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第9章 Freedom国の発展!
53話 空気砲炸裂
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次の日の朝、陽が昇ると共に連合国は進軍を開始した。
「突き進め!まずは結界の核である魔石を狙うのだ!最新式の魔道兵器なら、あの城壁の高さなら大丈夫だ!」
連合国の、軍事魔道具である投石機のような兵器を、先頭に進軍してきたのである。これに対し、Freedom国側は、城壁の上から弓矢や魔法で応戦したのである。
投石機のような兵器に、連合国の魔法使い達は魔力を込め始めると、発射台に球体に近い大岩が、出現したのである。
それを、町の結界システムの魔核である魔石を狙って、風属性の力で飛ばしてきたのである。
「なんだ、あの兵器は!」
マードック達は、その岩が魔核に当たらない様に、ガードしたのである。
「がはははは!狙え!もっと数を増やすのだ!」
「我らの、攻城兵器の力を見せてやれ!」
「これがあれば、町の結界など無いようなものだ!」
マードック達はケンジの装備がなければ、この大岩の攻撃から守れなかったと安堵するのだった。だが、それも時間の問題と思うのだった。
「くっそぉ!本当になんなんだよ!あの兵器は……主が用心の為に、城壁の高さを1m嵩ましたのに役に立たねぇじゃねえか!」
Freedom国側の攻撃では、弓矢と魔法では魔道兵器まで届かないのだ。そのせいで、マードック達は防戦の一方で、投石の数だけが増えてくるのである。
「ぐははははは!今更後悔しても遅い!連合国が駆逐してくれるわぁ!」
この投石は、3時間にも及んだのである。
「くっそ~~~~~!いつまで続くんだよ!」
「馬鹿め!魔道兵器はMPを大量に使うが、連合国には魔法使いもまだまだ大量にいるのだ!お前達では、人数不足だ!」
連合国は数の暴力で、MPが少なくなった魔法使いは引き下げ、新しい人員を補充、また生産者の力で※①【リストアポーション】の在庫も十分にあったのである。
その時、ランスロット達が守っていた結界の核が、投石によって破壊されてしまったのである。その瞬間、結界は消えてしまい、連合国から大きな歓声があがったのである。
「結界は消えた!門をぶち破るのだ!」
「「「「「おおぉぉぉぉぉぉ‼」」」」」
連合国の士気が高まり、次に突撃兵器が出てきたのである。
「こいつは、もう無理だ!一旦引くぞ!全員撤退だ‼」
「ぐははははは!Freedom国はもう終わりだ!全員でかかれ!」
マードックの号令で、城壁の上で応戦していたランスロット達も、一旦城壁から引いて、連合軍はここぞとばかりに城門を突き破ったのである。
簡単にFreedom国の城門は破られてしまい、連合国の士気は更に上がり、雄たけびを上げながら城壁の中へと流れ込んだのだった。
「中のお宝は俺の物だ!」
「早い者勝ちだぁ~~~~~!」
「俺は、女を貰うぞ!」
言葉だけを聞くと、盗賊そのものである。連合軍は自分の欲を満たそうと思い、町に流れ込もうとしたのである。
だが、そこには街並みは何もないのである。普通は城壁に囲まれた街並みがあるはずなのに、さらに200mほど奥に城壁があるのである。突撃した連合軍の兵士達は、訳が分からなくて立ち止まる事が出来ず、城門から次々と突撃してくるのだ。
城門の外からは中の様子が分からない為、自分の欲望を満たそうとする人間ばかりで、雄たけびを上げながら突進してくるのである。
「ちょ、ちょっと待て!停まらねえぇ!」
「なんかおかしいぜ!」
「町が無いんだ!とまれええええ!」
「早く入れ!」
「早くしないと俺達の取り分が無くなるぞ!」
先に中に入った兵士はパニックになり、後から入ってくる兵士は自分の欲望を満たそうと必死で、突撃してくるのである。
ケンジの策とはここにあったのである。町の外に、ダミーである普通より高く長い城壁を建築していたのである。
マードック達は撤退と見せかけて、ダミーである城壁の内側に身を潜めており、どんどん城壁内におびき寄せられている兵士を見て、ケンジの策にはまっていく様子を笑いながら確認していたのだ。
そして、兵士の75%が流れ込んだ時に、今度は反対に危険を感じた兵士達が、城壁の外に逃げ出す流れに変わったのである。そのタイミングで、内側の鉄の城門のストッパーを外したのである。
「ぎゃああああああ!」
「グわあ~~~~~!」
鋼鉄の城門に押し潰され、阿鼻叫喚のように叫び絶命したのである。そして、ダミーの城壁内に取り残された全体の70%ほどの兵士達は騒然となり、やることは遠くに見える本当のFreedom国の、城壁に向かう事しかなかったのである。
マードック達は、又城壁の上に上り魔法と弓矢で、眼下の連合軍の兵士に応戦しだしたのである。
城壁の外にいる兵士達は、上から降り注ぐ矢や魔法それに大岩になすすべなく、ドンドンやられていくのである。
城壁の上に上る階段は一切なく、矢等の物資補給は城壁にある広場に直接、町から転移マットを使い運ばれてくる為、下にいる兵士達は逃げ惑うしかなかったのだ。
「ちくしょう!いったいどうなっているのだ!」
「早く城門を潰すのだ!」
「団長!あの扉は追突魔道兵器では無理です!」
「何を言っておる!魔道兵器で開けれないとはどういうことだ!」
「鋼鉄製の扉の厚さが尋常ではありません……」
そうなのである、これはもう城門というより鋼鉄の扉ではなく動かす事の出来ない塊のような物であり、中の兵士の逃げ道をふさぐ為だけの塊だった。
マードックやランスロット達は6m以上、上空から連合軍の兵士達を狙い撃ちにするだけであり、どんどん外にいる連合軍を討伐していくのだった。
「むぐぐぐぐ!どうなっているのだ!先ほどまで、あれほど優勢であったではないか!」
「団長!どうしたらいいですか?」
「むぐぐぐぐ……どうにかして、あの城門を開けるのだ!今はそれしか……それにしても……あの城壁の高さが高すぎるのだ!」
本来なら町の結界システムが破壊されれば、長い梯子を掛け城壁を昇り、上にいる兵隊を始末するのが定石なのだが、ケンジの建設した城壁の高さが、普通の高さより1m以上高いのである。
「いったい、この国の資金力はどうなっているのだ!普通こんな高い城壁を作るだけでも、莫大な予算になるはずなのに!」
連合軍を指揮する将軍は、舌打ちをするしかなかったのである。そのように考えていた時、城壁内からけたたましい爆発音が聞こえてきたのである。
「ぐわあああああ!」
「ぎゃああああああああ!」
「た、たすけてくれええええ!」
ドゴオオオオォオオン!
連合軍は、城壁内でいったい何が起こっているのか全然分からなかったのだ。ただ、城壁の向こうでは空が真っ赤に燃えているような感じで、爆発音とともに兵士の叫び声が聞こえるだけなのである。
何が起こっているのか皆目見当がつかず、城壁の外では将軍や逃げ切った兵士達は、呆然とその後景を見届けるしかなかったのである。
「何が!何が起こっておるのだ!」
「我々にもまったく……」
防衛線まで、下がれた将軍は怒鳴るしか出来なかったのだ。そして、まわりを確認した将軍は唖然としてしまったのである。
3大王国の連合が、来た時の15%ぐらいになっていたのだ。それも、生き残っているのは物資調達が役割の、生産職ばかりなのである。
「将軍!これは撤退した方が!」
「馬鹿者!城壁の中ではまだ戦っている兵士が……」
そこまで言った将軍は、顔を真っ青にして言うのを止めたのだった。将軍も部下達も、中の叫び声は連合軍のものとしか考えられないのだ。
一方、城壁の中に閉じ込められた、連合国の騎士達はそれぞれの部隊の、団長が指揮をし出していたのだった。
「こうなってはしょうがない!町に攻め込むぞ!」
「「「「おおおう!」」」」」
飛龍騎士団、ドラグーン騎士団、テンプルナイト達は、200m先にあるFreedom国を目指して、突進したのである。
騎士団達は、Freedom国に近づくと、城壁の外に並んでいる筒のようなものを確認するのである。
「なんだあれは?」
「分かりません……」
「こけおどしか何かか?全員ひるまず突っ込めぇ!」
すると、城壁の上からボンっという音が連続で響いたのである。すると、筒の中から大きな球がゆっくり飛んできたのだった。
「馬鹿め!こんなゆっくりな大岩避けてと言わんばかりじゃないか!」
騎士団は、ゆっくり飛んできた球を見極め、移動したのだった。そして安心していた騎士達は、球が落ちるのを待って進行を止めていたのだが、球が地面に着地したと同時に次々に大爆発を起こしたのだ。
ドカァァァァァァァーーーーーン‼
「ぎゃあああああ!俺の足がああ!」
「うがあああ!熱い!」
「ぐはああ!」
大爆発を起こした、その辺り一帯阿鼻叫喚の地獄となったのである。そして、その球は次々と着弾したのである。
ケンジの開発した※②【空気砲】は200mまで届くのである。その球はダミーの城壁まで届き、中に閉じ込められた連合軍は逃げ惑う事しか出来なかったのである。
この球の中身は、錬金術士の唯一の攻撃ポーションで、エクスプロージョンポーション20本分のポーションが詰められているのである。
構造的には大花火のように、星と呼ばれるように拡散する様に、ポーションが詰められているのである。
そして、連合軍はFreedom国に近づく事すらできず沈黙して、呻き声を上げ倒れていたのである。生き残ったのは団長クラスの達人で、隊長クラスになると手足は無くなり半死半生であった。当然だが、雑兵クラスは全滅していたのである。
*-----*-----*-----*-----*
この話で出てきたアイテム
※①【リストアポーション】
使用する事でMPが10~20回復するポーション。
粗悪品・ノーマル・高品質・最高品質があり品質により、+5回復効果が上がる。
粗悪品は-5下がる。
※②【空気砲】
ケンジの開発した大砲。筒の中を真空にしそのエネルギーで発射する。
球は花火のようにエクスプロージョンのポーションを20発分を詰めた
球である。着弾と同時に大爆発を起こし辺り一帯を吹き飛ばす攻城兵器
である。
「突き進め!まずは結界の核である魔石を狙うのだ!最新式の魔道兵器なら、あの城壁の高さなら大丈夫だ!」
連合国の、軍事魔道具である投石機のような兵器を、先頭に進軍してきたのである。これに対し、Freedom国側は、城壁の上から弓矢や魔法で応戦したのである。
投石機のような兵器に、連合国の魔法使い達は魔力を込め始めると、発射台に球体に近い大岩が、出現したのである。
それを、町の結界システムの魔核である魔石を狙って、風属性の力で飛ばしてきたのである。
「なんだ、あの兵器は!」
マードック達は、その岩が魔核に当たらない様に、ガードしたのである。
「がはははは!狙え!もっと数を増やすのだ!」
「我らの、攻城兵器の力を見せてやれ!」
「これがあれば、町の結界など無いようなものだ!」
マードック達はケンジの装備がなければ、この大岩の攻撃から守れなかったと安堵するのだった。だが、それも時間の問題と思うのだった。
「くっそぉ!本当になんなんだよ!あの兵器は……主が用心の為に、城壁の高さを1m嵩ましたのに役に立たねぇじゃねえか!」
Freedom国側の攻撃では、弓矢と魔法では魔道兵器まで届かないのだ。そのせいで、マードック達は防戦の一方で、投石の数だけが増えてくるのである。
「ぐははははは!今更後悔しても遅い!連合国が駆逐してくれるわぁ!」
この投石は、3時間にも及んだのである。
「くっそ~~~~~!いつまで続くんだよ!」
「馬鹿め!魔道兵器はMPを大量に使うが、連合国には魔法使いもまだまだ大量にいるのだ!お前達では、人数不足だ!」
連合国は数の暴力で、MPが少なくなった魔法使いは引き下げ、新しい人員を補充、また生産者の力で※①【リストアポーション】の在庫も十分にあったのである。
その時、ランスロット達が守っていた結界の核が、投石によって破壊されてしまったのである。その瞬間、結界は消えてしまい、連合国から大きな歓声があがったのである。
「結界は消えた!門をぶち破るのだ!」
「「「「「おおぉぉぉぉぉぉ‼」」」」」
連合国の士気が高まり、次に突撃兵器が出てきたのである。
「こいつは、もう無理だ!一旦引くぞ!全員撤退だ‼」
「ぐははははは!Freedom国はもう終わりだ!全員でかかれ!」
マードックの号令で、城壁の上で応戦していたランスロット達も、一旦城壁から引いて、連合軍はここぞとばかりに城門を突き破ったのである。
簡単にFreedom国の城門は破られてしまい、連合国の士気は更に上がり、雄たけびを上げながら城壁の中へと流れ込んだのだった。
「中のお宝は俺の物だ!」
「早い者勝ちだぁ~~~~~!」
「俺は、女を貰うぞ!」
言葉だけを聞くと、盗賊そのものである。連合軍は自分の欲を満たそうと思い、町に流れ込もうとしたのである。
だが、そこには街並みは何もないのである。普通は城壁に囲まれた街並みがあるはずなのに、さらに200mほど奥に城壁があるのである。突撃した連合軍の兵士達は、訳が分からなくて立ち止まる事が出来ず、城門から次々と突撃してくるのだ。
城門の外からは中の様子が分からない為、自分の欲望を満たそうとする人間ばかりで、雄たけびを上げながら突進してくるのである。
「ちょ、ちょっと待て!停まらねえぇ!」
「なんかおかしいぜ!」
「町が無いんだ!とまれええええ!」
「早く入れ!」
「早くしないと俺達の取り分が無くなるぞ!」
先に中に入った兵士はパニックになり、後から入ってくる兵士は自分の欲望を満たそうと必死で、突撃してくるのである。
ケンジの策とはここにあったのである。町の外に、ダミーである普通より高く長い城壁を建築していたのである。
マードック達は撤退と見せかけて、ダミーである城壁の内側に身を潜めており、どんどん城壁内におびき寄せられている兵士を見て、ケンジの策にはまっていく様子を笑いながら確認していたのだ。
そして、兵士の75%が流れ込んだ時に、今度は反対に危険を感じた兵士達が、城壁の外に逃げ出す流れに変わったのである。そのタイミングで、内側の鉄の城門のストッパーを外したのである。
「ぎゃああああああ!」
「グわあ~~~~~!」
鋼鉄の城門に押し潰され、阿鼻叫喚のように叫び絶命したのである。そして、ダミーの城壁内に取り残された全体の70%ほどの兵士達は騒然となり、やることは遠くに見える本当のFreedom国の、城壁に向かう事しかなかったのである。
マードック達は、又城壁の上に上り魔法と弓矢で、眼下の連合軍の兵士に応戦しだしたのである。
城壁の外にいる兵士達は、上から降り注ぐ矢や魔法それに大岩になすすべなく、ドンドンやられていくのである。
城壁の上に上る階段は一切なく、矢等の物資補給は城壁にある広場に直接、町から転移マットを使い運ばれてくる為、下にいる兵士達は逃げ惑うしかなかったのだ。
「ちくしょう!いったいどうなっているのだ!」
「早く城門を潰すのだ!」
「団長!あの扉は追突魔道兵器では無理です!」
「何を言っておる!魔道兵器で開けれないとはどういうことだ!」
「鋼鉄製の扉の厚さが尋常ではありません……」
そうなのである、これはもう城門というより鋼鉄の扉ではなく動かす事の出来ない塊のような物であり、中の兵士の逃げ道をふさぐ為だけの塊だった。
マードックやランスロット達は6m以上、上空から連合軍の兵士達を狙い撃ちにするだけであり、どんどん外にいる連合軍を討伐していくのだった。
「むぐぐぐぐ!どうなっているのだ!先ほどまで、あれほど優勢であったではないか!」
「団長!どうしたらいいですか?」
「むぐぐぐぐ……どうにかして、あの城門を開けるのだ!今はそれしか……それにしても……あの城壁の高さが高すぎるのだ!」
本来なら町の結界システムが破壊されれば、長い梯子を掛け城壁を昇り、上にいる兵隊を始末するのが定石なのだが、ケンジの建設した城壁の高さが、普通の高さより1m以上高いのである。
「いったい、この国の資金力はどうなっているのだ!普通こんな高い城壁を作るだけでも、莫大な予算になるはずなのに!」
連合軍を指揮する将軍は、舌打ちをするしかなかったのである。そのように考えていた時、城壁内からけたたましい爆発音が聞こえてきたのである。
「ぐわあああああ!」
「ぎゃああああああああ!」
「た、たすけてくれええええ!」
ドゴオオオオォオオン!
連合軍は、城壁内でいったい何が起こっているのか全然分からなかったのだ。ただ、城壁の向こうでは空が真っ赤に燃えているような感じで、爆発音とともに兵士の叫び声が聞こえるだけなのである。
何が起こっているのか皆目見当がつかず、城壁の外では将軍や逃げ切った兵士達は、呆然とその後景を見届けるしかなかったのである。
「何が!何が起こっておるのだ!」
「我々にもまったく……」
防衛線まで、下がれた将軍は怒鳴るしか出来なかったのだ。そして、まわりを確認した将軍は唖然としてしまったのである。
3大王国の連合が、来た時の15%ぐらいになっていたのだ。それも、生き残っているのは物資調達が役割の、生産職ばかりなのである。
「将軍!これは撤退した方が!」
「馬鹿者!城壁の中ではまだ戦っている兵士が……」
そこまで言った将軍は、顔を真っ青にして言うのを止めたのだった。将軍も部下達も、中の叫び声は連合軍のものとしか考えられないのだ。
一方、城壁の中に閉じ込められた、連合国の騎士達はそれぞれの部隊の、団長が指揮をし出していたのだった。
「こうなってはしょうがない!町に攻め込むぞ!」
「「「「おおおう!」」」」」
飛龍騎士団、ドラグーン騎士団、テンプルナイト達は、200m先にあるFreedom国を目指して、突進したのである。
騎士団達は、Freedom国に近づくと、城壁の外に並んでいる筒のようなものを確認するのである。
「なんだあれは?」
「分かりません……」
「こけおどしか何かか?全員ひるまず突っ込めぇ!」
すると、城壁の上からボンっという音が連続で響いたのである。すると、筒の中から大きな球がゆっくり飛んできたのだった。
「馬鹿め!こんなゆっくりな大岩避けてと言わんばかりじゃないか!」
騎士団は、ゆっくり飛んできた球を見極め、移動したのだった。そして安心していた騎士達は、球が落ちるのを待って進行を止めていたのだが、球が地面に着地したと同時に次々に大爆発を起こしたのだ。
ドカァァァァァァァーーーーーン‼
「ぎゃあああああ!俺の足がああ!」
「うがあああ!熱い!」
「ぐはああ!」
大爆発を起こした、その辺り一帯阿鼻叫喚の地獄となったのである。そして、その球は次々と着弾したのである。
ケンジの開発した※②【空気砲】は200mまで届くのである。その球はダミーの城壁まで届き、中に閉じ込められた連合軍は逃げ惑う事しか出来なかったのである。
この球の中身は、錬金術士の唯一の攻撃ポーションで、エクスプロージョンポーション20本分のポーションが詰められているのである。
構造的には大花火のように、星と呼ばれるように拡散する様に、ポーションが詰められているのである。
そして、連合軍はFreedom国に近づく事すらできず沈黙して、呻き声を上げ倒れていたのである。生き残ったのは団長クラスの達人で、隊長クラスになると手足は無くなり半死半生であった。当然だが、雑兵クラスは全滅していたのである。
*-----*-----*-----*-----*
この話で出てきたアイテム
※①【リストアポーション】
使用する事でMPが10~20回復するポーション。
粗悪品・ノーマル・高品質・最高品質があり品質により、+5回復効果が上がる。
粗悪品は-5下がる。
※②【空気砲】
ケンジの開発した大砲。筒の中を真空にしそのエネルギーで発射する。
球は花火のようにエクスプロージョンのポーションを20発分を詰めた
球である。着弾と同時に大爆発を起こし辺り一帯を吹き飛ばす攻城兵器
である。
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