607 / 619
第10章 Freedom国、経済の中心へ!
154話 手に入らないお菓子
しおりを挟む
給食時のおやつは、子供達に本当に喜ばれる結果に終わった。そして、子供達は1週間に一度あるおやつの日が楽しみになった。
「明日、おやつが配られるな」
「俺、次は絶対鳳凰騎士団を当ててやるんだ」
「俺だって!」
「俺は、魔物がいいなあ」
「何でだよ!お前変わってるなあ……」
「でも、魔物って怖い存在だけど、こんなにリアルに再現されているんだぜ?違う魔物も欲しくならないか?」
「確かに言われてみればそういうのもありだな……」
「だろ?」
「でも、やっぱ俺は鳳凰騎士団の隊長クラスの人達が出てほしいな」
「あ、聞いた聞いた。2組の奴、三番隊隊長が出たらしいな?」
「本当に運いいやつだぜ!」
「あたしは今度は指輪を当てるんだ」
「あたしも!」
「ママから聞いたんだけど指輪は誕生石を貰えると幸せになれるんだって」
「「「「「それ本当?」」」」」
「うん、ママもパパから結婚するとき貰って幸せだったっていってたのよ」
「「「「「へええ、いいなあぁ」」」」」
そんな事を言いながら、子供達は明日のおやつを楽しみにしていたのだった。
そんな事を話していた頃、Freedom店では客からの問い合わせが出始めていたのである。給食で出たキャラメルというお菓子は、どこで買えるのかと言う問い合わせが出始めていたのだ。
「あの、学校で出ているキャラメルと言う、お菓子はどこに行ったら買えるのでしょう?」
「申し訳ございません……あれは学校でしか配布されていない物で、非売品なのです」
「そ、そうなのですか?」
「はい……国王様が考えたもので、子供達の為だけの楽しみとして考えられたものなのですよ」
「では、販売はされないというのですか?」
「国王様が言うには、子供の為のおやつであり、このおやつは商売にはしたくない言うことです」
Freedom店の従業員が、そう説明したら残念そうに帰っていく客が、日に日に多くなっていたのだった。
「ご主人様、よろしいでしょうか?」
「ユエティーどうした?」
「ご主人様、学校で配布しているキャラメルなのですが……」
「なんだ?Freedom店に問い合わせが殺到しているのか?」
「どうしてそれを?」
「そりゃそうのようになるのは想定内だからな」
「では、なんでFreedom店で販売なさらないのですか?」
「あれは、子供達のお菓子だからだよ。要は、学校に通っている時だけの思い出の味にしたいと考えているんだよ」
「どういうことなのですか」
「今、子供達の教育で今ある常識を変えようとしているのは、会議で分かっているな?」
「それはもう……」
「この事業は、とても時間がかかる……今、学校で通っている子供達が親になった時、子供と会話するときに思い出の味にしたいんだよ」
「思い出の味ですか?」
「ああ、今の世の中子供との会話は、日銭がどれぐらい稼げたという事ばかりで生活に必死だ。それが普通だと思っているからな」
「それはそうですが……」
「この国の人間の生活は、いずれ余裕が出てくるはずだ。それは、20年30年後に出てくるはずだ。その時、子供達は働かなくてよくなるはずだ」
「まさか!子供達が親の手伝いをしなくてもよくなるなんて……」
「そうじゃない。手伝いはしているが、一食の為に必死で家計を支えなくてもいいという事だ。手伝いはしていると思うぞ」
「まさか!」
「子供達の仕事は、学校での勉学と言う常識に代わるはずだ」
「……」
「信じられないか?」
「えぇ……」
「その時、学校に通っていたころの味がキャラメルと言うお菓子にしたいんだよ」
「その理由はなんですか?」
「子供達の、学校での会話をちゃんとして欲しいからだよ。親になった子供達は、自分も学校で楽しかった思い出に浸れるようにな」
「それってどういう効果があるのでしょうか?」
「今は俺にもわからんが、未来の子供達には必要だと思うよ。俺も父さんとの会話は少なかったが、父さんや母さんに話を聞いてもらった日は楽しかったからな」
「今は、そういう会話が必要と言う事でしょうか?」
「俺はそう思っているよ。学校であった楽しい事やどんな給食がでたとか、何でもない会話がな」
「わ、分かりました……」
「店に問い合わせが来たら、対応をしてやってくれ。面倒をかけるがよろしく頼むぞ」
「わかりました」
「もし、このまま増え続けて、対応できない様になったらまた報告してくれ」
「はい……」
ユエティーは、ケンジの考えている事が理解できなかった。国民が求めているのだから、売り物にしたらいいと思うのだが、ケンジは頑なに売らないというのだ。
しかし、ケンジがそのように決定をするのだから、指示に従うしかなかったのだ。
子供達のおやつは、物凄く定評で日に日に増えて行き、子供達は宝箱に入れてコレクションしていったのだ。
子供達の中には、お目当てのフィギュアやアクセサリーが出ない子供が出てきたのだった。
「くうぅ……また、オークが当たった。これで3体目だ……」
「俺なんかゴブリンだぞ……」
その一方で、鳳凰騎士団が当たった子供達も出てくるのである。そうなるとどうなるかと言うと、ダブったフィギュアやアクセサリーの交換である。
おもちゃを使った交換は、同じ価値にしてトレードが開始され、商売の基本の勉強になっていった。分からなければ、子供達は先生を仲介役にして相談するのである。
この行動には、教師達も驚いたのだった。子供達は、自分で鳳凰騎士団のフィギュアが欲しければ、当たるのを待つのではなく、かっこいい魔物のフィギュアを3体と交換をしてくれと交渉するのである。
ある子供は、キャラメルを全部あげるから、欲しいフィギュアと交換し満足していたりしていた。その中でも、毎週新しいフィギュアが出る子供もいて、集めるという行為コレクションの楽しさを見出す子供達で溢れたのだった。
その中で、男の子で女の子用の玩具のアクセサリーを欲しがる男の子や、反対に男の子用のおもちゃを欲しがる女の子も出てきたのだ。
「先生!僕、アクセサリーの玩具が欲しいけど、こっちを貰ってもいいかな?」
「え?なんで?ヨハン君は男の子でしょ?」
「うん……でも、こっちが欲しいんだ」
教師は、悩んだ。男の子は男の子用にと決められていたからだ。そのように与えてくれと言われていた為、困ってしまったのだった。
すると、他の男の子達からこんな意見が出たのである。
「先生!ヨハンは将来、父親と一緒に細工士になりたいんだよ。だから、女の子用の玩具だけど、アクセサリー欲しいんだと思うぜ」
「ヨハン君そうなの?」
「うん……この玩具ってデザインが凄い綺麗なんだ。うちでは見たことが無くて……」
教師はヨハンの説明を聞いて驚いたのだった。7歳8歳の子供がそんな事言い出すからである。しかし、お菓子の数はピッタリであり、女の子用をヨハンに与えると、一つ足りなくなるからである。
「ヨハン君。だったらあたしと交換してよ」
「いいの?」
「うん。あたしも男の子用の方がいいんだ。今まで言えなかったけど、本当はこっちが欲しかったんだ」
「フィリナちゃんありがとう!」
ヨハンは、フィリナにお礼を言い教師はホッとしたのだった。この事はすぐにケンジに報告書としてあげられた。
そして、ケンジはそのことに気づけなくてすぐさま、一クラスに多めに3つづつ多めに配布したのである。
これには、子供達も大喜びで余ったおやつは、交代制でその子供達の順番で一つ多く貰えることが決まったのだった。
その間にも、キャラメルの噂は拡がっていた。どんな食べ物か子供達に聞いても、甘くておいしく口の中でとろけるとしか分からなかったので、他の店が作る事が出来なかったのだった。
自分の子供達に、一粒だけでも持って帰ってきてくれと言っても、子供達にとっては1週間に一度の楽しみであり親にあげたくはなかったからだ。
その為、世間では手に入らないお菓子と言う、奇妙な状況が起こっていた。
「明日、おやつが配られるな」
「俺、次は絶対鳳凰騎士団を当ててやるんだ」
「俺だって!」
「俺は、魔物がいいなあ」
「何でだよ!お前変わってるなあ……」
「でも、魔物って怖い存在だけど、こんなにリアルに再現されているんだぜ?違う魔物も欲しくならないか?」
「確かに言われてみればそういうのもありだな……」
「だろ?」
「でも、やっぱ俺は鳳凰騎士団の隊長クラスの人達が出てほしいな」
「あ、聞いた聞いた。2組の奴、三番隊隊長が出たらしいな?」
「本当に運いいやつだぜ!」
「あたしは今度は指輪を当てるんだ」
「あたしも!」
「ママから聞いたんだけど指輪は誕生石を貰えると幸せになれるんだって」
「「「「「それ本当?」」」」」
「うん、ママもパパから結婚するとき貰って幸せだったっていってたのよ」
「「「「「へええ、いいなあぁ」」」」」
そんな事を言いながら、子供達は明日のおやつを楽しみにしていたのだった。
そんな事を話していた頃、Freedom店では客からの問い合わせが出始めていたのである。給食で出たキャラメルというお菓子は、どこで買えるのかと言う問い合わせが出始めていたのだ。
「あの、学校で出ているキャラメルと言う、お菓子はどこに行ったら買えるのでしょう?」
「申し訳ございません……あれは学校でしか配布されていない物で、非売品なのです」
「そ、そうなのですか?」
「はい……国王様が考えたもので、子供達の為だけの楽しみとして考えられたものなのですよ」
「では、販売はされないというのですか?」
「国王様が言うには、子供の為のおやつであり、このおやつは商売にはしたくない言うことです」
Freedom店の従業員が、そう説明したら残念そうに帰っていく客が、日に日に多くなっていたのだった。
「ご主人様、よろしいでしょうか?」
「ユエティーどうした?」
「ご主人様、学校で配布しているキャラメルなのですが……」
「なんだ?Freedom店に問い合わせが殺到しているのか?」
「どうしてそれを?」
「そりゃそうのようになるのは想定内だからな」
「では、なんでFreedom店で販売なさらないのですか?」
「あれは、子供達のお菓子だからだよ。要は、学校に通っている時だけの思い出の味にしたいと考えているんだよ」
「どういうことなのですか」
「今、子供達の教育で今ある常識を変えようとしているのは、会議で分かっているな?」
「それはもう……」
「この事業は、とても時間がかかる……今、学校で通っている子供達が親になった時、子供と会話するときに思い出の味にしたいんだよ」
「思い出の味ですか?」
「ああ、今の世の中子供との会話は、日銭がどれぐらい稼げたという事ばかりで生活に必死だ。それが普通だと思っているからな」
「それはそうですが……」
「この国の人間の生活は、いずれ余裕が出てくるはずだ。それは、20年30年後に出てくるはずだ。その時、子供達は働かなくてよくなるはずだ」
「まさか!子供達が親の手伝いをしなくてもよくなるなんて……」
「そうじゃない。手伝いはしているが、一食の為に必死で家計を支えなくてもいいという事だ。手伝いはしていると思うぞ」
「まさか!」
「子供達の仕事は、学校での勉学と言う常識に代わるはずだ」
「……」
「信じられないか?」
「えぇ……」
「その時、学校に通っていたころの味がキャラメルと言うお菓子にしたいんだよ」
「その理由はなんですか?」
「子供達の、学校での会話をちゃんとして欲しいからだよ。親になった子供達は、自分も学校で楽しかった思い出に浸れるようにな」
「それってどういう効果があるのでしょうか?」
「今は俺にもわからんが、未来の子供達には必要だと思うよ。俺も父さんとの会話は少なかったが、父さんや母さんに話を聞いてもらった日は楽しかったからな」
「今は、そういう会話が必要と言う事でしょうか?」
「俺はそう思っているよ。学校であった楽しい事やどんな給食がでたとか、何でもない会話がな」
「わ、分かりました……」
「店に問い合わせが来たら、対応をしてやってくれ。面倒をかけるがよろしく頼むぞ」
「わかりました」
「もし、このまま増え続けて、対応できない様になったらまた報告してくれ」
「はい……」
ユエティーは、ケンジの考えている事が理解できなかった。国民が求めているのだから、売り物にしたらいいと思うのだが、ケンジは頑なに売らないというのだ。
しかし、ケンジがそのように決定をするのだから、指示に従うしかなかったのだ。
子供達のおやつは、物凄く定評で日に日に増えて行き、子供達は宝箱に入れてコレクションしていったのだ。
子供達の中には、お目当てのフィギュアやアクセサリーが出ない子供が出てきたのだった。
「くうぅ……また、オークが当たった。これで3体目だ……」
「俺なんかゴブリンだぞ……」
その一方で、鳳凰騎士団が当たった子供達も出てくるのである。そうなるとどうなるかと言うと、ダブったフィギュアやアクセサリーの交換である。
おもちゃを使った交換は、同じ価値にしてトレードが開始され、商売の基本の勉強になっていった。分からなければ、子供達は先生を仲介役にして相談するのである。
この行動には、教師達も驚いたのだった。子供達は、自分で鳳凰騎士団のフィギュアが欲しければ、当たるのを待つのではなく、かっこいい魔物のフィギュアを3体と交換をしてくれと交渉するのである。
ある子供は、キャラメルを全部あげるから、欲しいフィギュアと交換し満足していたりしていた。その中でも、毎週新しいフィギュアが出る子供もいて、集めるという行為コレクションの楽しさを見出す子供達で溢れたのだった。
その中で、男の子で女の子用の玩具のアクセサリーを欲しがる男の子や、反対に男の子用のおもちゃを欲しがる女の子も出てきたのだ。
「先生!僕、アクセサリーの玩具が欲しいけど、こっちを貰ってもいいかな?」
「え?なんで?ヨハン君は男の子でしょ?」
「うん……でも、こっちが欲しいんだ」
教師は、悩んだ。男の子は男の子用にと決められていたからだ。そのように与えてくれと言われていた為、困ってしまったのだった。
すると、他の男の子達からこんな意見が出たのである。
「先生!ヨハンは将来、父親と一緒に細工士になりたいんだよ。だから、女の子用の玩具だけど、アクセサリー欲しいんだと思うぜ」
「ヨハン君そうなの?」
「うん……この玩具ってデザインが凄い綺麗なんだ。うちでは見たことが無くて……」
教師はヨハンの説明を聞いて驚いたのだった。7歳8歳の子供がそんな事言い出すからである。しかし、お菓子の数はピッタリであり、女の子用をヨハンに与えると、一つ足りなくなるからである。
「ヨハン君。だったらあたしと交換してよ」
「いいの?」
「うん。あたしも男の子用の方がいいんだ。今まで言えなかったけど、本当はこっちが欲しかったんだ」
「フィリナちゃんありがとう!」
ヨハンは、フィリナにお礼を言い教師はホッとしたのだった。この事はすぐにケンジに報告書としてあげられた。
そして、ケンジはそのことに気づけなくてすぐさま、一クラスに多めに3つづつ多めに配布したのである。
これには、子供達も大喜びで余ったおやつは、交代制でその子供達の順番で一つ多く貰えることが決まったのだった。
その間にも、キャラメルの噂は拡がっていた。どんな食べ物か子供達に聞いても、甘くておいしく口の中でとろけるとしか分からなかったので、他の店が作る事が出来なかったのだった。
自分の子供達に、一粒だけでも持って帰ってきてくれと言っても、子供達にとっては1週間に一度の楽しみであり親にあげたくはなかったからだ。
その為、世間では手に入らないお菓子と言う、奇妙な状況が起こっていた。
0
お気に入りに追加
2,454
あなたにおすすめの小説
おもちゃで遊ぶだけでスキル習得~世界最強の商人目指します~
暇人太一
ファンタジー
大学生の星野陽一は高校生三人組に事故を起こされ重傷を負うも、その事故直後に異世界転移する。気づけばそこはテンプレ通りの白い空間で、説明された内容もありきたりな魔王軍討伐のための勇者召喚だった。
白い空間に一人残された陽一に別の女神様が近づき、モフモフを捜して完全復活させることを使命とし、勇者たちより十年早く転生させると言う。
勇者たちとは違い魔王軍は無視して好きにして良いという好待遇に、陽一は了承して異世界に転生することを決める。
転生後に授けられた職業は【トイストア】という万能チート職業だった。しかし世界の常識では『欠陥職業』と蔑まされて呼ばれる職業だったのだ。
それでも陽一が生み出すおもちゃは魔王の心をも鷲掴みにし、多くのモフモフに囲まれながら最強の商人になっていく。
魔術とスキルで無双し、モフモフと一緒におもちゃで遊んだり売ったりする話である。
小説家になろう様でも投稿始めました。
集団転移した商社マン ネットスキルでスローライフしたいです!
七転び早起き
ファンタジー
「望む3つのスキルを付与してあげる」
その天使の言葉は善意からなのか?
異世界に転移する人達は何を選び、何を求めるのか?
そして主人公が○○○が欲しくて望んだスキルの1つがネットスキル。
ただし、その扱いが難しいものだった。
転移者の仲間達、そして新たに出会った仲間達と異世界を駆け巡る物語です。
基本は面白くですが、シリアスも顔を覗かせます。猫ミミ、孤児院、幼女など定番物が登場します。
○○○「これは私とのラブストーリーなの!」
主人公「いや、それは違うな」
異世界転生した俺は平和に暮らしたいと願ったのだが
倉田 フラト
ファンタジー
「異世界に転生か再び地球に転生、
どちらが良い?……ですか。」
「異世界転生で。」
即答。
転生の際に何か能力を上げると提案された彼。強大な力を手に入れ英雄になるのも可能、勇者や英雄、ハーレムなんだって可能だったが、彼は「平和に暮らしたい」と言った。何の力も欲しない彼に神様は『コール』と言った念話の様な能力を授け、彼の願いの通り平和に生活が出来る様に転生をしたのだが……そんな彼の願いとは裏腹に家庭の事情で知らぬ間に最強になり……そんなファンタジー大好きな少年が異世界で平和に暮らして――行けたらいいな。ブラコンの姉をもったり、神様に気に入られたりして今日も一日頑張って生きていく物語です。基本的に主人公は強いです、それよりも姉の方が強いです。難しい話は書けないので書きません。軽い気持ちで呼んでくれたら幸いです。
なろうにも数話遅れてますが投稿しております。
誤字脱字など多いと思うので指摘してくれれば即直します。
自分でも見直しますが、ご協力お願いします。
感想の返信はあまりできませんが、しっかりと目を通してます。
夢幻の錬金術師 ~【異空間収納】【錬金術】【鑑定】【スキル剥奪&付与】を兼ね備えたチートスキル【錬金工房】で最強の錬金術師として成り上がる~
青山 有
ファンタジー
女神の助手として異世界に召喚された厨二病少年・神薙拓光。
彼が手にしたユニークスキルは【錬金工房】。
ただでさえ、魔法があり魔物がはびこる危険な世界。そこを生産職の助手と巡るのかと、女神も頭を抱えたのだが……。
彼の持つ【錬金工房】は、レアスキルである【異空間収納】【錬金術】【鑑定】の上位互換機能を合わせ持ってるだけでなく、スキルの【剥奪】【付与】まで行えるという、女神の想像を遥かに超えたチートスキルだった。
これは一人の少年が異世界で伝説の錬金術師として成り上がっていく物語。
※カクヨムにも投稿しています
異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
異世界に転生したのでとりあえず好き勝手生きる事にしました
おすし
ファンタジー
買い物の帰り道、神の争いに巻き込まれ命を落とした高校生・桐生 蓮。お詫びとして、神の加護を受け異世界の貴族の次男として転生するが、転生した身はとんでもない加護を受けていて?!転生前のアニメの知識を使い、2度目の人生を好きに生きる少年の王道物語。
※バトル・ほのぼの・街づくり・アホ・ハッピー・シリアス等色々ありです。頭空っぽにして読めるかもです。
※作者は初心者で初投稿なので、優しい目で見てやってください(´・ω・)
更新はめっちゃ不定期です。
※他の作品出すのいや!というかたは、回れ右の方がいいかもです。
無能と呼ばれてパーティーを追放!最強に成り上がり人生最高!
本条蒼依
ファンタジー
主人公クロスは、マスターで聞いた事のない職業だが、Eランクという最低ランクの職業を得た。
そして、差別を受けた田舎を飛び出し、冒険者ギルドに所属しポーターとして生活をしていたが、
同じパーティーメンバーからも疎まれている状況で話は始まる。
異世界で魔法が使えるなんて幻想だった!〜街を追われたので馬車を改造して車中泊します!〜え、魔力持ってるじゃんて?違います、電力です!
あるちゃいる
ファンタジー
山菜を採りに山へ入ると運悪く猪に遭遇し、慌てて逃げると崖から落ちて意識を失った。
気が付いたら山だった場所は平坦な森で、落ちたはずの崖も無かった。
不思議に思ったが、理由はすぐに判明した。
どうやら農作業中の外国人に助けられたようだ。
その外国人は背中に背負子と鍬を背負っていたからきっと近所の農家の人なのだろう。意外と流暢な日本語を話す。が、言葉の意味はあまり理解してないらしく、『県道は何処か?』と聞いても首を傾げていた。
『道は何処にありますか?』と言ったら、漸く理解したのか案内してくれるというので着いていく。
が、行けども行けどもどんどん森は深くなり、不審に思い始めた頃に少し開けた場所に出た。
そこは農具でも置いてる場所なのかボロ小屋が数軒建っていて、外国人さんが大声で叫ぶと、人が十数人ゾロゾロと小屋から出てきて、俺の周りを囲む。
そして何故か縄で手足を縛られて大八車に転がされ……。
⚠️超絶不定期更新⚠️
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる