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第9章 Freedom国の発展!
77話 揺れるギルド総本部
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ケンジに拒絶され、Freedom国を追い出されてから、半年経ってもこの状況を打破できるどころか、Freedom支店がマルシェイム聖教国領に次々と建つ事となったのである。それにより、ギルド総本部は根底から揺らぎ始めたのである。
そう!現場で働く従業員が辞職しだし、歯止めがきかなくなってきたのである。
「「「ギルドマスター!長い事お世話になりました」」」
「ちょっと待て!なんだこれは!」
「なんだと言われても辞表ですよ。これ以上ここにいても……」
「今、大変な時なんだぞ!それなのに幹部候補が毎日辞められたら!」
「幹部候補だからこそ、今の状況はもう無理です!」
「これ以上いては取り返しがつかない事になるので!」
「そうですね!私達はギルドマスターと心中する気はありません!」
ここにきて、今までホーメインや歴代のギルドマスターが、部下達にやってきたツケがまわってきたのである。
今まで、権力者達は平気で部下をしっぽ切りしてきたが、ここにきて部下達は自分がそうならない様に、ギルドを見捨てはじめたのである。
「ちょっと待て!今、辞めるのはまだ早いと……それに急に辞めて行く当てがあるのか?」
「ギルドマスター!私達は、沈む船に乗り続けるような真似はしませんよ!」
「なっ⁉ギルドが沈むだと!」
「ええ!」
「馬鹿な事を言う出ない!ギルドが沈む訳……」
「では、今の現状の打開策がおありで?」
「だから、それをギルド一丸となって提案……」
「話になりませんね……」
そういって、幹部候補の従業員はギルドマスターの部屋を、一度も振り向くことなくでていったのである。そしてギルドマスターの部屋の扉が、静かにパタンと音を立てて閉じられたのだった。
「なんて奴らだ!今までギルドが、目を掛けてやっていたのに!」
ホーメインは、怒りの矛先が無くテーブルの上にあった花瓶を、扉に投げつけ花瓶を割ってしまったのである。
そして、幹部候補の従業員がギルドを出ていく姿を見て、カウンターにいる従業員は不安そうな顔を向けたのである。
「今日で何人目なの?」
「私達も辞めた方がいいのかな?」
「でも……ここを辞めても行くところなんかないよ」
「そうよね……」
「Freedomに行くのは?」
「なんか噂に聞いたんだけど、転職をお願いしに行った人いるけど断られたって話だよ」
ギルドホールでは、従業員や受付嬢の話は暗い話ばかりであった。そして、ギルドを出て行った幹部候補だった人間に、近づく一人の女性の影があったのである。
「あのすいません……ギルドのジェームスさんですよね?」
「ん?あんたは?」
「ここでは何なんで、少しお話よろしいでしょうか?」
この3人に、近づいたのは受付嬢だったのである。ケンジの考え方に疑問を持ち、Freedomから出て行き行くところが無く、ここギルド総本部ではない違う町でギルドに再就職し直していたのである。
「君の顔になんか覚えがあるな?以前ギルドで働いていたんじゃないか?」
「今もちゃんと、ギルド職員です。それより会っていただきたい人がいるのです」
「いきなり言われても、俺達はもうギルドをたった今辞めてきたばかりで、もうギルドの役には立てないぞ!」
「それでも構いません!貴方達にとって、損する話ではありませんからお願いします!」
ギルドの制服を着た女性は、この幹部候補の人間を誰かに会わせたいようだった。
「アインとチュランどうする?」
「俺はこの後、何もすることないし別にいいが……」
「あたしもこの後、宿屋にでも行こうと思ってただけだから」
「分かったよ!あんたについていこう!」
元ギルドの仲間として信用し、マルルドの町の食堂へと3人は受付嬢についていくのだった。その食堂は、路地に少し入ったところで危険な場所ではないが、隠れ家のようなおしゃれな店であり3人はホッとした。
ガイアースでは、人についていき危険に巻き込まれる事は、普通にあるので用心をする事は普通であるのだ。
店に入ると、個室に招かれそこには2人の女性が、ジェームス達を待っていたのである。
「あっ思い出した!君はテンペの町で受付嬢をしていたレーラだな?」
「はい!その通りです」
「君は確か、テンペの町が滅亡して、Freedomに移住したんじゃ……」
「確かにそのように報告を受けていたはず!」
「少し思うところがありまして、ここにいるお二人にお願いして今は、ロゼンのギルド出張所にいます」
「ロゼンって、帝国領のギルドの左遷場所のか?」
「はい!」
「何故……そんなところのギルドがマルシェイム聖教国に?」
「それは、こちらのお二人から聞いていただけますか?」
「初めまして!私はアーチェと申します」
「私はモーリスです!以後お見知りおきを」
この二人を、皆さんは覚えているだろうか?アプリコットがケンジの奴隷になる時、アプリコットを慕ってFreedomに追いかけてきた二人である。
この二人も又、一度ギルドを一度退職したがギルドに再就職し一から成りあがろうとしたのだが、上層部に煙たがられ左遷されながらも頑張って来た人間だったのだ。
「貴方達は、確かロゼンに……」
「「はい……」」
「それで、話と言うのは?」
「ギルドの事です!このままでは、ギルドは崩壊してしまいます。なので、貴方達の力を貸してほしいのです!」
「いやいや!ギルドはもう崩壊寸前ですよ。あのままいたら私達がしっぽ切りにあいます。だから、たった今退職したのですよ」
「今までなら、そうなってたと思います!今までギルドの歴史は盤石でありました。ですが、今は違います!ギルドマスターを頂点に役員たちは張り子の虎と一緒です!」
「それはそうですが……だからと言って、わたし達に何が出来るのですか?」
「そうですよ!今、逃げておけばこの先ギルドがどうなろうが、自分達には関係なくなるんです!」
「今まで、ギルドマスター達はギルドを我が物にしてきました。そして、今までなら都合が悪くなれば部下達に責任を押し付け、自分達は助かるという構図でしたが、ここに至ってはもうそれも出来ない事になっています」
「確かに、ここ数日幹部候補だったものはどんどん抜けている!今残っているのは、ギルドを去っても行くところがない者や、今だギルドは健在と思っている者だけだ!」
「そうです!あのFreedomが勢力を伸ばさなければ、私達の生活は安泰だったのに!」
「その考えは間違っています!Freedomが勢力を伸ばさなくても、いずれギルドは崩壊の一途を辿っていたでしょう……」
「そんなバカな!」
「それがいつかとは言いませんが、必ずあんな個人だけが組織を操る体制が長続きなどしません!私達はそれを何とか変えようと奮闘してきましたが、まだ行動が早かった為ロゼンに飛ばされましたが、今なら!いえ……今だから、この体制をひっくり返す事が出来るのです!」
「「「はぁあ?」」」
「ギルドの体制をひっくり返す?そんなバカな!」
「何を寝ぼけた事を……」
「本当にそう思いますか?貴方達のような、幹部候補が連日退職しているのですよ?」
ここで、レーラが話に加わってきたのである。
「それに私は、短いながらもFreedomの体制を見て来た人間です。あの組織の体制は、ギルドにも取り入れるべきです!」
「馬鹿な!あのFreedomは、奴隷が平民のように働いているんだろ?」
「いえ、論点はそこではありません!」
レーラは、Freedomの商品はギルドには真似は出来ないが、上司と部下の関係が信頼関係にあり、改善できるなら部下からの意見を取り入れ、積極的に改善していくという組織体制という事を説明したのである。
「まさか!あのFreedomは、部下が奴隷なのではないのですか?」
「そうです!奴隷の意見を、積極的にケンジ様が取り入れるのです!」
「そんな事がありうるのか?」
「ええ!あの国は、我々では理解できない事が普通なのです!ですが、ケンジ様は何でも奴隷の意見を取り入れるのではなく、第一にお客様の事を考えたうえで、改善できる事をやっているのです」
「それは、ギルドも同じではないですか?」
「全然違います!ギルドの販売理念は利益第一です。売った後の事は全然考えていません。Freedomはどうしたら、お客様が満足して頂けるかを考えているのです」
「売った後の客の満足?それはその商品を、使えてありがたいと思える事じゃないのか?」
「説明は難しいですが、どのお客様も便利に使えて満足という事です。ギルドのような、一部の金持ちしか扱えないような魔道具は絶対に売らないということなんです」
「……」
「それに、ギルドの生産職の方々は色んな魔道具を開発してきても、加盟店を理由に便利な魔道具は、全部ギルドに取られてしまったのをご存知ですよね?」
「そんな事をすれば、その生産者は今までの努力が報われないと思いませんか?」
「まあ、それはしょうがないんじゃないですか?」
「それが当たり前だと思っているから、上司と部下の信頼関係が無くなり、貴方達もギルドを離れたんじゃありませんか?」
「それはそうなんですが……」
「だけど、今更それがどうなるとも思えません!」
「たしかに!今更そんな事を……」
「今なら、総本部の上層部が、どうにかなると思いませんか?」
「アーチェさん!自分はそんな妄想信じる事は出来ないですよ!ギルド上層部に逆らった人間は、今までどうなりましたか?殆どが奴隷落ちとなり、奴隷落ちにならなかった者達でさえ、貴方のように出張所のような僻地に飛ばされたではないですか?」
「よく考えてください!それが上層部が固まっている時です。今はどうですか?」
「それは……」
「それに私達は、なにも策が無く貴方達に、力を貸してくださいと言っている訳ではありません!」
「では、どういった事をやろうとしておられるのですか?」
「いま、こういった状況にあって、大陸中のギルドは不信感に包まれています。それを利用し、貴方達みたいに退職してギルドから離れている人達を集めています」
「はっ⁉」
ジェームス達は、アーチェの言った言葉に呆気にとられていた。そして、アーチェは説明を続けるのであった。
そう!現場で働く従業員が辞職しだし、歯止めがきかなくなってきたのである。
「「「ギルドマスター!長い事お世話になりました」」」
「ちょっと待て!なんだこれは!」
「なんだと言われても辞表ですよ。これ以上ここにいても……」
「今、大変な時なんだぞ!それなのに幹部候補が毎日辞められたら!」
「幹部候補だからこそ、今の状況はもう無理です!」
「これ以上いては取り返しがつかない事になるので!」
「そうですね!私達はギルドマスターと心中する気はありません!」
ここにきて、今までホーメインや歴代のギルドマスターが、部下達にやってきたツケがまわってきたのである。
今まで、権力者達は平気で部下をしっぽ切りしてきたが、ここにきて部下達は自分がそうならない様に、ギルドを見捨てはじめたのである。
「ちょっと待て!今、辞めるのはまだ早いと……それに急に辞めて行く当てがあるのか?」
「ギルドマスター!私達は、沈む船に乗り続けるような真似はしませんよ!」
「なっ⁉ギルドが沈むだと!」
「ええ!」
「馬鹿な事を言う出ない!ギルドが沈む訳……」
「では、今の現状の打開策がおありで?」
「だから、それをギルド一丸となって提案……」
「話になりませんね……」
そういって、幹部候補の従業員はギルドマスターの部屋を、一度も振り向くことなくでていったのである。そしてギルドマスターの部屋の扉が、静かにパタンと音を立てて閉じられたのだった。
「なんて奴らだ!今までギルドが、目を掛けてやっていたのに!」
ホーメインは、怒りの矛先が無くテーブルの上にあった花瓶を、扉に投げつけ花瓶を割ってしまったのである。
そして、幹部候補の従業員がギルドを出ていく姿を見て、カウンターにいる従業員は不安そうな顔を向けたのである。
「今日で何人目なの?」
「私達も辞めた方がいいのかな?」
「でも……ここを辞めても行くところなんかないよ」
「そうよね……」
「Freedomに行くのは?」
「なんか噂に聞いたんだけど、転職をお願いしに行った人いるけど断られたって話だよ」
ギルドホールでは、従業員や受付嬢の話は暗い話ばかりであった。そして、ギルドを出て行った幹部候補だった人間に、近づく一人の女性の影があったのである。
「あのすいません……ギルドのジェームスさんですよね?」
「ん?あんたは?」
「ここでは何なんで、少しお話よろしいでしょうか?」
この3人に、近づいたのは受付嬢だったのである。ケンジの考え方に疑問を持ち、Freedomから出て行き行くところが無く、ここギルド総本部ではない違う町でギルドに再就職し直していたのである。
「君の顔になんか覚えがあるな?以前ギルドで働いていたんじゃないか?」
「今もちゃんと、ギルド職員です。それより会っていただきたい人がいるのです」
「いきなり言われても、俺達はもうギルドをたった今辞めてきたばかりで、もうギルドの役には立てないぞ!」
「それでも構いません!貴方達にとって、損する話ではありませんからお願いします!」
ギルドの制服を着た女性は、この幹部候補の人間を誰かに会わせたいようだった。
「アインとチュランどうする?」
「俺はこの後、何もすることないし別にいいが……」
「あたしもこの後、宿屋にでも行こうと思ってただけだから」
「分かったよ!あんたについていこう!」
元ギルドの仲間として信用し、マルルドの町の食堂へと3人は受付嬢についていくのだった。その食堂は、路地に少し入ったところで危険な場所ではないが、隠れ家のようなおしゃれな店であり3人はホッとした。
ガイアースでは、人についていき危険に巻き込まれる事は、普通にあるので用心をする事は普通であるのだ。
店に入ると、個室に招かれそこには2人の女性が、ジェームス達を待っていたのである。
「あっ思い出した!君はテンペの町で受付嬢をしていたレーラだな?」
「はい!その通りです」
「君は確か、テンペの町が滅亡して、Freedomに移住したんじゃ……」
「確かにそのように報告を受けていたはず!」
「少し思うところがありまして、ここにいるお二人にお願いして今は、ロゼンのギルド出張所にいます」
「ロゼンって、帝国領のギルドの左遷場所のか?」
「はい!」
「何故……そんなところのギルドがマルシェイム聖教国に?」
「それは、こちらのお二人から聞いていただけますか?」
「初めまして!私はアーチェと申します」
「私はモーリスです!以後お見知りおきを」
この二人を、皆さんは覚えているだろうか?アプリコットがケンジの奴隷になる時、アプリコットを慕ってFreedomに追いかけてきた二人である。
この二人も又、一度ギルドを一度退職したがギルドに再就職し一から成りあがろうとしたのだが、上層部に煙たがられ左遷されながらも頑張って来た人間だったのだ。
「貴方達は、確かロゼンに……」
「「はい……」」
「それで、話と言うのは?」
「ギルドの事です!このままでは、ギルドは崩壊してしまいます。なので、貴方達の力を貸してほしいのです!」
「いやいや!ギルドはもう崩壊寸前ですよ。あのままいたら私達がしっぽ切りにあいます。だから、たった今退職したのですよ」
「今までなら、そうなってたと思います!今までギルドの歴史は盤石でありました。ですが、今は違います!ギルドマスターを頂点に役員たちは張り子の虎と一緒です!」
「それはそうですが……だからと言って、わたし達に何が出来るのですか?」
「そうですよ!今、逃げておけばこの先ギルドがどうなろうが、自分達には関係なくなるんです!」
「今まで、ギルドマスター達はギルドを我が物にしてきました。そして、今までなら都合が悪くなれば部下達に責任を押し付け、自分達は助かるという構図でしたが、ここに至ってはもうそれも出来ない事になっています」
「確かに、ここ数日幹部候補だったものはどんどん抜けている!今残っているのは、ギルドを去っても行くところがない者や、今だギルドは健在と思っている者だけだ!」
「そうです!あのFreedomが勢力を伸ばさなければ、私達の生活は安泰だったのに!」
「その考えは間違っています!Freedomが勢力を伸ばさなくても、いずれギルドは崩壊の一途を辿っていたでしょう……」
「そんなバカな!」
「それがいつかとは言いませんが、必ずあんな個人だけが組織を操る体制が長続きなどしません!私達はそれを何とか変えようと奮闘してきましたが、まだ行動が早かった為ロゼンに飛ばされましたが、今なら!いえ……今だから、この体制をひっくり返す事が出来るのです!」
「「「はぁあ?」」」
「ギルドの体制をひっくり返す?そんなバカな!」
「何を寝ぼけた事を……」
「本当にそう思いますか?貴方達のような、幹部候補が連日退職しているのですよ?」
ここで、レーラが話に加わってきたのである。
「それに私は、短いながらもFreedomの体制を見て来た人間です。あの組織の体制は、ギルドにも取り入れるべきです!」
「馬鹿な!あのFreedomは、奴隷が平民のように働いているんだろ?」
「いえ、論点はそこではありません!」
レーラは、Freedomの商品はギルドには真似は出来ないが、上司と部下の関係が信頼関係にあり、改善できるなら部下からの意見を取り入れ、積極的に改善していくという組織体制という事を説明したのである。
「まさか!あのFreedomは、部下が奴隷なのではないのですか?」
「そうです!奴隷の意見を、積極的にケンジ様が取り入れるのです!」
「そんな事がありうるのか?」
「ええ!あの国は、我々では理解できない事が普通なのです!ですが、ケンジ様は何でも奴隷の意見を取り入れるのではなく、第一にお客様の事を考えたうえで、改善できる事をやっているのです」
「それは、ギルドも同じではないですか?」
「全然違います!ギルドの販売理念は利益第一です。売った後の事は全然考えていません。Freedomはどうしたら、お客様が満足して頂けるかを考えているのです」
「売った後の客の満足?それはその商品を、使えてありがたいと思える事じゃないのか?」
「説明は難しいですが、どのお客様も便利に使えて満足という事です。ギルドのような、一部の金持ちしか扱えないような魔道具は絶対に売らないということなんです」
「……」
「それに、ギルドの生産職の方々は色んな魔道具を開発してきても、加盟店を理由に便利な魔道具は、全部ギルドに取られてしまったのをご存知ですよね?」
「そんな事をすれば、その生産者は今までの努力が報われないと思いませんか?」
「まあ、それはしょうがないんじゃないですか?」
「それが当たり前だと思っているから、上司と部下の信頼関係が無くなり、貴方達もギルドを離れたんじゃありませんか?」
「それはそうなんですが……」
「だけど、今更それがどうなるとも思えません!」
「たしかに!今更そんな事を……」
「今なら、総本部の上層部が、どうにかなると思いませんか?」
「アーチェさん!自分はそんな妄想信じる事は出来ないですよ!ギルド上層部に逆らった人間は、今までどうなりましたか?殆どが奴隷落ちとなり、奴隷落ちにならなかった者達でさえ、貴方のように出張所のような僻地に飛ばされたではないですか?」
「よく考えてください!それが上層部が固まっている時です。今はどうですか?」
「それは……」
「それに私達は、なにも策が無く貴方達に、力を貸してくださいと言っている訳ではありません!」
「では、どういった事をやろうとしておられるのですか?」
「いま、こういった状況にあって、大陸中のギルドは不信感に包まれています。それを利用し、貴方達みたいに退職してギルドから離れている人達を集めています」
「はっ⁉」
ジェームス達は、アーチェの言った言葉に呆気にとられていた。そして、アーチェは説明を続けるのであった。
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