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第10章 Freedom国、経済の中心へ!
110話 壊滅
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盗賊達は、自分達のリーダーが呆気なく倒された事で驚愕し、自分達のアジトに助けを求めに引き返したのだ。
そして、その場に残されたのが誘拐されたであろう女子供達だった。ハイドは、子供達が怖がらないように笑顔で近づいたのである。そして、怯える女性達に話しかけた。
「安心してくれ!君達は街道で襲われたのか?」
「いえ、私達は村で暮らしていたのです。そして、いきなりあいつ等が村を襲って……」
女性達と子供はその場で泣き崩れたのだった。村の男達は惨殺され、村は焼き払われたとのことだった。
「ってことは、村はもうないのか?」
「えぇ……」
「それじゃあ、これからどうするんだ?」
「「「「「……」」」」」
ハイドは、埒が明かないと見て、パメラの場所に連れて行くことにした。
「あの……この場所から離れないのですか?先ほどの奴らが……」
「大丈夫だよ。俺達はあいつ等を討伐に来ていて、今仲間があいつ等のアジトで暴れている最中だ。あれを、見て見な」
ハイドが指さした場所には洞窟があり、先ほどの盗賊達が自分達のアジトに戻ったとたん火柱に包まれたり、火の矢で撃たれたりしていた。
その後景は異様で、仲間がアジトに戻ったのに洞窟の中から無数の炎の矢に撃たれて、骨も残さず焼かれていくのだった。
「あれってどういう事……」
「まったく、デイニーを敵には回したくないわね……」
「今、魔法を撃っているのは仲間の一人だよ!見てわかると思うが、火属性に特化した魔法使いだよ」
デイニーは、火属性の適性を持った魔法使いの3次職であるアークメイジであり、火属性の魔法しか使う事はできないが、火力という面では敵がいない程の高出力の火力を持った魔法使いだ。
火属性の魔法しか使えない為、スペルブックには火属性の魔法しか入っていないが、デイニーが数年かけて開発した、オリジナルスペルも持っていて頼りになる存在なのだ。
このオリジナルスペルは既存の魔法、例えばファイヤーアローだったら、詠唱時間をわざと長くすることでダメージ量を増やしたりすることだ。しかし、デイニーは詠唱のスキルを持ち無詠唱で魔法を唱えれるため、ダメージ量だけ増やすことが出来るのだ。
つまり、本来なら盗賊が言った火傷で済むはずのダメージのはずが、黒炭になって消滅した理由はここにあったのであった。
「あの通り、あいつ等はもう終わりだ。ここの任務が終わったら、君達は大きな町へと送り届けよう!」
「ですが……」
「どのように暮らそうが問題ないと思うが、もし不安に思うのなら、NFGの窓口に相談してみたらどうだ?」
「わ、わかりました……」
こうして、見張りをしていたハイド一行は新たな被害者たちを保護したのだ。そして、一方盗賊のアジトではロイ達が、盗賊をドンドン討伐していた。
「何よ!このアジトは?外から戻ってくる方が多いじゃない!」
「な、なんだ貴様は?」
「ここをどこと思っている!」
「女一人?」
「やっちまえ!」
「ファイヤーボール!」
「「「「「ぎゃああ!」」」」」」
デイニーは、外から戻って来た盗賊達を一掃する為、洞窟の中から※①【ファイヤーボール】を撃ちこんだ。ファイヤーボールは盗賊が集まっている中心に着弾し、大爆発を起こし盗賊達を一掃した。
そして、洞窟内からはロイ達には敵わず逃げてきた者達は、※②【ファイヤーアロー】で黒炭になって消滅していくのだった。
そして、洞窟内ではロイとブンダスが盗賊達を追い詰めていた。
「おめえら!いったい何をやっている!」
「「「「「「大親分!」」」」」
遂に、悪魔の群狼を束ねている親分がその姿を現したのである。その男は身の丈2m30は越えており、ハーフジャイアントかと思う程の肉体を持っていた。
「ロイ?アイツはまさか?」
「ああ!あの身体のでかさと目の傷!噂に聞いたことあるぜ」
「ほう!貴様らワシの事を知っているみたいだな!」
「お前みたいな悪党!知らない方がどうかしているぜ!ゴンズイーマ!」
ゴンズイーマは大陸中に指名手配されている人間である。種族はヒューマンではなく、ボーグ族という極めて珍しい種族である。この種族が珍しいのは、少数民族であり戦闘民族だからだ。
ロイとブンダスを前に、ゴンズイーマは背中に背負ったとんでもないでかいツーハンドソードを構えたのである。
盗賊達は、そのツーハンドソードを構えたゴンズイーマに歓声を上げて、場所を開けた。
「何だ?あのでかい剣は!」
「ブンダス!気をつけろ!まともに受けたらただじゃすまないぞ」
「悪魔の群狼にたてついた事を後悔して死ねぇ~~~~~!」
ゴンズイーマは、その大きな剣をあり得ないスピードで振り回した。しかし、ブンダスは冷静にその太刀筋を見極め、盾に角度をつけて弾いたのだ。
「な、なにいいい!」
ブンダスは、ニヤリと笑いゴンズイーマを挑発した。
「ウドの大木!お前の実力はせいぜいそんなもんだよ!」
「き、貴様ぁ~!俺を誰だと思っている!」
ゴンズイーマは、今まで自分の剣を弾かれたことがなかった。そのパワーとスピードで、自分の敵は一撃で粉砕してきたのだ。ゴンズイーマは、その長身から繰り出す剣の連打で、ブンダスに反撃をさせなかった。
「どうした?先ほどから受けに徹してばかりではないか?」
「へっ!もっと気合のいれた攻撃はできないのか?そんな事じゃ何時まで経っても俺をやれねえぞ!」
「ぬかせ!これで終わりだ!インフィニティーブレイク!」
ゴンズイーマは、3次職ロキが使う事が出来るアクティブスキル※③【インフィニティーブレイク】を仕掛けた。このスキルは、相手の盾を吹き飛ばしそのまま剣を振りぬく事で、相手に通常の5倍ダメージを与える必殺技だったのだ。
「ブンダスゥ!」
ロイは、ブンダスがやられてしまったと焦ったのだ。ゴンズイーマは、その長身で剣を振りかぶり地面にたたきつけ、砂埃が舞い上がり二人の姿が見えなくなったのだ。
「そんな攻撃、わざわざ盾で受けるわけねえだろ」
ブンダスは、ギリギリのところで身体を横にズラし、盾で受けることなく回避したのだった。そして、ブンダスはゴンズイーマに※④【シールドラッシュ】を繰り出した。
ゴンズイーマは、ブンダスのシールドに叩きつけられ、その巨体が壁にたたきつけられたのだ。
「ロイ!今だ!」
「分かってるって!メガストライク!」
ロイは、壁にたたきつけられたゴンズイーマに向けて突進した。この※⑤【メガストライク】という技は敵に向かって突進することで、通常ダメージの6.5倍のダメージを与える必殺技である。
そして、ロイも又ヘルナイトという3次職であり、ケンジ製作の装備を持っていた。
「ぐおおおおおおおおおおおお!」
ロイの剣は、ゴンズイーマの腹に刺さっていた。盗賊達はそれ見て信じられなかったのだ。親分にダメージを与えた人間は初めて見たからだ。どんな敵にもその鋼の肉体の前では無力であり、最後にはインフィニティーブレイクで粉砕し敵を退けていた自分達のリーダーが、胴体が真っ二つになって反対に殺されてしまったのだ。
「う、うわ~~~~~!お、親分がやられたぁ!」
盗賊の一人が叫んだのをかわぎりに、生き残っていた盗賊は出口に向かって逃げ出したのである。
「へっ、お前達をそう簡単に逃すわけないだろ?」
ロイ達は、逃げる盗賊の方向に回り込み、逃がさなかった。
「ゆ、許してくれ……」
「お、俺達が悪かった……」
「このまま捕らえてくれていいから殺さないで……」
「お前達は、今までそう命乞いをした人間を助けたのか?見逃したことがあるのか?」
「そ、それは……」
「自分達の命が危なくなったら助けてくれだと?ふざんけんな!」
「頼む!俺達は死にたくねえ!」
「そうだ!俺達はまだ……」
「頼む殺さないでくれ!」
ロイ達は、土下座して命乞いをしていた盗賊達を無造作に剣を突き立てた。
「ぐわああああああ!」
「や、やめてくれ!」
「ぎゃあああああ!」
「お前達は、このまま逮捕されて、国へと突き出したとしても処刑は確定だよ!だったら、このまま死んだ方が無駄がなくていい!」
その言葉に、盗賊達は必死に逃げ出したのである。ロイ達から必死に逃げ出した盗賊達は出口で待ち受けていたデイニーに焼かれたのはいう間でもなかった。
*-----*-----*-----*-----*-----*
この話で出てきた魔法とスキル一覧
※①【ファイヤーボール】
火属性魔法 3階位
消費MP 15
詠唱速度 1.5秒(詠唱スキルが無い場合)
効果時間 一瞬
効果対象 1人
効果範囲 半径1m×(レベル×10分の1)最大半径10m
(任意に調整可能)
必要秘薬 虹パール1個
備考欄
この魔法は、炎の球を作り出し打ち出す魔法。命中した起点を中心に、
最大半径10mの範囲で大爆発させることが出来る。ダメージは
爆発に巻き込まれた範囲内にいる人間一人につき、(1~10)×2分の1
レベル。
職業レベル30魔法スキル35.00でで使う事が可能。
※②【ファイヤーアロー】
火属性魔法 2階位
消費MP 5
詠唱速度 1秒(詠唱スキルが無い場合)
効果時間 一瞬
効果対象 1つの対象
効果範囲 レベル×1m
必要秘薬 なし
備考欄
この魔法は炎の矢を生み出し撃つ事が出来る。対象は一つで5レベル
上がる事で矢が一本増え、最大10本の矢が撃てるようになる。
一本のダメージは、レベル×10でトロールなど討伐する時、傷口を焼き
再生できないようにする為、よく使われる魔法である。
魔法使い職業レベル10魔法スキル10.00で使用可能。
※③【インフィニティーブレイク】
3次職アタッカーのアクティブスキルのひとつ。
このスキルは、相手の盾を吹き飛ばす事と、そのまま剣を振りぬく事で、
相手に通常の5倍ダメージを与えるアクティブスキル。
※④【シールドラッシュ】
タンカー職のアクティブスキルの一つ。
このスキルは、盾で相手の体を浮かし盾でその体をプッシュすることで
弾き飛ばすスキル。ダメージは殆ど与えないが一定の確率で脳震盪を
起こさせる。
※⑤【メガストライク】
ナイト系職があつかえる。このアクティブスキルは敵に向かって
突進することで、通常ダメージの6.5倍のダメージを与える必殺技で
ある。
そして、その場に残されたのが誘拐されたであろう女子供達だった。ハイドは、子供達が怖がらないように笑顔で近づいたのである。そして、怯える女性達に話しかけた。
「安心してくれ!君達は街道で襲われたのか?」
「いえ、私達は村で暮らしていたのです。そして、いきなりあいつ等が村を襲って……」
女性達と子供はその場で泣き崩れたのだった。村の男達は惨殺され、村は焼き払われたとのことだった。
「ってことは、村はもうないのか?」
「えぇ……」
「それじゃあ、これからどうするんだ?」
「「「「「……」」」」」
ハイドは、埒が明かないと見て、パメラの場所に連れて行くことにした。
「あの……この場所から離れないのですか?先ほどの奴らが……」
「大丈夫だよ。俺達はあいつ等を討伐に来ていて、今仲間があいつ等のアジトで暴れている最中だ。あれを、見て見な」
ハイドが指さした場所には洞窟があり、先ほどの盗賊達が自分達のアジトに戻ったとたん火柱に包まれたり、火の矢で撃たれたりしていた。
その後景は異様で、仲間がアジトに戻ったのに洞窟の中から無数の炎の矢に撃たれて、骨も残さず焼かれていくのだった。
「あれってどういう事……」
「まったく、デイニーを敵には回したくないわね……」
「今、魔法を撃っているのは仲間の一人だよ!見てわかると思うが、火属性に特化した魔法使いだよ」
デイニーは、火属性の適性を持った魔法使いの3次職であるアークメイジであり、火属性の魔法しか使う事はできないが、火力という面では敵がいない程の高出力の火力を持った魔法使いだ。
火属性の魔法しか使えない為、スペルブックには火属性の魔法しか入っていないが、デイニーが数年かけて開発した、オリジナルスペルも持っていて頼りになる存在なのだ。
このオリジナルスペルは既存の魔法、例えばファイヤーアローだったら、詠唱時間をわざと長くすることでダメージ量を増やしたりすることだ。しかし、デイニーは詠唱のスキルを持ち無詠唱で魔法を唱えれるため、ダメージ量だけ増やすことが出来るのだ。
つまり、本来なら盗賊が言った火傷で済むはずのダメージのはずが、黒炭になって消滅した理由はここにあったのであった。
「あの通り、あいつ等はもう終わりだ。ここの任務が終わったら、君達は大きな町へと送り届けよう!」
「ですが……」
「どのように暮らそうが問題ないと思うが、もし不安に思うのなら、NFGの窓口に相談してみたらどうだ?」
「わ、わかりました……」
こうして、見張りをしていたハイド一行は新たな被害者たちを保護したのだ。そして、一方盗賊のアジトではロイ達が、盗賊をドンドン討伐していた。
「何よ!このアジトは?外から戻ってくる方が多いじゃない!」
「な、なんだ貴様は?」
「ここをどこと思っている!」
「女一人?」
「やっちまえ!」
「ファイヤーボール!」
「「「「「ぎゃああ!」」」」」」
デイニーは、外から戻って来た盗賊達を一掃する為、洞窟の中から※①【ファイヤーボール】を撃ちこんだ。ファイヤーボールは盗賊が集まっている中心に着弾し、大爆発を起こし盗賊達を一掃した。
そして、洞窟内からはロイ達には敵わず逃げてきた者達は、※②【ファイヤーアロー】で黒炭になって消滅していくのだった。
そして、洞窟内ではロイとブンダスが盗賊達を追い詰めていた。
「おめえら!いったい何をやっている!」
「「「「「「大親分!」」」」」
遂に、悪魔の群狼を束ねている親分がその姿を現したのである。その男は身の丈2m30は越えており、ハーフジャイアントかと思う程の肉体を持っていた。
「ロイ?アイツはまさか?」
「ああ!あの身体のでかさと目の傷!噂に聞いたことあるぜ」
「ほう!貴様らワシの事を知っているみたいだな!」
「お前みたいな悪党!知らない方がどうかしているぜ!ゴンズイーマ!」
ゴンズイーマは大陸中に指名手配されている人間である。種族はヒューマンではなく、ボーグ族という極めて珍しい種族である。この種族が珍しいのは、少数民族であり戦闘民族だからだ。
ロイとブンダスを前に、ゴンズイーマは背中に背負ったとんでもないでかいツーハンドソードを構えたのである。
盗賊達は、そのツーハンドソードを構えたゴンズイーマに歓声を上げて、場所を開けた。
「何だ?あのでかい剣は!」
「ブンダス!気をつけろ!まともに受けたらただじゃすまないぞ」
「悪魔の群狼にたてついた事を後悔して死ねぇ~~~~~!」
ゴンズイーマは、その大きな剣をあり得ないスピードで振り回した。しかし、ブンダスは冷静にその太刀筋を見極め、盾に角度をつけて弾いたのだ。
「な、なにいいい!」
ブンダスは、ニヤリと笑いゴンズイーマを挑発した。
「ウドの大木!お前の実力はせいぜいそんなもんだよ!」
「き、貴様ぁ~!俺を誰だと思っている!」
ゴンズイーマは、今まで自分の剣を弾かれたことがなかった。そのパワーとスピードで、自分の敵は一撃で粉砕してきたのだ。ゴンズイーマは、その長身から繰り出す剣の連打で、ブンダスに反撃をさせなかった。
「どうした?先ほどから受けに徹してばかりではないか?」
「へっ!もっと気合のいれた攻撃はできないのか?そんな事じゃ何時まで経っても俺をやれねえぞ!」
「ぬかせ!これで終わりだ!インフィニティーブレイク!」
ゴンズイーマは、3次職ロキが使う事が出来るアクティブスキル※③【インフィニティーブレイク】を仕掛けた。このスキルは、相手の盾を吹き飛ばしそのまま剣を振りぬく事で、相手に通常の5倍ダメージを与える必殺技だったのだ。
「ブンダスゥ!」
ロイは、ブンダスがやられてしまったと焦ったのだ。ゴンズイーマは、その長身で剣を振りかぶり地面にたたきつけ、砂埃が舞い上がり二人の姿が見えなくなったのだ。
「そんな攻撃、わざわざ盾で受けるわけねえだろ」
ブンダスは、ギリギリのところで身体を横にズラし、盾で受けることなく回避したのだった。そして、ブンダスはゴンズイーマに※④【シールドラッシュ】を繰り出した。
ゴンズイーマは、ブンダスのシールドに叩きつけられ、その巨体が壁にたたきつけられたのだ。
「ロイ!今だ!」
「分かってるって!メガストライク!」
ロイは、壁にたたきつけられたゴンズイーマに向けて突進した。この※⑤【メガストライク】という技は敵に向かって突進することで、通常ダメージの6.5倍のダメージを与える必殺技である。
そして、ロイも又ヘルナイトという3次職であり、ケンジ製作の装備を持っていた。
「ぐおおおおおおおおおおおお!」
ロイの剣は、ゴンズイーマの腹に刺さっていた。盗賊達はそれ見て信じられなかったのだ。親分にダメージを与えた人間は初めて見たからだ。どんな敵にもその鋼の肉体の前では無力であり、最後にはインフィニティーブレイクで粉砕し敵を退けていた自分達のリーダーが、胴体が真っ二つになって反対に殺されてしまったのだ。
「う、うわ~~~~~!お、親分がやられたぁ!」
盗賊の一人が叫んだのをかわぎりに、生き残っていた盗賊は出口に向かって逃げ出したのである。
「へっ、お前達をそう簡単に逃すわけないだろ?」
ロイ達は、逃げる盗賊の方向に回り込み、逃がさなかった。
「ゆ、許してくれ……」
「お、俺達が悪かった……」
「このまま捕らえてくれていいから殺さないで……」
「お前達は、今までそう命乞いをした人間を助けたのか?見逃したことがあるのか?」
「そ、それは……」
「自分達の命が危なくなったら助けてくれだと?ふざんけんな!」
「頼む!俺達は死にたくねえ!」
「そうだ!俺達はまだ……」
「頼む殺さないでくれ!」
ロイ達は、土下座して命乞いをしていた盗賊達を無造作に剣を突き立てた。
「ぐわああああああ!」
「や、やめてくれ!」
「ぎゃあああああ!」
「お前達は、このまま逮捕されて、国へと突き出したとしても処刑は確定だよ!だったら、このまま死んだ方が無駄がなくていい!」
その言葉に、盗賊達は必死に逃げ出したのである。ロイ達から必死に逃げ出した盗賊達は出口で待ち受けていたデイニーに焼かれたのはいう間でもなかった。
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この話で出てきた魔法とスキル一覧
※①【ファイヤーボール】
火属性魔法 3階位
消費MP 15
詠唱速度 1.5秒(詠唱スキルが無い場合)
効果時間 一瞬
効果対象 1人
効果範囲 半径1m×(レベル×10分の1)最大半径10m
(任意に調整可能)
必要秘薬 虹パール1個
備考欄
この魔法は、炎の球を作り出し打ち出す魔法。命中した起点を中心に、
最大半径10mの範囲で大爆発させることが出来る。ダメージは
爆発に巻き込まれた範囲内にいる人間一人につき、(1~10)×2分の1
レベル。
職業レベル30魔法スキル35.00でで使う事が可能。
※②【ファイヤーアロー】
火属性魔法 2階位
消費MP 5
詠唱速度 1秒(詠唱スキルが無い場合)
効果時間 一瞬
効果対象 1つの対象
効果範囲 レベル×1m
必要秘薬 なし
備考欄
この魔法は炎の矢を生み出し撃つ事が出来る。対象は一つで5レベル
上がる事で矢が一本増え、最大10本の矢が撃てるようになる。
一本のダメージは、レベル×10でトロールなど討伐する時、傷口を焼き
再生できないようにする為、よく使われる魔法である。
魔法使い職業レベル10魔法スキル10.00で使用可能。
※③【インフィニティーブレイク】
3次職アタッカーのアクティブスキルのひとつ。
このスキルは、相手の盾を吹き飛ばす事と、そのまま剣を振りぬく事で、
相手に通常の5倍ダメージを与えるアクティブスキル。
※④【シールドラッシュ】
タンカー職のアクティブスキルの一つ。
このスキルは、盾で相手の体を浮かし盾でその体をプッシュすることで
弾き飛ばすスキル。ダメージは殆ど与えないが一定の確率で脳震盪を
起こさせる。
※⑤【メガストライク】
ナイト系職があつかえる。このアクティブスキルは敵に向かって
突進することで、通常ダメージの6.5倍のダメージを与える必殺技で
ある。
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