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第7章 超級ダンジョン攻略!

58話 ダンジョンマスター②

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「ごめんなさい!」

(と、とりあえず、こいつ等をやり過ごし、同情を誘って帰らせるしかない・・・)

 ダンジョンマスターは、一世一代の大ばくちをするしかないと、思ったのであった。

「あの・・・君は?」

「わたしは・・・ダンジョンマスターです・・・どうか殺さないで・・・」

(コイツが、このパーティーのリーダーみたいだが、話を聞いてくれる人間ならいいのだが・・・お人好しで油断したら、奇襲かけたらなんとか・・・いやいや・・・今はそんな事を考えたらダメだ・・・)

 ダンジョンマスターは、リーダーであるケンジに標的を決め話を続け、なんとか帰ってもらえるように、話を持っていこうとしたのだった。だが、ダークエルフや有翔族に信用ならないと言われ、危ない一面もあったが、ケンジと言う男に止められていて、難を逃れていたのだった。


「まあ、いいや!お前を倒してこの辺り一帯を、安全にするのが目的だからな!諦めろ!」

 この、ダークエルフの男はとんでもない事を言い、剣を振り上げてきたのだ。なにが危険だ!俺は、まだ何もしてないじゃないか!と心の中で、ダンジョンマスターは叫ぶのだった。

「いやあああああああ!」

 ダンジョンマスターは、何とか怖がる演技をして、ケンジの同情を引こうと、必死に助けをこうのだった。
 すると、ケンジと言う男は、このダークエルフを止めダンジョンマスターはホッと安堵する。

「主・・・そんな甘い事だと早死にするぞ・・・」

(ああ・・・俺もそう思うよ!)

 ダンジョンマスターは、心の中でダークエルフに、賛同するのだった。すると、ケンジと言う男は俺に質問をしてくるのだ。これにはダンジョンマスターは、まだ生き残れる希望が出てきたと思い、嬉しくなるのである。

 ダンジョンマスターは、さらに考えるのである。助かる為には、質問に答えないといけないのだが、あまりしゃべりすぎてもボロが出てしまう。
 こういう時、嘘をつくときは本当の事も入れ混じると、ばれにくいと聞いた事があるので、本当の事を言い、自分の事は隠し通さないと、本当に殺されてしまうと思ったのだ。

 このダンジョンマスターは、人間社会に継承されている通りの男だったのだ。何千年もかけて、ダンジョンコアのエネルギーを貯めて、地上世界を征服しようと考えていたのである。
 切っ掛けは人間が作ったのだが、最初はこのダンジョンマスターも、地上の事はどうでも良かったのである。
 静かに暮らしていければ良かったのだが、ある日人間に自分のダンジョンの、存在を知られて襲われたのである。
 今と違い、魔物を生み出すダンジョンはすぐに排除しないといけないという、風潮にあったその当時、できたてのダンジョンマスターには恐怖である。
 何もしていないのに、勝手に人の住んでいるところに、侵入され殺されるのである。

 そして、命からがら逃げ出し、前に住んでいたダンジョンを追い出されたのだ。こんな、理不尽な事を許せないと思い、長い年月をかけて、復讐すると誓っていたのである。

 ダンジョンマスターは、自分の事は隠しながら、ケンジの同情を引き説明をしたのだった。
 スタンピードの事を、聞かれた時は焦ったが本当の事を言い難を逃れたが、そのいなくなったダンジョンの管理をしてほしいと、言われたのは本当に焦った。

 ダンジョンマスターは、これから地上に復讐をしようとしているのに、人間の目の届くところでそんなことはできないと思い、自分は弱い存在だとケンジ達に思いこませて、絶対にできないと拒否するのだった。



「あんたの、言う事はだいたいわかったよ。」

「じゃあ、わたしの事は放って置いてくれるのですね!」

「本当に地上に迷惑をかけないのか?」

「ケンちゃん!」
「「主!」」
「「「「ご主人様!」」」」

 一斉にケンジ以外の人間が、ケンジを諫めるように、ダンジョンマスターを信じたらダメだと言わんばかりに、大きな声を出すのだった。

(こいつ、本当に馬鹿な奴だな・・・ひょっとしたら奇襲が成功するんじゃないのか・・・)

「ええ!そんな事するわけないじゃないですか・・・わたしは、一度逃げてここに移り住んだだけです。」

「主!信じちゃだめだ。こんな胡散臭いやつ、何を考えているかわからねぇぞ。」

「おいおい!マードック!そんな事いったら差別になるのが分からないのか?」

(やった!こいつはもう俺を信じている!ちょろいなこいつ・・・)
 ダンジョンマスターは、助かったと勝手に思い、喜びに口角が上がるのだった。

「ケンちゃん、こいつ笑ってるよ!絶対信じちゃだめだよ!」

 マイの言葉に、ダンジョンマスターはやばいと思い、冷や汗が出るのだったが、すぐさま言い訳をするのだった。

「そりゃ、自分の事を信じてくれたら、笑みの一つも出ますよ。それが悪い事なんですか?」

「いや、全然悪くないな。」

「そうですよね。さすがパーティーのリーダー懐が広いです!」

「主!やっぱり信用しないほうが、良いのではないのでしょうか?」

「ギル、何でそう思うんだ?」

「いや・・・・何でと言われれば困るのですが、魔王の存在と言うのが伝承されているのは確かですし・・・コイツがそうじゃないって理由がないじゃないですか。」

「そ、そんな・・・」
 ダンジョンマスターは少しでもその印象を取り除くように、涙をためて弱々しく見せるのだった。

「ご主人様が優しいのはわかります!だけど、ここは討伐をして安全を図るべきです。」

「オリヴィア、そんな事、軽々しく言うもんじゃないぞ。」

「ダンジョンマスターよく聞いてくれ!俺達はお前を殺しにここまで来たんだ!」

「そんなぁ~~~~!」

 ダンジョンマスターは、恐怖に震え壁際に、避難しようとするのだ。

「まあ、待てよ。俺は、お前を信じてもいいと思うんだが・・・」

「ケンちゃん!」

「まあ、待てよ!こいつは、一回人間に追われていると、言っているんだぞ。」

「そりゃ、ダンジョンの、長なんだもの!魔物を排除するのは当然でしょ?」

「だが、こんな人間の、生活圏のない場所に移り住んで、今まで静かに暮らしてきたんだ。ここでまた、俺達が侵入してきて殺されたんじゃ、こんな理不尽なことは無いだろ?ちがうか?」

「それはそうだけどさ・・・」

「だから俺は、こいつを、信じてもいいんじゃないかと思っているんだ。」

「それでは!」

「いいか?俺はアンタを信じるんだ。だけどここには資材を調達する為、これからこのダンジョンに来ないと言うのは約束はできない。ただあんたをむやみに、今ここで殺す事は止めたいと思うが、それじゃだめか?」

 ダンジョンマスターは、そんな提案をしてくるケンジに悩むのだった。自分は地上を征服し、人間達に長年の恨みを晴らしたいと考えていたからであった。
 その為に、こんなところでずっと潜んで、復讐の期会を準備していたのに、これからこいつらが、ちょくちょく来ると言っているのだ。

「それは、どういうことですか?」

「ああ、ダンジョンから産出される、インゴットが欲しくてな。それを採掘したり薬草を採取したいんだ。俺はあんたを殺そうとしないし、別にかまわないだろ?」

「そ、そんなあ・・・」

 ダンジョンマスターは、ケンジが時々やってこられるのはまずいと思うのだった。そんな事をされたら、また力を溜めていることが分かり復讐を阻止されてしまうのである。

「そんなに嫌がるなんてなんか怪しいな?」

 マードックが、口を挟んでくるのだった。

「怪しいも怪しくもないですよ。わたしは、静かに暮らしたいと言っているのですよ。貴方達が、来ることになったら気になって、しょうがないって言っているんですよ。」

「だが、ここは元は普通の洞窟だったんだろ?それに主が、王国からもらった土地なんだぜ。」

「ああ、そうだ!ここは俺の土地だが、出て行けとは言わないし、共有させてもらっても構わないだろ?」

「・・・・・・」

 ダンジョンマスターは、確かに勝手に移り住んでいるだけで、許可をもらってここに住んでいる訳ではなく、逃げてきただけなのである。
 ケンジ達は、生産資材が欲しいと言っているだけで、自分にはもう手出しをしないと言ってくれているが、地上征服を計画している、ダンジョンマスターにとっては来てほしくないのである。
 だが、こんな事は言えるはずもなく、これがばれると地上に迷惑をかけるという事で、自分は殺されてしまうのである。

「それとも、自分達が来てほしくない理由でもあるのか?」

「いえ・・・それは・・・・」

 ダンジョンマスターは、いい案が浮かばず、ケンジ達が来ることを、拒む事ができなかったのである。

「それじゃ、俺達は今日は帰らせてもらうけど、このダンジョンに入って来て、魔物が襲ってくるという事はあるのか?」

「それは、当然侵入者という事になるので、魔物は襲ってきますよ。」

「それを、止めることはできないのか?」

「それは無理ですよ・・・だから入ってこないほうが・・・」

「いや、それは俺達にも生活があるからな勘弁してほしい・・・・だけど、あんたは地上には、迷惑をかけないんだろ?」
「俺は、その言葉を信じてこのまま引き上げるんだ。何がそんなに不満なんだ?」

 ダンジョンマスターは、言い訳が出来なくなって、そのまま黙ってしまうのである。これには、マイ達もなんかおかしいと、思い始めるのだった。ダンジョンマスターにではなく、ケンジに対して疑問が出てくるのである。ケンジという人物は、他人が嫌がっているのに対して、こんなに強引ではないのである。
 嫌がっている人物に対して、こんな理不尽に追い詰めるのはどうしてもおかしいとおもってきていたのだった。

 ダンジョンマスターは、ケンジ達の強引さに諦め、来てもいいと承諾してしまうのである。そして、ダンジョンマスターは隙を見せた時に、攻撃を仕掛けようとおもうのである。

(このままじゃ、監視されるのと同じようなものではないか・・・)
(こうなったら、今のうちに殺してしまった方が後々らくなんじゃないのか・・・)

 ダンジョンマスターは焦り過ぎて、事を急ぎ過ぎているようだった。このダンジョンは長年にわたり育ててきた事もあって、捨てるという考えが出なかったのかもしれない。
 普通なら、力をもう一回手に入れ、コアのコピーを作り、他の土地に移住した方が、復讐は成り立つのだが、あの数千年という時間をもう一回過ごす事を考えると、嫌気がさしてくるのだった。

 ダンジョンマスターは、このケンジと言う男を始末すれば、このパーティーは統制が取れなくなって、崩壊するのではないかと、勝手に思い込んでしまったのである。

(ケンジと言う男は、魔法の使える生産者だ・・・不意を突けば倒せるだろ。後はこの男の言いなりになるやつばかりだ。)
(流星の元冒険者達は、倒す順番を間違えただけなんだ!)

「それじゃ、俺達は失礼するよ。何もしない、あんたには手出ししないから安心してくれ!」

 ケンジ達は、帰ろうと後ろを振り向き、部屋から出て行こうとした時、ダンジョンマスターは、魔法をケンジ達にぶちかますのだった。

「ファイヤートルネード!」

 ダンジョンマスターは、※①【ファイヤートルネード】をケンジ達にぶち込んできたのだった。これには、油断をしていたマイやマードック達は焦ったが、何もできなかったのだった。

「「なっ⁉」」

 ギル達、後衛職はただその後景に息をのみ、動く事さえできなかったのである。

 そして、ケンジのみ涼しい顔をして、そのファイヤートルネードの状況を見ていたのだった。

「あ~あ・・・せっかく、見逃してやるつもりだったのに・・・」

 ファイヤートルネードが、ケンジを包み込む瞬間見えない壁に当たり、ファイヤートルネードが空中で止まり、その見えない壁はキラーンと輝くのだった。

「なっ!なにぃ~~~~!」

 ファイヤートルネードは、見えない鏡に反射されたのだった。ケンジは鑑定を使い、ダンジョンマスターの正体を見抜いていたのだった。
 ケンジの魔法は、全部無詠唱で使えるのである。普段は魔法の名称を叫んでいるが、何も言わなくとも使えるのである。
 ケンジは、ダンジョンマスターを信用しようとはしていたが、信頼はしていなかったのである。
 当然と言えば当然であり、ケンジは※②【ジャッジメント】を使い、ダンジョンマスターの言葉を、判断していたのである。すると、本当の事を交えて、嘘もたくさんついている事が確認できていて、それを総合的に推測すると、こいつは魔王の部類なんじゃないかと、ケンジは思うのだった。
 
 そこまでわかると、後はどうやってこのダンジョンマスターを、始末するかということだけであった。
 ケンジは、ダンジョンマスターが秘密裏に戦力を蓄える事を見破っていたので、少々強引な事を言い追い詰めることにしたのであった。
 そして、油断をして帰る所を襲わせることにしたのである。それにまんまと引っかかった、ダンジョンマスターは火属性の最強攻撃魔法と言われる禁呪に近い魔法をぶち込んできたのだった。
 そのことを読んでいた、ケンジは※③【マジックリフレクト】をみんなに付与を事前に掛けていたのである。

 目の前が光り輝き、ギル達は何が起こったのかわからず、呆然と突っ立っていただけで、動く事はもちろん声さえでなかった。

 ダンジョンマスターは、鏡の様に綺麗な魔法を見て、汗が流れるのだった。

「なぜ・・・わかったのだぁ~~~~~!」

 炎の渦に消え去りながら、ダンジョンマスターは塵となり、この世から消滅してしまったのである。



 そして、ダンジョンマスターの部屋には、大きな水晶だけが残っていたのだった。

「ケンちゃん!いつからわかっていたのよ!」

 正気に戻った、マイが大きな声でケンジに詰め寄って来たのだ。その声にギル達もまた同じように、文句を言ってきたのである。

「そうですよ!主は、最初からダンジョンマスターを討伐する気でいたのでしょう?」

「みんな、落ち着けって!」

「落ち着けるわけないじゃない!」
「「「そうですよ!」」」「あたし達までだますなんてひどいです!」

「いやいや・・・最初は、本当に見逃すつもりだったんだ。だけどあいつ巧妙に嘘と本当の事を絶妙に説明してて、どういうやつか見抜くのに時間がかかってたんだよ。」

「で、どういうやつだったんですか?」

「人間社会に、復讐をもくろむ、魔王のような奴だと、判断できたんだよ。多分、見逃していたら力をつけて、スタンピードを起こすつもりだったみたいだ。」

「やっぱ!俺は最初から、胡散臭いやつだと思っていたんだ!」

「だけど、胡散臭いだけで殺したらまずいだろ?ちがうか?」

「まあ、そうなんだけどよ・・・最初からダンジョンマスターとかボスを討伐しにきたんだろ?」

「それはそうだが、魔物の様に有無も言わさず襲ってくる魔物じゃないんだ。会話ができる奴なら、最初は会話を試みないといけないだろ?」

「だけど、ケンちゃん相手はダンジョンマスターだったんだよ!」

「うん。だからなんだよ?」

「魔王みたいな、存在だと伝承に残っているんだからさ。そんな会話なんていらないんじゃないの!」

「それは違うだろ!マイは自分の知っている知識だけで善悪を決めるのか?自分と違うからこいつは悪と決めつけたら問題だぞ。」

「それは、そうだけどさ・・・あたし達はケンちゃんのやり方に不満があるのよ!あたし達までだまさなくてもいいじゃない!」

「まあ、それは悪かったとは思うけど、こういうときって騙すならまず味方からっていうじゃん!」

「「「「「なっ!なんですかそれは!」」」」」

 ガイアースでは、この言葉がなかったので、ギル達が憤慨したのだった。

「味方から騙すってどういうことですか!主、そんなに私達が頼りないっていうのですか?」

「いやいやいや・・・・違うって!これも兵法の一つだよ。源にダンジョンマスターは、俺に見事にまで引っかかっただろ?」

「それはそうかもしれませんが・・・」

「ケンちゃん!言っている意味は分かるけど納得できない!」

「「「そうですよ!」」」「納得がいかないのです!」

「じゃあ、どうしたらいいんだよ!ダンジョンマスターはもう討伐されただぞ。」

「お詫びに、みんなに何かちょうだい!だったら許してあげる!」

「・・・・・・」

「何か文句あるの?」

 ケンジは、少し考えてみんなのジト目を、見ながら折れるのだった。

「ちぇっ・・・わかったよ!」

 その言葉に、マイ達は歓声を上げて喜ぶのだった。

*-----*-----*-----*-----*

 やっと、超級ダンジョンの一つを攻略できることが出来ました。
長かったです・・・話を考えるのがこんなにも難しいとは・・・
 他の著者の方には本当に脱帽です。(*´Д`)
自分も他の作品に負けないようにこれからも頑張っていきたいです。
 これからも、どうぞ応援の程よろしくお願いします。
いつもこの作品を読んでくれている方々には本当に感謝してます。
本当にありがとうございます<m(__)m>

 
 この話で出てくる魔法一覧

※①【ファイヤートルネード】
火属性魔法    10階位
消費MP     80
詠唱速度     85秒(詠唱スキルが無い場合)
効果時間     一瞬
効果対象     一人×レベル
効果範囲     レベル×1m
必要秘薬     虹パール25個

備考欄
 火属性魔法の、最高位魔法で禁呪に近い魔法で、辺り一帯灼熱地獄にし
複数人に打ち込む魔法。
 当たった瞬間、地獄の業火で塵の一つも残さず燃やし尽くす魔法。
 一撃必殺の攻撃魔法である。半径1m×レベル(任意に調節可能)の範囲内に
いる対象全てにダメージはレベル×100
 大魔道師の職業レベル200・パッシブスキル魔法120.00で使うこと
が可能。

※話の中の、ダンジョンマスターはコアからスクロールを出し、ダイレクト
スペルで唱えている為、使えています。

※②【ジャッジメント】
聖属性魔法    8階位
消費MP     40
詠唱速度     4.5秒(詠唱スキルが無い場合)
効果時間     レベル×1時間
効果対象     一人
効果範囲     なし
必要秘薬     紫水晶・マンドラゴラの根・魔水の苔 各10個 
備考欄
 この魔法を、掛ける事で対象は他人の言っていることが、嘘か正しいか
わかるようになる。嘘発見器みたいな魔法である。
 階位が高いのは、他人の心を読む様なもので、難しくその信頼度を100%
を誇る難しい魔法だからである。
 魔道師レベル100、魔法スキル120.00で使用可能

※③【マジックリフレクト】
光属性魔法     6階位
消費MP      45
詠唱速度      60秒(詠唱スキルが無い場合)
効果時間      レベル×1分
効果対象      一人
効果範囲      なし
必要秘薬      紫水晶・高麗人参・ケサランパサラン各10個
備考欄
 光属性魔法で、魔法を全て反射する魔法。この魔法を掛けているだけで
魔法攻撃は全く効かなくなるのだが、
回復魔法まで跳ね返す為使いどころが難しいのである。自己的に回復する
ような、人物だと大変有効な魔法である。
魔道士職業レベル65魔法スキル100.00で使用可能。

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