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第9章 Freedom国の発展!
100-2話 キキョウ復活?
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ケンジは、ツバキ達に頭を下げた後、錬金工房に入りポーションを作り続けて、どんどんスキルを上げ続けたのである。
その間、ギルドでは蹄鉄が飛ぶように売れたのである。それと同時に、馬車の方も売り上げが好調で、ギルドの代表となる商品の一つになったのである。
しかし、ギルドも馬車だけで満足せず、また現場の意見を取り入れ何が必要なのか、意見を出し合っていたのである。
そして、聖教国も又、ケンジの蹄鉄を諦めた訳ではなく、今度は聖女自ら交渉にやってきたのである。
「ケンジさん、貴方の今回の商品である蹄鉄を、聖教国のテンプルナイトの部隊に使わさせていただきたいのです」
「……」
「ケンジさんが、テンプルナイトにいい思いをしていないのは分かります。ですが、そのアイテムがあれば万が一の時にとても役立つのです」
「万が一の時?」
「はい!もし、他の町でスタンピードが起こった時、早い時間で伝達が出来て、援軍を送ることが出来るのです!」
「それは本心で言っているのですね?」
「本心とは?」
「今回、俺は国の騎士団に売ろうかどうか迷っていました……」
「何でですか⁉」
「まあ、最後まで聴いてくれよ」
「し、失礼しました……ですが、マジックアイテムを人間に出なく動物に使う発想で、これほどまでに有益な商品をなんで?」
「俺も、最終的着地点は聖教国とか、王国などに売るつもりでこの商品を開発しました。騎士団に利用をしてもらえば、テンペの町のような時に役立つと思ってね!」
「だったら、なぜ迷う事があるのですか?」
「俺が、危惧しているのはテンプルナイトの暴走だよ!」
「はぁ?どういう事でしょうか?」
「こういう事って、軍部は勘違いしやすいんだよ……こういう機動力を手に入れた事で、新たな力を手に入れたと思い反乱がおきることがよくあるんだよ!」
「そんな事は……」
「気を悪くしないで聞いてくれ……王国と帝国は、主君と騎士達の忠誠心という絆があるから、そうそう反乱という物が起こらないが、聖教国は違うんじゃないのか?」
「何を言うか!無礼であろう!」
ケンジの言葉に、聖女は黙りこくり、重鎮である司祭達が反論してきたのである。
「本当にそうか?」
「何を根拠に!そんな事を言うのだ!」
「先の戦争で、聖女様はどのような扱いだったんだ?」
「あっ!そ、それは……」
「そうだ!教皇猊下が、聖女を監禁し神の言葉として偽り聖教国を我が物のように操り、それを当たり前のように信じ切っていたんじゃないのか?」
「うぐっ……」
「要は、聖女じゃなく神の方に忠誠心、いや信仰力として行動しているのだろ?」
「それは……そうかもしれませんが、今は私も注意しておりますし、聖教国は変わりつつあります!」
「いや、それは俺も分かっているんだが、何か決定打がほしいんだよ!」
「決定打ですか?そう言われても、私達を信じてもらうしか……」
「そうですよ!私達は、毎朝信仰力を鍛えて、女神様の存在を感じる事ができる、シスターや神父も増えてきております」
「その為、前のような教皇のような人間が出てきたとしても、女神様の啓示が受けれるようになり、騙されるような事は!」
「な、なるほど!クローティア様からの啓示を受け取れるようになってきた人間が増えてきているんだな?」
「は、はい!聖女様のように、女神様の言葉が聞こえる訳ではないですが、聖教国のピンチには、何かしらの啓示を受け取れるかと!」
「そっか!それじゃあ、まだ安心か……」
「そ、それじゃあ!」
「わかったよ!聖教国に蹄鉄を卸すとするよ!」
「あ、ありがとうございます!」
「ただし、納期はちょっと待ってくれ!先に平民達の方が落ち着いてからにしてくれ!」
「それはいつぐらいになるのですか?」
「俺にもわからん!まずは農作業でいると言っている人間が多すぎるんだよ。兵士にも必要な事はわかるが、俺達の商品は基本平民達が最優先だからな!」
「わ、分かりました……落ち着いたらよろしくお願いします」
ケンジの言葉に、安心した様子で聖女達は聖教国に帰っていくのであった。そして、聖女が帰った後、ムシュダルク達と話し合いの場となったのである。
「ケンジ様、これで蹄鉄の売り上げも倍増し安泰ですな?」
「まあ、俺にはちょっと不安があるんだけどな……」
「ですが、女神様からの啓示を感じ取れる人間が増えるのですよね?」
「あんなの本当に信じているのか?」
「どういう事ですか?」
「よく考えて見なよ!ティアさんがわざわざ聖教国の事に対してピンチだから、啓示をティアさんからいちいち出すと思うか?」
「えっ⁉ですが、女神様の信仰国ですよね?」
「信仰しているからといって、ティアさんもそんな暇じゃないよ」
「だったら、どうして?」
「とりあえず、そのことを頭に入れていて欲しかったからかな?聖教国は平民達の為に、この蹄鉄を使ってくれると言っていたからな」
「なるほど……聖女が軍部の暴走を、頭に入れてくれてたらいいという訳ですな」
「そういう事!」
「ねえ、ケンちゃん!もしテンプルナイトが、暴走したりしたらどうするの?」
「まあ、Freedomにちょっかいかけてきたら防衛はするけど、それ以外は放置かな?」
「えっ?」
「えって、どういう事?Freedomが手を出す事じゃないよね?」
「まあ、そうなんだけど……ケンちゃんて本当にドライよね」
「まあ、しょうがないよ!他の国になんか構っている暇なんかないからね」
「でも、クローティア様の、信仰本部が無くなるのかもしれないんだよ?」
「まあ、その時はその時だろ?それも時代の流れとティアさんも諦めるんじゃないの?それに、教会本部がなくなっても、俺達がティアさんの友達でいるから大丈夫だと思うしね」
「それはそうか!」
ムシュダルク達は、ケンジとマイの会話を聞いていて、異次元の話を聞いているみたいで、開いた口が塞がらなかったのだった。
そして、ケンジは聖教国の事より、自分達の事を今まで通りやっていくように指示を出した。ケンジは、なるべく早く錬金術を次の段階にしたかったのである。その為、聖教国の事を後回しにしたかったのである。
そして、又半年ほどの月日が経ったある日、やっとケンジが待ち望んだ、ポーションが作れるようになったのである。
錬金術のスキルが180.50以上で作れる蘇生ポーション、通称※①【女神の涙】が作れるようになったのである。そして、その日の夕方にポーションを作って、Freedom店がその日の業務が終わった時に、蘇生する事にしたのである。
「ツバキ!やっと出来たぞ!」
ケンジは、嬉しさのあまりツバキがいる、裁縫工房に大きな声を出して入ったのである。
「ご主人様、まさか本当に出来たのですか?」
「ああ!これを見ろ!通称【神の涙】といわれる蘇生ポーションだ」
「ご、ご主人様……」
ツバキ達アラクネ達は、ケンジが本当に蘇生できるポーションを作ってくれた事に涙を流し感動したのである。
「ここじゃなんだから、訓練場にいこう!そこで蘇生させるぞ」
「「「「「はい!」」」」」
工房で働いていた人間や、店で店員をしていた人間も全て、Freedom訓練場に集まったのである。
「ケンちゃんってホントどこまで凄いのよ……」
「マイさん!そんな事言わずケンジ様を称えましょう!」
「とうとう、主が蘇生ポーションを!」
「主ってやっぱすげぇな!」
「ご主人様はやっぱりやってくれると思いましたよ」
「みんな!集まってくれてありがとな!やっとキキョウを蘇生することができる。ここまで頑張れたのもみんなのおかげだ!」
ケンジの言葉に、歓声が上がったのである。
「キキョウ達、今まで本当に我慢してくれた。本当にありがとう!」
「「「「そんな……こちらこそありがとうございます!」」」」」
ケンジは、キキョウの亡骸をインベントリから出し、神の涙をキキョウに振りかけるのだった。
*-----*-----*-----*
※①【神の涙】
錬金術のスキルが180.50になった時製作が可能となる
死んだものを生き返らせることが出来るポーション。
振りかけるだけで、欠損や呪いなど状態異常が浄化され
100%の確率で生き返ることが出来る。
その間、ギルドでは蹄鉄が飛ぶように売れたのである。それと同時に、馬車の方も売り上げが好調で、ギルドの代表となる商品の一つになったのである。
しかし、ギルドも馬車だけで満足せず、また現場の意見を取り入れ何が必要なのか、意見を出し合っていたのである。
そして、聖教国も又、ケンジの蹄鉄を諦めた訳ではなく、今度は聖女自ら交渉にやってきたのである。
「ケンジさん、貴方の今回の商品である蹄鉄を、聖教国のテンプルナイトの部隊に使わさせていただきたいのです」
「……」
「ケンジさんが、テンプルナイトにいい思いをしていないのは分かります。ですが、そのアイテムがあれば万が一の時にとても役立つのです」
「万が一の時?」
「はい!もし、他の町でスタンピードが起こった時、早い時間で伝達が出来て、援軍を送ることが出来るのです!」
「それは本心で言っているのですね?」
「本心とは?」
「今回、俺は国の騎士団に売ろうかどうか迷っていました……」
「何でですか⁉」
「まあ、最後まで聴いてくれよ」
「し、失礼しました……ですが、マジックアイテムを人間に出なく動物に使う発想で、これほどまでに有益な商品をなんで?」
「俺も、最終的着地点は聖教国とか、王国などに売るつもりでこの商品を開発しました。騎士団に利用をしてもらえば、テンペの町のような時に役立つと思ってね!」
「だったら、なぜ迷う事があるのですか?」
「俺が、危惧しているのはテンプルナイトの暴走だよ!」
「はぁ?どういう事でしょうか?」
「こういう事って、軍部は勘違いしやすいんだよ……こういう機動力を手に入れた事で、新たな力を手に入れたと思い反乱がおきることがよくあるんだよ!」
「そんな事は……」
「気を悪くしないで聞いてくれ……王国と帝国は、主君と騎士達の忠誠心という絆があるから、そうそう反乱という物が起こらないが、聖教国は違うんじゃないのか?」
「何を言うか!無礼であろう!」
ケンジの言葉に、聖女は黙りこくり、重鎮である司祭達が反論してきたのである。
「本当にそうか?」
「何を根拠に!そんな事を言うのだ!」
「先の戦争で、聖女様はどのような扱いだったんだ?」
「あっ!そ、それは……」
「そうだ!教皇猊下が、聖女を監禁し神の言葉として偽り聖教国を我が物のように操り、それを当たり前のように信じ切っていたんじゃないのか?」
「うぐっ……」
「要は、聖女じゃなく神の方に忠誠心、いや信仰力として行動しているのだろ?」
「それは……そうかもしれませんが、今は私も注意しておりますし、聖教国は変わりつつあります!」
「いや、それは俺も分かっているんだが、何か決定打がほしいんだよ!」
「決定打ですか?そう言われても、私達を信じてもらうしか……」
「そうですよ!私達は、毎朝信仰力を鍛えて、女神様の存在を感じる事ができる、シスターや神父も増えてきております」
「その為、前のような教皇のような人間が出てきたとしても、女神様の啓示が受けれるようになり、騙されるような事は!」
「な、なるほど!クローティア様からの啓示を受け取れるようになってきた人間が増えてきているんだな?」
「は、はい!聖女様のように、女神様の言葉が聞こえる訳ではないですが、聖教国のピンチには、何かしらの啓示を受け取れるかと!」
「そっか!それじゃあ、まだ安心か……」
「そ、それじゃあ!」
「わかったよ!聖教国に蹄鉄を卸すとするよ!」
「あ、ありがとうございます!」
「ただし、納期はちょっと待ってくれ!先に平民達の方が落ち着いてからにしてくれ!」
「それはいつぐらいになるのですか?」
「俺にもわからん!まずは農作業でいると言っている人間が多すぎるんだよ。兵士にも必要な事はわかるが、俺達の商品は基本平民達が最優先だからな!」
「わ、分かりました……落ち着いたらよろしくお願いします」
ケンジの言葉に、安心した様子で聖女達は聖教国に帰っていくのであった。そして、聖女が帰った後、ムシュダルク達と話し合いの場となったのである。
「ケンジ様、これで蹄鉄の売り上げも倍増し安泰ですな?」
「まあ、俺にはちょっと不安があるんだけどな……」
「ですが、女神様からの啓示を感じ取れる人間が増えるのですよね?」
「あんなの本当に信じているのか?」
「どういう事ですか?」
「よく考えて見なよ!ティアさんがわざわざ聖教国の事に対してピンチだから、啓示をティアさんからいちいち出すと思うか?」
「えっ⁉ですが、女神様の信仰国ですよね?」
「信仰しているからといって、ティアさんもそんな暇じゃないよ」
「だったら、どうして?」
「とりあえず、そのことを頭に入れていて欲しかったからかな?聖教国は平民達の為に、この蹄鉄を使ってくれると言っていたからな」
「なるほど……聖女が軍部の暴走を、頭に入れてくれてたらいいという訳ですな」
「そういう事!」
「ねえ、ケンちゃん!もしテンプルナイトが、暴走したりしたらどうするの?」
「まあ、Freedomにちょっかいかけてきたら防衛はするけど、それ以外は放置かな?」
「えっ?」
「えって、どういう事?Freedomが手を出す事じゃないよね?」
「まあ、そうなんだけど……ケンちゃんて本当にドライよね」
「まあ、しょうがないよ!他の国になんか構っている暇なんかないからね」
「でも、クローティア様の、信仰本部が無くなるのかもしれないんだよ?」
「まあ、その時はその時だろ?それも時代の流れとティアさんも諦めるんじゃないの?それに、教会本部がなくなっても、俺達がティアさんの友達でいるから大丈夫だと思うしね」
「それはそうか!」
ムシュダルク達は、ケンジとマイの会話を聞いていて、異次元の話を聞いているみたいで、開いた口が塞がらなかったのだった。
そして、ケンジは聖教国の事より、自分達の事を今まで通りやっていくように指示を出した。ケンジは、なるべく早く錬金術を次の段階にしたかったのである。その為、聖教国の事を後回しにしたかったのである。
そして、又半年ほどの月日が経ったある日、やっとケンジが待ち望んだ、ポーションが作れるようになったのである。
錬金術のスキルが180.50以上で作れる蘇生ポーション、通称※①【女神の涙】が作れるようになったのである。そして、その日の夕方にポーションを作って、Freedom店がその日の業務が終わった時に、蘇生する事にしたのである。
「ツバキ!やっと出来たぞ!」
ケンジは、嬉しさのあまりツバキがいる、裁縫工房に大きな声を出して入ったのである。
「ご主人様、まさか本当に出来たのですか?」
「ああ!これを見ろ!通称【神の涙】といわれる蘇生ポーションだ」
「ご、ご主人様……」
ツバキ達アラクネ達は、ケンジが本当に蘇生できるポーションを作ってくれた事に涙を流し感動したのである。
「ここじゃなんだから、訓練場にいこう!そこで蘇生させるぞ」
「「「「「はい!」」」」」
工房で働いていた人間や、店で店員をしていた人間も全て、Freedom訓練場に集まったのである。
「ケンちゃんってホントどこまで凄いのよ……」
「マイさん!そんな事言わずケンジ様を称えましょう!」
「とうとう、主が蘇生ポーションを!」
「主ってやっぱすげぇな!」
「ご主人様はやっぱりやってくれると思いましたよ」
「みんな!集まってくれてありがとな!やっとキキョウを蘇生することができる。ここまで頑張れたのもみんなのおかげだ!」
ケンジの言葉に、歓声が上がったのである。
「キキョウ達、今まで本当に我慢してくれた。本当にありがとう!」
「「「「そんな……こちらこそありがとうございます!」」」」」
ケンジは、キキョウの亡骸をインベントリから出し、神の涙をキキョウに振りかけるのだった。
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※①【神の涙】
錬金術のスキルが180.50になった時製作が可能となる
死んだものを生き返らせることが出来るポーション。
振りかけるだけで、欠損や呪いなど状態異常が浄化され
100%の確率で生き返ることが出来る。
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