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第8章 Freedom国の設立!
24話 ひと時の休息①
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数か月前にさかのぼるその日、ケンジはギルドの新しいルールにより、Fランクの仕事を受けれなくて、屋敷でボーっとしていた。
今後の、冒険者や生産者達には罪悪感を覚え、何となく気落ちした事もあり、ギル達から数日はゆっくりしてくださいと釘を刺されてしまったのだ。
「ねえ、ケンちゃん……これからどうするつもりなの?」
「そうだな……やることは、そんなに変わらないんじゃないか?ただ、もうギルドには顔を出さないだけで、生活のサイクルは変わらないと思うよ」
「じゃあ、町の人達は困る事になるわね……」
「それなんだが……Fランクの仕事は、合間見てやっていこうと思うんだよ」
「え?どういうこと?」
ケンジはマイに説明をする。
「まず、ギルに姿を消してもらってギルドの掲示板を見てきてもらい、埃の被ってそうな依頼を選別してもらい、その家に直接伺おうかと思うんだ」
「なるほど!でも、ギルドでもない人間がやっちゃって大丈夫なの?」
「もし依頼者に断られればやらないし、それにテンペの町だけしかこの方法は通じないだろうしな。他の町でやっても、顔を知られてなければ不信感しかないだろうから断られると思うよ」
「報酬金額はどうするつもりなの?」
「ギルドの取り分である1割を差し引いた金額で受けるつもりだよ」
Fランクの報酬は安い分、ギルドの取り分も安くなっているのである。ただ、ランクの高い依頼は報酬も高い為、ギルドは容赦なく中間マージンを取っているのである。
「まあ、でも基本はもうFランクの依頼もするつもりはないし、俺の予想だとテンペの町の人達が、自らここに依頼を出してくると思うぞ」
「え?ケンちゃん、いくら何でもそんな事ありえないよ……」
「まあ、見てなって!その時が来たら依頼人の話を聞いて、本当に困ってそうなら俺達が動く事になると思うよ」
「そんな、馬鹿な……」
マイは、ケンジの言う事に呆れ果てたのだった。いくらなんでも、ギルドから脱退した人物に依頼をしてくれと頼みに来る人間がいるとは思えなかったのだ。
もし、そんな人間が増えれば、ギルドの存在意義が町の人達からなくなるのだ。どうせ依頼を出しても、また前みたいに放置され埃を被るのが関の山だと思われ、近所の人達の助け合いが生まれ、また平民とギルドの間に溝が生まれるのである。
「マイは、信じられないと思うかもしれないが、俺はきっとそうなると思っているよ。それに……」
「それに、何よ?」
「たぶん、テンペの町では町の結界も維持が出来なくなるしな……」
「なんでよ?依頼が半強制になったんだよ。インゴットは他の生産者から集まるんじゃないの?」
「上手くいけばいいんだけどな……生産者にパーティーの意識が少なすぎるんだよ。基本的に一人で採掘をして、護衛を雇うのが普通だと思っているだろ?」
「まあ、そうね。冒険者とは違うわね」
「特に、オリハルコンが採掘できる生産者となると、ベテランの域に入る生産者だ。良くも悪くも、職人という人物が多い為、これまでの常識にこだわる人間がおおいから、パーティーを組んで大人数で採掘なんて考えないだろ?」
「……」
「その結果、無茶をして犠牲になり採掘士がいなくなるのが心配だな」
「でも、それなら護衛を強化するでしょ?」
「たしかに、Aランクの冒険者を護衛にできた者はいいんだけどな、それが出来ない採掘士もいるだろ?」
「た、確かに……だったら、その人達は地上で採掘したらいいんじゃない?」
「そこで、ネックになるのが、あのギルドのルールなんだよ」
「あ……」
「採掘士達は、まあ採掘士だけじゃなく……ギルド構成員は身分証を没収されない為に無茶をするだろ?言ってみたらギルドはブラック企業と同じになるんだよ」
「……」
「そんな組織に、誰が頼って依頼を出すと思う?これから、仕事も雑になってくると思うぞ。なんせ、構成員達は数をこなさなきゃいけないんだからな」
「ケンちゃん、これからどうなるの?」
「どうにもならんよ……なるとしたら取り返しのつかないなんか凄い問題が起きて、その責任が明らかになったら、元に戻るとしか言いようがないな」
ケンジの説明に、マイはうつむいてしまったのだった。ケンジが何をどこまで考えていた事が分かり、マイまで気持ちが暗くなったのであった。
それを見た、ケンジはアタフタして、話題を変える為マイに話しかけた。
「なあ、マイ?さっき俺に言ったよな?」
「なにを?」
「そうなっても、俺のせいじゃないって……」
「うん……」
「って事は、マイのせいでもないよな?だからそんなに落ち込むな!」
「そんなこと言われても!こんな話の後に気にするなって無理だよ!」
「なあ、マイ?これからはすることもないだろ?」
「いきなりなによ?」
「もう、ギルドの依頼も受ける事ないし、言ってみれば魔物の素材というより、食材を取りに行く目的になるじゃないか?」
「まあ、そうね」
「って事は、今まで見たいにシスティナ達と毎日出かけることは無いだろ?」
「そういうことになるね」
「今まで、ゆっくりしてなかったし、久しぶりに二人でどっか行かないか?」
「えっ!」
ケンジのお誘いで、マイは一瞬に元気になったようだった。それもそ当然で、ケンジと二人でお出かけするのは、いつもマイから誘っていたのだ。
「いつもごめんな……だけどもう厄介事は来ないだろうし、これからは自分の好きに出来そうな感じもするし、これからはマイとの時間も優先的に作っていきたいと思うんだ。だめかな?」
「ううん。全然だめじゃないよ!すっごく嬉しい!」
「そっか、じゃあこれから王都の町にでも行ってみるか?」
「うん!」
マイはすぐさま、出かける支度をしたのだった。
「セバス!今日は遅くなるから、晩御飯は抜きで頼む」
「え?どこに行くつもりですか?今日はゆっくりするはずじゃ……」
「いやな……もうギルドの事も考える事も無くなったし、ちょっと出かけてくるよ」
「そうですか。それもようございますね。ごゆっくりしてきてください」
すると、セバスはギル達にその旨を伝えに行くのだった。これに慌てたケンジは、セバスを引き止めるのだった。
「セバス!ちょっと待てどこに行くつもりだ?」
「どこにって、ご主人様が王都に出かけるなら、護衛が必要じゃないですか?ギル達の誰かを……」
「今日はそれは勘弁してくれ。護衛はいらないよ」
「それはだめでございます!誰か一人でも引き連れてもらわないと!」
「いや、だから……今日はいつもと違ってだな」
「セバス、どうかしたのか?」
「あ!ギル丁度いいところに!ご主人様が王都に行くというのに、護衛はいらないというんです」
「主……前も言いましたが、やっぱり我々の誰かを一人は連れて行ってください!主は、もう前のような立場ではなく、一国の王なんですよ」
「いや……だからな……今回はそういうんじゃなく……」
「今回はと言うけど、やっぱりご主人様はもう、一人で出歩くような存在では……」
ケンジが二人に説明をしようとしていたが、その騒ぎを聞きつけオリヴィア達も又、自分達を護衛にと言ってきて収拾がつかなくなってきたのだ。
「ケンちゃん!お待たせって!まだ用意できてないじゃん……」
マイが現れた事に、みんなが一斉にマイを見て、いつもと違う服装に呆気にとられるのだった。
「「「「「ご主人様!そうならそうと言ってくださいよ!」」」」」
「なっ!」
「そういう事なら、私達も反対はしませんよ!」
「セバス、何言ってんだよ!説明しようとしたら頭ごなしに反対したんじゃないか!そしたら、みんなが集まってきて、勝手に騒いでたんだろ!」
「ケンちゃん、もういいから早く支度してきなよ。時間がもったいないよ」
「ああ、悪いな!もう少し待っててくれ!」
「うん!わかった」
ケンジが、マイに急かせれ支度しに、部屋に入っていくのだった。ケンジがいなくなった、その部屋は急激に温度が下がったような感じがしたのである。
「さてと、みんなには少し話があります!」
「マ……マイ様、ちょ、ちょっと待ってください……私達はただ……」
「いいから!正座!」
マイは、すぐにデートに出かけることが出来なくて、セバス達に威圧を抑えることが出来なかったのだ。そして、ケンジの支度が終えるまで、コンコンと説教を受ける事となり、セバス達は普段温厚なマイにない一面を見て、ここで一番怒らせてはいけないのは、マイだと悟ったのである。
「あなた達は、ケンちゃんの事となると、見境が亡くなるのはどうにかした方が……」
その時、正座を10分近くさせられて足がしびれてきた、マードックとシスティナが足を組み直そうとして、お尻を持ち上げた瞬間、マイの指弾が飛んできたのだ。
「あなた達!誰が足を組み直していいと言ったの?」
「「ひっ!す、すいません‼」」
(こ、怖ぇ~~~~マイさん怖え……)
(ご主人様、早く戻ってきてください……)
その様子を見て、セバス達は久しぶりに自分達は奴隷だと認識し直したのだった。ケンジは急いで支度をして、その時間は15分程度だったのだが、セバス達にとって1時間にも2時間にも感じてたのは言うまでもなかったのだ。
「マイ!お待たせ!ってお前達どうしたんだ?」
ケンジが、ロビーに戻ってきた時には全員顔が真っ青になっていて、腰を浮かせたいが浮かせることが出来なくてピクピクしていたのだ。
「ケンちゃん、そんなこと良いから早くいこ(笑)」
「あ、ああ……じゃあ、お前達後はよろしくな……」
ケンジとマイは転移マットに乗り、王都へデートに出かけたのだった。そして、後に残されたセバス達は、やっと解放され足を崩したのだ。
その、光景を見ていたティアナ、フィアナ、サーシャは震えながら抱き合っていたのだった。
今後の、冒険者や生産者達には罪悪感を覚え、何となく気落ちした事もあり、ギル達から数日はゆっくりしてくださいと釘を刺されてしまったのだ。
「ねえ、ケンちゃん……これからどうするつもりなの?」
「そうだな……やることは、そんなに変わらないんじゃないか?ただ、もうギルドには顔を出さないだけで、生活のサイクルは変わらないと思うよ」
「じゃあ、町の人達は困る事になるわね……」
「それなんだが……Fランクの仕事は、合間見てやっていこうと思うんだよ」
「え?どういうこと?」
ケンジはマイに説明をする。
「まず、ギルに姿を消してもらってギルドの掲示板を見てきてもらい、埃の被ってそうな依頼を選別してもらい、その家に直接伺おうかと思うんだ」
「なるほど!でも、ギルドでもない人間がやっちゃって大丈夫なの?」
「もし依頼者に断られればやらないし、それにテンペの町だけしかこの方法は通じないだろうしな。他の町でやっても、顔を知られてなければ不信感しかないだろうから断られると思うよ」
「報酬金額はどうするつもりなの?」
「ギルドの取り分である1割を差し引いた金額で受けるつもりだよ」
Fランクの報酬は安い分、ギルドの取り分も安くなっているのである。ただ、ランクの高い依頼は報酬も高い為、ギルドは容赦なく中間マージンを取っているのである。
「まあ、でも基本はもうFランクの依頼もするつもりはないし、俺の予想だとテンペの町の人達が、自らここに依頼を出してくると思うぞ」
「え?ケンちゃん、いくら何でもそんな事ありえないよ……」
「まあ、見てなって!その時が来たら依頼人の話を聞いて、本当に困ってそうなら俺達が動く事になると思うよ」
「そんな、馬鹿な……」
マイは、ケンジの言う事に呆れ果てたのだった。いくらなんでも、ギルドから脱退した人物に依頼をしてくれと頼みに来る人間がいるとは思えなかったのだ。
もし、そんな人間が増えれば、ギルドの存在意義が町の人達からなくなるのだ。どうせ依頼を出しても、また前みたいに放置され埃を被るのが関の山だと思われ、近所の人達の助け合いが生まれ、また平民とギルドの間に溝が生まれるのである。
「マイは、信じられないと思うかもしれないが、俺はきっとそうなると思っているよ。それに……」
「それに、何よ?」
「たぶん、テンペの町では町の結界も維持が出来なくなるしな……」
「なんでよ?依頼が半強制になったんだよ。インゴットは他の生産者から集まるんじゃないの?」
「上手くいけばいいんだけどな……生産者にパーティーの意識が少なすぎるんだよ。基本的に一人で採掘をして、護衛を雇うのが普通だと思っているだろ?」
「まあ、そうね。冒険者とは違うわね」
「特に、オリハルコンが採掘できる生産者となると、ベテランの域に入る生産者だ。良くも悪くも、職人という人物が多い為、これまでの常識にこだわる人間がおおいから、パーティーを組んで大人数で採掘なんて考えないだろ?」
「……」
「その結果、無茶をして犠牲になり採掘士がいなくなるのが心配だな」
「でも、それなら護衛を強化するでしょ?」
「たしかに、Aランクの冒険者を護衛にできた者はいいんだけどな、それが出来ない採掘士もいるだろ?」
「た、確かに……だったら、その人達は地上で採掘したらいいんじゃない?」
「そこで、ネックになるのが、あのギルドのルールなんだよ」
「あ……」
「採掘士達は、まあ採掘士だけじゃなく……ギルド構成員は身分証を没収されない為に無茶をするだろ?言ってみたらギルドはブラック企業と同じになるんだよ」
「……」
「そんな組織に、誰が頼って依頼を出すと思う?これから、仕事も雑になってくると思うぞ。なんせ、構成員達は数をこなさなきゃいけないんだからな」
「ケンちゃん、これからどうなるの?」
「どうにもならんよ……なるとしたら取り返しのつかないなんか凄い問題が起きて、その責任が明らかになったら、元に戻るとしか言いようがないな」
ケンジの説明に、マイはうつむいてしまったのだった。ケンジが何をどこまで考えていた事が分かり、マイまで気持ちが暗くなったのであった。
それを見た、ケンジはアタフタして、話題を変える為マイに話しかけた。
「なあ、マイ?さっき俺に言ったよな?」
「なにを?」
「そうなっても、俺のせいじゃないって……」
「うん……」
「って事は、マイのせいでもないよな?だからそんなに落ち込むな!」
「そんなこと言われても!こんな話の後に気にするなって無理だよ!」
「なあ、マイ?これからはすることもないだろ?」
「いきなりなによ?」
「もう、ギルドの依頼も受ける事ないし、言ってみれば魔物の素材というより、食材を取りに行く目的になるじゃないか?」
「まあ、そうね」
「って事は、今まで見たいにシスティナ達と毎日出かけることは無いだろ?」
「そういうことになるね」
「今まで、ゆっくりしてなかったし、久しぶりに二人でどっか行かないか?」
「えっ!」
ケンジのお誘いで、マイは一瞬に元気になったようだった。それもそ当然で、ケンジと二人でお出かけするのは、いつもマイから誘っていたのだ。
「いつもごめんな……だけどもう厄介事は来ないだろうし、これからは自分の好きに出来そうな感じもするし、これからはマイとの時間も優先的に作っていきたいと思うんだ。だめかな?」
「ううん。全然だめじゃないよ!すっごく嬉しい!」
「そっか、じゃあこれから王都の町にでも行ってみるか?」
「うん!」
マイはすぐさま、出かける支度をしたのだった。
「セバス!今日は遅くなるから、晩御飯は抜きで頼む」
「え?どこに行くつもりですか?今日はゆっくりするはずじゃ……」
「いやな……もうギルドの事も考える事も無くなったし、ちょっと出かけてくるよ」
「そうですか。それもようございますね。ごゆっくりしてきてください」
すると、セバスはギル達にその旨を伝えに行くのだった。これに慌てたケンジは、セバスを引き止めるのだった。
「セバス!ちょっと待てどこに行くつもりだ?」
「どこにって、ご主人様が王都に出かけるなら、護衛が必要じゃないですか?ギル達の誰かを……」
「今日はそれは勘弁してくれ。護衛はいらないよ」
「それはだめでございます!誰か一人でも引き連れてもらわないと!」
「いや、だから……今日はいつもと違ってだな」
「セバス、どうかしたのか?」
「あ!ギル丁度いいところに!ご主人様が王都に行くというのに、護衛はいらないというんです」
「主……前も言いましたが、やっぱり我々の誰かを一人は連れて行ってください!主は、もう前のような立場ではなく、一国の王なんですよ」
「いや……だからな……今回はそういうんじゃなく……」
「今回はと言うけど、やっぱりご主人様はもう、一人で出歩くような存在では……」
ケンジが二人に説明をしようとしていたが、その騒ぎを聞きつけオリヴィア達も又、自分達を護衛にと言ってきて収拾がつかなくなってきたのだ。
「ケンちゃん!お待たせって!まだ用意できてないじゃん……」
マイが現れた事に、みんなが一斉にマイを見て、いつもと違う服装に呆気にとられるのだった。
「「「「「ご主人様!そうならそうと言ってくださいよ!」」」」」
「なっ!」
「そういう事なら、私達も反対はしませんよ!」
「セバス、何言ってんだよ!説明しようとしたら頭ごなしに反対したんじゃないか!そしたら、みんなが集まってきて、勝手に騒いでたんだろ!」
「ケンちゃん、もういいから早く支度してきなよ。時間がもったいないよ」
「ああ、悪いな!もう少し待っててくれ!」
「うん!わかった」
ケンジが、マイに急かせれ支度しに、部屋に入っていくのだった。ケンジがいなくなった、その部屋は急激に温度が下がったような感じがしたのである。
「さてと、みんなには少し話があります!」
「マ……マイ様、ちょ、ちょっと待ってください……私達はただ……」
「いいから!正座!」
マイは、すぐにデートに出かけることが出来なくて、セバス達に威圧を抑えることが出来なかったのだ。そして、ケンジの支度が終えるまで、コンコンと説教を受ける事となり、セバス達は普段温厚なマイにない一面を見て、ここで一番怒らせてはいけないのは、マイだと悟ったのである。
「あなた達は、ケンちゃんの事となると、見境が亡くなるのはどうにかした方が……」
その時、正座を10分近くさせられて足がしびれてきた、マードックとシスティナが足を組み直そうとして、お尻を持ち上げた瞬間、マイの指弾が飛んできたのだ。
「あなた達!誰が足を組み直していいと言ったの?」
「「ひっ!す、すいません‼」」
(こ、怖ぇ~~~~マイさん怖え……)
(ご主人様、早く戻ってきてください……)
その様子を見て、セバス達は久しぶりに自分達は奴隷だと認識し直したのだった。ケンジは急いで支度をして、その時間は15分程度だったのだが、セバス達にとって1時間にも2時間にも感じてたのは言うまでもなかったのだ。
「マイ!お待たせ!ってお前達どうしたんだ?」
ケンジが、ロビーに戻ってきた時には全員顔が真っ青になっていて、腰を浮かせたいが浮かせることが出来なくてピクピクしていたのだ。
「ケンちゃん、そんなこと良いから早くいこ(笑)」
「あ、ああ……じゃあ、お前達後はよろしくな……」
ケンジとマイは転移マットに乗り、王都へデートに出かけたのだった。そして、後に残されたセバス達は、やっと解放され足を崩したのだ。
その、光景を見ていたティアナ、フィアナ、サーシャは震えながら抱き合っていたのだった。
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