384 / 619
第9章 Freedom国の発展!
49話 イズモ大陸のバランス
しおりを挟む
Freedom国が、どんどん発展していく中、それをよく思わない人間がグランパス王国内に出てくるのであった。
「国王!Freedom国を、何とかしないと調子に乗るばかりですぞ!」
「馬鹿者!そのことはもうよい!黙るのだ!」
「何故?王国貴族が平民より、不遇扱いにされなくてはいけないのですか!」
「お主の申す事は分かる!だが、あのケンジと言う者は闇ギルドでさえ、一目を置いているのは事実であろう!」
「それを野放しにしているから、あ奴らは調子に乗るのではありませんか!」
「だが、ケンジは王国の事はちゃんと考え、人口増加の貢献をしておる!王族や貴族を毛嫌いしているが、約束を違える事なく実行しておるではないか!」
「そ、それは……」
「今、発売しておる下着のおかげで、夫婦生活に張りが出て妊娠した家族が増えておるという、報告も受けているんだ」
「確かに、それは事実でございます。ですが、Freedom国が調子に乗るせいで、王国の民が移住している報告も来ているのですぞ!特に、高ランク冒険者や生産者、また商会の本店が続々と、Freedom国に移店しているのです!」
「なんだと‼」
「これがどういう事になるのか、わかっておられるのですか⁉」
「どういう事だ?」
「あのFreedom国は、ギルドの介入を一切認められておりません!独自の経済が、あの国で周り始めております」
「はっ⁉では!」
「そうです!経済の利益が、ギルドには還元されておらず、支店の売り上げだけがギルドに還元され、徐々に経済の中心が、Freedom国になりつつあるのでございますぞ!」
「何という事だ!」
「国王!本当にこのままでは、イズモ大陸のバランスが崩れる事になるのです。今のうちに、Freedom国には自分の立場というものを、分からせて置かなければ手遅れになるのですぞ!」
グランパス王国は、イズモ大陸(地球で言う日本国)で経済の中心である。ギルド本部は、聖都(教会本部があるマルシェイム聖教国)にあるが、数十年前にグランパス王国が経済の中心となったばかりなのだ。
「国王!我々が今まで苦労をして、やっと経済の中心とした国を、あんなぽっと出の弱小国に奪われてもいいのですか?」
「だが……このまま、あ奴らを利用して人口が増えれば、税収が上がるのも事実であろう!戦争を起こし滅ぼして、経済の中心を取り戻したとて、Freedom国の商品が無くなったらどうするのだ!又、人口は元に戻り、税収は減るのだぞ」
「なにも、Freedom国を滅ぼすのではなく、グランパス王国に吸収してしまえばいいではありませんか!」
「戦争をして勝てる見込みはあるのか?王太子が言っておったのを忘れたのか?あの国には、SSランクのナイトメアバトルウォーホースの従魔がおるのだぞ?」
「そ、それはそうですが!」
「それに、ブラックスペンサーの報告によれば、あの下着の開発により、Sランクのダークアラクネを筆頭に、Aランクのアラクネの従魔が、9匹に増えたと報告も上がっておる!」
「なっ⁉」
「そんな奴らを、相手に吸収などできんだろ!反対にグランパス王国が吸収されかねん!わかったならもう下がれ!ワシとて、Freedom国が大きな顔をするのは、気に食わんがどうしようもない」
「本当に、どうしようもないですか?」
「どうしようもないであろう!それともお主には、何かいい案があると申すのか?」
「あると言ったら、いかがなさいますか?」
「なんだと!それは確実なものなのか?」
「えぇ……もし、テンプルナイトとドラグーン騎士団が動こうとしていると言えば……いかがでしょうか?」
「それは本当なのか?確かな情報なのだろうな?」
「えぇ!あ奴ら、Freedom国は調子に乗り過ぎたようです」
ヒューマン勢力圏では、とんでもない事が水面下で動いていたのだった。これは、ケンジにも予想出来ていない事だったのだ。
ケンジは、少し調子に乗り過ぎてしまったようで、王国だけでなく聖都の騎士団テンプルナイトと帝国のドラグーン騎士団が、動き出そうとしていたのである。
「それは、本当の事なのだろうな?」
「要は、何か理由があればいいのですよ!聖都では、魔物を操り危険な独自国家を見過ごす事は出来ないらしく、帝国ではメイガン商会の本店が移店し、商会の力を奪われたと避難を訴えるとの事!」
「な、なるほど!」
「そして、我が王国は王族や貴族への横暴不敬罪とし、飛龍騎士団を動かせばあんな小国など恐るるに足りませぬ!聖国と帝国からの、同盟要請はすでにきております。どうかご決断を!」
「そんなすぐには、決断は出来ぬ!」
「そんな悠長な事を言っていたら、帝国と聖国に出し抜かれますぞ!」
「まあ、待つのだ!そんな重要な事、この場で決めれるわけがなかろう!今すぐ、上級貴族を招集するのだ!」
「はっ!」
そして、ここはマルシェイム聖教国の聖都である。教会の重鎮である大司教グシャインと、ギルド総本部のギルドマスターのホーメインが、怪しい会合を開いていたのだった。
「大司教様……あの国は早々に、潰してしまった方がよろしいかと!」
「まあ、待つのじゃ!帝国はわれらの計画に賛同したのだ。次は、王国も賛同するはずじゃ!聖国と帝国と王国の3連合国になれば、この計画は必ず成功する」
「それはそうですが……」
「何を焦っておるのだ?お主達ギルドも、あのFreedom国には排除したいのだろう?」
「それは、当然でございます!あ奴らの商品のせいで、ギルドの商品はことごとく廃版となって全く売れなくなり、冒険者達は拠点をあの国へと移し、魔物の素材も低ランクの物ばかりになっております」
「そうであろう!まだ、あ奴らの支店は王都の中だけじゃ。だが5店舗出しているだけで、噂が広まり今では旅をしてまで、手に入れようとする者が増えてきておる」
「なので、出来るだけ早く、あの国を潰してしまいたいのです!その為には、聖国のテンプルナイトの力を発揮してもらわないと、手遅れとなるのでございます」
ギルドマスターのいうテンプルナイトとは、特殊な力を持った騎士団である。皆が皆聖属性を持った騎士であり、魔物の力を抑え込む能力を持ち、モンスターキラーの異名をもつ騎士団なのだ。
このテンプルナイトの普段の役目は、超級や極級ダンジョンの魔物を間引くのが役目なのである。
「いいか?この計画は必ず成功させねばならん!お主達には日頃、教会の為多額な寄付をしてもらっておる。最近では、あの国のおかげでわし等も寄付金が減り、教会経営も難儀しておるのじゃ……だから、この計画はなんとしても成功しなければならん!」
「はい!それは当たり前でございます!成功したあかつきには、大司教様個人にそれなりのお礼のお菓子を用意できる、手筈になっております」
「そうか!そうか!それならば、特に王国の協力はなくてはならん!ひゃひゃひゃひゃ!」
大司教グシャインは、ギルドからの賄賂があると聞き、下品な笑い声を高々に上げたのだった。
ついに、ギルドは組織では太刀打ちが出来なくなった、ケンジ相手に聖国と帝国を動かしたのである。
人間の欲望は、底が限りない事をケンジはまだわかっていなかったのである。ケンジは、平民の暮らしをよくする為に、商品を開発していただけで、それに伴い自分の家族が自由で楽しく暮らせる事だけを考えていたのだが、それをよく思わない権力者達が、とうとうケンジに対し一斉に牙をむこうとしていたのである。
そして、王国も又、この連合に加わるのかどうかの会議が、開かれようとしていたのである。
「国王!Freedom国を、何とかしないと調子に乗るばかりですぞ!」
「馬鹿者!そのことはもうよい!黙るのだ!」
「何故?王国貴族が平民より、不遇扱いにされなくてはいけないのですか!」
「お主の申す事は分かる!だが、あのケンジと言う者は闇ギルドでさえ、一目を置いているのは事実であろう!」
「それを野放しにしているから、あ奴らは調子に乗るのではありませんか!」
「だが、ケンジは王国の事はちゃんと考え、人口増加の貢献をしておる!王族や貴族を毛嫌いしているが、約束を違える事なく実行しておるではないか!」
「そ、それは……」
「今、発売しておる下着のおかげで、夫婦生活に張りが出て妊娠した家族が増えておるという、報告も受けているんだ」
「確かに、それは事実でございます。ですが、Freedom国が調子に乗るせいで、王国の民が移住している報告も来ているのですぞ!特に、高ランク冒険者や生産者、また商会の本店が続々と、Freedom国に移店しているのです!」
「なんだと‼」
「これがどういう事になるのか、わかっておられるのですか⁉」
「どういう事だ?」
「あのFreedom国は、ギルドの介入を一切認められておりません!独自の経済が、あの国で周り始めております」
「はっ⁉では!」
「そうです!経済の利益が、ギルドには還元されておらず、支店の売り上げだけがギルドに還元され、徐々に経済の中心が、Freedom国になりつつあるのでございますぞ!」
「何という事だ!」
「国王!本当にこのままでは、イズモ大陸のバランスが崩れる事になるのです。今のうちに、Freedom国には自分の立場というものを、分からせて置かなければ手遅れになるのですぞ!」
グランパス王国は、イズモ大陸(地球で言う日本国)で経済の中心である。ギルド本部は、聖都(教会本部があるマルシェイム聖教国)にあるが、数十年前にグランパス王国が経済の中心となったばかりなのだ。
「国王!我々が今まで苦労をして、やっと経済の中心とした国を、あんなぽっと出の弱小国に奪われてもいいのですか?」
「だが……このまま、あ奴らを利用して人口が増えれば、税収が上がるのも事実であろう!戦争を起こし滅ぼして、経済の中心を取り戻したとて、Freedom国の商品が無くなったらどうするのだ!又、人口は元に戻り、税収は減るのだぞ」
「なにも、Freedom国を滅ぼすのではなく、グランパス王国に吸収してしまえばいいではありませんか!」
「戦争をして勝てる見込みはあるのか?王太子が言っておったのを忘れたのか?あの国には、SSランクのナイトメアバトルウォーホースの従魔がおるのだぞ?」
「そ、それはそうですが!」
「それに、ブラックスペンサーの報告によれば、あの下着の開発により、Sランクのダークアラクネを筆頭に、Aランクのアラクネの従魔が、9匹に増えたと報告も上がっておる!」
「なっ⁉」
「そんな奴らを、相手に吸収などできんだろ!反対にグランパス王国が吸収されかねん!わかったならもう下がれ!ワシとて、Freedom国が大きな顔をするのは、気に食わんがどうしようもない」
「本当に、どうしようもないですか?」
「どうしようもないであろう!それともお主には、何かいい案があると申すのか?」
「あると言ったら、いかがなさいますか?」
「なんだと!それは確実なものなのか?」
「えぇ……もし、テンプルナイトとドラグーン騎士団が動こうとしていると言えば……いかがでしょうか?」
「それは本当なのか?確かな情報なのだろうな?」
「えぇ!あ奴ら、Freedom国は調子に乗り過ぎたようです」
ヒューマン勢力圏では、とんでもない事が水面下で動いていたのだった。これは、ケンジにも予想出来ていない事だったのだ。
ケンジは、少し調子に乗り過ぎてしまったようで、王国だけでなく聖都の騎士団テンプルナイトと帝国のドラグーン騎士団が、動き出そうとしていたのである。
「それは、本当の事なのだろうな?」
「要は、何か理由があればいいのですよ!聖都では、魔物を操り危険な独自国家を見過ごす事は出来ないらしく、帝国ではメイガン商会の本店が移店し、商会の力を奪われたと避難を訴えるとの事!」
「な、なるほど!」
「そして、我が王国は王族や貴族への横暴不敬罪とし、飛龍騎士団を動かせばあんな小国など恐るるに足りませぬ!聖国と帝国からの、同盟要請はすでにきております。どうかご決断を!」
「そんなすぐには、決断は出来ぬ!」
「そんな悠長な事を言っていたら、帝国と聖国に出し抜かれますぞ!」
「まあ、待つのだ!そんな重要な事、この場で決めれるわけがなかろう!今すぐ、上級貴族を招集するのだ!」
「はっ!」
そして、ここはマルシェイム聖教国の聖都である。教会の重鎮である大司教グシャインと、ギルド総本部のギルドマスターのホーメインが、怪しい会合を開いていたのだった。
「大司教様……あの国は早々に、潰してしまった方がよろしいかと!」
「まあ、待つのじゃ!帝国はわれらの計画に賛同したのだ。次は、王国も賛同するはずじゃ!聖国と帝国と王国の3連合国になれば、この計画は必ず成功する」
「それはそうですが……」
「何を焦っておるのだ?お主達ギルドも、あのFreedom国には排除したいのだろう?」
「それは、当然でございます!あ奴らの商品のせいで、ギルドの商品はことごとく廃版となって全く売れなくなり、冒険者達は拠点をあの国へと移し、魔物の素材も低ランクの物ばかりになっております」
「そうであろう!まだ、あ奴らの支店は王都の中だけじゃ。だが5店舗出しているだけで、噂が広まり今では旅をしてまで、手に入れようとする者が増えてきておる」
「なので、出来るだけ早く、あの国を潰してしまいたいのです!その為には、聖国のテンプルナイトの力を発揮してもらわないと、手遅れとなるのでございます」
ギルドマスターのいうテンプルナイトとは、特殊な力を持った騎士団である。皆が皆聖属性を持った騎士であり、魔物の力を抑え込む能力を持ち、モンスターキラーの異名をもつ騎士団なのだ。
このテンプルナイトの普段の役目は、超級や極級ダンジョンの魔物を間引くのが役目なのである。
「いいか?この計画は必ず成功させねばならん!お主達には日頃、教会の為多額な寄付をしてもらっておる。最近では、あの国のおかげでわし等も寄付金が減り、教会経営も難儀しておるのじゃ……だから、この計画はなんとしても成功しなければならん!」
「はい!それは当たり前でございます!成功したあかつきには、大司教様個人にそれなりのお礼のお菓子を用意できる、手筈になっております」
「そうか!そうか!それならば、特に王国の協力はなくてはならん!ひゃひゃひゃひゃ!」
大司教グシャインは、ギルドからの賄賂があると聞き、下品な笑い声を高々に上げたのだった。
ついに、ギルドは組織では太刀打ちが出来なくなった、ケンジ相手に聖国と帝国を動かしたのである。
人間の欲望は、底が限りない事をケンジはまだわかっていなかったのである。ケンジは、平民の暮らしをよくする為に、商品を開発していただけで、それに伴い自分の家族が自由で楽しく暮らせる事だけを考えていたのだが、それをよく思わない権力者達が、とうとうケンジに対し一斉に牙をむこうとしていたのである。
そして、王国も又、この連合に加わるのかどうかの会議が、開かれようとしていたのである。
0
お気に入りに追加
2,458
あなたにおすすめの小説

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。

異世界に召喚されたおっさん、実は最強の癒しキャラでした
鈴木竜一
ファンタジー
健康マニアのサラリーマン宮原優志は行きつけの健康ランドにあるサウナで汗を流している最中、勇者召喚の儀に巻き込まれて異世界へと飛ばされてしまう。飛ばされた先の世界で勇者になるのかと思いきや、スキルなしの上に最底辺のステータスだったという理由で、優志は自身を召喚したポンコツ女性神官リウィルと共に城を追い出されてしまった。
しかし、実はこっそり持っていた《癒しの極意》というスキルが真の力を発揮する時、世界は大きな変革の炎に包まれる……はず。
魔王? ドラゴン? そんなことよりサウナ入ってフルーツ牛乳飲んで健康になろうぜ!
【「おっさん、異世界でドラゴンを育てる。」1巻発売中です! こちらもよろしく!】
※作者の他作品ですが、「おっさん、異世界でドラゴンを育てる。」がこのたび書籍化いたします。発売は3月下旬予定。そちらもよろしくお願いします。

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。

5歳で前世の記憶が混入してきた --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--
ばふぉりん
ファンタジー
「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は
「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」
この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。
剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。
そんな中、この五歳児が得たスキルは
□□□□
もはや文字ですら無かった
~~~~~~~~~~~~~~~~~
本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。
本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。

異世界でお取り寄せ生活
マーチ・メイ
ファンタジー
異世界の魔力不足を補うため、年に数人が魔法を貰い渡り人として渡っていく、そんな世界である日、日本で普通に働いていた橋沼桜が選ばれた。
突然のことに驚く桜だったが、魔法を貰えると知りすぐさま快諾。
貰った魔法は、昔食べて美味しかったチョコレートをまた食べたいがためのお取り寄せ魔法。
意気揚々と異世界へ旅立ち、そして桜の異世界生活が始まる。
貰った魔法を満喫しつつ、異世界で知り合った人達と緩く、のんびりと異世界生活を楽しんでいたら、取り寄せ魔法でとんでもないことが起こり……!?
そんな感じの話です。
のんびり緩い話が好きな人向け、恋愛要素は皆無です。
※小説家になろう、カクヨムでも同時掲載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる