558 / 619
第10章 Freedom国、経済の中心へ!
105話 繊維不足
しおりを挟む
マーレンは、お抱えの採取士達に真剣な顔つきで話しかけたのである。
「た、頼むぞ!一刻も早く綿花の群生地を見つけて持ち帰ってくれ」
「は、はい!」
「お前達もよろしく頼むぞ」
「ああ!魔物の討伐は任せておいてくれ!」
マーレンは、綿花を早急に見つけて採取してもらおうと、自分達で町の外に探しにいく事を決めたのだった。
マーレンは、ギルドに依頼を出したのだが、見つけられていた群生地の綿花が全部採取されていたと報告されたのだ。普通は、後の事を考え1割程度残しておいてくれれば2ヶ月も待たずに2週間程度で元に戻って、今回のような素材不足に陥ることは無かったのにと、苦虫を噛み潰したような顔になった。
そして、魔物の素材を集めてきてもらうつもりで、蜘蛛やワーム系の素材を依頼したが、そんな都合よく大量に見つかる訳もなく断念したのだ。
だからと言って、綿花の群生地が都合よく見つかるとも思っていなかった。しかし、何もしないというのも違っていて、それほどまでに在庫が無くなっていたのだ。他の町に協力を求めたとしても、その街で使う綿花の在庫はあっても、他の町に安値で売ってもらえることはまずないのである。
そして、ギルドでは職員達が繊維の事について話し合っていた。
「支店長!繊維の在庫が本当に足りません!NFG本店に協力要請を出した方がよろしいのでは?」
「ちょっと待つのだ!もうすぐバッカン氏の繊維工場が何とかしてくれるはずだ」
NFGでは、ギルドマスターの呼び方は支店長になっていた。他の者からはいまだ支店長という呼び方はされず、ギルドマスターのままだったが徐々に呼び方は浸透していくことになるであろう。
そして、支店長は在庫管理の責任を取らされたくなくて、バッカンの資材調達に期待をしていた。
「ですが、いつまでたっても……」
「もう少しだ!もう少しすれば……」
上の者が、失敗を隠すというのは世の常なのかと思う程、支店長は時間を稼ごうといていた。しかし、今までのギルドと違って責任を押し付けられなくなってしっぽ切りをされなくなったのは、少し改善されたと言っていいのかもしれなかった。
「旦那様!マーレンの店に動きがあったそうです」
バッカンは、いずれ在庫が無くなれば、マーレンは自分達で綿花を採取に行くであろうとふんでいた。その為、バッカンはマーレンの店を張り込ませていたのだ。
「そうか?後はブックス!お前達に任せたぞ?」
「任せておいてくだせえ!成功したら報酬をはずんでくださいよ!」
「ああ!分かっておる。確実に人目のない所で殺れよ!」
「「「「「へい!」」」」」
バッカンに雇われた男達は、髭面でガタイのいい男達であった。山の中で会ったら山賊と見間違うほど、人相が悪かったのだ。
バッカンに、指示を出されたと同時にその姿を消え、ガタイに似合わない動きをした。その動きから、諜報部隊に所属していたような動きで、並みの戦士でないことがよくわかる動きだった。
「がははははは!あいつ等に任せておけば、マーレンのお抱えの戦士達など、赤子の手をひねる様なものだ」
「これで計画はうまくいきそうですね」
「ああ!マーレンは戻る事のない部下達を待ち続け、そのうち店も潰れる。がはははははは!」
「これで、旦那様の店が追い抜かれることは無くなりますよ」
「ああ!マーレンの奴は馬鹿正直に商売するから鬱陶しいからな!」
「この町では、旦那様に次いで大きな店だったから無くなったら、旦那様の天下ですよ!」
「そうだろう!そうだろう!がはははは!」
バッカンは、ライバル店を引きずり下ろし、自分の店の地位を確保しようとしていたのだった。マーレンの店を潰してしまえば、後の店は取るに取らない弱商店しかいなくなる思っていた。
そうなってしまえば、この町の繊維店の筆頭になることになり、NFGの支店長を食事に誘ったり賄賂を渡さずとも、うちの店の商品を大量に発注せざるを得なくなると思っていた。
一方、マーレンから指示を受け、綿花の群生地を見つけ出そうとやっきになっていた。採取のスキルを持っている人間は、その薬草や花を巧く採取することが出来るだけで、どのあたりに目当ての薬草や草花が分かる訳ではない。
ケンジのような、世界地図というレアスキルが有れば一発でわかるのだが、一般の人間がそんなスキルが有る訳ではないのだ。
しかし、長年培った経験でどの辺りに生えるのかは分かる為、そのような場所をさがしたのである。
「地図によると、この奥に綿花が発生しやすい土地がありそうだ」
「わかった!だが、ここからは魔物がいつ出てきてもおかしくないから、俺達の後をついてきてくれ!」
「わ、分かった……よろしく頼む」
マーレンの捜索部隊は慎重に、山道に侵入を開始した。すると、早速ゴブリンが数体出現したが、あっという間に討伐出来た。
「ここが、ホープやホネストの町じゃなくてよかった」
「あんな所じゃ、旦那様も私達に捜索を頼まないさ!」
「確かに!ジーフマウンの魔の森はとんでもないところだからな……俺達でも行きたくねえや!あはははは!」
ここは、元帝国領で、Freedom本国のような強い魔物はでなくて、もっと弱い魔物しか出ない町だった。その為、冒険初心者でも十分生活が出来る場所だったのだ。
「しかし、ここもオークぐらいは普通に出現する土地だからな油断はするんじゃないぞ?」
「ああ!わかっているよ。俺達の目的は綿花を持って帰る事だからな」
「ああ!早く持って帰って旦那様に安心してもらわなくてはな」
そんな、話をしながら周囲を警戒しながら、山道を進んでいくのだった。
山道を歩き、5時間ほど経った時だった。護衛の盾を持った戦士が大きな声を出した。
「危ない!」
護衛の冒険者が、矢を楯で叩き落とした。採取士達は何が起こったのか分からなくて、目を見開きその場に立ち尽くしたのだった。
「くっくっくっく!」
「誰だ!」
「ここは、俺達の縄張りだ!こんなとこに来るなんて良い度胸しているじゃねえか!」
「くっそ……こんなところに盗賊がいるとは……」
「リーダーやばいぞ……周りをすっかり囲まれているみたいだ……」
「あんた達は絶対に離れるんじゃねえぞ」
「「「「「は、はい!」」」」」
「がはははは!女もいるじゃねぇか!」
「親分!久しぶりに女が抱けますねぇ……」
「ああ!ここのところ久しぶりだったからなあ」
盗賊のそんな話を聞き、女性の採取士達は顔を強張らせたのだった。盗賊に捕らえられた場合、女は弄ばれ辱めを受けるのは当然で、飽きられたら奴隷商人に売られるのが普通である。
「お前等!女は生け捕りにしろよ!男は皆殺しでいい!分かったなあ!」
「「「「ひゃっほ~~~~~!」」」」」
「久しぶりの女だ!」
「やっちまえ~~~~~!」
「ぐっ!数が多い!」
「「「「きゃあああああ!」」」」
捜索部隊の護衛の戦士たちは、多勢に無勢で呆気なく殺されてしまった。反撃を受けて盗賊の中には殺されてしまった者いたが、盗賊達の人数が多かったのである。
護衛の者達や採取士の男は呆気なく殺され、女達は捕らえられてしまったのである。しかし、その様子を遠くから見ていた者がいた。ブックス達である。
「何でぇ、あいつら……俺達が、手を下すまでもなく、全滅してしまったじゃねえか」
「リーダーどうしますか?」
「どうするも何も放って置け!あいつ等がいなくなればミッションは達成だ」
「しかし、バッカンには?」
「そんなの始末したと言ったら報酬は貰える。楽な仕事だし、俺達に犯罪履歴はつかねえし盗賊様様じゃねえか!」
「そりゃそうっすね!」
「盗賊が離れたら、証拠になるようなものを取って帰ろう!」
「「「「「へい‼」」」」」
この世界は、町を離れれば危険は魔物だけではない世界である。どこに危険があるのか分からず、人間生活区域が地球とは違い本当に狭いのである。
しかし、このブックスの判断がバッカンの命運を分けることになったのを、ブックスはこのとき思いも知らなかったのである。
「た、頼むぞ!一刻も早く綿花の群生地を見つけて持ち帰ってくれ」
「は、はい!」
「お前達もよろしく頼むぞ」
「ああ!魔物の討伐は任せておいてくれ!」
マーレンは、綿花を早急に見つけて採取してもらおうと、自分達で町の外に探しにいく事を決めたのだった。
マーレンは、ギルドに依頼を出したのだが、見つけられていた群生地の綿花が全部採取されていたと報告されたのだ。普通は、後の事を考え1割程度残しておいてくれれば2ヶ月も待たずに2週間程度で元に戻って、今回のような素材不足に陥ることは無かったのにと、苦虫を噛み潰したような顔になった。
そして、魔物の素材を集めてきてもらうつもりで、蜘蛛やワーム系の素材を依頼したが、そんな都合よく大量に見つかる訳もなく断念したのだ。
だからと言って、綿花の群生地が都合よく見つかるとも思っていなかった。しかし、何もしないというのも違っていて、それほどまでに在庫が無くなっていたのだ。他の町に協力を求めたとしても、その街で使う綿花の在庫はあっても、他の町に安値で売ってもらえることはまずないのである。
そして、ギルドでは職員達が繊維の事について話し合っていた。
「支店長!繊維の在庫が本当に足りません!NFG本店に協力要請を出した方がよろしいのでは?」
「ちょっと待つのだ!もうすぐバッカン氏の繊維工場が何とかしてくれるはずだ」
NFGでは、ギルドマスターの呼び方は支店長になっていた。他の者からはいまだ支店長という呼び方はされず、ギルドマスターのままだったが徐々に呼び方は浸透していくことになるであろう。
そして、支店長は在庫管理の責任を取らされたくなくて、バッカンの資材調達に期待をしていた。
「ですが、いつまでたっても……」
「もう少しだ!もう少しすれば……」
上の者が、失敗を隠すというのは世の常なのかと思う程、支店長は時間を稼ごうといていた。しかし、今までのギルドと違って責任を押し付けられなくなってしっぽ切りをされなくなったのは、少し改善されたと言っていいのかもしれなかった。
「旦那様!マーレンの店に動きがあったそうです」
バッカンは、いずれ在庫が無くなれば、マーレンは自分達で綿花を採取に行くであろうとふんでいた。その為、バッカンはマーレンの店を張り込ませていたのだ。
「そうか?後はブックス!お前達に任せたぞ?」
「任せておいてくだせえ!成功したら報酬をはずんでくださいよ!」
「ああ!分かっておる。確実に人目のない所で殺れよ!」
「「「「「へい!」」」」」
バッカンに雇われた男達は、髭面でガタイのいい男達であった。山の中で会ったら山賊と見間違うほど、人相が悪かったのだ。
バッカンに、指示を出されたと同時にその姿を消え、ガタイに似合わない動きをした。その動きから、諜報部隊に所属していたような動きで、並みの戦士でないことがよくわかる動きだった。
「がははははは!あいつ等に任せておけば、マーレンのお抱えの戦士達など、赤子の手をひねる様なものだ」
「これで計画はうまくいきそうですね」
「ああ!マーレンは戻る事のない部下達を待ち続け、そのうち店も潰れる。がはははははは!」
「これで、旦那様の店が追い抜かれることは無くなりますよ」
「ああ!マーレンの奴は馬鹿正直に商売するから鬱陶しいからな!」
「この町では、旦那様に次いで大きな店だったから無くなったら、旦那様の天下ですよ!」
「そうだろう!そうだろう!がはははは!」
バッカンは、ライバル店を引きずり下ろし、自分の店の地位を確保しようとしていたのだった。マーレンの店を潰してしまえば、後の店は取るに取らない弱商店しかいなくなる思っていた。
そうなってしまえば、この町の繊維店の筆頭になることになり、NFGの支店長を食事に誘ったり賄賂を渡さずとも、うちの店の商品を大量に発注せざるを得なくなると思っていた。
一方、マーレンから指示を受け、綿花の群生地を見つけ出そうとやっきになっていた。採取のスキルを持っている人間は、その薬草や花を巧く採取することが出来るだけで、どのあたりに目当ての薬草や草花が分かる訳ではない。
ケンジのような、世界地図というレアスキルが有れば一発でわかるのだが、一般の人間がそんなスキルが有る訳ではないのだ。
しかし、長年培った経験でどの辺りに生えるのかは分かる為、そのような場所をさがしたのである。
「地図によると、この奥に綿花が発生しやすい土地がありそうだ」
「わかった!だが、ここからは魔物がいつ出てきてもおかしくないから、俺達の後をついてきてくれ!」
「わ、分かった……よろしく頼む」
マーレンの捜索部隊は慎重に、山道に侵入を開始した。すると、早速ゴブリンが数体出現したが、あっという間に討伐出来た。
「ここが、ホープやホネストの町じゃなくてよかった」
「あんな所じゃ、旦那様も私達に捜索を頼まないさ!」
「確かに!ジーフマウンの魔の森はとんでもないところだからな……俺達でも行きたくねえや!あはははは!」
ここは、元帝国領で、Freedom本国のような強い魔物はでなくて、もっと弱い魔物しか出ない町だった。その為、冒険初心者でも十分生活が出来る場所だったのだ。
「しかし、ここもオークぐらいは普通に出現する土地だからな油断はするんじゃないぞ?」
「ああ!わかっているよ。俺達の目的は綿花を持って帰る事だからな」
「ああ!早く持って帰って旦那様に安心してもらわなくてはな」
そんな、話をしながら周囲を警戒しながら、山道を進んでいくのだった。
山道を歩き、5時間ほど経った時だった。護衛の盾を持った戦士が大きな声を出した。
「危ない!」
護衛の冒険者が、矢を楯で叩き落とした。採取士達は何が起こったのか分からなくて、目を見開きその場に立ち尽くしたのだった。
「くっくっくっく!」
「誰だ!」
「ここは、俺達の縄張りだ!こんなとこに来るなんて良い度胸しているじゃねえか!」
「くっそ……こんなところに盗賊がいるとは……」
「リーダーやばいぞ……周りをすっかり囲まれているみたいだ……」
「あんた達は絶対に離れるんじゃねえぞ」
「「「「「は、はい!」」」」」
「がはははは!女もいるじゃねぇか!」
「親分!久しぶりに女が抱けますねぇ……」
「ああ!ここのところ久しぶりだったからなあ」
盗賊のそんな話を聞き、女性の採取士達は顔を強張らせたのだった。盗賊に捕らえられた場合、女は弄ばれ辱めを受けるのは当然で、飽きられたら奴隷商人に売られるのが普通である。
「お前等!女は生け捕りにしろよ!男は皆殺しでいい!分かったなあ!」
「「「「ひゃっほ~~~~~!」」」」」
「久しぶりの女だ!」
「やっちまえ~~~~~!」
「ぐっ!数が多い!」
「「「「きゃあああああ!」」」」
捜索部隊の護衛の戦士たちは、多勢に無勢で呆気なく殺されてしまった。反撃を受けて盗賊の中には殺されてしまった者いたが、盗賊達の人数が多かったのである。
護衛の者達や採取士の男は呆気なく殺され、女達は捕らえられてしまったのである。しかし、その様子を遠くから見ていた者がいた。ブックス達である。
「何でぇ、あいつら……俺達が、手を下すまでもなく、全滅してしまったじゃねえか」
「リーダーどうしますか?」
「どうするも何も放って置け!あいつ等がいなくなればミッションは達成だ」
「しかし、バッカンには?」
「そんなの始末したと言ったら報酬は貰える。楽な仕事だし、俺達に犯罪履歴はつかねえし盗賊様様じゃねえか!」
「そりゃそうっすね!」
「盗賊が離れたら、証拠になるようなものを取って帰ろう!」
「「「「「へい‼」」」」」
この世界は、町を離れれば危険は魔物だけではない世界である。どこに危険があるのか分からず、人間生活区域が地球とは違い本当に狭いのである。
しかし、このブックスの判断がバッカンの命運を分けることになったのを、ブックスはこのとき思いも知らなかったのである。
0
お気に入りに追加
2,458
あなたにおすすめの小説

俺だけ皆の能力が見えているのか!?特別な魔法の眼を持つ俺は、その力で魔法もスキルも効率よく覚えていき、周りよりもどんどん強くなる!!
クマクマG
ファンタジー
勝手に才能無しの烙印を押されたシェイド・シュヴァイスであったが、落ち込むのも束の間、彼はあることに気が付いた。『俺が見えているのって、人の能力なのか?』
自分の特別な能力に気が付いたシェイドは、どうやれば魔法を覚えやすいのか、どんな練習をすればスキルを覚えやすいのか、彼だけには魔法とスキルの経験値が見えていた。そのため、彼は効率よく魔法もスキルも覚えていき、どんどん周りよりも強くなっていく。
最初は才能無しということで見下されていたシェイドは、そういう奴らを実力で黙らせていく。魔法が大好きなシェイドは魔法を極めんとするも、様々な困難が彼に立ちはだかる。時には挫け、時には悲しみに暮れながらも周囲の助けもあり、魔法を極める道を進んで行く。これはそんなシェイド・シュヴァイスの物語である。

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

元勇者パーティーの雑用係だけど、実は最強だった〜無能と罵られ追放されたので、真の実力を隠してスローライフします〜
一ノ瀬 彩音
ファンタジー
元勇者パーティーで雑用係をしていたが、追放されてしまった。
しかし彼は本当は最強でしかも、真の実力を隠していた!
今は辺境の小さな村でひっそりと暮らしている。
そうしていると……?
※第3回HJ小説大賞一次通過作品です!
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。

異世界に召喚されたおっさん、実は最強の癒しキャラでした
鈴木竜一
ファンタジー
健康マニアのサラリーマン宮原優志は行きつけの健康ランドにあるサウナで汗を流している最中、勇者召喚の儀に巻き込まれて異世界へと飛ばされてしまう。飛ばされた先の世界で勇者になるのかと思いきや、スキルなしの上に最底辺のステータスだったという理由で、優志は自身を召喚したポンコツ女性神官リウィルと共に城を追い出されてしまった。
しかし、実はこっそり持っていた《癒しの極意》というスキルが真の力を発揮する時、世界は大きな変革の炎に包まれる……はず。
魔王? ドラゴン? そんなことよりサウナ入ってフルーツ牛乳飲んで健康になろうぜ!
【「おっさん、異世界でドラゴンを育てる。」1巻発売中です! こちらもよろしく!】
※作者の他作品ですが、「おっさん、異世界でドラゴンを育てる。」がこのたび書籍化いたします。発売は3月下旬予定。そちらもよろしくお願いします。
異世界へ誤召喚されちゃいました~女神の加護でほのぼのスローライフ送ります~
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる