受けてはいませんが、幼なじみを亡くしたショックを受けています」
レジ―ナは、シオンの精神を見抜いていた。そして、マルクとシオンに里帰りを薦めたのだった。
「「さ、里帰りですか?」」
「ええ。出身村に帰ってゆっくり休すんでくるのもいいかと思いますよ」
「しかし、あいつ等の思い出がある村に帰っても、反対に思い出すような・・・・・・」
「こういう時こそ、初心に帰って再スタートを切った方がいいかと思いますよ。まぁ、とにかく今の状態で冒険者を続けるのは止めておきなさい」
レジ―ナは、マルク達にきつい口調で冒険にでるのを止めた。ここで、レジ―ナの言う事を聞かず、冒険を続けるのも選択の一つである。
マルクが、ソフィアの事を思い出さない為に、仕事を頑張るのも自由である。
仮に、マルク達が依頼を受けると言えば、ブカートとレジ―ナがそれ以上言う事はない。冒険者は自己責任であり、冒険で死亡しても誰の責任でもなく自分の責任だからだ。
「まぁ、どのような行動しようが、最後はお前達の自由だけどな。俺達の話は終わりだ。ホールに戻っていいぞ」
ギルドマスターは、マルク達を解放した。とりあえず、マルクとシオンはブカートとレジ―ナの言う事を聞いて、その日は冒険に出ずギルドの酒場でのんびり過ごした。
「なぁ、シオン」
「何?」
「僕ってそんなに思い詰めてたかな?」
「そうね・・・・・・早くソフィアの事は忘れてほしいとは思うわね」
「忘れるって・・・・・・」
シオンは、マルクに視線を外しながら言った。その態度にぎこちない雰囲気になっていた。
「でも、マルクは忘れる事はできないでしょうね」
「シオンは忘れる事は出来るのか?」
「多分ね」
(あたしは、ソフィア達よりマルクの方が大事だもの。ソフィア達には悪いけど死んだ人間を考えるなら、マルクと一緒に生きていく方が大事だもん)
シオンは強い女性である。小さい子どもの頃からシオンはマルクの事が好きだったからだ。
本当なら、ディクト達とも一緒に成長しずっと仲良く過ごせれば良かったが、こうなってしまえばマルクの事を第一に考えるのは当然だった。
「ねぇ、マルク・・・・・・ここでこういうのはどうかと思うんだけど・・・・・・」
「何?」
「ソフィアの事は忘れて、あたしの事を見てほしいの。これからはあたしを許嫁として見て!」
「それは・・・・・・」
「今すぐじゃなくていいの。マルクも、ソフィアがいなくなってすぐあたしを受け入れる事なんて出来ないでしょ?」
「うん・・・・・・ごめんなさい。僕はそんな器用な人間じゃないから」
「わかってるよ。あたし達は幼なじみだし、小さい子どもの頃から見てきているしね」
「わかったよ。ちゃんと考えるから」
「それにね。今のマルクなら甲斐性があるし、何人もお嫁さんを養えると思うし」
「何を馬鹿な事を言っているんだよ!」
「そうかな?マルクはもう昔のマルクじゃないんだよ。ソフィアの事は忘れて、もっと好い人を作った方がいいかと思うよ」
「僕はそんな器用な人間じゃないから!もし、お嫁さんになってくれる人を考えるならシオン一人がいいよ!」
それを聞いて、シオンはニヤニヤ仕出した。それを見たマルクは、自分の口を押さえたがもう遅かった。
「マルク、言質はとったからね」
シオンはニヤニヤしてたが、近い将来マルクにはシオンの言った通り何人ものお嫁さんが出来ることになるが、今はそんな事になるとはマルクもシオンも夢にも思っていなかった。
「お前達は、幼なじみのディクト達の死をちゃんと受け止めていられないんだ」
「いや、僕達はちゃんと受け止めています」
「いや、僕達じゃあないな。お前の方が受け止められていないように見える。シオンは、そういう面ではドライに思えるな」
「ギルドマスター!あたしが人情味のない人間みたいに言わないでくださいよ!」
ギルドマスターの意見に、シオンがたまらず大きな声を出した。
「そんな怒るな。シオンが幼なじみが死んでも悲しまない人でなしなんて言ってないから!」
「人でなし・・・・・・」
「まぁ、そんな落ち込むな。俺は誉めてんだ」
「人でなしが誉めてるって・・・・・・」
「まったく、ギルドマスターはもう少し考えてしゃべってください。それじゃ全然誉めてないですよ」
ギルドマスターの意見に、副ギルドマスターがたしなめたのだった。副ギルドマスターは、ダークエルフの女性でスタイルはよく、妖艶な雰囲気をもつ冒険者達から大人気がある人物だった。
「シオンさん、ごめんなさいね。ブカートは本当悪気はないから、ただ頭が悪いだけなのよ」
「レジーナちょっと待て!上司に向かってその言い方はなんだ!」
「何が上司よ。貴方も上にたつ人間ならもっと言葉を選びなさい。いつも私がフォローしないといけないじゃない!」
「うぐっ」
「シオンさん、本当にごめんなさいね。ブカートには後でしっかりお灸を据えておくから許してあげてね」
「お、おい、お灸って・・・・・・」
レジーナは、にっこり笑顔でブカートを黙らせたのだった。
マルクとシオンは、この冒険者ギルドの支配者が誰だかわかった感じがした。
「それで話は元に戻しますが、マルクさんはソフィアと元許嫁だったのでしょ?」
「ええ・・・・・・情けない話だけど、もう相手にもされてませんでした」
「そういう場合、世間一般では男性の方が後を引きずりますからね。マルクさんは元許嫁がああいう事になってショックが大きいのですよ」
「・・・・・・」
「だから、今は休んだ方がいいかと思いますよ」
「しかし、今は頑張って依頼を」
「貴方達の冒険者としての人生は始まったばかりです。精神が弱っているときは無理をしては駄目ですよ」
「わかりました」
「シオンさん、貴方もですよ。確かにショックはマルクさんより受けてはいませんが、幼なじみを亡くしたショックを受けています」
レジ―ナは、シオンの精神を見抜いていた。そして、マルクとシオンに里帰りを薦めたのだった。
「「さ、里帰りですか?」」
「ええ。出身村に帰ってゆっくり休すんでくるのもいいかと思いますよ」
「しかし、あいつ等の思い出がある村に帰っても、反対に思い出すような・・・・・・」
「こういう時こそ、初心に帰って再スタートを切った方がいいかと思いますよ。まぁ、とにかく今の状態で冒険者を続けるのは止めておきなさい」
レジ―ナは、マルク達にきつい口調で冒険にでるのを止めた。ここで、レジ―ナの言う事を聞かず、冒険を続けるのも選択の一つである。
マルクが、ソフィアの事を思い出さない為に、仕事を頑張るのも自由である。
仮に、マルク達が依頼を受けると言えば、ブカートとレジ―ナがそれ以上言う事はない。冒険者は自己責任であり、冒険で死亡しても誰の責任でもなく自分の責任だからだ。
「まぁ、どのような行動しようが、最後はお前達の自由だけどな。俺達の話は終わりだ。ホールに戻っていいぞ」
ギルドマスターは、マルク達を解放した。とりあえず、マルクとシオンはブカートとレジ―ナの言う事を聞いて、その日は冒険に出ずギルドの酒場でのんびり過ごした。
「なぁ、シオン」
「何?」
「僕ってそんなに思い詰めてたかな?」
「そうね・・・・・・早くソフィアの事は忘れてほしいとは思うわね」
「忘れるって・・・・・・」
シオンは、マルクに視線を外しながら言った。その態度にぎこちない雰囲気になっていた。
「でも、マルクは忘れる事はできないでしょうね」
「シオンは忘れる事は出来るのか?」
「多分ね」
(あたしは、ソフィア達よりマルクの方が大事だもの。ソフィア達には悪いけど死んだ人間を考えるなら、マルクと一緒に生きていく方が大事だもん)
シオンは強い女性である。小さい子どもの頃からシオンはマルクの事が好きだったからだ。
本当なら、ディクト達とも一緒に成長しずっと仲良く過ごせれば良かったが、こうなってしまえばマルクの事を第一に考えるのは当然だった。
「ねぇ、マルク・・・・・・ここでこういうのはどうかと思うんだけど・・・・・・」
「何?」
「ソフィアの事は忘れて、あたしの事を見てほしいの。これからはあたしを許嫁として見て!」
「それは・・・・・・」
「今すぐじゃなくていいの。マルクも、ソフィアがいなくなってすぐあたしを受け入れる事なんて出来ないでしょ?」
「うん・・・・・・ごめんなさい。僕はそんな器用な人間じゃないから」
「わかってるよ。あたし達は幼なじみだし、小さい子どもの頃から見てきているしね」
「わかったよ。ちゃんと考えるから」
「それにね。今のマルクなら甲斐性があるし、何人もお嫁さんを養えると思うし」
「何を馬鹿な事を言っているんだよ!」
「そうかな?マルクはもう昔のマルクじゃないんだよ。ソフィアの事は忘れて、もっと好い人を作った方がいいかと思うよ」
「僕はそんな器用な人間じゃないから!もし、お嫁さんになってくれる人を考えるならシオン一人がいいよ!」
それを聞いて、シオンはニヤニヤ仕出した。それを見たマルクは、自分の口を押さえたがもう遅かった。
「マルク、言質はとったからね」
シオンはニヤニヤしてたが、近い将来マルクにはシオンの言った通り何人ものお嫁さんが出来ることになるが、今はそんな事になるとはマルクもシオンも夢にも思っていなかった。
30
お気に入りに追加
492
あなたにおすすめの小説

(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。

スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~
きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。
洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。
レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。
しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。
スキルを手にしてから早5年――。
「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」
突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。
森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。
それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。
「どうせならこの森で1番派手にしようか――」
そこから更に8年――。
18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。
「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」
最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。
そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。
没落貴族の異世界領地経営!~生産スキルでガンガン成り上がります!
武蔵野純平
ファンタジー
異世界転生した元日本人ノエルは、父の急死によりエトワール伯爵家を継承することになった。
亡くなった父はギャンブルに熱中し莫大な借金をしていた。
さらに借金を国王に咎められ、『王国貴族の恥!』と南方の辺境へ追放されてしまう。
南方は魔物も多く、非常に住みにくい土地だった。
ある日、猫獣人の騎士現れる。ノエルが女神様から与えられた生産スキル『マルチクラフト』が覚醒し、ノエルは次々と異世界にない商品を生産し、領地経営が軌道に乗る。
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!

スキル喰らい(スキルイーター)がヤバすぎた 他人のスキルを食らって底辺から最強に駆け上がる
けんたん
ファンタジー
レイ・ユーグナイト 貴族の三男で産まれたおれは、12の成人の儀を受けたら家を出ないと行けなかった だが俺には誰にも言ってない秘密があった 前世の記憶があることだ
俺は10才になったら現代知識と貴族の子供が受ける継承の義で受け継ぐであろうスキルでスローライフの夢をみる
だが本来受け継ぐであろう親のスキルを何一つ受け継ぐことなく能無しとされひどい扱いを受けることになる だが実はスキルは受け継がなかったが俺にだけ見えるユニークスキル スキル喰らいで俺は密かに強くなり 俺に対してひどい扱いをしたやつを見返すことを心に誓った
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる