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第10章 Freedom国、経済の中心へ!
31話 不調
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ケンジは、最悪の事態になったなあ、と思い、大広間の休憩室で休んでいた。
「あなた!ちょっといい?」
大部屋に、マイとムシュダルクや内政を担っているアルバン達が入ってきた。
「なんかあったのか?」
「いえ……さっきの話なんだけど、聖教国と王国の話で滅亡って言ってたでしょ?あなたは、そのままにしておくつもりなのかな?って思ったから……」
「っていうかさ……やっぱり人間って権力を長く持つと、そのくらいに慣れるんだなあと思ってさ……嫌になってきたところなんだよ」
「それはそうだけど……」
「この世界に来た時、本当に俺は期待と高揚感でいっぱいだったんだよな。だが、実際はこれだ……俺が、地球で死んだ原因となった二人をマイは覚えているか?」
「えぇ!覚えているわ……」
「あの二人は、本当に傲慢で自分勝手な奴だったが、この世界に来てあいつ等が可愛く見えるほど、この世界の権力者達は傲慢で我儘だったよ。だから、俺は聖女にしてもキース国王も、最初は好感を持てる人間だと思ったんだ」
「確かにキース国王も、跡を継ぐ前は部下から慕われていたもんね……聖女もまさか、数年であんな風な考え方をするなんて思わなかったわよ」
「それで、その原因を考えていたんだよ」
「それで何かわかったの?」
「ああ!多分だがトップの二人は、あまりに経験がなさ過ぎたんじゃないかとおもってな」
「えっ?」
「つまりだな!上司というのも周りが育てるものなんだよ。周りの部下が馬鹿だと、そのトップも馬鹿になるって事だ!」
「あ、あぁ~~~なんとなく言いたいことが分かったわ!」
「「「どういう事でしょうか?」」」
ケンジはアルバン達に説明をした。
「要は、キース王も聖女アリサも、トップになったがあまりに経験不足だったと言う事だよ」
「そんなのは誰でも最初はそうでしょ?」
「だからこそ、上司も又周りが作ると言う事なんだよ」
「上司を周りが作る?」
「ムシュダルクさん、思い出してみてよ。ケンちゃんは最初どんな感じだった?ムシュダルクさんにも、様付けで呼んでたでしょ?だけど今は、さん付けに変わりちゃんと指示を出していると思わない?」
「た、確かに……」
「つまり、キース王やアリサには今までが常識とされ、その考えしか持たない貴族が部下なのよ。だから、前国王や大司教だった人間のような思考の持ち主ばかりが、トップを育てる事になっているのよ」
「そういう事だ」
「な、なるほど……ですが、ケンジ様もそれは同じですよね?」
「いいや、全然違うよ!こういっては失礼かもしれないが、ムシュダルクさんは王国貴族だったころの立場はどうでしたか?自分の利益より平民に寄り添っていて、平民達から人気があったはずです。自分の利益より平民を想い、貴族達からは疎ましい存在だったはずです」
「ケンジ様も容赦ないですな」
「すいません……ですが、そんな人が俺をサポートするのです。それに、他の人間も又自分の事より国の為と思い、没落した元貴族達です。ですが、キース王や聖女には、自分の利益ばかり考えたり権力に群がるようなずる賢い貴族達ばかりで、ムシュダルクさんのような貴族はトップから引き離されているはずです」
「な、なるほど……」
「俺にはティアさんからの援助(チートスキル)があったから、こういった厄介事はFreedomに、美味しい所は王国と聖教国の貴族達が吸い上げる算段になったはずです」
「それにしても貴族達の考える事は懲りないと言うかなんというか……」
「だからな、俺はそういった貴族、いや老害だな……そいつらは全員排除しないと、良い国にはならないと思うんだよ」
「あなた!ちょっと待ってよ?気に入らないからといって排除するのは間違っているよ!」
「排除という言葉は間違ったすまない……だが、実際の所どう思う?」
ケンジは、マイ達に相談をした。これにはマイもムシュダルク達も驚きを隠せなかった。
「あなた、どうしたの?今までそんなこと相談しなかったじゃない」
「いやな……俺も、よくわからなくなってきたんだよ。実際のところ、俺はもう色んな事が面倒くさいと思ってきているんだ……」
「ケ、ケンジ様!」
「いや、Freedomの事じゃないよ。王国にしても聖教国にしても、結局はこういった感じになるだろ?だから俺は排除という言葉を使ってしまったんだ……俺だって人間だからな……自分の好きな事や楽な事をして生きたいんだよ」
「ケンジ様……」
ケンジは、やっと自分のわがままを言ったような感じになった。
「ムシュダルクさん!ちょっといいですか?」
「マイ様どうかしましたか?」
「ケンちゃんを一ヵ月ほど休ませます!後の事は頼みました」
「はい。おおせのままに……」
ムシュダルクは、マイの気迫に押されてしまった。
「お、おい!マイ?何を言っているんだ!今、休んでいる暇なんて俺にはないんだ!勝手な……」
「五月蠅い‼あなたは黙ってあたしの言う通りにしなさい!」
マイは、ものすごい気迫でケンジを怒鳴った。それにはムシュダルク達は縮みあがり、マイがこんなに怒鳴るとは思いもしなかったのだ。
いつもなら、ケンジのやりたい事をできるだけ黙って見守っている感じだった。その為、周りにいた人間は一体どういうことか対応できなかった。
マイは大声で、ギルとセバスを呼んだのだった。
「ギル!セバス!ちょっと来て!」
マイのただならぬ声に、2人はマイの側に駆けよってきた。
「「マイさん!何かあったのですか?」」
「ケンちゃんの事なんだけど、今日から1ヶ月いや2ヶ月は休ませます!だから、後の事は通常運転で、貴方達が仕切ってください!わかりましたね」
「主に、何かあったのですか?主!大丈夫ですか?」
ギルはマイに言われて、すぐにケンジの側に駆けよって、ケンジに事情を聞いたのだった。
「いや、俺は何もないよ!大丈夫だ!」
「あなた!あなたは今は休むべきよ。そうじゃないと精神を病むわよ?」
「何を言ってんだよ?俺はこの通り……」
「あなたは、自分でどういう状態か分かっていないからそう言うのよ。いい?今のあなたは空気をいっぱいに吹き込んだ風船と同じ状態なんだよ?」
「何を言っているんだよ……」
「あたしは、前の世界であなたのような状態の人間を、たくさん見てきたからよく分かるわ。普段は何事もないような感じで働いていたのに、いきなり今までと違う事をやったり弱音を吐いたりするの……」
「どういう事だよ!」
「あなたは、この世界で色んな事に期待をしていたと言っていたわよね?なのに、現実はどうだったの?確かにギルやセバスに巡り合えた事は良かったと思うわ!」
「そんなの当り前だろ!」
「だけど、今この状態になって自分のキャパシティーを超えて、一人で抱え込みすぎているのよ。だから、いきなり排除しないととか、他の国の事を滅亡するとか平気で口にしちゃうのよ!」
「だが、実際にこのままだと……」
「あなたは、自分の関係するところだけを、考えたうえで行動するべきなのよ。中途半端に口を出すから、変な風に絡まれて、他国の国民も救わないといけない様になって、今の状態になっているのよ!」
「だけど!あのままじゃ、何の罪もない平民が犠牲になってたかも……」
「確かにそうね……だけど、半年であなたは町を二つ増やしているのよ。普通なら、あの町はあなたが手を出すようなものではないわ!普通に支店を撤退すればいい事なのよ!そしたら、残ってた国民も逃げ出す選択をしたはずよ」
「だけどよう……」
「だから、あなたは一人で何でもできるから抱え込みすぎなのよ!その為、もう精神が悲鳴を上げている状態なの!あなたは休憩するべきだわ。じゃないと、無自覚に鬱病を発症する事になるわよ」
「もし仮に鬱になったとしても、エリクサーがあるじゃないか!」
「何言ってんのよ!鬱になったら、そんな的確な判断が出来ると思っているの?今は、そんな事言ってないで休むべきよ!それにあなたは英雄や勇者じゃないと自分でも言ってたじゃない!全員を助けるなんて無理だって!」
マイの説得に、ギルやセバスも一緒になって、ケンジを休ませる方向で調整したのである。マイの見極めは、ケンジを救っていた。あのまま働いていたら、本当に精神が崩壊していたのだ。
地球には嫌なことがあっても、リフレッシュする物、娯楽がたくさんある。しかし、ここガイアースではTVは当然ないし音楽は劇場に行くようなモノでカラオケとかもない。
だから、冒険者達は酒場で騒ぎ飲む事や、喧嘩が勃発し決闘などが起きた時に賭け事が娯楽になるのである。
マイは、この世界を赤ちゃんから経験している為、これが普通だと思っているがケンジは16歳から転移して、この世界にきたので、リフレッシュの仕方が上手くできなかったのだ。
「あなたは、この一ヵ月いや二か月ぐらいは自分の事だけを考えて行動したらいいわ!国の事は、ムシュダルクさんに任せて休む事!」
「だけど!新しく領地になった……」
「い・い・わ・ね?」
「はい……」
ケンジは、マイの気迫には逆らえなかった。そして、国民にはケンジ国王は体調不良の為、リフレッシュ休暇とおふれが出たのである。
「あなた!ちょっといい?」
大部屋に、マイとムシュダルクや内政を担っているアルバン達が入ってきた。
「なんかあったのか?」
「いえ……さっきの話なんだけど、聖教国と王国の話で滅亡って言ってたでしょ?あなたは、そのままにしておくつもりなのかな?って思ったから……」
「っていうかさ……やっぱり人間って権力を長く持つと、そのくらいに慣れるんだなあと思ってさ……嫌になってきたところなんだよ」
「それはそうだけど……」
「この世界に来た時、本当に俺は期待と高揚感でいっぱいだったんだよな。だが、実際はこれだ……俺が、地球で死んだ原因となった二人をマイは覚えているか?」
「えぇ!覚えているわ……」
「あの二人は、本当に傲慢で自分勝手な奴だったが、この世界に来てあいつ等が可愛く見えるほど、この世界の権力者達は傲慢で我儘だったよ。だから、俺は聖女にしてもキース国王も、最初は好感を持てる人間だと思ったんだ」
「確かにキース国王も、跡を継ぐ前は部下から慕われていたもんね……聖女もまさか、数年であんな風な考え方をするなんて思わなかったわよ」
「それで、その原因を考えていたんだよ」
「それで何かわかったの?」
「ああ!多分だがトップの二人は、あまりに経験がなさ過ぎたんじゃないかとおもってな」
「えっ?」
「つまりだな!上司というのも周りが育てるものなんだよ。周りの部下が馬鹿だと、そのトップも馬鹿になるって事だ!」
「あ、あぁ~~~なんとなく言いたいことが分かったわ!」
「「「どういう事でしょうか?」」」
ケンジはアルバン達に説明をした。
「要は、キース王も聖女アリサも、トップになったがあまりに経験不足だったと言う事だよ」
「そんなのは誰でも最初はそうでしょ?」
「だからこそ、上司も又周りが作ると言う事なんだよ」
「上司を周りが作る?」
「ムシュダルクさん、思い出してみてよ。ケンちゃんは最初どんな感じだった?ムシュダルクさんにも、様付けで呼んでたでしょ?だけど今は、さん付けに変わりちゃんと指示を出していると思わない?」
「た、確かに……」
「つまり、キース王やアリサには今までが常識とされ、その考えしか持たない貴族が部下なのよ。だから、前国王や大司教だった人間のような思考の持ち主ばかりが、トップを育てる事になっているのよ」
「そういう事だ」
「な、なるほど……ですが、ケンジ様もそれは同じですよね?」
「いいや、全然違うよ!こういっては失礼かもしれないが、ムシュダルクさんは王国貴族だったころの立場はどうでしたか?自分の利益より平民に寄り添っていて、平民達から人気があったはずです。自分の利益より平民を想い、貴族達からは疎ましい存在だったはずです」
「ケンジ様も容赦ないですな」
「すいません……ですが、そんな人が俺をサポートするのです。それに、他の人間も又自分の事より国の為と思い、没落した元貴族達です。ですが、キース王や聖女には、自分の利益ばかり考えたり権力に群がるようなずる賢い貴族達ばかりで、ムシュダルクさんのような貴族はトップから引き離されているはずです」
「な、なるほど……」
「俺にはティアさんからの援助(チートスキル)があったから、こういった厄介事はFreedomに、美味しい所は王国と聖教国の貴族達が吸い上げる算段になったはずです」
「それにしても貴族達の考える事は懲りないと言うかなんというか……」
「だからな、俺はそういった貴族、いや老害だな……そいつらは全員排除しないと、良い国にはならないと思うんだよ」
「あなた!ちょっと待ってよ?気に入らないからといって排除するのは間違っているよ!」
「排除という言葉は間違ったすまない……だが、実際の所どう思う?」
ケンジは、マイ達に相談をした。これにはマイもムシュダルク達も驚きを隠せなかった。
「あなた、どうしたの?今までそんなこと相談しなかったじゃない」
「いやな……俺も、よくわからなくなってきたんだよ。実際のところ、俺はもう色んな事が面倒くさいと思ってきているんだ……」
「ケ、ケンジ様!」
「いや、Freedomの事じゃないよ。王国にしても聖教国にしても、結局はこういった感じになるだろ?だから俺は排除という言葉を使ってしまったんだ……俺だって人間だからな……自分の好きな事や楽な事をして生きたいんだよ」
「ケンジ様……」
ケンジは、やっと自分のわがままを言ったような感じになった。
「ムシュダルクさん!ちょっといいですか?」
「マイ様どうかしましたか?」
「ケンちゃんを一ヵ月ほど休ませます!後の事は頼みました」
「はい。おおせのままに……」
ムシュダルクは、マイの気迫に押されてしまった。
「お、おい!マイ?何を言っているんだ!今、休んでいる暇なんて俺にはないんだ!勝手な……」
「五月蠅い‼あなたは黙ってあたしの言う通りにしなさい!」
マイは、ものすごい気迫でケンジを怒鳴った。それにはムシュダルク達は縮みあがり、マイがこんなに怒鳴るとは思いもしなかったのだ。
いつもなら、ケンジのやりたい事をできるだけ黙って見守っている感じだった。その為、周りにいた人間は一体どういうことか対応できなかった。
マイは大声で、ギルとセバスを呼んだのだった。
「ギル!セバス!ちょっと来て!」
マイのただならぬ声に、2人はマイの側に駆けよってきた。
「「マイさん!何かあったのですか?」」
「ケンちゃんの事なんだけど、今日から1ヶ月いや2ヶ月は休ませます!だから、後の事は通常運転で、貴方達が仕切ってください!わかりましたね」
「主に、何かあったのですか?主!大丈夫ですか?」
ギルはマイに言われて、すぐにケンジの側に駆けよって、ケンジに事情を聞いたのだった。
「いや、俺は何もないよ!大丈夫だ!」
「あなた!あなたは今は休むべきよ。そうじゃないと精神を病むわよ?」
「何を言ってんだよ?俺はこの通り……」
「あなたは、自分でどういう状態か分かっていないからそう言うのよ。いい?今のあなたは空気をいっぱいに吹き込んだ風船と同じ状態なんだよ?」
「何を言っているんだよ……」
「あたしは、前の世界であなたのような状態の人間を、たくさん見てきたからよく分かるわ。普段は何事もないような感じで働いていたのに、いきなり今までと違う事をやったり弱音を吐いたりするの……」
「どういう事だよ!」
「あなたは、この世界で色んな事に期待をしていたと言っていたわよね?なのに、現実はどうだったの?確かにギルやセバスに巡り合えた事は良かったと思うわ!」
「そんなの当り前だろ!」
「だけど、今この状態になって自分のキャパシティーを超えて、一人で抱え込みすぎているのよ。だから、いきなり排除しないととか、他の国の事を滅亡するとか平気で口にしちゃうのよ!」
「だが、実際にこのままだと……」
「あなたは、自分の関係するところだけを、考えたうえで行動するべきなのよ。中途半端に口を出すから、変な風に絡まれて、他国の国民も救わないといけない様になって、今の状態になっているのよ!」
「だけど!あのままじゃ、何の罪もない平民が犠牲になってたかも……」
「確かにそうね……だけど、半年であなたは町を二つ増やしているのよ。普通なら、あの町はあなたが手を出すようなものではないわ!普通に支店を撤退すればいい事なのよ!そしたら、残ってた国民も逃げ出す選択をしたはずよ」
「だけどよう……」
「だから、あなたは一人で何でもできるから抱え込みすぎなのよ!その為、もう精神が悲鳴を上げている状態なの!あなたは休憩するべきだわ。じゃないと、無自覚に鬱病を発症する事になるわよ」
「もし仮に鬱になったとしても、エリクサーがあるじゃないか!」
「何言ってんのよ!鬱になったら、そんな的確な判断が出来ると思っているの?今は、そんな事言ってないで休むべきよ!それにあなたは英雄や勇者じゃないと自分でも言ってたじゃない!全員を助けるなんて無理だって!」
マイの説得に、ギルやセバスも一緒になって、ケンジを休ませる方向で調整したのである。マイの見極めは、ケンジを救っていた。あのまま働いていたら、本当に精神が崩壊していたのだ。
地球には嫌なことがあっても、リフレッシュする物、娯楽がたくさんある。しかし、ここガイアースではTVは当然ないし音楽は劇場に行くようなモノでカラオケとかもない。
だから、冒険者達は酒場で騒ぎ飲む事や、喧嘩が勃発し決闘などが起きた時に賭け事が娯楽になるのである。
マイは、この世界を赤ちゃんから経験している為、これが普通だと思っているがケンジは16歳から転移して、この世界にきたので、リフレッシュの仕方が上手くできなかったのだ。
「あなたは、この一ヵ月いや二か月ぐらいは自分の事だけを考えて行動したらいいわ!国の事は、ムシュダルクさんに任せて休む事!」
「だけど!新しく領地になった……」
「い・い・わ・ね?」
「はい……」
ケンジは、マイの気迫には逆らえなかった。そして、国民にはケンジ国王は体調不良の為、リフレッシュ休暇とおふれが出たのである。
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