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35話 レッドドラゴン
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3階層から帰ってきたカグヤは、マサルに冒険者達を始末した事を伝えた。
「主様、ただいま帰りました」
「カグヤご苦労様でした。たすかったよ」
「勿体ないお言葉です」
冒険者達は本来逃がしても良かったのだが、今回は王国にこのダンジョンの力を示す理由がある。圧倒的に叩きのめす事で、このダンジョンの攻略を諦めてもらう事だった。
「このままいけばレッドドラゴンも討伐されると思う。しかし、戦況によっては騎士団は引き返す事になると思う」
「突き進んでこないの?」
「ビャクヤ、もしほとんどの騎士団が怪我や戦闘不能になった場合、より危険となる深い階層に潜ると思うかい?」
「うーん……潜らないね」
「そう思うだろ?僕は騎士団の力どれほどのものかわからないけど、レッドドラゴンぐらいなら討伐は出来るとは思っている。だけど、その後が問題だ」
「どういう事?」
「ビャクヤもさっき言っただろ?突き進んでこないと……そうなれば騎士団は撤退するという事だよ」
「という事は、またわたしが先回りをして、全滅させたらいいという事ですね」
「ああ、そうだ!しかし、今回生き残っている人間は、騎士団長や隊長クラスの人間ばかりだろう?」
「わたしが、そんな奴らに負けるとでもいうのですか?」
「はははは!僕はカグヤが負けるなんてこれっぽちもおもっていないよ」
「それを聞き安心しました」
「そうじゃなくて、もし騎士団が突入じゃなく撤退を決めた場合、カグヤは先ほどのように先回りをして全滅させるんじゃなく、この間のように部下にしちゃって欲しい」
「なるほど!」
「冒険者でさえ、バンパイアウォーリアに変化したんだろ?だったら、騎士団長をカグヤの部下であるバンパイアにしたら、相当な戦力になるはずだよ?」
「わかりました」
「ねえ、お兄ちゃん……あたしはどうしたらいいの?」
「もし、騎士団の戦況が好転し、レッドドラゴンでは相手にならなかった場合、そのまま5階層へやってくるはずだよ」
「じゃあ、あたしも騎士団を生け捕りにするって事?」
「いやいや、突き進んでくるという事は、僕達の平穏を壊しに来るって事だよ。そんな奴らに対しては、徹底抗戦だよ。全員やっつけちゃってよ」
「うん。わかった!」
ビャクヤは、マサルの徹底抗戦という言葉にニコッと笑い、承諾したようだった。
そして、騎士団達は一日ダンジョンの中で休み、4階層のボス部屋の前に立ち精神統一をしていた。
「どんな魔物が、ボスとして出てくるか分からないから、みんな気を引き締めるんだ!わかったな!」
「「「「「はっ!」」」」」
騎士団長フォーガンの号令で、ボス部屋に突入が開始された。その部屋は、とても大きな空間で部屋の中には、魔物どころか何もないただ大きな空間だった。
「なんだ?何もないじゃないか?」
「一体どういうことだ?」
「隊長!奥の方に出口があるようです!」
フォーガンは、目を凝らしてはるか遠くにある場所をみた。すると確かに出口のような扉があったのだ。
「しかし、どういう事なんだ?普通ボス部屋なら、入った時にそこには強力な魔物がいるはず……」
騎士団達は、部屋に突入したが何もいなくて拍子抜けしたぐらいだった。そして、フォーガンは騎士団全員が揃ったところで、この部屋を出る為奥にある扉に向かおうとした。
そして、騎士団全員が入室した時、入ってきた扉がいきなり大きな音を立てて、自動的に閉まってしまったのだった。
「た、隊長!扉があきません!」
「どういう事だ?閉じ込められたのか?斥侯員!罠はちゃんと解除したんだろうな?」
「はい!それは間違いなく解除しました」
「わかった!みんな気を引き締めろよ!これから何かが起こる!」
フォーガンの号令で、騎士団達は剣を構え、魔道部隊はすぐに詠唱が行えるようにした。すると、部屋の中央に魔法陣が浮かび上がったのだ。
「団長部屋の中心に魔法陣が!」
その魔法陣が光り輝くと、魔法陣の中からレッドドラゴンが出現したのだった。
「な、何だと……あれはまさか……レッドドラゴンだというのか?」
フォーガンは、レッドドラゴンに絶句した。まさか、災害級のレッドドラゴンが出現するとは思わなかったのだ。フォーガンは周りを見ると、部下達もレッドドラゴンの姿に恐怖を覚え動けずにいた。
「魔道師団長!あれは本当にレッドドラゴンなのか?鑑定をしろ!そして、レッドドラゴンなら火属性の魔法を使うんじゃないぞ!」
「わ、分かりました!あれは、レッドドラゴンです!」
フォーガンは、それを聞き魔道師団に【ファイヤーレジスト】の魔法を騎士団にかけさせた。これにより、騎士団のメンバー全員に、火属性の攻撃に耐性ができるようになったのである。
ドラゴンで一番怖い攻撃方法は【ブレス】である。口から吐き出す炎はそのドラゴンが有しているHPと同じダメージ量でなる。つまり、そのドラゴンの総HPが5000だった場合、そのブレスを食らうと5000ダメージになるのだ。
しかし、魔導士団が唱えたファイヤーレジストは、火属性の攻撃を無効化してくれる強力な付与魔法だった。
そして、フォーガンは同時に魔導士団に【アイスエンチャント】を指示した。この魔法は、レッドドラゴンのような火属性に属する生物に2倍ダメージを与える魔法である。
「射程に入るまで、魔導士団は攻撃開始!」
フォーガンの指示のもと、魔導士団は【アイスジャべリン】【ウォーターカッター】等、水属性の魔法を打ち込んだ。レッドドラゴンにとって、弱点である水属性の攻撃にレッドドラゴンは咆哮を上げた。
その咆哮に、体が硬直した騎士もいたがすぐにヒーラーが麻痺を解除。フォーガンの指示のもと、騎士団は隊列を組み、ドラゴンに攻撃を仕掛けた。
『ぐおおおおおおおおおおおおおおお!』
レッドドラゴンは、爪とかみつき尻尾をふり、騎士団を薙ぎ払うが数が多いのである。負傷した騎士はすぐにヒーラーが回復し、攻撃に参加してくるのである。
騎士達がドラゴンの一撃に耐えられているのは、魔道師団の付与魔法のおかげである。プロテクションやスピードで、ドラゴンの攻撃に耐えているのである。
レッドドラゴンは、騎士団の攻撃にたまらずブレスをお見舞いするが、ファイヤーレジストのおかげでダメージが全く通らないのだ。
「さすが、王国騎士団ですね。最初はレッドドラゴンの恐怖に飲み込まれた感じに思えたのに、騎士団長の言葉で気合が入り統率が取れてるね」
「ご主人様、あれだと騎士団に被害者は出ないと思いますよ」
「やっぱり、ドラゴンが戦いやすいように、大きな部屋にしたのはまずかったかな……」
「まあ、そうですね……ボス部屋の罠が解除されたのが痛かったかもですね」
本来ならば、ボス部屋の扉が閉まった瞬間、入り口から5mの範囲に【ディスペルマジック】が発動されるはずだったのだ。その範囲内に入っていると、付与魔法が30%確率で消去されるはずだったのだ。
つまり、部屋に入る前に騎士団に付与されていた、プロテクションやスピード等が外れていたという訳である。そうなれば、ドラゴンの一撃に耐えられない騎士は死亡していたという訳だ。
今回、ドラゴン戦でのMVPは間違いなく、騎士団でも魔導士団でもなく斥侯員達だったのである。
「主様、ただいま帰りました」
「カグヤご苦労様でした。たすかったよ」
「勿体ないお言葉です」
冒険者達は本来逃がしても良かったのだが、今回は王国にこのダンジョンの力を示す理由がある。圧倒的に叩きのめす事で、このダンジョンの攻略を諦めてもらう事だった。
「このままいけばレッドドラゴンも討伐されると思う。しかし、戦況によっては騎士団は引き返す事になると思う」
「突き進んでこないの?」
「ビャクヤ、もしほとんどの騎士団が怪我や戦闘不能になった場合、より危険となる深い階層に潜ると思うかい?」
「うーん……潜らないね」
「そう思うだろ?僕は騎士団の力どれほどのものかわからないけど、レッドドラゴンぐらいなら討伐は出来るとは思っている。だけど、その後が問題だ」
「どういう事?」
「ビャクヤもさっき言っただろ?突き進んでこないと……そうなれば騎士団は撤退するという事だよ」
「という事は、またわたしが先回りをして、全滅させたらいいという事ですね」
「ああ、そうだ!しかし、今回生き残っている人間は、騎士団長や隊長クラスの人間ばかりだろう?」
「わたしが、そんな奴らに負けるとでもいうのですか?」
「はははは!僕はカグヤが負けるなんてこれっぽちもおもっていないよ」
「それを聞き安心しました」
「そうじゃなくて、もし騎士団が突入じゃなく撤退を決めた場合、カグヤは先ほどのように先回りをして全滅させるんじゃなく、この間のように部下にしちゃって欲しい」
「なるほど!」
「冒険者でさえ、バンパイアウォーリアに変化したんだろ?だったら、騎士団長をカグヤの部下であるバンパイアにしたら、相当な戦力になるはずだよ?」
「わかりました」
「ねえ、お兄ちゃん……あたしはどうしたらいいの?」
「もし、騎士団の戦況が好転し、レッドドラゴンでは相手にならなかった場合、そのまま5階層へやってくるはずだよ」
「じゃあ、あたしも騎士団を生け捕りにするって事?」
「いやいや、突き進んでくるという事は、僕達の平穏を壊しに来るって事だよ。そんな奴らに対しては、徹底抗戦だよ。全員やっつけちゃってよ」
「うん。わかった!」
ビャクヤは、マサルの徹底抗戦という言葉にニコッと笑い、承諾したようだった。
そして、騎士団達は一日ダンジョンの中で休み、4階層のボス部屋の前に立ち精神統一をしていた。
「どんな魔物が、ボスとして出てくるか分からないから、みんな気を引き締めるんだ!わかったな!」
「「「「「はっ!」」」」」
騎士団長フォーガンの号令で、ボス部屋に突入が開始された。その部屋は、とても大きな空間で部屋の中には、魔物どころか何もないただ大きな空間だった。
「なんだ?何もないじゃないか?」
「一体どういうことだ?」
「隊長!奥の方に出口があるようです!」
フォーガンは、目を凝らしてはるか遠くにある場所をみた。すると確かに出口のような扉があったのだ。
「しかし、どういう事なんだ?普通ボス部屋なら、入った時にそこには強力な魔物がいるはず……」
騎士団達は、部屋に突入したが何もいなくて拍子抜けしたぐらいだった。そして、フォーガンは騎士団全員が揃ったところで、この部屋を出る為奥にある扉に向かおうとした。
そして、騎士団全員が入室した時、入ってきた扉がいきなり大きな音を立てて、自動的に閉まってしまったのだった。
「た、隊長!扉があきません!」
「どういう事だ?閉じ込められたのか?斥侯員!罠はちゃんと解除したんだろうな?」
「はい!それは間違いなく解除しました」
「わかった!みんな気を引き締めろよ!これから何かが起こる!」
フォーガンの号令で、騎士団達は剣を構え、魔道部隊はすぐに詠唱が行えるようにした。すると、部屋の中央に魔法陣が浮かび上がったのだ。
「団長部屋の中心に魔法陣が!」
その魔法陣が光り輝くと、魔法陣の中からレッドドラゴンが出現したのだった。
「な、何だと……あれはまさか……レッドドラゴンだというのか?」
フォーガンは、レッドドラゴンに絶句した。まさか、災害級のレッドドラゴンが出現するとは思わなかったのだ。フォーガンは周りを見ると、部下達もレッドドラゴンの姿に恐怖を覚え動けずにいた。
「魔道師団長!あれは本当にレッドドラゴンなのか?鑑定をしろ!そして、レッドドラゴンなら火属性の魔法を使うんじゃないぞ!」
「わ、分かりました!あれは、レッドドラゴンです!」
フォーガンは、それを聞き魔道師団に【ファイヤーレジスト】の魔法を騎士団にかけさせた。これにより、騎士団のメンバー全員に、火属性の攻撃に耐性ができるようになったのである。
ドラゴンで一番怖い攻撃方法は【ブレス】である。口から吐き出す炎はそのドラゴンが有しているHPと同じダメージ量でなる。つまり、そのドラゴンの総HPが5000だった場合、そのブレスを食らうと5000ダメージになるのだ。
しかし、魔導士団が唱えたファイヤーレジストは、火属性の攻撃を無効化してくれる強力な付与魔法だった。
そして、フォーガンは同時に魔導士団に【アイスエンチャント】を指示した。この魔法は、レッドドラゴンのような火属性に属する生物に2倍ダメージを与える魔法である。
「射程に入るまで、魔導士団は攻撃開始!」
フォーガンの指示のもと、魔導士団は【アイスジャべリン】【ウォーターカッター】等、水属性の魔法を打ち込んだ。レッドドラゴンにとって、弱点である水属性の攻撃にレッドドラゴンは咆哮を上げた。
その咆哮に、体が硬直した騎士もいたがすぐにヒーラーが麻痺を解除。フォーガンの指示のもと、騎士団は隊列を組み、ドラゴンに攻撃を仕掛けた。
『ぐおおおおおおおおおおおおおおお!』
レッドドラゴンは、爪とかみつき尻尾をふり、騎士団を薙ぎ払うが数が多いのである。負傷した騎士はすぐにヒーラーが回復し、攻撃に参加してくるのである。
騎士達がドラゴンの一撃に耐えられているのは、魔道師団の付与魔法のおかげである。プロテクションやスピードで、ドラゴンの攻撃に耐えているのである。
レッドドラゴンは、騎士団の攻撃にたまらずブレスをお見舞いするが、ファイヤーレジストのおかげでダメージが全く通らないのだ。
「さすが、王国騎士団ですね。最初はレッドドラゴンの恐怖に飲み込まれた感じに思えたのに、騎士団長の言葉で気合が入り統率が取れてるね」
「ご主人様、あれだと騎士団に被害者は出ないと思いますよ」
「やっぱり、ドラゴンが戦いやすいように、大きな部屋にしたのはまずかったかな……」
「まあ、そうですね……ボス部屋の罠が解除されたのが痛かったかもですね」
本来ならば、ボス部屋の扉が閉まった瞬間、入り口から5mの範囲に【ディスペルマジック】が発動されるはずだったのだ。その範囲内に入っていると、付与魔法が30%確率で消去されるはずだったのだ。
つまり、部屋に入る前に騎士団に付与されていた、プロテクションやスピード等が外れていたという訳である。そうなれば、ドラゴンの一撃に耐えられない騎士は死亡していたという訳だ。
今回、ドラゴン戦でのMVPは間違いなく、騎士団でも魔導士団でもなく斥侯員達だったのである。
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