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第10章 Freedom国、経済の中心へ!
37話 銭湯
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急遽、会議室に集められたムシュダルク達は、ケンジの事業計画を聞いていた。
「本当にそんな事をなさるつもりですか?」
「ああ!ここフリーの町の背後には湖があり、真水には困らないからな」
「ですが、平民達がお金を払って風呂に行くとは思いません!」
「だから、その感覚を植えつけるのが大事なんだろ?」
ケンジは、フリーの町に銭湯を作ろうとしていた。これにより平民達の間に銭湯の気持ちよさが広まれば、ティアナ達が作った石鹸が売れると思ったのだ。
これには、ケンジのレジャー計画も盛り込まれていた。とにかく日々の生活を、リフレッシュさせるような施設を作りたかったのだ。
映画とかカラオケは無理だったので、温泉を掘りたかったがそのあたりの知識がなかったので、銭湯を作ろうとしたのである。
「ですが、そんなに上手く行くとは……」
「だから、まずフリーの町だけで銭湯を作ろうと思う!」
「ですが、どのように運営するおつもりですか?」
ムシュダルク達が、否定するのは銭湯というものが分からなかったからだ。ケンジは銭湯というモノを、詳しく説明した。
ムシュダルクはケンジの説明に驚きを隠せなかった。銭湯の入場料を100ドゴンにして、極力平民達の負担にならない様にすることで、入場した時に石鹸セットを販売すると説明を受けた。
「確かにそれなら、貴族の特権だったお風呂が平民でも手軽に入れると思います!」
「だろ?石鹸も通常で使う様な大きさではなく、一回分で少量にして安く販売して、お客様にどういった物か試してもらうんだよ。良いモノなら通常サイズの石鹸を買ってくれると思うぞ」
「な、なるほど……で、その銭湯というのはどこに?」
「このフリーの町の西側には湖が拡がっているだろ?そこから水を引っ張り、水道にも使われているツバキの糸で編み込んだフィルターで水を綺麗にするんだ」
「それで、お湯はどのように?」
「当然!うちの屋敷で使っている魔道具と同じものを使う」
「ケンジ様の屋敷の魔道具ですか?それってやっぱり魔力を食うのですよね?」
「そんなギルドが発明した様な、欠陥品みたいな魔道具なわけないだろ!神鋼魔石に、火属性の魔石を吸収させた神火魔石で、太陽の陽の光を吸収しその熱量でお湯にする優れものだぞ!」
「そんなモノが⁉なぜFreedom店で売り出さないのですか?」
「いやいや……国民達の家に、湯沸かし器だけあってもしょうがないだろ?湯船が、国民の家に置けるわけないじゃないか!」
「ですが貴族の家には……」
「なんで!貴族の為に、そんな商品を売らなきゃいけないんだ?それなら、別の商品を国民の生活が便利になる為に違う商品を売った方がいいよ!」
「ケンジ様は、本当にぶれないのですね……」
「そんなの当り前だろ!」
「ですが、まずフリーの町だけだと言いましたが他の町は?」
「そんなに急ぐなって!これもどうなるか俺にもわからん事だからな。失敗するかもしれないだろ?」
ケンジは心にもない事を言ったが、マイはニコッと笑いそれを否定した。
「でも、あなたは失敗するとは思っていないのでしょ?」
「マイの言う通り、失敗するつもりで事業を進めるつもりはないよ。もし、上手く行けばフリーの町の隣に大浴場の土地を作り、各町から銭湯を目当てに来る専用の転移マットを設置する」
「つまり、各支店の場所に銭湯の転移マットを置くという事ですか?」
「そういう事だ!支店に脱衣所を作り、そこから転移してもらう事になる。これにより風呂からあがっても、来た町の転移マットに乗らないと、服が無い事になり困ることになるだろ?」
「た、確かに……」
「そして、石鹸や髪石鹸の効果を実感してもらって気に入ったら、Freedom店で通常サイズの石鹸を買って貰うという事だ!」
「それならうまくいきそうですね」
「とりあえず石鹸が必要と思わせないと、この商品は後が続かないよ」
「な、なるほど!」
「とりあえず俺は、明日から銭湯を作ることに専念するが、ティアナ達は覚悟は決まったか?」
「あ、あの……忙しくなるというのは……」
「ああ!驚かせたかもしれないが、その商品を作っていかないといけないと言う責任感って事だよ!途中で放り投げれないって事だ!」
「って事は、ご主人様の朝のベットメイキングは、あたし達が継続して担当をさせてもらえますか?」
「別に構わないだろ?忙しくなると言っても、仕事時間は夕方5時には終わる事だからな」
「それならやります!」
「分かった!とりあえず、アンドロイドガーデニングタイプを製作してから銭湯を作っていく!」
ケンジは、その日からイチカと同じようなアンドロイドを製作した。ティアナ達は、バラ園とツバキ園の土地を広げる事になり、町の人間はケンジ達がまた新しい何かを始めた事にワクワクしていたのだ。
「ケンジ様もやっと元気になってよかったな」
「そうだな!それにしても、また新しい事業を始めたみたいで西側に大きな土地をつかって何かを作るらしいぞ?」
「なんか、セントンだかセメントだとかいうモノらしいぞ?」
「なんだよそれ?」
「よくわからんが、ギルドで噂になってたぞ……」
「あ!それあたしも聞いたよ!」
「「「わたしも!」」」
「なんでも、Freedom店の従業員達が良い香りがしている事と関係があるんだとか?」
「「「「そうなの?」」」」
町の女性達が、この噂に飛びついたのだった。
「あたしも又聞きしたからよくわからないんだけどね……なんでも、Freedom所有の畑が拡張されたらしいから、それにも関係があるらしいよ」
フリーの町の人間は、そんな噂をして何が出来るのかを楽しみにしていた。
そんな忙しくしている中、やはりケンジには休息はなくて、王国や聖教国からの訪問があった。
「ケンジ様!申し訳ありません……あの街道を解放して頂けませんか?」
「そうです!あの街道は、王国と聖教国の流通に必要な街道なのです!それなのに、あんな関税を取られたら儲けが全然でないのです!」
「だけど、あの領地はFreedom国の物だ!城壁で囲っているという事実があるじゃないか?」
「あんなでたらめな城壁は想定外です!」
「じゃあ、あの街道を解放しろというなら、俺達の支店が町の中に入っても税金は取らないと?」
「なっ⁉それは無理だろう!」
「いやいや……Freedom国には解放しろというのに、俺の支店が町の中に作ったら、税金を取るというのは違うんじゃないのか?」
「そんな事をしたら、他の店や旅人平民達の家の税金も取れなくなるじゃないか?」
「だったら、あの街道は城壁に囲まれ大陸一安全に通行できる街道として、税金を納めるのは当たり前じゃないか?それに言っておくが、あの街道で発生したオーガロード100匹のスタンピードも治めてしまったほど、安全な街道なんだぞ?」
「それは……」
「それは分かっておるが、あまりに税金が高いのだ!その為、国から出ていく平民が止まらないのだ!」
「だったら、王国や聖教国も何か強みというモノを作って、国民の流出を止めた方がいいな?それに税金が高くなるのは当たり前じゃないか。街道を安全に旅が出来るんだぞ?そんな街道がこの大陸中にあると思うか?」
「だから、あの関税を止めてくれたら流出が止まるではないか?」
「いやいや……あの関税のおかげで旅人や行商人達は安全に旅が出来るんだよ?関税を払いたくなければFreedom国民になれば身分証が発行され、税金を払ってもらう事で安全に旅が出来るんだ。こんな事わざわざ説明するまでもないよな?」
「ゥぐうううう……」
キース国王は、言葉にならない声を上げた。
「それに、貴方達はあの土地を見捨てて、Freedom国に厄介払いしたその付けが、まわってきた事を忘れないでくれ!」
「それは……」
「俺は、キース国王や聖女にも言ったはずだ!本当にそんな考え方でいいのかと!その時あんた達は、Freedom支店があるから、あの土地はFreedom国の領地だと言って、ホープとホネストの二つの町を見捨てたじゃないか?」
「「……」」
「国民が、どの町に住むのは国民の勝手だろ?もし、自分の国に定住して欲しいなら何か利便性がある事を作るしかないだろ?俺に、そんなことを言われたところではい!そうですかと頷くわけがないよ」
「むぐぐぐぐ」
「もう言う事が、ないのならお引き取りを!俺も、そんなに暇ではないんだよ」
「どうしても、街道を解放してくれぬのか?」
ケンジは、何度も二人に説明したが、引いてくれそうもなかった。その態度にケンジは、うんざりした様子で解放の言葉を口にした。
「じゃあ、解放しましょうか?」
「本当か?」
「本当ですか?」
キース国王と聖女アリサの、顔は一気に明るくなった。その言葉にムシュダルク達、ケンジの側近が慌てて大声を出したのである。
「「「ケンジ様何を言っているのですか‼」」」
Freedom国の会議室は騒然となった。
「本当にそんな事をなさるつもりですか?」
「ああ!ここフリーの町の背後には湖があり、真水には困らないからな」
「ですが、平民達がお金を払って風呂に行くとは思いません!」
「だから、その感覚を植えつけるのが大事なんだろ?」
ケンジは、フリーの町に銭湯を作ろうとしていた。これにより平民達の間に銭湯の気持ちよさが広まれば、ティアナ達が作った石鹸が売れると思ったのだ。
これには、ケンジのレジャー計画も盛り込まれていた。とにかく日々の生活を、リフレッシュさせるような施設を作りたかったのだ。
映画とかカラオケは無理だったので、温泉を掘りたかったがそのあたりの知識がなかったので、銭湯を作ろうとしたのである。
「ですが、そんなに上手く行くとは……」
「だから、まずフリーの町だけで銭湯を作ろうと思う!」
「ですが、どのように運営するおつもりですか?」
ムシュダルク達が、否定するのは銭湯というものが分からなかったからだ。ケンジは銭湯というモノを、詳しく説明した。
ムシュダルクはケンジの説明に驚きを隠せなかった。銭湯の入場料を100ドゴンにして、極力平民達の負担にならない様にすることで、入場した時に石鹸セットを販売すると説明を受けた。
「確かにそれなら、貴族の特権だったお風呂が平民でも手軽に入れると思います!」
「だろ?石鹸も通常で使う様な大きさではなく、一回分で少量にして安く販売して、お客様にどういった物か試してもらうんだよ。良いモノなら通常サイズの石鹸を買ってくれると思うぞ」
「な、なるほど……で、その銭湯というのはどこに?」
「このフリーの町の西側には湖が拡がっているだろ?そこから水を引っ張り、水道にも使われているツバキの糸で編み込んだフィルターで水を綺麗にするんだ」
「それで、お湯はどのように?」
「当然!うちの屋敷で使っている魔道具と同じものを使う」
「ケンジ様の屋敷の魔道具ですか?それってやっぱり魔力を食うのですよね?」
「そんなギルドが発明した様な、欠陥品みたいな魔道具なわけないだろ!神鋼魔石に、火属性の魔石を吸収させた神火魔石で、太陽の陽の光を吸収しその熱量でお湯にする優れものだぞ!」
「そんなモノが⁉なぜFreedom店で売り出さないのですか?」
「いやいや……国民達の家に、湯沸かし器だけあってもしょうがないだろ?湯船が、国民の家に置けるわけないじゃないか!」
「ですが貴族の家には……」
「なんで!貴族の為に、そんな商品を売らなきゃいけないんだ?それなら、別の商品を国民の生活が便利になる為に違う商品を売った方がいいよ!」
「ケンジ様は、本当にぶれないのですね……」
「そんなの当り前だろ!」
「ですが、まずフリーの町だけだと言いましたが他の町は?」
「そんなに急ぐなって!これもどうなるか俺にもわからん事だからな。失敗するかもしれないだろ?」
ケンジは心にもない事を言ったが、マイはニコッと笑いそれを否定した。
「でも、あなたは失敗するとは思っていないのでしょ?」
「マイの言う通り、失敗するつもりで事業を進めるつもりはないよ。もし、上手く行けばフリーの町の隣に大浴場の土地を作り、各町から銭湯を目当てに来る専用の転移マットを設置する」
「つまり、各支店の場所に銭湯の転移マットを置くという事ですか?」
「そういう事だ!支店に脱衣所を作り、そこから転移してもらう事になる。これにより風呂からあがっても、来た町の転移マットに乗らないと、服が無い事になり困ることになるだろ?」
「た、確かに……」
「そして、石鹸や髪石鹸の効果を実感してもらって気に入ったら、Freedom店で通常サイズの石鹸を買って貰うという事だ!」
「それならうまくいきそうですね」
「とりあえず石鹸が必要と思わせないと、この商品は後が続かないよ」
「な、なるほど!」
「とりあえず俺は、明日から銭湯を作ることに専念するが、ティアナ達は覚悟は決まったか?」
「あ、あの……忙しくなるというのは……」
「ああ!驚かせたかもしれないが、その商品を作っていかないといけないと言う責任感って事だよ!途中で放り投げれないって事だ!」
「って事は、ご主人様の朝のベットメイキングは、あたし達が継続して担当をさせてもらえますか?」
「別に構わないだろ?忙しくなると言っても、仕事時間は夕方5時には終わる事だからな」
「それならやります!」
「分かった!とりあえず、アンドロイドガーデニングタイプを製作してから銭湯を作っていく!」
ケンジは、その日からイチカと同じようなアンドロイドを製作した。ティアナ達は、バラ園とツバキ園の土地を広げる事になり、町の人間はケンジ達がまた新しい何かを始めた事にワクワクしていたのだ。
「ケンジ様もやっと元気になってよかったな」
「そうだな!それにしても、また新しい事業を始めたみたいで西側に大きな土地をつかって何かを作るらしいぞ?」
「なんか、セントンだかセメントだとかいうモノらしいぞ?」
「なんだよそれ?」
「よくわからんが、ギルドで噂になってたぞ……」
「あ!それあたしも聞いたよ!」
「「「わたしも!」」」
「なんでも、Freedom店の従業員達が良い香りがしている事と関係があるんだとか?」
「「「「そうなの?」」」」
町の女性達が、この噂に飛びついたのだった。
「あたしも又聞きしたからよくわからないんだけどね……なんでも、Freedom所有の畑が拡張されたらしいから、それにも関係があるらしいよ」
フリーの町の人間は、そんな噂をして何が出来るのかを楽しみにしていた。
そんな忙しくしている中、やはりケンジには休息はなくて、王国や聖教国からの訪問があった。
「ケンジ様!申し訳ありません……あの街道を解放して頂けませんか?」
「そうです!あの街道は、王国と聖教国の流通に必要な街道なのです!それなのに、あんな関税を取られたら儲けが全然でないのです!」
「だけど、あの領地はFreedom国の物だ!城壁で囲っているという事実があるじゃないか?」
「あんなでたらめな城壁は想定外です!」
「じゃあ、あの街道を解放しろというなら、俺達の支店が町の中に入っても税金は取らないと?」
「なっ⁉それは無理だろう!」
「いやいや……Freedom国には解放しろというのに、俺の支店が町の中に作ったら、税金を取るというのは違うんじゃないのか?」
「そんな事をしたら、他の店や旅人平民達の家の税金も取れなくなるじゃないか?」
「だったら、あの街道は城壁に囲まれ大陸一安全に通行できる街道として、税金を納めるのは当たり前じゃないか?それに言っておくが、あの街道で発生したオーガロード100匹のスタンピードも治めてしまったほど、安全な街道なんだぞ?」
「それは……」
「それは分かっておるが、あまりに税金が高いのだ!その為、国から出ていく平民が止まらないのだ!」
「だったら、王国や聖教国も何か強みというモノを作って、国民の流出を止めた方がいいな?それに税金が高くなるのは当たり前じゃないか。街道を安全に旅が出来るんだぞ?そんな街道がこの大陸中にあると思うか?」
「だから、あの関税を止めてくれたら流出が止まるではないか?」
「いやいや……あの関税のおかげで旅人や行商人達は安全に旅が出来るんだよ?関税を払いたくなければFreedom国民になれば身分証が発行され、税金を払ってもらう事で安全に旅が出来るんだ。こんな事わざわざ説明するまでもないよな?」
「ゥぐうううう……」
キース国王は、言葉にならない声を上げた。
「それに、貴方達はあの土地を見捨てて、Freedom国に厄介払いしたその付けが、まわってきた事を忘れないでくれ!」
「それは……」
「俺は、キース国王や聖女にも言ったはずだ!本当にそんな考え方でいいのかと!その時あんた達は、Freedom支店があるから、あの土地はFreedom国の領地だと言って、ホープとホネストの二つの町を見捨てたじゃないか?」
「「……」」
「国民が、どの町に住むのは国民の勝手だろ?もし、自分の国に定住して欲しいなら何か利便性がある事を作るしかないだろ?俺に、そんなことを言われたところではい!そうですかと頷くわけがないよ」
「むぐぐぐぐ」
「もう言う事が、ないのならお引き取りを!俺も、そんなに暇ではないんだよ」
「どうしても、街道を解放してくれぬのか?」
ケンジは、何度も二人に説明したが、引いてくれそうもなかった。その態度にケンジは、うんざりした様子で解放の言葉を口にした。
「じゃあ、解放しましょうか?」
「本当か?」
「本当ですか?」
キース国王と聖女アリサの、顔は一気に明るくなった。その言葉にムシュダルク達、ケンジの側近が慌てて大声を出したのである。
「「「ケンジ様何を言っているのですか‼」」」
Freedom国の会議室は騒然となった。
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