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第8章 Freedom国の設立!
28話 追放した結果
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そして、ケンジ達はその日以来ギルドには一切顔を出す事がなくなり、ギルドが決めたルール変更により1か月が過ぎたと同時に追放となったのである。
それから数か月後、レーラ達が厳重な護衛で、聖都からテンペの町に戻ってこれたのである。そして、すぐさまギルドに戻り挨拶をすませたのだが、ギルドの中の雰囲気が全然違うのである。
「あの……どうかしたのですか?」
「ああ、レーラさん達じゃないですか!おかえりなさい」
「それより、何かあったんでしょ?」
ここテンペの町にいた者達にとって、この状況は普通になりつつあり、レーラが訪ねた事の意味がすぐにはわからなかったのだ。
「えーっと、どういうことですか?」
「なんか、ギルドの中が暗いと言うか……活気がなくなったような……」
「あっ……それは……」
「なにがあったの?」
受付嬢は、ここ3か月ほどの事をレーラ達に説明したのだった。
「っていう事があったんですよ」
「はぁあ?ケンジ様がギルドを脱退?それに伴い、町の結界の維持が本当に出来なくなり、貴族ギルドが城壁の強固依頼を出してきて、生産者を全て借り出す事で、結局負の連鎖に陥り、インゴットも全く手に入らなくなったのですか?」
普通なら、ギルドの掲示板には依頼を選ぶ生産者がいるはずなのだが、城壁の強固依頼は最優先事項となり、冒険者生産者全て、そっちの依頼に半強制労働となっていたのである。
魔道ギルドの、土属性が使える魔法使いも借り出されており、テンペの町は本気でやばい事となっていたのだ。
「えぇ……それでギルドマスターはどういった対策を?」
「そ、それが……ケンジ様の店に訪問するしかないみたいで……」
「それで、ケンジ様は協力して頂けているのですか?」
「いえ、毎回……面会にさえ応じてもらえず、執事の奴隷でしたっけ?あのセバスと言う奴隷から門前払いされています」
「それで、ケンジ様のお店ではインゴットは買えないのですか?」
「それが、今回のルール変更のせいで、ギルド関係者があの店で、買い物をしようとすれば、定価の2.5倍という値段にルール変更されてしまい、とてもじゃないが購入できなくなってしまったんです」
「なんてことを……」
「Freedom店に、苦情を言っても先にルール変更をしたのは、ギルドの方だと言われたみたいです……」
「それで、インゴットを購入したくとも購入できないという事ですか?」
「えぇ……レーラさん、テンペの町はいったいどうなってしまうんでしょう?」
「そんな事……わたしに分かる訳……でも、一つ言えるのはケンジ様をあてにせず、何かの対策をたてるしかないという事ですね……」
レーラは、一緒に帰って来た受付嬢二人と、何か対策をたてるのだった。
一方、ギルドマスターのミッシェルは、この先どうしたらいいのか全く分からなくなっていたのだった。
「どうしたらいいのよ!何かいい案のある人間はいないの?」
「「「……」」」
幹部連中も、その部署の責任者もまた下を向き、何もいい案が出ないようだった。
「あの……貴族ギルドからお金を貸してもらい、ケンジの店でインゴットを購入する事は出来ないのでしょうか?」
「それも、貴族ギルドにお願いしたのですが、今の状態だと返せるあてがないので断られました」
「それじゃ、王国に援助してもらえないのでしょうか?」
「何を言っているのですか?王国とギルドは対等の立場で、町の結界の発注を受けているのですよ」
「ですが、このままでは……」
「もし、これで王国がギルドに貸しを与えたと思われたら、対等の立場ではなくなるのですよ」
「そんな事より、町の結界の方が!」
「そんな事とはどういうことですか!あくまでもギルドは、王族と貴族には手の出せない、独立した組織でなくてはいけないのですよ!」
ギルドマスターは部下達に対して、ギルドの信条を怒鳴って教えていた。この場所に、もしケンジがいたならそんなしょうもないプライドなんか、捨てたらいいと思うであろう。
今、重要なのは結界をどうにかして復活させないといけないのである。結界を復活をさせることが出来たなら、貴族ギルドからの心象も良くなり、資金の援助もしてもらえるかもしれないのだ。
やはり、大きな組織になればなるほど、上の立場の人間は頭が固いというか、これが普通とか通例と言い全体が見れないのである。つまり、自分だけが都合の良いように解釈をし暴走するのである。
会議という名の、つるし上げの場所は発言する者はいなくなってしまったのだ。そして、どのくらいの時間が過ぎたかわからないが、一人発言をするのだった。
「あの、少しよろしいですか?」
「レーラ、何かいい案があるのですか?無いのなら」
ギルドとしては、レーラの存在は疎ましいものであった。上の立場の人間としては、自分より上の立場である総本部に訴えを起こし、ギルドマスターを退任にさせた要注意人物なのだ。それも、ギルドをこんな状態にしたケンジの協力を用い、本部に駆けこんだのである。
ギルドマスターとしては、こんな人物には辞めてもらいたいのだが、総本部からしたら、横領をあぶり出した人物として、退職させる事もできないのだ。
「ギルドマスター、今は町の結界をどうにかする事を考えたほうが良いと思います」
「だから、こうして話し合いをしているではありませんか!」
「この状況は話し合いとは言いません!都合が悪くなれば否定ばかりして、こういう事になっているのがわからないのですか?」
「こ、この無礼者!わたしを誰だと思っているのですか!」
「そう!それですよ。それ!下の者に痛いところを突かれると、歴代のギルドマスターは大きな声で怒鳴り、下の者を押し付けて結局自滅していったんです」
「な、な、な、何を言っているのですか!私が、あんな無能達と同じだというのですか‼」
「このままでは同じになってしまいます!だから、もっとみんなの意見を聞いて下さい!」
「この裏切り者を、会議室から追い出しなさい!」
ギルドマスターのミッシェルは我慢がならないと言い、レーラを追い出そうとしたが、誰も言う事を聞かず動こうとはしなかった。
「誰でもいいから、言う事を聞きなさい!」
幹部の一人が、重い口を開くのだった。
「ギルドマスター、少し落ち着いて下さい!」
「あんたまで、わたしに逆らうの?」
「そうじゃありません!レーラの言う事を冷静になり聞いて下さいと言っているのです。ギルドマスターに対してこんな大きな口をきき、反発するのです!それ相応の提案があるはずです」
ギルドマスターは幹部の言う事に納得するのだった。
「たしかに、そう言われればそうね。レーラ何かいい案があるんでしょうね?」
「はい!上手くいくかどうかは、ギルドの行動にかかっています」
「それで、どんな提案なのよ!早く言いなさい!」
「ギルドで、もう一度採掘士を育てるのです。奴隷で初めから高い値を採掘のスキルを持っている奴隷を探すからいないので、少しでも経験のある奴隷を買い、一から育てればいいかと思います」
「ば、馬鹿な!何年かかると思っているのです……ギルドは、今インゴットが欲しいのですよ」
「ですが、わたしの調べでは犯罪者になり奴隷に落とされて、国の鉱山で強制労働されている、人間のスキルの上昇が、普通より早い事が実証されているのです」
「そんなの偶然ではないの?今まで生産の経験がなかった者が、採掘の才能が偶然あっただけじゃないの?」
「たしかに、そういう偶然はあるのかもしれませんが、今から育てるのも将来の事を考えて、育てる方がいいかと思います」
レーラの案は、偶然ではなくやってみる価値は十分にあるものだったのだ。奴隷に落とされた者は、冒険者だったものが落ちぶれ、レベルがある者ばかりである。
ガイアースの世界ではレベル10に対して総スキル値100ポイントが普通の速度で上がっていくのである。
普通、生産者になろうと思っている人間は、町の外に出て魔物を倒す事をしないので、1レベルの状態でスキルを伸ばそうとする為、なかなかスキルが上がらないのだ。
だが、強制労働に送られた者はある程度レベルがあり、その状態で採掘をさせられるので、スキルの伸びが早くなりレーラの調べに顕著に出ているのだ。
それでも、その調べは100%の者がそうなるとは限らないのである。採掘の才能がない者は、スキルの成長が止まってしまうし、伸び方もゆっくりなのだ。
これも、実証を重ねて行かなければ偶然の産物と片づけられてしまい、レーラの言うギルドのこれからの行動と言った意味は、そこにあったのであるのだ。
この計画を貴族ギルドに提案し、上手くいけば生産ギルドはお金を貸してもらえ、それを返していく計画が立てられるのである。
だが、生産ギルドではそんなに早く生産スキルが育つわけないと、レーラの案を却下してしまったのである。
「その案は、あまりに時間がかかりすぎるから却下よ!」
「やりもしないで却下するなんて!」
「あなたの言う事はわかるけど、奴隷を買うお金はどうするのよ!これで失敗したら本当にどうしようもなくなる事がわからないの?」
「ですが、このまま何もできなければ一緒ではありませんか!」
大きな組織にはありがちで、思い切った政策ができないのである。失敗した時、責任を自分が取る事を極端に嫌うのである。その事が頭の片隅にちらつき、今までになかった事をやらないのである。
「レーラ、貴方の言う事は何の確証もないわ!そんな事に今、お金を使う事はできない!だからその案は却下よ!」
「そ、そんな!」
「あなたは目障りだわ。もう、会議室から出て行きなさい!」
幹部達ももう、ギルドマスターの意見に賛成で、レーラを会議室から追い出してしまったのだ。
レーラは、この時から表舞台には立つことは無くなり、資料整理の部署に回されてしまい、発言は二度と出来ない事となった。
これで、唯一ギルドが復活する案がなくなってしまったのである。そして、この日から10か月後悪夢な事が発生してしまったのだ。
それから数か月後、レーラ達が厳重な護衛で、聖都からテンペの町に戻ってこれたのである。そして、すぐさまギルドに戻り挨拶をすませたのだが、ギルドの中の雰囲気が全然違うのである。
「あの……どうかしたのですか?」
「ああ、レーラさん達じゃないですか!おかえりなさい」
「それより、何かあったんでしょ?」
ここテンペの町にいた者達にとって、この状況は普通になりつつあり、レーラが訪ねた事の意味がすぐにはわからなかったのだ。
「えーっと、どういうことですか?」
「なんか、ギルドの中が暗いと言うか……活気がなくなったような……」
「あっ……それは……」
「なにがあったの?」
受付嬢は、ここ3か月ほどの事をレーラ達に説明したのだった。
「っていう事があったんですよ」
「はぁあ?ケンジ様がギルドを脱退?それに伴い、町の結界の維持が本当に出来なくなり、貴族ギルドが城壁の強固依頼を出してきて、生産者を全て借り出す事で、結局負の連鎖に陥り、インゴットも全く手に入らなくなったのですか?」
普通なら、ギルドの掲示板には依頼を選ぶ生産者がいるはずなのだが、城壁の強固依頼は最優先事項となり、冒険者生産者全て、そっちの依頼に半強制労働となっていたのである。
魔道ギルドの、土属性が使える魔法使いも借り出されており、テンペの町は本気でやばい事となっていたのだ。
「えぇ……それでギルドマスターはどういった対策を?」
「そ、それが……ケンジ様の店に訪問するしかないみたいで……」
「それで、ケンジ様は協力して頂けているのですか?」
「いえ、毎回……面会にさえ応じてもらえず、執事の奴隷でしたっけ?あのセバスと言う奴隷から門前払いされています」
「それで、ケンジ様のお店ではインゴットは買えないのですか?」
「それが、今回のルール変更のせいで、ギルド関係者があの店で、買い物をしようとすれば、定価の2.5倍という値段にルール変更されてしまい、とてもじゃないが購入できなくなってしまったんです」
「なんてことを……」
「Freedom店に、苦情を言っても先にルール変更をしたのは、ギルドの方だと言われたみたいです……」
「それで、インゴットを購入したくとも購入できないという事ですか?」
「えぇ……レーラさん、テンペの町はいったいどうなってしまうんでしょう?」
「そんな事……わたしに分かる訳……でも、一つ言えるのはケンジ様をあてにせず、何かの対策をたてるしかないという事ですね……」
レーラは、一緒に帰って来た受付嬢二人と、何か対策をたてるのだった。
一方、ギルドマスターのミッシェルは、この先どうしたらいいのか全く分からなくなっていたのだった。
「どうしたらいいのよ!何かいい案のある人間はいないの?」
「「「……」」」
幹部連中も、その部署の責任者もまた下を向き、何もいい案が出ないようだった。
「あの……貴族ギルドからお金を貸してもらい、ケンジの店でインゴットを購入する事は出来ないのでしょうか?」
「それも、貴族ギルドにお願いしたのですが、今の状態だと返せるあてがないので断られました」
「それじゃ、王国に援助してもらえないのでしょうか?」
「何を言っているのですか?王国とギルドは対等の立場で、町の結界の発注を受けているのですよ」
「ですが、このままでは……」
「もし、これで王国がギルドに貸しを与えたと思われたら、対等の立場ではなくなるのですよ」
「そんな事より、町の結界の方が!」
「そんな事とはどういうことですか!あくまでもギルドは、王族と貴族には手の出せない、独立した組織でなくてはいけないのですよ!」
ギルドマスターは部下達に対して、ギルドの信条を怒鳴って教えていた。この場所に、もしケンジがいたならそんなしょうもないプライドなんか、捨てたらいいと思うであろう。
今、重要なのは結界をどうにかして復活させないといけないのである。結界を復活をさせることが出来たなら、貴族ギルドからの心象も良くなり、資金の援助もしてもらえるかもしれないのだ。
やはり、大きな組織になればなるほど、上の立場の人間は頭が固いというか、これが普通とか通例と言い全体が見れないのである。つまり、自分だけが都合の良いように解釈をし暴走するのである。
会議という名の、つるし上げの場所は発言する者はいなくなってしまったのだ。そして、どのくらいの時間が過ぎたかわからないが、一人発言をするのだった。
「あの、少しよろしいですか?」
「レーラ、何かいい案があるのですか?無いのなら」
ギルドとしては、レーラの存在は疎ましいものであった。上の立場の人間としては、自分より上の立場である総本部に訴えを起こし、ギルドマスターを退任にさせた要注意人物なのだ。それも、ギルドをこんな状態にしたケンジの協力を用い、本部に駆けこんだのである。
ギルドマスターとしては、こんな人物には辞めてもらいたいのだが、総本部からしたら、横領をあぶり出した人物として、退職させる事もできないのだ。
「ギルドマスター、今は町の結界をどうにかする事を考えたほうが良いと思います」
「だから、こうして話し合いをしているではありませんか!」
「この状況は話し合いとは言いません!都合が悪くなれば否定ばかりして、こういう事になっているのがわからないのですか?」
「こ、この無礼者!わたしを誰だと思っているのですか!」
「そう!それですよ。それ!下の者に痛いところを突かれると、歴代のギルドマスターは大きな声で怒鳴り、下の者を押し付けて結局自滅していったんです」
「な、な、な、何を言っているのですか!私が、あんな無能達と同じだというのですか‼」
「このままでは同じになってしまいます!だから、もっとみんなの意見を聞いて下さい!」
「この裏切り者を、会議室から追い出しなさい!」
ギルドマスターのミッシェルは我慢がならないと言い、レーラを追い出そうとしたが、誰も言う事を聞かず動こうとはしなかった。
「誰でもいいから、言う事を聞きなさい!」
幹部の一人が、重い口を開くのだった。
「ギルドマスター、少し落ち着いて下さい!」
「あんたまで、わたしに逆らうの?」
「そうじゃありません!レーラの言う事を冷静になり聞いて下さいと言っているのです。ギルドマスターに対してこんな大きな口をきき、反発するのです!それ相応の提案があるはずです」
ギルドマスターは幹部の言う事に納得するのだった。
「たしかに、そう言われればそうね。レーラ何かいい案があるんでしょうね?」
「はい!上手くいくかどうかは、ギルドの行動にかかっています」
「それで、どんな提案なのよ!早く言いなさい!」
「ギルドで、もう一度採掘士を育てるのです。奴隷で初めから高い値を採掘のスキルを持っている奴隷を探すからいないので、少しでも経験のある奴隷を買い、一から育てればいいかと思います」
「ば、馬鹿な!何年かかると思っているのです……ギルドは、今インゴットが欲しいのですよ」
「ですが、わたしの調べでは犯罪者になり奴隷に落とされて、国の鉱山で強制労働されている、人間のスキルの上昇が、普通より早い事が実証されているのです」
「そんなの偶然ではないの?今まで生産の経験がなかった者が、採掘の才能が偶然あっただけじゃないの?」
「たしかに、そういう偶然はあるのかもしれませんが、今から育てるのも将来の事を考えて、育てる方がいいかと思います」
レーラの案は、偶然ではなくやってみる価値は十分にあるものだったのだ。奴隷に落とされた者は、冒険者だったものが落ちぶれ、レベルがある者ばかりである。
ガイアースの世界ではレベル10に対して総スキル値100ポイントが普通の速度で上がっていくのである。
普通、生産者になろうと思っている人間は、町の外に出て魔物を倒す事をしないので、1レベルの状態でスキルを伸ばそうとする為、なかなかスキルが上がらないのだ。
だが、強制労働に送られた者はある程度レベルがあり、その状態で採掘をさせられるので、スキルの伸びが早くなりレーラの調べに顕著に出ているのだ。
それでも、その調べは100%の者がそうなるとは限らないのである。採掘の才能がない者は、スキルの成長が止まってしまうし、伸び方もゆっくりなのだ。
これも、実証を重ねて行かなければ偶然の産物と片づけられてしまい、レーラの言うギルドのこれからの行動と言った意味は、そこにあったのであるのだ。
この計画を貴族ギルドに提案し、上手くいけば生産ギルドはお金を貸してもらえ、それを返していく計画が立てられるのである。
だが、生産ギルドではそんなに早く生産スキルが育つわけないと、レーラの案を却下してしまったのである。
「その案は、あまりに時間がかかりすぎるから却下よ!」
「やりもしないで却下するなんて!」
「あなたの言う事はわかるけど、奴隷を買うお金はどうするのよ!これで失敗したら本当にどうしようもなくなる事がわからないの?」
「ですが、このまま何もできなければ一緒ではありませんか!」
大きな組織にはありがちで、思い切った政策ができないのである。失敗した時、責任を自分が取る事を極端に嫌うのである。その事が頭の片隅にちらつき、今までになかった事をやらないのである。
「レーラ、貴方の言う事は何の確証もないわ!そんな事に今、お金を使う事はできない!だからその案は却下よ!」
「そ、そんな!」
「あなたは目障りだわ。もう、会議室から出て行きなさい!」
幹部達ももう、ギルドマスターの意見に賛成で、レーラを会議室から追い出してしまったのだ。
レーラは、この時から表舞台には立つことは無くなり、資料整理の部署に回されてしまい、発言は二度と出来ない事となった。
これで、唯一ギルドが復活する案がなくなってしまったのである。そして、この日から10か月後悪夢な事が発生してしまったのだ。
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