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第9章 Freedom国の発展!
19話 行商人の到来①
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Freedom国の外周に当たる土地には、まだ何も建物の建設はされていなくて、区画整理された土地があるだけなのである。
今、建設が進んでいる土地は、中間にある土地である。生産奴隷である大工職人は、この場所に家を建てていて、メイガン商会の店舗建設予定地は、正面玄関である門をくぐり、大通りを真っ直ぐに進んだ最初の広場である。
ここには、いずれ冒険者ギルドと商人ギルドの、2つが建つであろう土地もあるのだった。魔道ギルドはそこからもう少し外れた場所で静かな場所に、そして、生産ギルドは工場地としている場所に建てる予定だった。
このギルドの予定地は、この国だけのものであり、他の町にあるギルドとは関係のない組織になる予定だった。そして今、元ギルド職員だったユエティー達が、下についている者達に、仕事を急ピッチに教えているのである。
「ガンス様!長旅ご苦労様です。よく、このFreedom国までおいでになられました。只今、主のケンジは留守にしてますが、ごゆっくり滞在してください。私は、この国の主であるケンジの執事をしています、セバスといいます。お見知りおきを……」
「これは、ご丁寧にありがとう!それで、坊主はいつ帰ってくる予定なのだ?」
「はい!予定は1週間と伺っていますので、今日か明日あたりに帰ってくる予定になってます」
「そうか!ならワシらが、ここに来たのはちょうどいいタイミングだったな」
「はい!今日お泊りになる屋敷は、こちらでよろしくお願いいたします」
セバスはガンス一行を、離れにあるケンジの御客専用の屋敷に案内したのである。ここはガンスのように、この国を訪れたお客様に建設した屋敷で、内壁にある屋敷なのだ。ここには、日頃誰も住んでいなくてメイド達が、セバスを筆頭に管理がしっかりされていて、いつ来客が来てもいいように綺麗にされていたのである。
「ガンス様、この国は今までにない結界で守られている為、説明させていただきます」
「んっ、どういう事だ?」
「この国は、内壁・中間壁・外壁の3つで囲まれております」
「ああ!それは見たが凄い物だな!これなら魔物のスタンピードにもビクともしないどころか、他国から戦争を仕掛けられても、外壁の外側にある水路のおかげで難攻不落の国だな」
「その通りでございます。ですが……それだけではなく、中間壁の内側には犯罪者は絶対に入れないようになっているのです」
「なんだと!それは本当か⁉」
「ええ!中間壁と外壁の間は一番広い敷地がある為、従来の結界と同じ効果ですが、中間壁の中では引ったくりをしようものなら、中間壁の外にはじき出されてしまうのです。だから、安心してお過ごしください!」
「わかった……それにしても、坊主は凄い結界を作ったものだな……」
「そのおかげで、我々奴隷達も安心できております」
「そのような国だと噂がひろまれば、これから移住してくる人間も増えそうでワシも助かるよ!がはははは」
ガンスは、移住してくる人間が多くなりそうなのを感じて、機嫌よくなり大声で笑ったのだ。そして、メイガン商会建設予定地である場所も気に入った様子だった。
正面玄関である南門をくぐってすぐの場所である予定地は、人が移住してきた場合、冒険者ギルドや商人ギルドも近くにあり、大通りで人の行き来が多くなるであろう場所であり、ガンスは終始ご機嫌だったのである。
「ガンス様達は、お食事の方はいかがなさいますか?」
「そうだな……食事ができる所はあるのか?」
「お食事なさるなら、すぐにご用意しますがよろしいですか?」
「それじゃあよろしく頼むよ!」
「それでは、ご用意させていただきます。ご用意が出来たら呼びにまいりますので、下の食事のできる部屋に来てください。それでは失礼します」
セバスは、急いで厨房に行き、ミナレス達に食事の準備をするように指示を出すのだった。そして、違う部屋ではガンスを護衛してきた冒険者達が、興味津々で屋敷の中を見て周っていたのだった。
冒険者達は、家の中に水道がある事に驚いていたのだった。この冒険者達は、ガンスのいるガーライの町に拠点としている冒険者ではなく、ケンジの商品がまだ届いていない町の出身なのだ。
ガンスは、この町に来る為に、わざわざ高ランクの冒険者に依頼を出し万全の準備をして、この町に辿り着いたのである。
その為、手や顔を洗う行為は井戸に行き汲み上げる作業が普通であり、この家にはそういう作業がいらないのである。蛇口をひねるだけで、簡単に水が手に入るのである。
「おい、奴隷!この水はどうなっているんだ?すごい発明だな!」
「それは、我が主の発明した商品であり、水道と言うものです。それは今、王都では人気商品の一つですよ」
「確かに、これは人気商品になるよな……朝起きた時や便所の後でも、楽に手が洗える……」
「それにこの商品が普及している途中ですが、この水道のおかげで子供の井戸への転落事故がなくなっているそうですよ」
「た、確かに!そんな不幸な事故はなくなるだろうな!」
「この商品は、俺らが拠点としている町には、いつ届くようになるんだ?」
「それは、私にはお答えする事は……申し訳ありません」
「あっ!そうだよな……奴隷がそんな事を聞かれても分からないよな。すまなかった!」
「お気になさらずに」
それら水道を見て、冒険者達はただただ驚いていたのである。ここに護衛として来ていたのは、5パーティーで30人近くいたのである。
「ねえ!リーダーこの町に移住してきてもいいんじゃない?」
「あ!確かにそれもいい考えだよな!」
「そうそう、俺達ならここの魔物達でも対応できるしな!」
そういった話で、盛り上がる冒険者達であった。
「ガンス様、お食事の準備が出来ましたので、こちらの大部屋でよろしくお願いします!お連れの方はもうおそろいですよ」
「おお!そうか……わざわざありがとう!」
ガンスは、部屋に呼びに来たメイドに丁寧にお礼を言い、大部屋に向かうのである。そこには見た事もないような豪華な食事が用意してあって、護衛メンバーの冒険者達は早く食べたくて、そわそわしていたのであった。
「ガンスの旦那!遅いですぜ。早く食いましょうよ!」
ガンスは貴族であるが、冒険者達はそんな身分であるガンスに馴れ馴れしく話していたのだが、これはガンスの希望であり、ガンス自身もう息子に店は譲ったので、行商人として扱ってほしいと言っていたのである。
身分は、貴族だがガンスは堅苦しい言葉遣いが嫌いで、冒険者達と気軽に旅を楽しみたいと思っていたのだ。
「おお!すまんな。本当にうまそうだ」
ガンスが、そろってみんな一斉に食事をとりだしたのだった。そこには舌がとろけそうなぐらい、上手いステーキやしゃきしゃきのサラダ、パキッといい音がするソーセージ、味深いスープでどれも味わった事のない食べ物であった。そして、冷蔵庫から出してきたキンキンに冷えたエールが振る舞われたのである。
「う、うめええええ!」
「なんだこの料理!」
「何杯でもおかわりできるくらい美味しいわ」
「セバスだったか?これは何の肉を使っているのだ?」
「これはドラゴンの肉でございます」
その言葉に、食事をとっていたガンスはもちろん、冒険者達の箸が止まったのである。それは無理もなく、スワンプドラゴンでさえ、貴族が大金をつぎ込みオークションで買い求め、庶民には絶対に食べれないものというのに、セバスの口から、災害級の魔物であるドラゴンと聞こえたのだった。
「セ、セバス……今何といったのだ?本当にこの肉はドラゴンなのか?」
「ええ!主にはそのように聞いていますが?」
「オイオイ……俺達はなんてものを食べたんだよ……」
「ねえ?ドラゴンって本当?レッサードラゴンじゃなくて?」
「レッサーでも普通は食えねえよ!」
「っていうか、ドラゴンって討伐できるものなのか⁉」
「だが、こうして目の前に調理されているじゃないか……」
「主からは、おもてなしするようにと言いつけられています。ご遠慮せずおかわりも自由言ってください!」
セバスと、メイド達は頭を下げるのだった。冒険者達は、美味い料理と冷えたお酒がこんなに相性が良いものとは知らなかったので、どんどんおかわりをしたのだった。
「ふうぅ~~~食った食った!こんなうまい飯は食った事がなかったよ。セバスよ、ありがとな!」
「勿体ないお言葉、ありがとうございます。料理人にも、そのお言葉をお伝えしておきます」
「それにしても、料理人もさぞかし良い腕を持っておるのであろうな。食材だけであの味にはならんよ……ホント、坊主には凄い人材が集まっているから羨ましいよ」
「ありがとうございます!」
セバス達は、ガンスの言葉に笑顔になったのである。そして、ゆっくりして食事と酒を楽しんで雑談をしているガンス達に話しかけるのである。
「ガンス様、皆さま!お食事が御済みのようでしたら、入浴の準備ができております。どうぞお入りになってください!」
「入浴って何だ?知っているか?」
「そんなの知らないわよ……」
「お前達良かったな!」
「ガンスの旦那、入浴って何だ?」
「お風呂の事だよ!みんなも入ってきたらどうだ?」
「「「「なにぃ~~~~~!風呂だと‼」」」」
「男性用と女性用に分かれていますので、ごゆっくりどうぞ!」
「「「「きゃああああ~~~~~~‼」」」」
「本当にお風呂に入れるの?」
「ガンスの旦那!先に入っちゃってくださいよ‼俺達はそのあとで入ります」
「そんなこと言わず、みんな一緒でおよばれしよう!」
「旦那、いいんですか?」
「ああ!構わんよ」
女性冒険者は、ガンスを待たずして先に風呂に行ってしまったのである。
「ったく、あいつ等は後でお仕置きだな!」
ガンスは笑いながら一言言って、男性冒険者達も大笑いしていたのだった。
今、建設が進んでいる土地は、中間にある土地である。生産奴隷である大工職人は、この場所に家を建てていて、メイガン商会の店舗建設予定地は、正面玄関である門をくぐり、大通りを真っ直ぐに進んだ最初の広場である。
ここには、いずれ冒険者ギルドと商人ギルドの、2つが建つであろう土地もあるのだった。魔道ギルドはそこからもう少し外れた場所で静かな場所に、そして、生産ギルドは工場地としている場所に建てる予定だった。
このギルドの予定地は、この国だけのものであり、他の町にあるギルドとは関係のない組織になる予定だった。そして今、元ギルド職員だったユエティー達が、下についている者達に、仕事を急ピッチに教えているのである。
「ガンス様!長旅ご苦労様です。よく、このFreedom国までおいでになられました。只今、主のケンジは留守にしてますが、ごゆっくり滞在してください。私は、この国の主であるケンジの執事をしています、セバスといいます。お見知りおきを……」
「これは、ご丁寧にありがとう!それで、坊主はいつ帰ってくる予定なのだ?」
「はい!予定は1週間と伺っていますので、今日か明日あたりに帰ってくる予定になってます」
「そうか!ならワシらが、ここに来たのはちょうどいいタイミングだったな」
「はい!今日お泊りになる屋敷は、こちらでよろしくお願いいたします」
セバスはガンス一行を、離れにあるケンジの御客専用の屋敷に案内したのである。ここはガンスのように、この国を訪れたお客様に建設した屋敷で、内壁にある屋敷なのだ。ここには、日頃誰も住んでいなくてメイド達が、セバスを筆頭に管理がしっかりされていて、いつ来客が来てもいいように綺麗にされていたのである。
「ガンス様、この国は今までにない結界で守られている為、説明させていただきます」
「んっ、どういう事だ?」
「この国は、内壁・中間壁・外壁の3つで囲まれております」
「ああ!それは見たが凄い物だな!これなら魔物のスタンピードにもビクともしないどころか、他国から戦争を仕掛けられても、外壁の外側にある水路のおかげで難攻不落の国だな」
「その通りでございます。ですが……それだけではなく、中間壁の内側には犯罪者は絶対に入れないようになっているのです」
「なんだと!それは本当か⁉」
「ええ!中間壁と外壁の間は一番広い敷地がある為、従来の結界と同じ効果ですが、中間壁の中では引ったくりをしようものなら、中間壁の外にはじき出されてしまうのです。だから、安心してお過ごしください!」
「わかった……それにしても、坊主は凄い結界を作ったものだな……」
「そのおかげで、我々奴隷達も安心できております」
「そのような国だと噂がひろまれば、これから移住してくる人間も増えそうでワシも助かるよ!がはははは」
ガンスは、移住してくる人間が多くなりそうなのを感じて、機嫌よくなり大声で笑ったのだ。そして、メイガン商会建設予定地である場所も気に入った様子だった。
正面玄関である南門をくぐってすぐの場所である予定地は、人が移住してきた場合、冒険者ギルドや商人ギルドも近くにあり、大通りで人の行き来が多くなるであろう場所であり、ガンスは終始ご機嫌だったのである。
「ガンス様達は、お食事の方はいかがなさいますか?」
「そうだな……食事ができる所はあるのか?」
「お食事なさるなら、すぐにご用意しますがよろしいですか?」
「それじゃあよろしく頼むよ!」
「それでは、ご用意させていただきます。ご用意が出来たら呼びにまいりますので、下の食事のできる部屋に来てください。それでは失礼します」
セバスは、急いで厨房に行き、ミナレス達に食事の準備をするように指示を出すのだった。そして、違う部屋ではガンスを護衛してきた冒険者達が、興味津々で屋敷の中を見て周っていたのだった。
冒険者達は、家の中に水道がある事に驚いていたのだった。この冒険者達は、ガンスのいるガーライの町に拠点としている冒険者ではなく、ケンジの商品がまだ届いていない町の出身なのだ。
ガンスは、この町に来る為に、わざわざ高ランクの冒険者に依頼を出し万全の準備をして、この町に辿り着いたのである。
その為、手や顔を洗う行為は井戸に行き汲み上げる作業が普通であり、この家にはそういう作業がいらないのである。蛇口をひねるだけで、簡単に水が手に入るのである。
「おい、奴隷!この水はどうなっているんだ?すごい発明だな!」
「それは、我が主の発明した商品であり、水道と言うものです。それは今、王都では人気商品の一つですよ」
「確かに、これは人気商品になるよな……朝起きた時や便所の後でも、楽に手が洗える……」
「それにこの商品が普及している途中ですが、この水道のおかげで子供の井戸への転落事故がなくなっているそうですよ」
「た、確かに!そんな不幸な事故はなくなるだろうな!」
「この商品は、俺らが拠点としている町には、いつ届くようになるんだ?」
「それは、私にはお答えする事は……申し訳ありません」
「あっ!そうだよな……奴隷がそんな事を聞かれても分からないよな。すまなかった!」
「お気になさらずに」
それら水道を見て、冒険者達はただただ驚いていたのである。ここに護衛として来ていたのは、5パーティーで30人近くいたのである。
「ねえ!リーダーこの町に移住してきてもいいんじゃない?」
「あ!確かにそれもいい考えだよな!」
「そうそう、俺達ならここの魔物達でも対応できるしな!」
そういった話で、盛り上がる冒険者達であった。
「ガンス様、お食事の準備が出来ましたので、こちらの大部屋でよろしくお願いします!お連れの方はもうおそろいですよ」
「おお!そうか……わざわざありがとう!」
ガンスは、部屋に呼びに来たメイドに丁寧にお礼を言い、大部屋に向かうのである。そこには見た事もないような豪華な食事が用意してあって、護衛メンバーの冒険者達は早く食べたくて、そわそわしていたのであった。
「ガンスの旦那!遅いですぜ。早く食いましょうよ!」
ガンスは貴族であるが、冒険者達はそんな身分であるガンスに馴れ馴れしく話していたのだが、これはガンスの希望であり、ガンス自身もう息子に店は譲ったので、行商人として扱ってほしいと言っていたのである。
身分は、貴族だがガンスは堅苦しい言葉遣いが嫌いで、冒険者達と気軽に旅を楽しみたいと思っていたのだ。
「おお!すまんな。本当にうまそうだ」
ガンスが、そろってみんな一斉に食事をとりだしたのだった。そこには舌がとろけそうなぐらい、上手いステーキやしゃきしゃきのサラダ、パキッといい音がするソーセージ、味深いスープでどれも味わった事のない食べ物であった。そして、冷蔵庫から出してきたキンキンに冷えたエールが振る舞われたのである。
「う、うめええええ!」
「なんだこの料理!」
「何杯でもおかわりできるくらい美味しいわ」
「セバスだったか?これは何の肉を使っているのだ?」
「これはドラゴンの肉でございます」
その言葉に、食事をとっていたガンスはもちろん、冒険者達の箸が止まったのである。それは無理もなく、スワンプドラゴンでさえ、貴族が大金をつぎ込みオークションで買い求め、庶民には絶対に食べれないものというのに、セバスの口から、災害級の魔物であるドラゴンと聞こえたのだった。
「セ、セバス……今何といったのだ?本当にこの肉はドラゴンなのか?」
「ええ!主にはそのように聞いていますが?」
「オイオイ……俺達はなんてものを食べたんだよ……」
「ねえ?ドラゴンって本当?レッサードラゴンじゃなくて?」
「レッサーでも普通は食えねえよ!」
「っていうか、ドラゴンって討伐できるものなのか⁉」
「だが、こうして目の前に調理されているじゃないか……」
「主からは、おもてなしするようにと言いつけられています。ご遠慮せずおかわりも自由言ってください!」
セバスと、メイド達は頭を下げるのだった。冒険者達は、美味い料理と冷えたお酒がこんなに相性が良いものとは知らなかったので、どんどんおかわりをしたのだった。
「ふうぅ~~~食った食った!こんなうまい飯は食った事がなかったよ。セバスよ、ありがとな!」
「勿体ないお言葉、ありがとうございます。料理人にも、そのお言葉をお伝えしておきます」
「それにしても、料理人もさぞかし良い腕を持っておるのであろうな。食材だけであの味にはならんよ……ホント、坊主には凄い人材が集まっているから羨ましいよ」
「ありがとうございます!」
セバス達は、ガンスの言葉に笑顔になったのである。そして、ゆっくりして食事と酒を楽しんで雑談をしているガンス達に話しかけるのである。
「ガンス様、皆さま!お食事が御済みのようでしたら、入浴の準備ができております。どうぞお入りになってください!」
「入浴って何だ?知っているか?」
「そんなの知らないわよ……」
「お前達良かったな!」
「ガンスの旦那、入浴って何だ?」
「お風呂の事だよ!みんなも入ってきたらどうだ?」
「「「「なにぃ~~~~~!風呂だと‼」」」」
「男性用と女性用に分かれていますので、ごゆっくりどうぞ!」
「「「「きゃああああ~~~~~~‼」」」」
「本当にお風呂に入れるの?」
「ガンスの旦那!先に入っちゃってくださいよ‼俺達はそのあとで入ります」
「そんなこと言わず、みんな一緒でおよばれしよう!」
「旦那、いいんですか?」
「ああ!構わんよ」
女性冒険者は、ガンスを待たずして先に風呂に行ってしまったのである。
「ったく、あいつ等は後でお仕置きだな!」
ガンスは笑いながら一言言って、男性冒険者達も大笑いしていたのだった。
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