異世界転移で生産と魔法チートで誰にも縛られず自由に暮らします!

本条蒼依

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外伝 

② ケンジを殺した二人

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 旧校舎では、神薙守が賢治を抱きかかえていた。

「賢治君!嘘でしょ?目を開けてよ!」

「お、俺は知らねえ!山道が勝手に足を滑らせたんだ!」

「俺は何もしてねえ……ただ見ていただけだ。殴ったのは高木だ!俺は何も……」

 後藤和弘は、動かなくなった山道賢治を見て恐ろしくなった。そして、その旧校舎のトイレから転がるように逃げだしたのだった。それを追従する様に、高木康彦も逃げたのだった。最後に何か怒鳴っていた。

「神薙!お前が悪いんだぜ!お前が何でも俺達の言いなりになるから、山道がこうして犠牲になったんだ!わかってんのか?分かったのならお前が警察に自首しろ!」

 高木の言っている事はむちゃくちゃだった。神薙守は震える手で、119をした。しばらくすると学校に救急車が鳴り響き校庭に救急車到着し、ここで初めて学校で重大な事件が起きていることに、教師たちは気づいたのだ。

 救急隊はタンカを持ち、旧校舎のほうに急いで走ってきたのだった。その様子を見て教師達も何が起こっていたのか把握しておらず、一緒についてきたのだった。

「先生!事故に遭った生徒は?」
「旧校舎のどこに?」

「わたし達も何の事だかわからないんです……」
「そうです。いきなり救急車が来て、サイレンの音で初めて知っただけで……」

 救急隊は旧校舎をしらみつぶしに探そうとした時、生徒の声が大きく廊下に響いたのだ。

「こっちです!早く!」

「神薙!何があった?それよりこんなところで何をやってんだ!」 

「今はそんな事より!君、早く案内を」

「は、はい!こちらです」

 救急隊が、ダッシュでトイレに入ると、ケンジが塗れたタイルの上に倒れていた。

 救急隊は心臓マッサージをしたり、瞳孔を見たりしていたが絶望の雰囲気がながれた。救急隊員はここでは何ともならないと判断し、担架に乗せて病院に運ぶことにしたのだった。

「君は、状況を説明して欲しいので一緒に来てもらえるかい」

「はい。わかりました」

 神薙守は救急隊員に、救急車の中で山道賢治が生徒の一人に殴られ後頭部を打ち付けたことを証言したのだった。

 そして、賢治が病院に運ばれた時には、蘇生できなくてご臨終となった。母親は賢治が亡くなった事を仕事場で聞き、急いで病院に駆け込んだのだが霊安室に案内され、泣き崩れる事になる。



 その頃、立花舞は学校から帰ると、母親から衝撃の事実を聞く事になり病院まで走った。

「嘘だよね……ケンちゃん」

 泣きそうになりながら、舞は病院に向かって走っていた。病院に着いた舞は、受付で看護師に詰め寄っていた。

「あの!ケンちゃんは?ケンちゃんは無事ですか?」

「ケンちゃん?」

「ぁ……山道賢治という高校生で、ここに運び込まれたと聞いて……」

 舞の説明を聞き、看護師は顔を曇らせたのだった。

「こっちに来てくれますか?」

「ねえ。ケンちゃんは?」

 看護師は暗い表情で、舞を地下にある霊安室に連れて行くと、そこには賢治の母親が無表情でベンチに座っていたのだ。

「おばさん!ケンちゃんは?ケンちゃんはどうしたの?」

 舞は賢治の母親を、揺さぶったのだった。

「あ……舞ちゃん……来てくれたの?ケンジはあの部屋の中に……うっ、うううううう……」

「そ、そんな……嘘でしょ?」

 看護師は、見ていられないとばかりに顔を背けたのだった。舞は、母親の指さした部屋を静かに開けると、そこには白い布を顔にかけられた賢治が横たわっていた。

 舞は、ゆっくり横たわっている賢治の顔に掛っている布を取った。

「う、嘘よね……ケンちゃんこんな時にまでそんな冗談やめなよ……」

 賢治はただ眠っているだけのように見えていた。

「ねえ!ねぇてっば!早く起きないと本当に怒るよ!ねえぇ!うわあああああああああ!」

 舞も又、その場に泣き崩れたのだった。それから、舞は失意のどん底に陥ることになり部屋に引き篭もることになる。

 その頃、高木と後藤は高木の親を頼り逃げ帰っていた。

「お、親父……何とかしてくれ!」

「何があったんだ?」

 高木は親に自分の都合の良い様に、賢治が自分達に逆らい意見をしてきたと伝えた。そして、喧嘩になったが賢治が濡れたタイルで足を滑らせ,頭を打った事を伝えたのだった。
 そして、学校を出るとき救急車が学校に入っていったことを伝えたのだった。

「俺は悪くねえ。あいつが勝手に足を滑らせたのが悪りいんだ」

「そうか……なら示談でいいだろ?100万でも包んで持っていけば十分だろ」

「さすが親父だぜ」

「お前は、ワシの会社の跡取りだ。こんなとこでつまずくわけにはいかんだろ?」

 高木の父親は息子を連れて、賢治の家に出向いたのだった。そして、とんでもない事言いだしたのだ。

「息子さんの事は残念でしたが、あくまでも子供同士のけんかの事です。これはお見舞金です。どうぞお納めを」

 ケンジの母は、旦那が亡くなってから賢治が生き甲斐だった。しかし、自分より先に死んでしまうなんて信じられなくて、何も考えたくなかった。高木の父が示談金を渡した時も、何も考えられずただ抜け殻の様になっていた。

「それでは、ここに金は置いておくので、これで後腐れのないようよろしくお願いします」

 高木の父は、会社の顧問弁護士を連れてきて、示談を強引に成立させてしまったのだった。

「うううう……賢治……なんであなたが死ななくてはいけなかったの……」

 賢治の母は、フラフラと家を出て行ってしまった。信号が赤になり、横断歩道の前で涙が自然に出てきて目の前が歪んで見えていた。その歪んだ景色が賢治の母にとって不運だった。

「あっ……け、賢治!」

 ケンジの母はまぼろしを見てしまっていた。信号の向こう側に賢治の姿を見てしまい、赤信号だと言うのに車道に飛び出してしまい、交通事故でトラックに轢かれ即死してしまった。

「きゃあああ!」
「誰か救急車を!」
「うわぁぁ……まともに見ちまったよ……」

 交差点でいた人は、事故を興味本位で見ていてトラックの運転手は、その場に崩れ落ちていた。そのことを知った高木と後藤は、山道の遺族がいなくなったことで沸き上がっていた。警察に事情聴取もされたが、旧校舎での事件だったので、防犯カメラもなく証拠が無かったのだ。
 神薙の証言もあったが高木と後藤は、賢治が足を滑らしたからと証言をした。事実トイレの床は水でぬれていて滑った痕跡があった。
 殴ったのは事実だが、それが原因で足を滑らせたんじゃないと二人で証言したのだ。そして、学生と言う事もあり証拠不十分で釈放され、罪に問われる事は無かったのだ。

 しかし、神薙をいじめていた事実は問題となり、教育委員会が乗り出してくる事になった。これは、生徒が一人死亡した事で重大だと認識したようだ。

 そして、高木と後藤の両名は退学処分となってしまった。二人は最後まで抵抗したが、いじめの現場で人が一人死んだ事でどうしようもなく当然の結果だった。



 その後、高木と後藤の人生は、女神クローティアの言った通り散々なものとなった。

 高木康彦が親から会社を継いだ途端、業績が悪化し出したのだ。地元では大きな会社だったが、徐々に売り上げが落ちてきた。

「お前ら!やる気があるのか?今月のノルマ誰一人達成できていないだろうが!」

「「「「「すいません……」」」」」

「謝ってもどうしようもないだろうが!」

 高木は性格は最悪なものだった。社員を怒鳴り散らしパワハラは当たり前で、気の弱い社員はうつ病になってしまい次々退職に追い込まれていた。
 そして、社員の給料は減らし休日出勤は当たり前で酷使させていた。給料は10%カット、ボーナスも出さず社員を使いつぶすかのように働かせていた。
 しかし、自分は高給取りで毎晩のようにキャバクラ通いで散財していたのだった。そんな調子ですごしていて、1年もたたず会社は倒産してしまい、莫大な借金が残ってしまったのだ。
 そして、高木の人生は詰み夜逃げをすることになったが、どういう訳か借金取りにすぐ見つかってしまい、冬の海に蟹を取ることになり、荒波に投げ出され死亡という人生となった。

 そして、後藤和弘は高校を退学になった事でろくな就職が出来なかった。そのせいで後藤は荒れに荒れ、ギャンブルや浮気、酒に溺れてとんでもない屑人間になっていた。

「おい!酒が切れているぞ」

「あなた……酒ばかり飲んでないで働いてください。もうお酒を買うお金も無いんです」

「うるせぇ!お前がパートを増やせ!」

 後藤は、自分の奥さんに暴力を振るっていた。そして、浮気相手を堂々と家に連れてきて、好き放題に生活していた。そんな生活をして数年後、後藤の奥さんがとうとう耐えきれなくなってしまった。

「もう!こんな生活耐えられない!」

 後藤の奥さんは、好き放題する後藤に爆発してしまい、包丁を後藤に向けたのだった。

「お、おい……ちょっと待て。俺が悪かった……だからその包丁をしまえ!」

「うるさい!あんたがいなくなればあたしは自由になれる……だから、死ねえええ!」

「ぎゃああああああああああ!」
「きゃああああああああああ!」

「あははははははは!これであたしは自由になれる」

 その叫び声で、近所の人が警察に通報。警察が部屋に飛び込んだ時は、後藤と浮気相手は血まみれで即死状態だった。
 そして、後藤の奥さんはその血まみれの惨状の中、ブツブツ何かを言い笑顔を見せていたのだった。

 警察は、後藤の奥さんを殺人容疑で逮捕したが、精神がまともでなく責任能力がないと判断され無罪となった。

 こうして後藤もロクな人生を送る事はなかった。しかし、これで終わった訳ではない。




 死後の世界
 
 高木と後藤の死は偶然だったのか、高木が海に落ちた時と後藤が刺された時は同じ日同じ時間だった。

「ほう……これが三途の川ってやつか」
「俺も死んだのか……まあロクな人生じゃなかったからな。死んで楽になれるのならそれもいいか?」

 言葉を発すると、二人とも聞いた声にお互いを見たのだった。

「お前後藤か?」
「そういうお前は高木?」

「「わははははは!二人そろって三途の川に来たのか?」」

 川岸には人生を終えた人間がたくさんいた。そして、教えられたわけでもないが全員が三途の川の向こう側に歩いていく。
 三途の川を渡った向こう岸は明るく、花が咲き乱れて天国だというのが直感で高木と後藤は理解した。

「「あははははは!やっぱ俺達は天国に行けるみたいだな」」
「まあ、人生が最悪だったからご褒美だろ」
「お前も最悪だったのか?俺もそうだったよ」

 二人は意気揚々と三途の川を渡り始めた。それは不思議な後景で川の水面を歩けたのだった。

「何かすげえな……」
「水面を歩けるなんて信じられねえ」

 そして、三途の川を半分まで歩いたとき、水の中からいくつもの真っ黒な手が這い出てきて、後藤と高木の二人を掴みかかり引きずり込んでいく。

「なんだ!はなせええ!」
「溺れちまう!なんだこの手は!放しやがれ!」

「あんた達、前世では余程悪い事をしなさったようですね」

「なんだ!ババア!何見ていやがる」
「そうだ助けろよ!」

 後藤と高木の周りにいる人達は、気にせず向こう岸に歩いていく。おばあさんは立ち止まり説明した。

「ここは三途の川だ。前世で悪い事をしたらそうやって、地獄に引きずり込まれるんだよ」

「「なんだとぉ!」」
「ばばあ!助けろ」
「俺は地獄に行きたくない!やめろおおおお!」

「あんた達はもう生まれかわる事も無い。地獄でありとあらゆる罰を数万年単位で受けることになり、魂は消滅するだろう……諦める事だね」

「やめろおおおお!」
「消滅だと!そんなのいやだああああ!」

 後藤と高木は、地獄へと引きずり込まれてしまった。そして、この先数万年という時の流れで罰を受け続けることになる。

 悪人は、この三途の川を渡れなくて地獄に引きずり込まれ、善人は三途の川を渡りきり天国へ行けるのである。




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