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第9章 Freedom国の発展!
49話 イズモ大陸のバランス
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Freedom国が、どんどん発展していく中、それをよく思わない人間がグランパス王国内に出てくるのであった。
「国王!Freedom国を、何とかしないと調子に乗るばかりですぞ!」
「馬鹿者!そのことはもうよい!黙るのだ!」
「何故?王国貴族が平民より、不遇扱いにされなくてはいけないのですか!」
「お主の申す事は分かる!だが、あのケンジと言う者は闇ギルドでさえ、一目を置いているのは事実であろう!」
「それを野放しにしているから、あ奴らは調子に乗るのではありませんか!」
「だが、ケンジは王国の事はちゃんと考え、人口増加の貢献をしておる!王族や貴族を毛嫌いしているが、約束を違える事なく実行しておるではないか!」
「そ、それは……」
「今、発売しておる下着のおかげで、夫婦生活に張りが出て妊娠した家族が増えておるという、報告も受けているんだ」
「確かに、それは事実でございます。ですが、Freedom国が調子に乗るせいで、王国の民が移住している報告も来ているのですぞ!特に、高ランク冒険者や生産者、また商会の本店が続々と、Freedom国に移店しているのです!」
「なんだと‼」
「これがどういう事になるのか、わかっておられるのですか⁉」
「どういう事だ?」
「あのFreedom国は、ギルドの介入を一切認められておりません!独自の経済が、あの国で周り始めております」
「はっ⁉では!」
「そうです!経済の利益が、ギルドには還元されておらず、支店の売り上げだけがギルドに還元され、徐々に経済の中心が、Freedom国になりつつあるのでございますぞ!」
「何という事だ!」
「国王!本当にこのままでは、イズモ大陸のバランスが崩れる事になるのです。今のうちに、Freedom国には自分の立場というものを、分からせて置かなければ手遅れになるのですぞ!」
グランパス王国は、イズモ大陸(地球で言う日本国)で経済の中心である。ギルド本部は、聖都(教会本部があるマルシェイム聖教国)にあるが、数十年前にグランパス王国が経済の中心となったばかりなのだ。
「国王!我々が今まで苦労をして、やっと経済の中心とした国を、あんなぽっと出の弱小国に奪われてもいいのですか?」
「だが……このまま、あ奴らを利用して人口が増えれば、税収が上がるのも事実であろう!戦争を起こし滅ぼして、経済の中心を取り戻したとて、Freedom国の商品が無くなったらどうするのだ!又、人口は元に戻り、税収は減るのだぞ」
「なにも、Freedom国を滅ぼすのではなく、グランパス王国に吸収してしまえばいいではありませんか!」
「戦争をして勝てる見込みはあるのか?王太子が言っておったのを忘れたのか?あの国には、SSランクのナイトメアバトルウォーホースの従魔がおるのだぞ?」
「そ、それはそうですが!」
「それに、ブラックスペンサーの報告によれば、あの下着の開発により、Sランクのダークアラクネを筆頭に、Aランクのアラクネの従魔が、9匹に増えたと報告も上がっておる!」
「なっ⁉」
「そんな奴らを、相手に吸収などできんだろ!反対にグランパス王国が吸収されかねん!わかったならもう下がれ!ワシとて、Freedom国が大きな顔をするのは、気に食わんがどうしようもない」
「本当に、どうしようもないですか?」
「どうしようもないであろう!それともお主には、何かいい案があると申すのか?」
「あると言ったら、いかがなさいますか?」
「なんだと!それは確実なものなのか?」
「えぇ……もし、テンプルナイトとドラグーン騎士団が動こうとしていると言えば……いかがでしょうか?」
「それは本当なのか?確かな情報なのだろうな?」
「えぇ!あ奴ら、Freedom国は調子に乗り過ぎたようです」
ヒューマン勢力圏では、とんでもない事が水面下で動いていたのだった。これは、ケンジにも予想出来ていない事だったのだ。
ケンジは、少し調子に乗り過ぎてしまったようで、王国だけでなく聖都の騎士団テンプルナイトと帝国のドラグーン騎士団が、動き出そうとしていたのである。
「それは、本当の事なのだろうな?」
「要は、何か理由があればいいのですよ!聖都では、魔物を操り危険な独自国家を見過ごす事は出来ないらしく、帝国ではメイガン商会の本店が移店し、商会の力を奪われたと避難を訴えるとの事!」
「な、なるほど!」
「そして、我が王国は王族や貴族への横暴不敬罪とし、飛龍騎士団を動かせばあんな小国など恐るるに足りませぬ!聖国と帝国からの、同盟要請はすでにきております。どうかご決断を!」
「そんなすぐには、決断は出来ぬ!」
「そんな悠長な事を言っていたら、帝国と聖国に出し抜かれますぞ!」
「まあ、待つのだ!そんな重要な事、この場で決めれるわけがなかろう!今すぐ、上級貴族を招集するのだ!」
「はっ!」
そして、ここはマルシェイム聖教国の聖都である。教会の重鎮である大司教グシャインと、ギルド総本部のギルドマスターのホーメインが、怪しい会合を開いていたのだった。
「大司教様……あの国は早々に、潰してしまった方がよろしいかと!」
「まあ、待つのじゃ!帝国はわれらの計画に賛同したのだ。次は、王国も賛同するはずじゃ!聖国と帝国と王国の3連合国になれば、この計画は必ず成功する」
「それはそうですが……」
「何を焦っておるのだ?お主達ギルドも、あのFreedom国には排除したいのだろう?」
「それは、当然でございます!あ奴らの商品のせいで、ギルドの商品はことごとく廃版となって全く売れなくなり、冒険者達は拠点をあの国へと移し、魔物の素材も低ランクの物ばかりになっております」
「そうであろう!まだ、あ奴らの支店は王都の中だけじゃ。だが5店舗出しているだけで、噂が広まり今では旅をしてまで、手に入れようとする者が増えてきておる」
「なので、出来るだけ早く、あの国を潰してしまいたいのです!その為には、聖国のテンプルナイトの力を発揮してもらわないと、手遅れとなるのでございます」
ギルドマスターのいうテンプルナイトとは、特殊な力を持った騎士団である。皆が皆聖属性を持った騎士であり、魔物の力を抑え込む能力を持ち、モンスターキラーの異名をもつ騎士団なのだ。
このテンプルナイトの普段の役目は、超級や極級ダンジョンの魔物を間引くのが役目なのである。
「いいか?この計画は必ず成功させねばならん!お主達には日頃、教会の為多額な寄付をしてもらっておる。最近では、あの国のおかげでわし等も寄付金が減り、教会経営も難儀しておるのじゃ……だから、この計画はなんとしても成功しなければならん!」
「はい!それは当たり前でございます!成功したあかつきには、大司教様個人にそれなりのお礼のお菓子を用意できる、手筈になっております」
「そうか!そうか!それならば、特に王国の協力はなくてはならん!ひゃひゃひゃひゃ!」
大司教グシャインは、ギルドからの賄賂があると聞き、下品な笑い声を高々に上げたのだった。
ついに、ギルドは組織では太刀打ちが出来なくなった、ケンジ相手に聖国と帝国を動かしたのである。
人間の欲望は、底が限りない事をケンジはまだわかっていなかったのである。ケンジは、平民の暮らしをよくする為に、商品を開発していただけで、それに伴い自分の家族が自由で楽しく暮らせる事だけを考えていたのだが、それをよく思わない権力者達が、とうとうケンジに対し一斉に牙をむこうとしていたのである。
そして、王国も又、この連合に加わるのかどうかの会議が、開かれようとしていたのである。
「国王!Freedom国を、何とかしないと調子に乗るばかりですぞ!」
「馬鹿者!そのことはもうよい!黙るのだ!」
「何故?王国貴族が平民より、不遇扱いにされなくてはいけないのですか!」
「お主の申す事は分かる!だが、あのケンジと言う者は闇ギルドでさえ、一目を置いているのは事実であろう!」
「それを野放しにしているから、あ奴らは調子に乗るのではありませんか!」
「だが、ケンジは王国の事はちゃんと考え、人口増加の貢献をしておる!王族や貴族を毛嫌いしているが、約束を違える事なく実行しておるではないか!」
「そ、それは……」
「今、発売しておる下着のおかげで、夫婦生活に張りが出て妊娠した家族が増えておるという、報告も受けているんだ」
「確かに、それは事実でございます。ですが、Freedom国が調子に乗るせいで、王国の民が移住している報告も来ているのですぞ!特に、高ランク冒険者や生産者、また商会の本店が続々と、Freedom国に移店しているのです!」
「なんだと‼」
「これがどういう事になるのか、わかっておられるのですか⁉」
「どういう事だ?」
「あのFreedom国は、ギルドの介入を一切認められておりません!独自の経済が、あの国で周り始めております」
「はっ⁉では!」
「そうです!経済の利益が、ギルドには還元されておらず、支店の売り上げだけがギルドに還元され、徐々に経済の中心が、Freedom国になりつつあるのでございますぞ!」
「何という事だ!」
「国王!本当にこのままでは、イズモ大陸のバランスが崩れる事になるのです。今のうちに、Freedom国には自分の立場というものを、分からせて置かなければ手遅れになるのですぞ!」
グランパス王国は、イズモ大陸(地球で言う日本国)で経済の中心である。ギルド本部は、聖都(教会本部があるマルシェイム聖教国)にあるが、数十年前にグランパス王国が経済の中心となったばかりなのだ。
「国王!我々が今まで苦労をして、やっと経済の中心とした国を、あんなぽっと出の弱小国に奪われてもいいのですか?」
「だが……このまま、あ奴らを利用して人口が増えれば、税収が上がるのも事実であろう!戦争を起こし滅ぼして、経済の中心を取り戻したとて、Freedom国の商品が無くなったらどうするのだ!又、人口は元に戻り、税収は減るのだぞ」
「なにも、Freedom国を滅ぼすのではなく、グランパス王国に吸収してしまえばいいではありませんか!」
「戦争をして勝てる見込みはあるのか?王太子が言っておったのを忘れたのか?あの国には、SSランクのナイトメアバトルウォーホースの従魔がおるのだぞ?」
「そ、それはそうですが!」
「それに、ブラックスペンサーの報告によれば、あの下着の開発により、Sランクのダークアラクネを筆頭に、Aランクのアラクネの従魔が、9匹に増えたと報告も上がっておる!」
「なっ⁉」
「そんな奴らを、相手に吸収などできんだろ!反対にグランパス王国が吸収されかねん!わかったならもう下がれ!ワシとて、Freedom国が大きな顔をするのは、気に食わんがどうしようもない」
「本当に、どうしようもないですか?」
「どうしようもないであろう!それともお主には、何かいい案があると申すのか?」
「あると言ったら、いかがなさいますか?」
「なんだと!それは確実なものなのか?」
「えぇ……もし、テンプルナイトとドラグーン騎士団が動こうとしていると言えば……いかがでしょうか?」
「それは本当なのか?確かな情報なのだろうな?」
「えぇ!あ奴ら、Freedom国は調子に乗り過ぎたようです」
ヒューマン勢力圏では、とんでもない事が水面下で動いていたのだった。これは、ケンジにも予想出来ていない事だったのだ。
ケンジは、少し調子に乗り過ぎてしまったようで、王国だけでなく聖都の騎士団テンプルナイトと帝国のドラグーン騎士団が、動き出そうとしていたのである。
「それは、本当の事なのだろうな?」
「要は、何か理由があればいいのですよ!聖都では、魔物を操り危険な独自国家を見過ごす事は出来ないらしく、帝国ではメイガン商会の本店が移店し、商会の力を奪われたと避難を訴えるとの事!」
「な、なるほど!」
「そして、我が王国は王族や貴族への横暴不敬罪とし、飛龍騎士団を動かせばあんな小国など恐るるに足りませぬ!聖国と帝国からの、同盟要請はすでにきております。どうかご決断を!」
「そんなすぐには、決断は出来ぬ!」
「そんな悠長な事を言っていたら、帝国と聖国に出し抜かれますぞ!」
「まあ、待つのだ!そんな重要な事、この場で決めれるわけがなかろう!今すぐ、上級貴族を招集するのだ!」
「はっ!」
そして、ここはマルシェイム聖教国の聖都である。教会の重鎮である大司教グシャインと、ギルド総本部のギルドマスターのホーメインが、怪しい会合を開いていたのだった。
「大司教様……あの国は早々に、潰してしまった方がよろしいかと!」
「まあ、待つのじゃ!帝国はわれらの計画に賛同したのだ。次は、王国も賛同するはずじゃ!聖国と帝国と王国の3連合国になれば、この計画は必ず成功する」
「それはそうですが……」
「何を焦っておるのだ?お主達ギルドも、あのFreedom国には排除したいのだろう?」
「それは、当然でございます!あ奴らの商品のせいで、ギルドの商品はことごとく廃版となって全く売れなくなり、冒険者達は拠点をあの国へと移し、魔物の素材も低ランクの物ばかりになっております」
「そうであろう!まだ、あ奴らの支店は王都の中だけじゃ。だが5店舗出しているだけで、噂が広まり今では旅をしてまで、手に入れようとする者が増えてきておる」
「なので、出来るだけ早く、あの国を潰してしまいたいのです!その為には、聖国のテンプルナイトの力を発揮してもらわないと、手遅れとなるのでございます」
ギルドマスターのいうテンプルナイトとは、特殊な力を持った騎士団である。皆が皆聖属性を持った騎士であり、魔物の力を抑え込む能力を持ち、モンスターキラーの異名をもつ騎士団なのだ。
このテンプルナイトの普段の役目は、超級や極級ダンジョンの魔物を間引くのが役目なのである。
「いいか?この計画は必ず成功させねばならん!お主達には日頃、教会の為多額な寄付をしてもらっておる。最近では、あの国のおかげでわし等も寄付金が減り、教会経営も難儀しておるのじゃ……だから、この計画はなんとしても成功しなければならん!」
「はい!それは当たり前でございます!成功したあかつきには、大司教様個人にそれなりのお礼のお菓子を用意できる、手筈になっております」
「そうか!そうか!それならば、特に王国の協力はなくてはならん!ひゃひゃひゃひゃ!」
大司教グシャインは、ギルドからの賄賂があると聞き、下品な笑い声を高々に上げたのだった。
ついに、ギルドは組織では太刀打ちが出来なくなった、ケンジ相手に聖国と帝国を動かしたのである。
人間の欲望は、底が限りない事をケンジはまだわかっていなかったのである。ケンジは、平民の暮らしをよくする為に、商品を開発していただけで、それに伴い自分の家族が自由で楽しく暮らせる事だけを考えていたのだが、それをよく思わない権力者達が、とうとうケンジに対し一斉に牙をむこうとしていたのである。
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