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19話 ダンジョンマスターとなる
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マサルは、暗い谷底に落ちてしまった。その場に残された夕闇のメンバーとルーデンスは生け捕りすることが出来なくなってその場で立ち尽くした。
「ど、どうするんだ……領主様になんて説明をすれば……」
「どうするも何も死んじまったんだからしょうがねえ……」
「しょうがないって、リーダー……指名依頼を受けれないかもしれねえんだぞ?」
「あのなあ、もっと頭を使えよ。ここはダンジョンだろ?」
「リーダーなんかいい案があるのか?」
「なるほど!なんとなくわかったわ」
「クーナは分かるか?」
「まあ、あんたとは長い付き合いだものね。つまり、マサルと言う人間は生きてなかったということにしたらいいのね?」
「そういう事だ。俺達は捜索を一生懸命して、これ以上は籠っていられない程にすればいいんだよ。俺達は急いでここに来ただろ?準備もろくにしていないから、長く活動はできなくてマサルはその間に、魔物に襲われたと言えば証拠なんかあるわけない」
「たしかに、この高さから落ちればもう死んでるだろうし、死んだ瞬間遺体は消えるだろうしな」
「そういう事だ。俺達の責任じゃねえよ」
そのように報告する夕闇とルーデンスだが、この報告で後に後悔する事になる。ルーデンスが危惧していたマサルの能力は、只の錬金術師では無い事だった。
同じ人間に襲われ、この世界で裏切られたと感じてしまったマサルは人間に対してもう信じる事が出来なくなってしまっていた。
そして、天界でもこの事が問題となるのは必然だった。
「わが身の体重を減らし落下速度を抑えよ!フェザーフォール!」
マサルは、落下途中で【フェザーフォール】の魔法を唱えた。この魔法の詠唱は短く、鳥の羽のように軽くし落下速度を抑えた。
只の錬金術師なら、魔法を唱える事も出来ずそのまま死んでいただろう。しかし、マサルは魔道練金薬師であり、魔法のエキスパートでもある。
「ふう……何とか下に降りられそうだ。時間が経てば、あいつ等もいなくなると思うし、フライで飛べば余裕で帰れるし助かったかもしれないな」
マサルは、そんな事を言いながらゆっくりと谷底まで落ちていくのだった。
そして、谷底に降りたマサルは辺り一面に陽光草が生えている事に驚いた。
「これ全部採取したらいくらになるんだ?」
「あなたは誰ですか?」
いきなり声をかけられ、マサルは別の追手かと思い身構えた。しかし、周りを見ても誰もいなかったのだ。
「誰だ?どこにいる?」
マサルはあたりを見回し、その谷底を歩き回った。
「用がないのなら帰りなさい!」
「どこだ?」
「あなたのような普通の人間は、ここではなく地上で生活しなさい。ここに来てはなりません」
すると、マサルの場所から100mほど先に扉のようなものがあった。マサルはその声に反論したのだった。
「帰れるものなら帰るよ!だが、僕はもう人間と一緒に生活はできない」
マサルはその声に訴える様に言葉をかけた。
「あなたは人間。ここはダンジョンの最奥。あなたは帰る事をお勧めします」
「僕は帰りたくない!帰ったら利用され続け自由はなくなってしまう」
そう言いながら、マサルは扉の前に来てしまっていた。
「その扉を開けたらダメです。開けたら人間界には戻れなくなってしまいますよ」
「どういう事?」
「私は意思体で姿はありません。その扉を開けたら、あなたがダンジョンマスターとなり、このダンジョンの責任者となるのです」
「ダンジョンマスター?」
「いいのですか?ダンジョンマスターは、人間と敵対する立場にあり争う事になるのですよ?」
「何だそんな事か……」
「えっ?」
「僕は人間だけど、貴族に自分勝手な理由で監禁されそうになり、自由を奪われそうになってここに逃げてきたんだよ」
「ほ、本当ですか?」
「だから、僕にとって人間はすでに敵対関係にあるから今更って感じだね」
「そ、そうですか……ですが、あなたは帰った方がいいです」
「なんでだよ!」
「今、貴方はこの扉を開けてもいいか迷っています。その証拠に扉の前でしゃべるだけで入って来るのに躊躇しているではありませんか?」
「そ、それは……」
「今ならまだ、普通の生活が出来るんですよ?しかし、その扉を開けた瞬間貴方はダンジョンマスターとなり、このダンジョンにやってくる人間を殺していかなくてはならなくなるのです。それでもいいのですか?」
「絶対に、殺さないといけないのか?」
「あなたはお優しい方なのは分かります。本当にこの世界で育ってきたのか疑問視されるくらいに不思議な方です。ですが、貴方はダンジョンマスターとなれば命を狙われる。それを回避することはもうできなくなるのですよ?」
「……」
「今ならまだ普通の人間として生活は出来ます。しかし、ここに入れば、あなたはこのダンジョンにやって来る冒険者や生産者を宝と言うエサでつり、人間の数を減らす役目を負う事になるのです」
「数を減らす役目ってどういう事?」
「それはダンジョンマスターになってからの事です。今は何も知らないほうがいいでしょう」
「ってことは、このダンジョンに入って来た人間だけを殺していけばいいって事なんだよな?自衛のために!」
「まあ、そういう事ですが、人間を進んで殺していく必要はありませんよ。ですが、あなたにそれが出来るとは思いません!」
「君は一体誰なんだ?」
「その扉を開けたらわかります。ですが、貴方は帰った方がいい!」
マサルはその言葉に反して、扉を開けて中に入ってしまった。すると、そこには台座の上に浮遊するダンジョンオーブがあった。
「あっ!」
「君がさっき話していた声の主か?」
「何で入ってきちゃうのですか?貴方は、もう人間界には帰れなくなってしまったのですよ?いいのですか?」
「いいもなにもこれで帰れなくなったんだろ?もういいよ。人間社会で生きるのももう疲れたよ。それよりここでは俺が主人って事なんだろ?」
「まあ、そういう事になりますが……なるほど、異世界からやって来た人間だったのですね。道理でこの世界の人間とは違う感じだと思いました」
「何でそれを?」
「いいですか?あなたはこの部屋に入ってしまった事でダンジョンマスターとなってしまって、私と契約してしまったのです」
「えっ?強制的に?」
「強制的ではありません!わたしは入らない様にと言ったではありませんか。なのに貴方が……」
「ご、ごめん……」
「でも、入って来たなら覚悟を決めてもらいます。貴方はこのダンジョンを育てて強くしていただきます」
「ダンジョンを強くする?」
「そうじゃないと、人間は私の魔力を利用し続ける事になるからです。貴方は強くなって、わたしを守っていただかなければなりません」
「なっ⁉」
「貴方は、ダンジョンについての知識はどれほどありますか?」
「いや……僕はこの世界に来て、そんな時間が経っていないから……」
「ダンジョンオーブである私は、ダンジョンマスターがいて本来の力が発揮されるのです。しかし、ダンジョンマスターがいなければただ魔力がもれて、ダンジョン内に魔物を生み出すだけの存在となり役に立たないのです」
「なるほど……」
「それで、ダンジョンの役目とは?」
「人間が増えすぎない様に、調節するシステムと言っても過言ではありません」
「増えすぎないように?」
「そうです……人間はいい意味でとんでもない進化をする生物ですが、その半面他種族を犠牲にするような事もします。これは植物に関してもそうです」
「たしかに、元居た世界でも絶滅した動物とかいたからなあ」
「そうです……その種族一強にならない為のものが、ダンジョンシステムなのです」
「それで、僕は何をすればいいの?自由はなくなってしまった?」
「貴方は、わたしを守るためにダンジョンを強化することだけですね。後は自由にしてもらってもいいですが、ダンジョンの外にはもう出る事は出来ませんよ?」
「えっ?嘘でしょ?」
「だから言ったではありませんか?この部屋に入れば、人間界との交流はなくなると……もし、交流したいならここにやって来た人間を殺さず交流するか、ダンジョンを育てる事で一時的に外に出る事は出来ますが、もっと先の事になりますよ」
「ええええ!」
マサルは、ダンジョンの役割を聞き驚愕し、大声を出してしまった。
「ど、どうするんだ……領主様になんて説明をすれば……」
「どうするも何も死んじまったんだからしょうがねえ……」
「しょうがないって、リーダー……指名依頼を受けれないかもしれねえんだぞ?」
「あのなあ、もっと頭を使えよ。ここはダンジョンだろ?」
「リーダーなんかいい案があるのか?」
「なるほど!なんとなくわかったわ」
「クーナは分かるか?」
「まあ、あんたとは長い付き合いだものね。つまり、マサルと言う人間は生きてなかったということにしたらいいのね?」
「そういう事だ。俺達は捜索を一生懸命して、これ以上は籠っていられない程にすればいいんだよ。俺達は急いでここに来ただろ?準備もろくにしていないから、長く活動はできなくてマサルはその間に、魔物に襲われたと言えば証拠なんかあるわけない」
「たしかに、この高さから落ちればもう死んでるだろうし、死んだ瞬間遺体は消えるだろうしな」
「そういう事だ。俺達の責任じゃねえよ」
そのように報告する夕闇とルーデンスだが、この報告で後に後悔する事になる。ルーデンスが危惧していたマサルの能力は、只の錬金術師では無い事だった。
同じ人間に襲われ、この世界で裏切られたと感じてしまったマサルは人間に対してもう信じる事が出来なくなってしまっていた。
そして、天界でもこの事が問題となるのは必然だった。
「わが身の体重を減らし落下速度を抑えよ!フェザーフォール!」
マサルは、落下途中で【フェザーフォール】の魔法を唱えた。この魔法の詠唱は短く、鳥の羽のように軽くし落下速度を抑えた。
只の錬金術師なら、魔法を唱える事も出来ずそのまま死んでいただろう。しかし、マサルは魔道練金薬師であり、魔法のエキスパートでもある。
「ふう……何とか下に降りられそうだ。時間が経てば、あいつ等もいなくなると思うし、フライで飛べば余裕で帰れるし助かったかもしれないな」
マサルは、そんな事を言いながらゆっくりと谷底まで落ちていくのだった。
そして、谷底に降りたマサルは辺り一面に陽光草が生えている事に驚いた。
「これ全部採取したらいくらになるんだ?」
「あなたは誰ですか?」
いきなり声をかけられ、マサルは別の追手かと思い身構えた。しかし、周りを見ても誰もいなかったのだ。
「誰だ?どこにいる?」
マサルはあたりを見回し、その谷底を歩き回った。
「用がないのなら帰りなさい!」
「どこだ?」
「あなたのような普通の人間は、ここではなく地上で生活しなさい。ここに来てはなりません」
すると、マサルの場所から100mほど先に扉のようなものがあった。マサルはその声に反論したのだった。
「帰れるものなら帰るよ!だが、僕はもう人間と一緒に生活はできない」
マサルはその声に訴える様に言葉をかけた。
「あなたは人間。ここはダンジョンの最奥。あなたは帰る事をお勧めします」
「僕は帰りたくない!帰ったら利用され続け自由はなくなってしまう」
そう言いながら、マサルは扉の前に来てしまっていた。
「その扉を開けたらダメです。開けたら人間界には戻れなくなってしまいますよ」
「どういう事?」
「私は意思体で姿はありません。その扉を開けたら、あなたがダンジョンマスターとなり、このダンジョンの責任者となるのです」
「ダンジョンマスター?」
「いいのですか?ダンジョンマスターは、人間と敵対する立場にあり争う事になるのですよ?」
「何だそんな事か……」
「えっ?」
「僕は人間だけど、貴族に自分勝手な理由で監禁されそうになり、自由を奪われそうになってここに逃げてきたんだよ」
「ほ、本当ですか?」
「だから、僕にとって人間はすでに敵対関係にあるから今更って感じだね」
「そ、そうですか……ですが、あなたは帰った方がいいです」
「なんでだよ!」
「今、貴方はこの扉を開けてもいいか迷っています。その証拠に扉の前でしゃべるだけで入って来るのに躊躇しているではありませんか?」
「そ、それは……」
「今ならまだ、普通の生活が出来るんですよ?しかし、その扉を開けた瞬間貴方はダンジョンマスターとなり、このダンジョンにやってくる人間を殺していかなくてはならなくなるのです。それでもいいのですか?」
「絶対に、殺さないといけないのか?」
「あなたはお優しい方なのは分かります。本当にこの世界で育ってきたのか疑問視されるくらいに不思議な方です。ですが、貴方はダンジョンマスターとなれば命を狙われる。それを回避することはもうできなくなるのですよ?」
「……」
「今ならまだ普通の人間として生活は出来ます。しかし、ここに入れば、あなたはこのダンジョンにやって来る冒険者や生産者を宝と言うエサでつり、人間の数を減らす役目を負う事になるのです」
「数を減らす役目ってどういう事?」
「それはダンジョンマスターになってからの事です。今は何も知らないほうがいいでしょう」
「ってことは、このダンジョンに入って来た人間だけを殺していけばいいって事なんだよな?自衛のために!」
「まあ、そういう事ですが、人間を進んで殺していく必要はありませんよ。ですが、あなたにそれが出来るとは思いません!」
「君は一体誰なんだ?」
「その扉を開けたらわかります。ですが、貴方は帰った方がいい!」
マサルはその言葉に反して、扉を開けて中に入ってしまった。すると、そこには台座の上に浮遊するダンジョンオーブがあった。
「あっ!」
「君がさっき話していた声の主か?」
「何で入ってきちゃうのですか?貴方は、もう人間界には帰れなくなってしまったのですよ?いいのですか?」
「いいもなにもこれで帰れなくなったんだろ?もういいよ。人間社会で生きるのももう疲れたよ。それよりここでは俺が主人って事なんだろ?」
「まあ、そういう事になりますが……なるほど、異世界からやって来た人間だったのですね。道理でこの世界の人間とは違う感じだと思いました」
「何でそれを?」
「いいですか?あなたはこの部屋に入ってしまった事でダンジョンマスターとなってしまって、私と契約してしまったのです」
「えっ?強制的に?」
「強制的ではありません!わたしは入らない様にと言ったではありませんか。なのに貴方が……」
「ご、ごめん……」
「でも、入って来たなら覚悟を決めてもらいます。貴方はこのダンジョンを育てて強くしていただきます」
「ダンジョンを強くする?」
「そうじゃないと、人間は私の魔力を利用し続ける事になるからです。貴方は強くなって、わたしを守っていただかなければなりません」
「なっ⁉」
「貴方は、ダンジョンについての知識はどれほどありますか?」
「いや……僕はこの世界に来て、そんな時間が経っていないから……」
「ダンジョンオーブである私は、ダンジョンマスターがいて本来の力が発揮されるのです。しかし、ダンジョンマスターがいなければただ魔力がもれて、ダンジョン内に魔物を生み出すだけの存在となり役に立たないのです」
「なるほど……」
「それで、ダンジョンの役目とは?」
「人間が増えすぎない様に、調節するシステムと言っても過言ではありません」
「増えすぎないように?」
「そうです……人間はいい意味でとんでもない進化をする生物ですが、その半面他種族を犠牲にするような事もします。これは植物に関してもそうです」
「たしかに、元居た世界でも絶滅した動物とかいたからなあ」
「そうです……その種族一強にならない為のものが、ダンジョンシステムなのです」
「それで、僕は何をすればいいの?自由はなくなってしまった?」
「貴方は、わたしを守るためにダンジョンを強化することだけですね。後は自由にしてもらってもいいですが、ダンジョンの外にはもう出る事は出来ませんよ?」
「えっ?嘘でしょ?」
「だから言ったではありませんか?この部屋に入れば、人間界との交流はなくなると……もし、交流したいならここにやって来た人間を殺さず交流するか、ダンジョンを育てる事で一時的に外に出る事は出来ますが、もっと先の事になりますよ」
「ええええ!」
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