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第7章 超級ダンジョン攻略!
60話 超級ダンジョン攻略、そして・・・
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ケンジは、まさか自分がそんなに、長生きする種族だとは思っていなかったのだ。ヒューマンより、スペックが高いだけの種族だと思っていたのである。
「マイ・・・それは本当に本当なのか?」
「うん。クローティア様が言ってたから間違いないと思うよ。それより何でケンちゃんが知らないのよ。」
「そんな年齢の事まで、わかるわけないだろ・・・」
「まあ、教えてもらわなきゃ、自分がいつまで生きるかわからないか・・・じゃあ、今度お祈りに行った時にでも、直接聞いてみたら?」
「確かにそれしかないけど、寿命を聞くのはちょっと勇気がいるな・・・」
ケンジとマイはそんな話を、ダンジョンマスターの部屋でしていたのだった。
「主、そろそろここに用事が無いようなら、家に帰りませんか?」
ギル達は、もうここには用はないとみて、ケンジとマイに帰ろうと進言してきたのだった。ケンジは、ダンジョンコアを台座ごと、結界で包み込んでしまい、誰も触れることが出来ないようにしてしまったのである。
そして、100階層にハウスを建てて、店とダンジョンの100階層をつなげてしまう事にしたのだった。
ハウスと転移マットはまだまだあるし、100階層とつないでおけば、レア資材や魔物の素材をいつでも手軽に取に来れるのである。ケンジは、そう思ってボス部屋の前にハウスを建ててしまったのである。
「こんな使い道するのは、ケンちゃんぐらいだよね。」
「まあ、利用できるものは全て使って、利益を最大限に出せたほうが良いしな。」
「みんな、今回は本当にお疲れさま!帰るぞ!」
「「「「「「はい!」」」」」」
家に帰った、ケンジ達はセバスに迎えられて、今日から2週間はゆっくりすると伝えると、セバスが報告をしてきたのである。
「ご主人様、ゆっくりするのはいいのですが、生産ギルドの方はいかがなさいましょう?」
「はっ?生産ギルドがどうかしたのか?」
「はい。生産ギルドからの、呼び出しがございます。」
「生産ギルドは、放って置いてもいいが、俺もちょっと苛立っていることがあったからな・・・」
「そうでございましたね・・・」
「まあ、とりあえず俺達は、2週間ゆっくりする事にするよ。」
「はい、承知いたしました。」
「たぶんだが、それまでにギルドが、店に来るかもしれないから来たら、客室に通してくれるか?」
「よろしいのですか?」
「うん。かまわないよ。」
ケンジは、今回ギルドが何を言ってくるのか、想像が出来なかったのである。それでも、ケンジは新しく就任したギルドマスターがどんなやつか、まだよくわかっていなかったのだ。
王国の授賞式を断ってくれと言った時、スムーズにそのことを行った事の印象しかなかったのである。
あの時は、自分の要望をすんなり聞いてくれて、聞き分けの良いギルドマスターだと思っていたのだが、メイガン商会のガンスによれば、自分を嵌めたとしか思えないと言っていたのである。
それ故に、ガンスはケンジを嵌めたギルドの行動に憤慨し、テンペの町からメイガン商会を撤退したのである。その為、テンペの町は大きな町だというのに、唯一メイガン商会が存在しない珍しい町になっているのである。
「ご主人様、どうかなさいましたか?」
「ん?なにがだ?」
「なんか深刻そうな、不安そうな顔をしていらっしゃいますよ。」
「いやな・・・今回ギルドは何を言ってくるのかと思ってな・・・」
「な、なるほど・・・いつも、厄介事しか言ってこないですもんね・・・」
「また、商品をギルドを通せって言ってくるつもりなのかなあ?」
「え?」
「そんなこと言っても、もう無理なのにそんなこと言ってくるわけないだろうしなあ・・・・」
「ええ、その通りでございます。ご主人様はもう、個人ギルドを経営しているようなものですし、ギルドでさえ開拓できないような土地で、独自国家の王様と言っても、過言ではない存在ですからね。」
「いまさら、何を言ってこれると思っているのか、それが全然見当がつかないんだよな・・・」
「まあ、考えてもしょうがないんじゃないんじゃないですか?」
「セバス、それは間違っているぞ。ある程度予想を付けて迎えないと、あげあしを取られる事になるんだぞ。」
「でも、ご主人様はいつも、そんなことを感じさせないくらいに、ギルドを言い負かせてしまっているじゃないですか。」
「それも、相手が何を言ってくるのか、分かっているからだろ。何もわからないほど怖い物はないんだぞ。」
「なんか、ご主人様なら、言い負かせてしまいそうなんですけどね。」
「ったく・・・セバスは頼りになるんだが、そういうとこがあるよな・・・」
「まあ、わたしはご主人様を信頼していますから、心配なんてしていないだけですよ。」
セバスは、呑気に笑って仕事場に、戻って行ってしまったのである。ケンジもまた、そんなセバスを見て考え込むことがバカバカしくなり、取り敢えず超級ダンジョンを、攻略した事の疲れを取ることにしたのであった。
*-----*-----*-----*-----*
今回、話が短くなってしまってすいません<m(__)m>
ようやく、超級ダンジョンを攻略できて、閑話を挟むかどうかわかりませんが、
第7章は終わりました。
いつも、わたしの小説を読みに来ていただき、ありがとうございます。
これからもどうぞよろしくお願いします(^^♪
「マイ・・・それは本当に本当なのか?」
「うん。クローティア様が言ってたから間違いないと思うよ。それより何でケンちゃんが知らないのよ。」
「そんな年齢の事まで、わかるわけないだろ・・・」
「まあ、教えてもらわなきゃ、自分がいつまで生きるかわからないか・・・じゃあ、今度お祈りに行った時にでも、直接聞いてみたら?」
「確かにそれしかないけど、寿命を聞くのはちょっと勇気がいるな・・・」
ケンジとマイはそんな話を、ダンジョンマスターの部屋でしていたのだった。
「主、そろそろここに用事が無いようなら、家に帰りませんか?」
ギル達は、もうここには用はないとみて、ケンジとマイに帰ろうと進言してきたのだった。ケンジは、ダンジョンコアを台座ごと、結界で包み込んでしまい、誰も触れることが出来ないようにしてしまったのである。
そして、100階層にハウスを建てて、店とダンジョンの100階層をつなげてしまう事にしたのだった。
ハウスと転移マットはまだまだあるし、100階層とつないでおけば、レア資材や魔物の素材をいつでも手軽に取に来れるのである。ケンジは、そう思ってボス部屋の前にハウスを建ててしまったのである。
「こんな使い道するのは、ケンちゃんぐらいだよね。」
「まあ、利用できるものは全て使って、利益を最大限に出せたほうが良いしな。」
「みんな、今回は本当にお疲れさま!帰るぞ!」
「「「「「「はい!」」」」」」
家に帰った、ケンジ達はセバスに迎えられて、今日から2週間はゆっくりすると伝えると、セバスが報告をしてきたのである。
「ご主人様、ゆっくりするのはいいのですが、生産ギルドの方はいかがなさいましょう?」
「はっ?生産ギルドがどうかしたのか?」
「はい。生産ギルドからの、呼び出しがございます。」
「生産ギルドは、放って置いてもいいが、俺もちょっと苛立っていることがあったからな・・・」
「そうでございましたね・・・」
「まあ、とりあえず俺達は、2週間ゆっくりする事にするよ。」
「はい、承知いたしました。」
「たぶんだが、それまでにギルドが、店に来るかもしれないから来たら、客室に通してくれるか?」
「よろしいのですか?」
「うん。かまわないよ。」
ケンジは、今回ギルドが何を言ってくるのか、想像が出来なかったのである。それでも、ケンジは新しく就任したギルドマスターがどんなやつか、まだよくわかっていなかったのだ。
王国の授賞式を断ってくれと言った時、スムーズにそのことを行った事の印象しかなかったのである。
あの時は、自分の要望をすんなり聞いてくれて、聞き分けの良いギルドマスターだと思っていたのだが、メイガン商会のガンスによれば、自分を嵌めたとしか思えないと言っていたのである。
それ故に、ガンスはケンジを嵌めたギルドの行動に憤慨し、テンペの町からメイガン商会を撤退したのである。その為、テンペの町は大きな町だというのに、唯一メイガン商会が存在しない珍しい町になっているのである。
「ご主人様、どうかなさいましたか?」
「ん?なにがだ?」
「なんか深刻そうな、不安そうな顔をしていらっしゃいますよ。」
「いやな・・・今回ギルドは何を言ってくるのかと思ってな・・・」
「な、なるほど・・・いつも、厄介事しか言ってこないですもんね・・・」
「また、商品をギルドを通せって言ってくるつもりなのかなあ?」
「え?」
「そんなこと言っても、もう無理なのにそんなこと言ってくるわけないだろうしなあ・・・・」
「ええ、その通りでございます。ご主人様はもう、個人ギルドを経営しているようなものですし、ギルドでさえ開拓できないような土地で、独自国家の王様と言っても、過言ではない存在ですからね。」
「いまさら、何を言ってこれると思っているのか、それが全然見当がつかないんだよな・・・」
「まあ、考えてもしょうがないんじゃないんじゃないですか?」
「セバス、それは間違っているぞ。ある程度予想を付けて迎えないと、あげあしを取られる事になるんだぞ。」
「でも、ご主人様はいつも、そんなことを感じさせないくらいに、ギルドを言い負かせてしまっているじゃないですか。」
「それも、相手が何を言ってくるのか、分かっているからだろ。何もわからないほど怖い物はないんだぞ。」
「なんか、ご主人様なら、言い負かせてしまいそうなんですけどね。」
「ったく・・・セバスは頼りになるんだが、そういうとこがあるよな・・・」
「まあ、わたしはご主人様を信頼していますから、心配なんてしていないだけですよ。」
セバスは、呑気に笑って仕事場に、戻って行ってしまったのである。ケンジもまた、そんなセバスを見て考え込むことがバカバカしくなり、取り敢えず超級ダンジョンを、攻略した事の疲れを取ることにしたのであった。
*-----*-----*-----*-----*
今回、話が短くなってしまってすいません<m(__)m>
ようやく、超級ダンジョンを攻略できて、閑話を挟むかどうかわかりませんが、
第7章は終わりました。
いつも、わたしの小説を読みに来ていただき、ありがとうございます。
これからもどうぞよろしくお願いします(^^♪
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